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2012.10.07

互いに切磋琢磨し合う同志たち

映画『鍵泥棒のメソッド』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 冷え取り健康法のために靴下を重ね履きしていると、靴選びがとても難しくなるという記事を以前にも書かせていただいたように、私は今、足先のゆったりとしたウォーキングシューズを意識して探しています。しかし、靴屋さんに出向いても、インターネットで探しても、なかなか見付かりません。そろそろ時期的にもムートンブーツの季節になって来ましたので、秋から冬にかけては足先のゆったりしているムートンブーツを履こうかと思っています。足先のゆったりとしたウォーキングシューズは、来年の春までにゆっくり探そうと思います。

 今から一週間ほど前のことである。ホットヨガの梅田店のスタジオでレッスンを受けたあと、いつもの私のお気に入りのお店でガンモと落ち合って昼食をとった。せっかく大阪まで来たので、ガンモにこれからどこに行きたいか尋ねてみると、ガンモは、
「ここに行きたい」
と言って、インターネットのホームページから印刷した一枚の紙を私に差し出した。そこには、「天満天神繁昌亭」と書かれてあった。場所を確認してみると、ホットヨガの南森町店のスタジオのすぐ近くである。私は、
「何だ、最初からここに行きたいとわかっていれば、梅田店のスタジオじゃなく、南森町店のスタジオでホットヨガのレッスンを受けたのに」
と言った。

 天満天神繁昌亭は、寄席を鑑賞することのできる小屋である。関西に住んでいるというのに、私はあまり関西の文化に触れてはいない。どこかの花月劇場に足を運んだのは、中学生時代の修学旅行のことなので、もはや三十年以上も前のことになる。

 一方、ガンモはというと、学生時代に落語研究会に所属していた。会長を務めていたとかで、落語繋がりで、同じ香川県出身のウッチャンナンチャンのナンチャンと連絡を取り合っていたこともあったそうだ。

 さて、前売券を購入していなかったので、少し早めに天満天神繁昌亭に足を運んでみると、既に何人かの人たちが入口付近で当日券の発売を待っていた。運良く、私たちも当日券を購入することができて、入場できることになった。ちなみに、今回の入場料金はニ千五百円で、予め当日券を購入しておけば、二千円だった。

天満天神繁昌亭の入口付近

 開演時間は十九時だった。十八時半前になると入場が始まったので、私たちも中に入った。

十八時半前から入場が開始された

 私たちの席は二階席だった。座席前はひどく狭く、ホットヨガの大荷物を抱えていた私は、座席前に荷物を持ち込むことができず、通路側に座ったガンモに荷物を預けて、通路に置かせてもらった。列の中ほどに座っている人が席を立って通路に出て行くには、その列に座っているすべての人が立たなければならないため、いったん着席したあと、開演前にトイレに行っておきたい人などは、周りの人たちに、
「すみません、すみません」
と謝りながら席を立ってもらっていた。私たちの列の中ほどに座っていた人たちも、席を立って開演前に戻って来るというので、私たちが席を立って、道を開けてあげた。しかし、その人たちが戻って来られたときも、立ち上がって席を開けてあげなければならないため、私たちは別の場所に立って待機していた。

私たちの席は二階席だった。写真は、二階席から幕の下りた舞台を見下ろしたところ

天井にはたくさんの提灯が飾られていた

 十九時に開演すると、落語家たちが次々に三人ほど落語を披露してくれた。私は良く知らなかったのだが、テレビにも出演されている方たちのようだ。若手もいれば、ベテランさんもいらっしゃる。笑える落語もあれば、あまり笑えない落語もあった。

 幕間というのだろうか。途中でいったん休憩が入った。そのときも、列の中ほどの人たちが席を立ったので、私たちも立ち上がって場所をお譲りした。何とも忙しい場所である。

 後半は、女性の落語家のネタが披露されたあと、「笑点」でお馴染みの大喜利(おおぎり)が行われた。進行役の落語家が一人と回答役の落語家が四人出演されていた。いつもは進行役の落語家が今回は回答役に回っているとかで、進行役のほうが楽ちんだとおっしゃっていた。

 大喜利はかなりの盛り上がりを見せて、名作に一文字だけ加えて間抜けなタイトルに変えるというお題目などで盛り上がった。例えば、「ローマの休日」→「ローマの定休日」などである。大喜利は、台本通りに行われる落語と違ってその場のアドリブで回答されるため、落語家たちにとっては、落語家としての実力が問われる緊張した時間でもあるようだ。

 それでも私は、この大喜利のシーンを見たときに、所属や経験年数が異なっていたとしても、同じ目的を持って集まった仲間たち同士がとても仲がいいことがうらやましくもあった。この方たちは、落語家を目指して修行を積みながら、縦と横の繋がりを深めて行った貴重な仲間たちなのだ。

 私は、今の自分の状況を振り返った。恥ずかしながら、私は今の仕事で良い仲間に巡り合えているわけではない。残念ながら、趣味の世界においても、それは実現されていない。若い頃、中原中也の生き様を描いたテレビドラマを観たときに、中原中也が同じ志を持ったたくさんの仲間たちに巡り合い、互いに切磋琢磨しながら成長して行く姿をとてもうらやましく思った。私は、大喜利のシーンで見た落語家同士の縦と横の繋がりを、中原中也のドラマで見た文豪仲間たちが切磋琢磨するシーンと重ね、私自身がまだこうした仲間に出会っていないことを嘆いた。互いに切磋琢磨する仲間たちに出会えていないということは、私自身が本当に好きなことを実践できていないということに気付いてしまったのだ。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 落語家は縦社会だと女性の落語家の方がおっしゃっていました。上からの命令は絶対的なもので、宴会などに呼ばれてご馳走になるときも、食べ物を残してはいけないのだそうです。また、師匠からお酒を勧められると断れないのだとか。何とも厳しい社会でありますね。それでも、そうした社会で培われた縦と横の繋がりが、私にはとてもうらやましく思えたのでした。

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