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2012.10.16

映画『ダーク・フェアリー』

ファースト・イレッサ(13)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 台風が接近しているようですね。今年も台風の当たり年なのでしょうか。できれば週末に当たって欲しくないと思いながらも、仕事のある平日に当たってしまい、通勤が大変になってしまうのも嫌だなあと思い直しました。 

 本作を鑑賞したのは、一月二十八日のことである。普段は、スリラーものなどほとんど鑑賞しないのだが、映画『パンズ・ラビリンス』のギレルモ・デル・トロが脚本と制作を担当されたというので鑑賞することにした。

 両親の離婚によって心を閉ざしてしまった少女サリーは、しばらく母親に育てられていたのだが、やがて建築家で父親のアレックス・ハーストに引き取られ、田舎の屋敷で父親と一緒に暮らし始める。アレックスにはインテリア・デザイナーのキムという新しい恋人がいて、アレックスと一緒に屋敷を修復しながら、その屋敷に住んでいた。サリーは、両親の離婚に加え、父親には既に新しい恋人がいるという状況に戸惑い、なかなか心を開こうとはしなかった。そんなとき、サリーは部屋の通風孔から何者かに話し掛けられていると感じるようになる。そして、地下室に封印された小さな扉を見付けるのだった。

 欧米には、「トゥースフェアリー」という子供の歯を食べる邪悪な歯の妖精の伝説があるらしい。本作は、その「トゥースフェアリー」をモチーフに制作されたテレビ映画『地下室の魔物』をリメイクしたものだそうだ。

 もともと彼らが住み始めた屋敷は、動物画家だった家主が失踪してしまったといういわくつきの物件だった。物語が進んで行くにつれて、家主の失踪の謎も明るみになって行く。

 心を閉ざしたサリーと仲良くなろうと、アレックスの恋人キムがサリーにぬいぐるみをプレゼントするのだが、「物」だけでは決してサリーと仲良くなれないことが良くわかる。しかし、彼女は後半、サリーに対してものすごい母性を発揮するのだ。その母性に触れることができて初めて、サリーはキムに対して心を開き始めるというのに、結末が何ともしっくり来ない。まるでアメリカ映画みたいな終わり方だ。何故、あんなにもあっさりと諦めてしまえるのだろうか。あまりにも恐ろしい体験を前にして、恐怖体験から解放されたあとの感情描写が実にお粗末である。

 そういう意味では、やはり映画『パンズ・ラビリンス』のほうが断然、見応えがある。映画『パンズ・ラビリンス』では、主人公にとって、ダークな世界が逃げ場だった。しかし、本作では違う。逃げ場というよりも、むしろ引き込まれたくない世界だ。同じダークな世界が描かれていても、前者は主人公がダークな世界を受け入れているから美しいのであり、本作の場合は、所詮、登場人物たちがダークな世界を求めようとはしていないので、美しくないのかもしれない。ダーク・ファンタジーという宣伝文句を見て、映画『パンズ・ラビリンス』のような世界が描写されているものだと思い込み、公開を楽しみにして鑑賞したのだが、描写されている世界が少し違っていたようだ。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 主人公がダークな世界に引き込まれていると、鑑賞する側もどんどn引き込まれて行くものなのですね。映画『パンズ・ラビリンス』はまさしくそんな作品でした。しかし、本作におけるダークな世界は恐怖です。だから、ダーク・ファンタジーという宣伝文句は適切でないように思いますね。

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