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2013.03.25

ファースト・イレッサ(25)

映画『クラウド アトラス』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。土曜日に実家のすぐ近くのホテルに泊まり、両親に会って来ました。母は最初のうち、あまり調子が良くないと言っていたのですが、私たちが帰省すると、あれやこれやと世話を焼いてくれました。こういうことがあるから、私たちが帰省すると母に無理をさせてしまうのではないかと、いつも葛藤してしまいますね。それでも、私が驚くほど活発に動き回っていたので、私たちが帰省したことで元気になったのかもしれません。今頃、疲れが出ていないことを祈ります。それでは、ファースト・イレッサ(24)の続きを書かせていただきます。二〇一一年十月頃の出来事であります。

 この頃、実家の庭にある木にキノコが生えたそうだ。一体何のキノコなのかわからないので、決して食べたりしないように両親に言っておいた。もちろん父も母も、最初から食べるつもりはなかったようだ。

 しばらくして、庭に生えたキノコの写真を父がメールに添付して送ってくれた。送られて来た画像を頼りにインターネットを検索してみたところ、どうやらヒラタケのようである。私がヒラタケだと言うと、両親もいろいろ調べて、そのキノコがヒラタケであるという結論に達したようだった。何はともあれ、毒キノコではなさそうなので良かった。

 また、この頃、命の大切さを改めて認識するような出来事が起こった。というのも、二〇〇九年の春頃に、自宅の最寄駅前で路線バスに轢かれて亡くなられた方がいらっしゃるのだが、その事故現場には、いつ見ても花が添えられているのだ。その花は、この記事を書いている二〇一三年三月になっても絶やされることがない。

 私は、その事故現場に花を添えているのは一体誰なのだろうといつも気になっていた。そして、あるとき、両手を合わせながら事故現場に花を添えている三十代くらいの男性を見掛けたのだ。おそらくだが、事故で亡くなられたのは、その男性の近親者か配偶者だったのかもしれない。

 母は、事故を目撃した人が事故現場に花を添えることもあるが、二年もの間、花を絶やすことなく供え続けているというのは、きっと深い愛情で結ばれた人が亡くなったのだろうと言った。

 ところで、十月の半ばともなると、寒がりの母にとっては寒さを感じる季節になった。そのため、母は既に電気毛布を使用していた。母は、電気毛布を使うのと、使い捨てカイロを身体に貼り付けるのと、どちらが経済的かを考えていたようだ。私は、
「電気毛布は、電磁波があるけん、いかんのよ(電気毛布は、電磁波があるから、いけないのよ)」
と伊予弁で言った。母はそのことを知ってはいるようだったが、
「もう、これで慣れとるけん(もう、これで慣れているから)」
と伊予弁で返して来た。

 母は、使い捨てカイロのほうが外へ出ても暖かいので重宝しているようだった。しかし、下着の上にカイロを貼っていると、レントゲン撮影のときに下着を脱がなければならないので面倒だとも言っていた。母のかかりつけの医師が母の肺がんを最初に見付けてくださったときに、レントゲンに何か写っているのをご覧になり、母に、
「カイロを貼っていませんか?」
と確認してくださったそうだ。しかし、そのとき母は、カイロを貼っていたわけではなかったのだ。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 今でもその交通事故現場には花が絶やされることなく添えられています。亡くなられた方のことをずっと大切に想っているのでしょうね。ちょっとやそっとの愛情ではできないことだと思います。

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