映画『ALWAYS 三丁目の夕日'64』
※「学会で報告したい」の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 尼崎の事件は、本当に酷い事件ですね。我が家から尼崎までは、車で二十分くらいの距離です。それほど身近な場所で、あのような恐ろしい事件が起こっていたというのは身震いがしますし、犯人に対しても激しい憤りを覚えてしまいます。どうして何年も事件にならずにいたのか、不思議でなりません。
本作を鑑賞したのは、一月二十八日のことである。こうしてレビューを書くことになるまで、本作を鑑賞したことをすっかり忘れてしまっていた。このシリーズの作品は、すべてガンモと一緒に劇場で鑑賞している。本作から3D公開となったのだが、3Dで鑑賞したかどうかまでは覚えていない。
本作は、東京オリンピックが時代背景としてある。ちょうどその頃に、小説家の茶川の妻ヒロミは出産を控えていた。もうすぐ父親になるというのに、茶川には強力なライバルが現れ、プレッシャーからか、茶川はスランプに陥ってしまう。一方、鈴木オートで働く六子には好きな人ができる。相手は医師の菊池である。しかし、菊池にはよからぬ噂が流れていた。
同じキャストで構成された作品を鑑賞するのは、なかなか面白いものである。月日の経過とともに、役を演じる役者さんたちも変化しているからだ。ヒロミ役の小雪さんは、この頃、実際に妊娠していたのではないかと思う。
とは言え、私自身がこのシリーズをずっと鑑賞して来たからだろうか。客観的な立場から鑑賞するようになったせいもあるかもしれないが、演技が過剰に感じられるシーンもいくつかあった。もしかすると、本作に登場する人たちは、当時、本当に熱かったのかもしれない。だから、現代人の視点で見ると、どうしてあんなにも激しく怒ったり、落胆したりできるのだろうと、ちょっぴりうらやましく感じてしまうのだ。現代人は、感情表現が苦手になって来ている証拠である。昔は、あらゆる感情を抑えようとする時代だったが、今は感情を抑えなくとも、人々の感情の起伏が緩くなってしまっているような気がする。それだけ、人と人との関わりが希薄になっているのではないかとも思う。
いろいろな話が同時進行して行く中で、本作の目玉はやはり、六ちゃんの恋ではないだろうか。女性として、「あの人が好きだ」という本能的な気持ちと、周りからの噂とのギャップに苦しむ六ちゃんは、果たしてどのような選択をするのだろうか。
とにかく、昭和の時代を懐かしいと思っている人たちには愛される作品だと思う。
※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 薬師丸ひろ子さんも、すっかり奥さんの役が似合う年頃になりましたね。彼女にこうした役が似合うところからすると、彼女のプライベートでの前夫の玉置浩二さんとはまったく合わなかったのではないかという気がしますね。
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