ファースト・イレッサ(14)
※ツインソウルを表す「瞬間」についての記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。本格的な寒さがやって来ましたね。これまで、帰宅して寝室に入ると、暑くて半袖Tシャツを脱いでいたのですが、帰宅しても半袖Tシャツを脱がなくて良くなりました。(苦笑)室内で半袖Tシャツ一枚で過ごすことを考えれば、私には今がちょうど良い季節だと思います。ただ、仕事帰りはさすがに半袖ジャケットでは寒くなりましたね。それでは、ファースト・イレッサ(13)の続きを書かせていただきます。今回、書かせていただくのは、去年の八月の終わりから九月頃のことです。
母と電話で話をしているときに、母のお友達のお知り合いの方が、乳がんでイレッサを服用しているという話を聞いた。何とその方は、イレッサローテーションを組んで、八年もの間、イレッサが効き続けているのだそうだ。イレッサローテーションとは、イレッサが効かなくなると他の抗がん剤に切り替えて、その抗がん剤が効かなくなると再びイレッサに戻すという方法である。イレッサ以外の抗がん剤は、一度効かなくなると、もう二度と効かなくなってしまうのだが、イレッサはしばらく間を置くと、再び効くようになると言われている。そうして八年もの間、イレッサが効き続けているとのことだった。こういう話を聞くと、希望がわいて来る。
母と電話でその話をしているときに、母が途中で咳をした。母に肺がんが見付かった頃は確かに良く咳をしていたのだが、イレッサを服用し始めてからは、咳が止まっていたはずだった。しかし、また咳をしたということは、イレッサがちゃんと効いているのか不安になってしまったわけである。
そんな私の過剰な反応に対し、母は、仰向けに寝ている状態で電話をしているので、唾液が絡んだだけだと言って笑った。母の咳に対して私があまりにも過剰に反応するので、
「咳もできん(咳もできない)」
と言って笑っていた。
母との電話を切った私は、イレッサが八年も効いている人がいるという話をガンモにメールで送った。いや、正確にはガンモにメールを送ったつもりでいたのだが、ガンモに送ったはずのそのメールは、間違って母に送信してしまっていたようだ。母は私がガンモに宛てたそのメールを読み、
「ガンモに送ったのならまあいいか」
と思ってくれたらしい。
母のと会話の中で、九月の連休に帰省すると言うと、母の時間が一瞬だけ止まった。私たちが帰省するのは迷惑なのだろうかと思い、後日、母に確認してみたところ、私たちが帰省すると、台所の洗いものが増えると思い、一瞬、言葉が止まってしまったのだそうだ。
とは言え、その後、母は、
「ガンモは海老が好物やけん(好物だから)」
などと言って、海老を安く買って来ては冷凍保存してくれたりした。何だかんだ言いながらも、私たちが帰省する準備を着実に整えていてくれたことが妙におかしくもあった。
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