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2012年5月

2012.05.31

ステキでない金縛り

ファースト・イレッサ(5)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 仕事中、オフィスがとても暑いので、理想的なオフィスの構造について考えてみました。多くのオフィスがそうだと思うのですが、せっかくの窓を活かす構造にはなっていないですよね。そのため、窓を開ければ涼しいのに、窓を開けて仕事をせずに、温度調節はオフィスの空調に頼っています。考えてみるとそれはエコではなく、電気の無駄使いだと思います。だって、今の季節、窓を開ければ外は充分涼しいのですから。窓を活かした設計にするには、でーんと大きなエリアを確保するのではなく、窓の存在を意識した形でいくつもの小さなスペースに区切るのがいいように思います。建物の中ほどの窓のないエリアは、会議室やマシン室として活用するのがいいのかもしれません。窓のあるエリアでは、窓に向かって机を並べて、外の景色を見ながら仕事をするのがいいですね。更に、そこで働く人たちが、窓を開けたいときにいつでも開けられるようになっていれば、言うことなしです。(笑)

 金縛りの体験は、しばしばある。いつもは、寝ているときに急に磁場が固まるような「キーン」とした感覚を覚えることから始まるのだが(金縛りにあっている間は、普段、いる世界に別のフィルターがかかっているような感じ)、今回はちょっと違っていた。寝室で寝ていることには変わりはないのだが、二十代くらいの男性が白い紙縒り(こより)のようなものを持って入って来るのだ。男性よりも先に紙縒りのほうが寝室に入って来ていたので、男性が寝室に入って来たとき、私は、その男性は紙縒りを取りに来たのだと思った。

 しかし男性は、紙縒りを手に入れるという目的を既に達成しているはずなのに、なかなか寝室から出て行かなかった。私はその男性が、すぐ近くで寝ているガンモに危害を加えたりしないかと心配になり、その男性の意識を必死で自分のほうに向けようとした。

 私はベッドに横になったままでいたのだが、すぐ側で男性の気配とともに息使いまではっきりと聞こえていた。私はガンモを守ろうとして、声にならない声を一生懸命発した。
「誰? 誰? 誰? 誰?」
自分でも大きな声を出そうとしているのがわかっていたが、夢の中にいるような感じで、なかなか自分の思うようには声が出ない。それでも現実の世界では、実際に大きな声を出していたようで、あとからガンモに、
「『誰? 誰? 誰? 誰?』って、大きな声で叫んでたよ」
と言われた。夜中だったので、ガンモも私の声が聞こえてはいたものの、睡魔に負けてしまったのだろう。

 私の場合、大きな声を発することができると、金縛りは解ける。現実の世界へと引き戻されて行くのだろう。それにしても、男性が持っていた紙縒りは、一体何を意味するのだろうか。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 男性の息遣いがはっきりと耳元で聞こえていました。金縛りを体験しているときは、自分の寝ている部屋にフィルタがかかっているような感じですね。この体験が、霊的なものなのかどうかはわかりません。(苦笑)

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2012.05.30

ファースト・イレッサ(5)

映画『宇宙人ポール』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。母の肺がんの記事は、例え母と同じように末期がんであったとしても希望を持ち続けて欲しいという願いを込めて書かせていただいています。母は、この五月で、肺がんが発覚してから一年を迎えることができました。しかも、肺がん発覚当時よりも確実に元気になっています。それにもかかわらず、私の書いた記事を、おそらくトップページに表示されている最新の記事にしか目を通さなかったであろう方が、私を励ます意味で、あたかも私の母がもうあまり長くは生きられないかのような表現方法を用いた応援メッセージをくださり、とても残念に思いました。心理的なことの記事にも書かせていただきましたが、身近な人ががんを患っている人を励ます場合は、できるだけ正確に状況を把握した上で慎重に言葉を選んだほうが、相手をがっかりさせないで済むと思います。それでは、しばらく空いてしまいましたが、話を一年ほど前に戻しまして、ファースト・イレッサ(4)の続きを書かせていただきます。

