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2012.09.24

映画『聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実-』

ファースト・イレッサ(11)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m ずいぶん秋らしくなりましたね。私は窓を開けて寝ていて、朝、起きると扇風機をぶんぶん回して涼を取るのですが、ガンモには寒いと言われてしまいます。こういう時期がやって来ると、ああ、秋の訪れだなあと実感しますね。

 本作を鑑賞したのは、一月六日のことである。実は、お気付きの方がいらっしゃるかもしれないが、私は戦争映画があまり好きではなく、できれば鑑賞したくないと思っている。そのため、本作についても、最初から積極的に鑑賞しようとは思っていなかったのだ。しかし、鑑賞したということは、おそらく上映時間と私自身のスケジュールがぴったり合致したのだろうと思う。

 実際、鑑賞してみて良かったと思った。というのも、これは単なる戦争映画ではなく、私の好きなヒューマンドラマだったからだ。

 日本人ならば、誰でも山本五十六という人の名前は聞いたことがあるだろう。何を隠そう、私は共通一次試験(現在のセンター試験の前身)で日本史を選択したにもかかわらず、日本や世界の歴史的事実にはめっぽう弱い。夏休みに出掛けたベルリンでも、もっと世界史を勉強しておけば博物館巡りでの理解が深まったのにと後悔しているくらいだ。

 本作を鑑賞したときも、歴史的事実を背景にした山本五十六を取り巻く人たちの名前が覚えられず、本作の半分くらいしか堪能できていないように思う。登場人物があまりにも多い作品は、物語の本筋を理解することを途中で諦めてしまうのだ。

 ただ一つわかったことは、山本五十六は、日独伊三国軍事同盟締結とアメリカとの開戦をずっと反対し続けていたということだ。私は、山本五十六という人を良く知らないが、役所広司さんが演じるそのキャラクターからも、彼の温かい人柄が伝わって来た。こういう人こそリーダーにふさわしい人だと思う。

 私が戦争映画を鑑賞したがらないのは、まずは上から抑え付ける思想に共感できないからだ。しかし、山本五十六という人は、人の上に立つ立場でありながらも、人間の心を持っていた。だから、多くの人たちに慕われたのだと思う。

 そんな彼が苦し紛れに選んだ真珠湾攻撃の作戦は、勝つためではなく、一刻も早く戦争を終わらせるための作戦だったそうだ。その事実を知ったとき、私は、軍人に対して偏見を持っていたのかもしれないと思った。日本の軍人は、上からの命令に逆らうことができずに、感情を押し殺して戦争に参加していたと信じて疑わなかったからだ。本作では、人の上に立つ日本の軍人たちの苦悩が良く描かれていたと思う。

 ちなみに、本作でメガホンを取っているのは、映画『孤高のメス』映画『八日目の蝉』の成島出監督だそうだ。どちらも私の好きなヒューマンドラマだ。なるほど、それで本作も、骨のあるヒューマンドラマに仕上がっているわけだ。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 本作には何と、あの吉田栄作さんが軍人として出演されていました。かつて、ジーンズの良く似合う若者だった彼も、立派なおじさんになっていました。(苦笑)また、山本五十六を役所広司さんが演じたのは、はまり役だったと思います。歴史的事実を勉強してから、DVDでもう一度鑑賞すると、更に理解が深まるかもしれません。

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