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2012.10.28

映画『はやぶさ 遥かなる帰還』

ガンまる、竜宮丸に乗るの記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 車山高原からの帰りは大雨に降られてしまいましたが、無事に帰宅しました。長野県の山は、紅葉がとてもきれいでした。母がテレビで聞きつけたと言って教えてくれたのですが、今年は急な気温の変化の関係で、十年に一度の美しい紅葉らしいですね。自家用車を降りて、美しい紅葉に見入っている人たちの姿が数多く見受けられました。

 本作を鑑賞したのは、二月十八日のことである。職場の売店で本作の格安の前売券が売られていたので、それを購入しての鑑賞となった。惑星探査機「はやぶさ」の映画が立て続けに三本公開されたが、公開された順番で言えば、本作は映画『はやぶさ/HAYABUSA』に続いて二本目の作品に当たる。私は三本とも鑑賞しているのだが、三本の中でも本作は、最も技術者寄りの作品と言える。そのため、技術的な背景を理解していないと、少々わかりにくい構成かもしれない。

 本作は、渡辺謙さん演じるはやぶさプロジェクトのマネージャーである山口教授にスポットを当てている。

 小惑星「イトカワ」から岩石のサンプルを持ち帰るという目的で打ち上げられたはやぶさだったが、タッチ・ダウンには成功したものの、化学エンジンのトラブルや制御不能などのトラブルに見舞われ、はやぶさプロジェクトに参加しているメンバーたちは頭を悩ませてしまう。そんな状況の中で、何が一番大切であるかを見極めながら、大事な決断を下して行き、結果的にそれが吉と出たという物語だ。

 やはり私自身が技術者の端くれだからだろうか。はやぶさにトラブルが発生したときの技術者たちのもやもやした気持ちが良くわかる。制作・研究に関わった技術者から見れば、はやぶさがかわいい。だから、はやぶさにはできるだけ無理をさせたくない。しかし、制作・研究に関わっていない人から見れば、はやぶさは、本来の目的を達成してこそ高い評価の対象となる。そこには、「例えはやぶさが力尽きてしまおうとも」という前提が隠されている。このような状況下において、一体何を優先させるかではやぶさプロジェクトのメンバーたちが熱く意見を交わしている姿を見ていると、やはり技術者の肩を持ちたくなってしまった。

 結果だけを見れば、はやぶさプロジェクトは成功したプロジェクトなのだと思う。しかし、最初から結果だけを重視してしまい、人間としての大切な心を忘れてしまってはいけないと思う。はやぶさの物語が感動的なのは、そこに、一見失敗と思えるようなトラブルがいくつも重なっているからだと思う。最初から最後まで何のトラブルもなく、とんとん拍子で帰還していたならば、日本中の人たちがこれほどまでの感動に包まれることもなかったと思うのだ。

 だから、今、苦しい想いをしている人も、そこがゴールではないのかもしれない。一見、トラブルが発生しているように見えていたとしても、その物語には、今よりももっと感動的な結末が用意されているかもしれないのだ。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m こういう作品を鑑賞すると、どうしても技術者としての立場に寄り添いたくなってしまいますね。実際に開発に関わっていない人たちは、理想論を押し付けて来ますので、良く喧嘩になりますね。(苦笑)

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