 母が退院する日、父と弟が母を迎えに行ってくれた。十時半にベッドを明け渡すことになっているため、九時頃に家を出ると聞いていたので、八時四十分頃に父の携帯電話に電話を掛けてみたところ、電話に出たのは弟だったが電。既に父は運転中だったので、弟が電話に出てくれたというわけだ。

 私も仕事中だったので、そのときは母をよろしくと言ってすぐに電話を切り、母がイレッサを服用することになっている十一時頃にもう一度電話を掛けてみた。すると、無事に退院の手続きも済ませて、病院から帰る途中に買い物をしているという。私は、
「退院おめでとう」
と母に言ったあと、イレッサを服用する十一時だったので、
「イレッサ、飲んだ?」
と母に尋ねてみた。すると母は、
「ああ、まだ飲んでいない」
と言った。仕事中だったので、すぐに電話を切ったのだが、こうしてイレッサを服用するのをうっかり忘れてしまってはいけないと思い、父に頼んで、毎日十一時になると母の携帯電話にアラームが鳴るように設定してもらった。それだけでは心配なので、私も毎日十一時に母にメールが届くようにメールの配信予約をしたり、例え仕事中であっても十一時過ぎになると母に電話を掛けるようにした。

 退院するにあたり、父は主治医に、イレッサの副作用による吐血の可能性について尋ねてみたそうだ。すると主治医は、
「(母の)肺にあった空洞が、イレッサの服用により次第に塞がって来ていますので、吐血の心配はまずないと思います」
と言ってくださったそうだ。

 父はひとまず安心したものの、万が一、イレッサの副作用で吐血してしまったときにどのように対処したら良いのか、念のため、尋ねてみたそうだ。すると主治医は、
「周りが血の海になってもかまわないので、とにかく吐くだけにして、血を飲み込まないように注意してください」
とおっしゃったそうだ。そうすると、例え自宅から病院まで片道四十分の道のりであっても母は助かるそうだ。どうやら、自分が吐いた血を飲み込んで、その血が肺に至ってしまうと、窒息死する恐れがあるのだそうだ。そのため、吐血したら、とにかく吐き続けるように念を押されたのだ。

 主治医は、母の入院中にも、
「病院のベッドが血の海になろうとも、片付けるのは看護師さんなので、もし吐くようなことがあっても、気にせずに吐き続けてください」
と言ってくださったそうだ。

 主治医は、周辺が血の海になるのを気にすることよりも、命を守ることのほうが大切であるということを、実にわかりやすく説明してくださっていると思う。私は父からその話を聞いて、主治医のことをますます信頼したのだった。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m こうしておよそ一年前のことを振り返っていると、母はこのような事態を乗り越えて来てくれたのだなあと、改めて感慨深い気持ちになります。いろいろな方たちに支えられながらここまで来ているという感謝の気持ちでいっぱいです。

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2012.05.29

映画『宇宙人ポール』

グループに属さない人間関係の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 大気の状態が不安定なのか、夕方、職場の窓から外を見てみると、すっかり暗くなっていました。雲が厚かったのでしょうか。雨も降っていたようですが、仕事帰りは雨も止んでとても涼しかったですね。引き続き、積乱雲の影響を受けやすい状況にあるらしいので、皆さんも天候の変化には充分ご注意ください。

 本作を鑑賞したのは、一月十三日のことである。去年、鑑賞したいくつもの作品のレビューをまだ書き終わっていないというのに、何故、今年になってから鑑賞した作品のレビューを先に書くことにしたのか。実は、映画『カウボーイ&エイリアン』のレビューを書いたあと、私自身がその作品に満足しなかったことをつくづく実感したのだ。そして、同じく「宇宙人もの」と言えば、比較的最近、鑑賞した作品の中にとびきり面白い作品があったことを思い出したのである。そこで今回は、お口直しに本作のレビューを書かせていただくことにする。

