« 濃厚な時間(7) | トップページ | 夫婦仲良く、隣の駅で折り返した »

2013.06.28

映画『東京家族』

濃厚な時間(7)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。私は旅行に出掛けると、その土地で使われている交通系ICカードを購入するのを楽しみにしているのですが、私の職場には、交通系ICカードを一枚も持っていない方がいらっしゃいました。その方が、この度、出張に出掛けることになり、手持ちの法人カードとJR線の交通系ICカードを組み合わせて清算に使用したいと言っていました。しかし、その方はJR線の沿線に住んでいるわけではないので、JR線の交通系ICカードを購入するにも、わざわざJR線の駅まで出掛けて行かなければならないとのことでした。そこで、私が仕事帰りに交通系ICカードを購入してあげることになりました。交通系ICカードは、自動販売機で簡単に購入できるので、購入する手間はほとんどかかりませんでした。それにしても、これほど多くの交通系ICカードが出回っている時代だというのに、関西圏に住んでいながら、まだ一枚も持っていない方がいらっしゃることに驚きを覚えました。

 本作を鑑賞したのは、一月十九日のことである。本作もまた、TOHOシネマズの1ヶ月フリーパスを活用して鑑賞した作品の一つである。TOHOシネマズで鑑賞した作品ではあるのだが、この手の作品は、ミニシアター系映画館で上映されてもおかしくない作品である。そう、作品の流れが静かなのだ。

 私は良く知らないのだが、本作は、本作でメガホンを取った山田洋次監督から、巨匠・小津安二郎監督の映画『東京物語』へのオマージュであると言われている。

 劇場で予告編を観たときに、母親が亡くなってしまう作品は、今の私には衝撃が強過ぎるのではないかと思っていた。というのも、母親が突然死してしまう物語だからだ。それは、家族にとってはまったく予測だにしない出来事だった。私は、少しずつ身体がむしばまれて行く病気で亡くなってしまうよりも、突然死のほうが、家族がその死を受け入れるのに時間が掛かってしまうのではないかと感じた。ただ、本作に登場する家族たちは、母親の死から自立していると感じた。

 本作に描かれているのは、それぞれ形は違っても、誰でもいつかは経験する出来事である。両親は次第に年老いて行くものの、両親から自立した子供たちは自分の新しい家庭や環境を守ることに必死である。両親は田舎に住んでいるが、子供たちは都会に住んでいる。いつの間にか、両親と子供たちの間tにギャップが生まれてしまったとしても、おかしくはないだろう。

 物語は、都会に住む子供たちのもとへ、田舎から年老いた両親が訪ねて来ることから始まる。子供たちとは、都会で一戸建てを構える医師の長男、アルバイトで生計を立てている一人暮らしの次男、パーマ屋を営む長女である。都会に構えた家は、田舎と比べるとずいぶん手狭であるようだ。その狭さから、迷惑とまでは言わないまでも、互いに気を遣い合っているのがわかる。

 そのためか、両親と子供たちとの関係性に、どことなく距離感を感じてしまうのだが、世代や住む場所の違いをものともせずに、ひょっとすると実の娘よりも母親と心を近づける女性がいる。次男の昌次の恋人である間宮紀子である。後半になると、彼女の存在は格別に大きくなる。昌次は、紀子を母親に引き合わせたことで、母親を安心させることができたと言っても過言ではないだろう。

 あまりにもありがちな光景だけに、どのシーンも極端な描写ではなく、当然の出来事としてとらえることができた。おそらく、世間に対して、何か問題を訴えかけるような作品ではないのだろう。ただ、スクリーンの前で起こっている出来事を、ありのままに受け止めるだけで良い作品だったのではないだろうか。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 田舎から両親が上京して来ても、家が狭かったり、他の行事と重なっていたりと、両手放しで両親を迎え入れられる状況ではなかったりします。そのあたりの設定が、実にありがちで、自然に受け入れることができました。

人気blogランキングには、もともとブログの書籍化を夢見て参加させていただきました。まだまだほど遠いですが、私の夢を応援してくださると、大変うれしく思います。
↓↓↓↓↓↓

哲学・思想[人気blogランキング]に

|

« 濃厚な時間(7) | トップページ | 夫婦仲良く、隣の駅で折り返した »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/18521/57686898

この記事へのトラックバック一覧です: 映画『東京家族』:

« 濃厚な時間(7) | トップページ | 夫婦仲良く、隣の駅で折り返した »