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2012.07.30

映画『マーガレットと素敵な何か』

神戸花鳥園で過ごす休日(6)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。朝、仕事に出掛けて行くために自転車に乗ってマンションを出たところ、右からやって来た自動車に危うく牽かれそうになりました。自動車が来ているかどうかを確認せずに道路に飛び出してしまったので、百パーセント私が悪いのです。もしもこれで事故になっていたとしたら、自動車を運転していた人に大変申し訳ないと思いました。単に自転車のほうが弱いという理由だけで、自動車を傷つけた上に、何の過失もない人を罪人にしてしまう可能性があったからです。ほんの一瞬のうちに、運命は分かれてしまうのだと思いました。それと、最近の自動車はエンジン音が静かになったためか、自動車が来ているかどうかを耳で察知できなくなってしまったように思います。エンジン音が静かになることは、騒音などの問題に対処できる反面、今回のように、耳で危険を察知できないという問題も出て来るのですね。そうだとすると、話は飛躍してしまいますが、目の不自由な方にとっては出歩きにくい世の中になってしまっているのかもしれません。

 本作を観賞したのは、十二月二十二日のことである。劇場で予告編を何度も観ていて、あのソフィー・マルソー主演の作品ということで注目していたのである。

 ソフィー・マルソー演じる四十歳の誕生日を迎えたキャリア・ウーマンのマーガレットが、公証人と名乗る老人の届ける手紙を次々に受け取ることになる。実は、それらの手紙は、当時七歳だったマーガレットが大人になった自分に宛ててせっせと書いた手紙だった。子供の頃に、そんな手紙を公証人に託したことも忘れてしまっていたマーガレットは、それらの手紙をきっかけに過去の自分を振り返り、現在の自分を見つめ直すのだった。

 七歳の頃に書いた手紙を読み返すことにより、マーガレットはしばらく封印していた過去と向き合うことになる。過去から届いた手紙の開封は、そのまま過去への扉を開けることにも繋がっている。一見、とても明るそうなマーガレットだが、親の離婚や初恋の相手フィリベールとの別れという辛い経験をしている。それらの想いを封印して、手紙の中に押し込めてしまったのかもしれない。

 それにしても、次から次へと届く手紙が何と言ってもかわいらしい。コラージュというのだろうか。封筒に入った単なる紙ぺらの手紙ではなく、いろいろな装飾がなされた立体の手紙なのだ。こんな手紙なら、私も受け取ってみたいと思う。

 手紙を受け取ったマーガレットは、七歳の自分にあれこれ指図されて動き回る。予告編の中にもあるように、下りエスカレータを昇ってみたり、お皿を投げて割ってみたり、チョコレートの夕食を食べたりもする。

 そんな延長線上に、初恋の相手フィリベールとの再会も用意されていた。私としてはかつての想いを再燃して欲しかったのだが、人間の感情や大人の事情は、私が考えているほど単純ではないことがわかった。

 最初のうちは、七歳の自分に振り回されているかのように見えていたマーガレットだったが、次第に七歳の自分から届く手紙を心待ちにするようになる。キャリア・ウーマンでいつも忙しく動き回っていて、立ち止まることを知らなかったマーガレットが次第に変わって行く姿を見届けるのは面白い。七歳のマーガレットが書いた手紙は、四十歳を迎えたマーガレットの生き方を確実に変えたのである。

 私も七歳の自分からの手紙が欲しいものだが、今からではもう無理なので、これから六十歳の自分に向けての手紙でも書いておこうかと思っているところだ。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 何と言っても、七歳のマーガレットから届く手紙がどれもかわいらしいのです。実際は、七歳の少女があそこまで完璧でかわいらしいコラージュを仕上げられるとは思えませんので、映画撮影用に大人が作成したのだと思いますが、とにかく、作った人のセンスが光る手紙です。実際のところ、七歳のマーガレットはとても貧しかったので、あれほど贅沢な手紙を仕上げる金銭的な余裕はなかったのではないかとも思えるのですが、それはそれで突っ込まないままにしておきましょう。

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