 実は、本作の予告編を劇場で何度も何度も繰り返し観ていたにもかかわらず、主人公の男性二人が話している英語がイギリス英語であることに気付かなかった。というのも、このような軽いノリの作品を産み出すのは、絶対にアメリカ人だと信じて疑わなかったからだ。しかし、公開直後からやたらと評価の高い本作に対し、半ば興味本位で鑑賞に臨んだところ、これがまた大当たりだったのだ。

 どうやら本作は、映画『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!』を世の中に送り出しているサイモン・ペッグとニック・フロストが主演と脚本も務めているらしい。本作でおかしいのが、二人の中に、アメリカのネバダ州の「エリア51」に対するミーハー精神が感じられることである。そう、二人はSFオタクなのだ。このエリアでは、UFOが目撃されたりと、不思議なことがたくさん起こっているらしい。

 イギリス人の彼らが、「駐車場」を意味するアメリカ英語の"parking"なにがしに感動している姿も何だかかわいい。イギリス英語で「駐車場」は"car park"だが、アメリカ英語は違うのである。とにかく、アメリカで体験するあらゆることが、彼らにとっては新鮮なのだ。

 そんな二人を同性愛主義者だと勘違いする人たちもいる。間の取り方やSFマニアえあることや、アメリカでの発見など、笑いの要素満載の作品なのである。

 本作に登場するエイリアンは、かつて何らかのメディアで見たことのある格好をしている。そのまま小さくすれば、誰にでもわかりやすい宇宙人のマスコットになって、携帯電話にでもぶらさげられそうである。自らをポールと名乗る彼は、六十年前に政府の秘密施設に拘束されて、危うく解剖されそうになったとことろを逃げ回っているのである。

 笑いだけでなく、スピリチュアルな要素も満載で、ポールが人間たちに長い宇宙の歴史を意識として送り込むシーンは実にいい。ひょんなことから一緒に旅をすることになった女性の目は、子供の頃から見えなかったのだが、ポールがエネルギーを送り込むことで、一瞬のうちに完治したりもする。そんな宇宙人ポールを仲間の元に返そうと、彼らは心を一つにしてポールの追っ手から逃げ回るのである。

 私が本作を鑑賞したのは、公開されてからずいぶん日にちが経っていたのだが、私が鑑賞した上映回もたくさんの人たちで埋まっていた。その後も本作は、その映画館で引き続き上映されていた。私が他の作品を鑑賞するためにその映画館を訪れてみると、本作はそれでも根強い人気で、相変わらずたくさんの人たちが鑑賞されていた。

 本作を一言で表現するならば、「良質なコメディ作品」ある。だからこそ、多くの人たちが劇場に足を運び、本作を鑑賞されたのだろう。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 本作には、スピルバーグの映画『未知との遭遇』や映画『E.T.』へのオマージュが含まれています。そういうところも人気の秘密なのでしょうが、何よりも、作品としてのノリがいいですね。確かに軽いノリではあるのですが、「イギリス人が考えたのなら許容しましょう」といった感覚が私にはありますね。(苦笑)

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2012.05.28

グループに属さない人間関係

ホットヨガ(二九二回目)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m そろそろ寝ようと思い、ベッドに横になったところ、激しい雨とともに雷が鳴り始めました。その直前に、Yahoo! JAPAN 防災速報からの豪雨注意報のメールが次々に届いていました。私はほてりがあるので、寝室の窓を開けて扇風機をぶんぶん回しながら寝ているのですが、雷が鳴り始めたので、慌てて窓を閉めました。そして、首に着けている肩凝り防止用のヘマタイトのネックレスも外しました。最近、落雷により感電されている方が多いですよね。窓際に寝ていて、肩凝り防止用のヘマタイトのネックレスに落雷したなんてことになれば恥ずかしいと思った次第です。

