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2012.10.05

完全燃焼して次なるステップ

ホットヨガ(三〇八回目)(後編)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 俳優の大滝秀治(おおたきひでじ)さんが肺扁平上皮がんのために亡くなられましたね。肺扁平上皮がんというと、母とまったく同じ病気です。八十七歳とご高齢だったので、治療法なども限られていたのかもしれませんが、ご自宅で静かに亡くなられたそうですね。大滝秀治さんの出演された作品は、いくつも鑑賞して来ました。中でも、「北の国から」での演技が一番印象に残っています。他にもたくさんの作品を遺してくれました。大滝秀治さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

 一ヶ月ほど前のことだろうか。派遣仲間から、今の職場での仕事を辞めて、新しい職場で働くことにしたという報告を受けた。彼女は、現在の派遣先に勤務して八年半とかなり長かった。かくいう私も、今の職場で十年半もお世話になっている。彼女も私も同じグループに所属し、息の長いプロジェクトに参加し続けて来た。世間の情勢は厳しいものの、これからもまだまだ働ける状況にあり、彼女自身、職場で気の合う仲間にも恵まれていたはずなのに、何故、自分から辞めたいと言い出したのか、私にはわからなかった。

 それからしばらくして、派遣先で彼女の送別会が開催されるというので、参加した。勤続年数が長かったこともあり、彼女の直属の上司はもちろんのこと、同じグループのメンバー、同じグループではないが、彼女と交流のあった人たち、上司のまた上司や、更にその上司、そして部長までが彼女の送別会に参加してくれた。

 彼女に対する職場の人たちの評価はとても高く、みんなが口を揃えて、
「本当に良くやってくれた」
と彼女を誉めていた。私から見ても、彼女は本当に良く頑張っていたと思う。だからこそ、派遣先の企業としても、彼女が今の職場を去ることは大きな打撃だったに違いなかった。

 私は、送別されている彼女に対するいくつもの賞賛に耳を傾けながら、自分自身の仕事の態度を反省した。自分の持っている力を百だとして、私は一体いくらくらいの力を今の仕事に注ぎ込んで来たのだろうと思ったのだ。彼女が百だとすると、私は六十くらいしか注ぎ込んではいないのではないかと思った。

 彼女の最終勤務の日、彼女にお疲れさまを言って彼女と別れたあと、帰りの電車の中で彼女にメールを送った。そのメールには、長い間、本当にお疲れさまという言葉とともに、先日の送別会でみんなが彼女のことを誉め称(たた)えていたことなどを取り上げて、彼女が本当に良く頑張ったからこそ、あれだけの高い評価が得られたのだと思うとも書いた。

 彼女からは、その日のうちにメールの返事が届いた。そのメールには、職場で働いていた八年半の間、とても充実していたので、自分なりに新たな挑戦をしてみたくなったと書かれてあった。そして、職場のみんなには感謝してもし切れないとも書かれてあった。 

 私はそのメールを読んで、こんな仕事の辞め方もあるのかと驚いてしまった。私は、いつも自分の環境が心地良くなくて、不平ばかり言っている。だから、仕事の環境よりもむしろ、仕事以外のことで満足感を得ようとして来た。しかし彼女は、一年のうち、非常に多くの時間を費やすはずの職場生活が充実していたというのだ。そして、彼女なりに本当に一生懸命頑張って完全燃焼したために、次なる目標を定めたのだ。

 いろいろな仕事の辞め方があるとは思うのだが、彼女のような仕事の辞め方を選択した人は、かつて私の周りにはいなかった。私自身も、いつかは今の職場を去ることになると思うのだが、自分なりに満足した状態で去ることができるよう、彼女を見習いたいと思う。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 今の職場で、多くの派遣社員を見送って来ましたが、彼女のような辞め方をした派遣社員は初めてですね。私は彼女より勤続年数が長くても、彼女の残した功績には追いつけません。彼女は、そんな私に喝を入れてくれたのかもしれませんね。

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