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2013.05.23

映画『思秋期』

こんなこともあるなんての記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。これからの週末は、できるだけ愛媛に帰りたいので、平日にホットヨガのレッスンを受けようと思っていたのですが、毎朝五時起きだとなかなか厳しいですね。二十二時半頃に就寝するのがベストだとは思うのですが、ついつい遅くまで起きてしまい、いつも寝不足に陥ってしまいます。

 本作を鑑賞したのは、十二月七日のことである。イギリス英語が耳に心地良いイギリス映画である。本作でメガホンを取っているのは、俳優のパディ・コンシダインだそうだが、私は彼を知らない。

 予告編は、激しい怒りを抱えた孤独な男がお店のガラスを割るシーンから始まる。彼の名前はジョセフ。彼は現在、失業中で、お酒に酔うと、周囲の人たちとトラブルを起こしてしまう。

 そんな彼が、ある日、チャリティー・ショップに逃げ込み、そこの女性店員ハンナと知り合いになる。一見、他者にも愛を与えることのできる精神的余裕のありそうなハンナだが、実は彼女もまた、人には言えない秘密を抱えていた。

 失業中のジョセフと、夫と二人で優雅な生活を送っているかのように見えるハンナは、ある意味、対照的である。ジョセフは、怒りの感情を外に出すことができるために、時には他者を傷つけてしまう。一方、ハンナは、問題を抱えていても、一見すると普通に見えてしまう。しかし、本当の彼女は、人から傷つけられることに受け身でいるのだ。当然、傷つけられることに対し、平気でいられるはずはないので、心の奥底ではずいぶんネガティヴな感情が渦巻いているようだ。

 そんな対照的な二人が歩み寄ったり、時には距離を取ったりしながら、互いに大切な存在へと成長して行く過程が描かれている。

 ハンナの夫を演じているエディ・マーサンは、イギリス映画に良く登場する俳優さんである。時には刑事の役を演じたり、また、悪役を演じたりすることもあるのだが、今回は冷酷な夫の役を演じている。こういう人は、一見、人当たりは良いのだろうが、本当に愛しているのは妻ではなく、自分自身であるということが、手に取るようにわかってしまう。そういう意味で、こんな嫌な役を演じ切ったエディ・マーサンは、すごい役者さんだと思うのだ。

 物語の前半と後半で、ジョセフとハンナに対する見方はすっかり逆転してしまったと言っても過言ではない。そういう意味においても、変化して行くプロセスを見逃せない。人間描写がとても興味深く、良い作品だったと思う。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 人間の持つ表と裏について考えさせられる作品でした。ジョセフのように生きるか、ハンナのように生きるかと問われれば、私はジョセフのように生きると答えると思います。

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