 ホットヨガのレッスンのあと、職場の食堂でときどき一緒にご飯を食べている派遣仲間と待ち合わせをして飲みに行った。食堂で話をすることもできるのだが、昼休みという限られた時間内であることや、場所が職場の食堂であるだけに、なかなか深い話もできないということで、休日に時間を作って会うことになったのである。

 ふらりと入ったのは、中華料理のお店だった。適当に料理やアルコールを注文して飲み食いしているうちに、次第に話に花が咲いた。

 以前から強く感じていたことだが、派遣仲間も私も、人と深く繋がりたい欲求が人一倍強いようだ。二人とも、まったく異なるタイプなのだが、人と深く繋がりたい気持ちだけは近いものがあるようで、やはり職場で築かれる人間関係は希薄になりやすいという話をした。

 「食堂で一人でご飯を食べているときに、他の人たちが話してる内容にさりげなく耳を傾けてみるんだけど、話の合いそうな人がなかなかいないんだよねえ」
と私がぼやくと、派遣仲間もうなずいていた。同じ職場で働く女性チームも食堂を利用しているのだが、彼女たちと私は話の方向性がまったく異なっているので、そのグループには混ざらずに、私は一人でご飯を食べている。以前から何度も書いているように、私は女性同士のグループで最大公約数的な当たり障りのない話をするのが苦手なのだ。

 派遣仲間と、
「コミュニケーションの基本は、やっぱり一対一だよね」
という話もした。一対一のコミュニケーションであれば、喧嘩もできるが、グループに属してしまえば、特定の人と特別親しくすることもできず、また、喧嘩もできない。逆に、喧嘩もできないから、それ以上、親しくなることもない。

 そんな話をしながら、何故、グループに属して一対多の交流を楽しむことができる人と、そうでない人がいるのかという話になった。私は、グループに属さずに一対一の密な関係をひとたび築いてしまえば、その心地良さに酔いしれて、グループ交流では物足りなくなってしまうのではないかと思っていたのだ。すると派遣仲間は、
「ひょっとすると、グループに属している人たちであっても、仕事以外で一対一の密な関係を築いているかもしれないよ」
と言った。確かにそうかもしれないが、一度でも深い交流を体験した人は、当たり障りのない話には満足できなくなるのではないかというのが私なりの持論である。

 そんな話をしているうちに、気が付いたら二十三時半を回っていた。楽しい時間はすぐに過ぎ去ってしまう。コンタクトレンズ使用とエストロゲン不足のために水分を失った私の目はもうしょぼしょぼである。電車の時間もあったので、慌てて帰宅することになった。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 実は、書きたい話が他にもあるのですが、ここに書いても良いという許可をもらっていないので、この辺でやめておきますね。(苦笑)

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2012.05.27

ホットヨガ(二九二回目)

映画『カウボーイ&エイリアン』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 日曜日はあまり出歩かずに、日頃の睡眠不足を解消すべく自宅でまったりと過ごすことにしているのですが、ガンモの仕事が休みだったので、夕方頃から大阪の梅田に出掛けて行きました。梅田には、普段、ホットヨガのレッスンなどで土曜日に出掛けることが多かっただけに、日曜日の梅田はちょっぴり新鮮でした。梅田に着くや否や、私は金券ショップに駆け込み、ガンモと一緒に鑑賞しようと思っていた映画『ダーク・シャドウ』の鑑賞チケットを一枚だけ求めました。何故、一枚だけかと言うと、私はシネマポイントカードのポイントが貯まっていたので、レイトショー以外の時間帯に鑑賞する場合は、ポイント鑑賞しようと思っていたからです。金券ショップで購入したチケットとシネマポイントカードを持って映画館の窓口で発券してもらおうとしたところ、指定した上映回において、ガンモと並びで鑑賞できるのは最前列のみでした。それでもせっかく来たのだからと、最前列のちょっぴり歪んだスクリーンで鑑賞して来ました。このレビューは、また後日書かせていただきますね。

