« ホットヨガ(三〇九回目) | トップページ | ホットヨガ(三一〇回目) »

2012.10.09

映画『サラの鍵』

ホットヨガ(三〇九回目)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。昨日の記事の冒頭に、そろそろムートンブーツを履き始めようかと書きました。通勤の途中に、他の人たちの履いている靴をさりげなく観察してみたのですが、ムートンブーツを履いている人はほとんど見掛けませんね。まだ時期が早いのかもしれません。下は暖かいムートンブーツで、上は涼しい半袖Tシャツ一枚というのは、アンバランスでしょうか。

 本作を鑑賞したのは、一月二十一日のことである。本作もまた、劇場で何度も何度も予告編を目にした作品である。

 実は、本作の鑑賞の前に、映画『黄色い星の子供たち』も鑑賞している。どちらも、フランス政府によって行われたユダヤ人一斉検挙「ヴェル・ディヴ事件」から端を発した作品である。

 「ヴェル・ディヴ事件」でユダヤ人が一斉に検挙されたとき、少女サラは弟を守りたい一心で、弟を納戸に隠して鍵を掛けた。あろうことか、サラはその鍵を持ったまま収容所に送られることになったのだが、途中でその鍵をなくしてしまう。一人で納戸に残った弟はどうなってしまうのか。

 実は、本作の主人公は、サラでも弟でもない。現代のパリで生活するアメリカ人女性記者ジュリアである。彼女は取材で「ヴェル・ディヴ事件」の実状を知り、衝撃を受ける。折しも、彼女が住んでいるアパートは、夫が祖父母から譲り受けたアパートで、かつてはそこにユダヤ人も住んでいたという。そこにサラの人生が繋がって行くのだ。やがてジュリアは、サラと弟の行方を追って行く。

 スクリーンには、ジュリアのいる現代のフランスとサラの過ごした一九四〇年代が交互に映し出される。パリに住んでいても、このような史実があったことを素通りしてしまう人もいれば、ジュリアのように立ち止まって、過去を探求しようと試みる人もいる。

 ユダヤ人が捕らえられ、収容所に送られるという作品は、他にいくつも鑑賞して来たが、作品の中に現代人を登場させたのは、まったく新しい発想だと思う。

 登場人物が多く、ぼやっとしているとあらすじを追えなくなってしまうのだが、収容所から逃げ出したというサラの無事を祈りながら、サラの行方を追って行く現代のジュリアが、どれほどこの事件に没頭していたかが良くわかる。そして、結末がハッピーエンドではないだけに、心に深く残るのだ。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m ヨーロッパの古いアパートは、部屋がたくさんあって憧れます。昔、自分の住んでいた場所にユダヤ人が住んでいて、「ヴェル・ディヴ事件」で一斉検挙されてしまったとわかれば、ジュリアの心が揺れ動くのも当然のことでしょう。何とかサラに無事でいて欲しいと願いたい気持ちもわかりますね。

人気blogランキングには、もともとブログの書籍化を夢見て参加させていただきました。まだまだほど遠いですが、私の夢を応援してくださると、大変うれしく思います。
↓↓↓↓↓↓

哲学・思想[人気blogランキング]に

|

« ホットヨガ(三〇九回目) | トップページ | ホットヨガ(三一〇回目) »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/18521/55855924

この記事へのトラックバック一覧です: 映画『サラの鍵』:

« ホットヨガ(三〇九回目) | トップページ | ホットヨガ(三一〇回目) »