 五月二十六日土曜日は、三宮店のスタジオで六十分のリラックスコースのレッスンを受けた。

 受付でロッカーの鍵を受け取るときに、これまでほとんど会話をしたことのないスタッフが三人ほどいらっしゃったので、やはり三宮店のスタッフはどんどん新しく入れ替わっていると実感してしまった。スタッフの一人が、
「三宮店でレッスンを受けられるのは、お久し振りですね」
と声を掛けてくださったのだが、そのスタッフともほとんど会話をしたことがなかったはずである。おそらく私の過去の受講履歴をご覧になって、そう言ってくださったのだろう。

 また、これまでに何度かレッスンを担当してくださったことはあるものの、一度も個人的な話をしたことのなかったインストラクターが、
「髪の毛、ずいぶん短くなりましたね」
と声を掛けてくださった。確かに私は少し前に髪の毛を短くカットしたばかりだったが、スタッフが新しく入れ替わっているだけに、いろいろと気を遣って声を掛けてくださっているのだろう。

 さて、着替えをするためにロッカールームの扉を開けてみて驚いた。さきほどレッスンを終えてシャワーを浴びたばかりの人たちが、メイク台にびっしり並んで座っていて、髪の毛を乾かしたり、お化粧をしたりしていたからだ。私はその人数に圧倒されながら、先ほど受付で受け取ったロッカーの鍵と同じ番号のロッカーを探し出し、素早く着替えを済ませた。

 今回のレッスンの参加者は十七名だった。狭いほうのスタジオがほぼ満員状態だった。レッスンを担当してくださったのは、先ほど、受付で私の髪型について触れてくださったインストラクターである。

 ウォーミングアップのストレッチのときに、足の指を片足ずつぎゅーっと握って圧迫したあとに、そのまま片足ずつの前屈のポーズに入らずに、足のマッサージを行った。最初はふくらはぎ、そして太もも、足の付け根などを心臓に向かって丁寧にマッサージした。

 そう言えば、私の周りでは、足がむくみやすいという話を良く聞く。しかし、私はほとんど足のむくみに悩まされたことがない。これは、トイレに行く回数が圧倒的に多いからなのかもしれない。コンサートに出掛けたときや、飲み会の席などで、私は他の人たちよりもトイレに行く回数が圧倒的に多い。筋腫が大きく、常に膀胱が圧迫されている状態にあることが原因なのだが、かえってそのおかげでむくみとはほとんど無縁なのかもしれない。

 今回のレッスンでは、いつもよりもたくさんの汗が出て来た。ただ、苦手でサボりたくなるポーズについては、相変わらず克服できていない。リラックスコースのときに私がサボりたくなるのは、遮断機のポーズとつるべ落としのポーズである。また、リラックスコースのレッスンには含まれていないが、英雄のポーズが含まれていれば、ダントツでサボりたくなる。

 つるべ落としのポーズのときに、スタジオの外に出て休んでいると、聞き覚えのある声が受付から聞こえて来た。どうやら、電話対応されているようである。「あれっ? あの声は・・・・・・?」と私は思った。というのも、その声は、ここのところ、土曜日になると梅田店でお手伝いをされているインストラクターだったからだ。

 しばらくすると、電話対応を終えたインストラクターが私の休んでいるところを通り掛かった。
「あっ!」
とお互いに声を発して、笑い合った。今日は梅田店ではなく、三宮店に勤務されているようだった。インストラクターは、参加者名簿に私の名前があるのをちゃんと確認してくださっていたそうだ。

 これで上がりだとおっしゃるインストラクターを見送ると、私は少しの間、そこで休んでからスタジオに戻った。スタジオ内が暑くなっていたせいか、レッスンに参加されていた方たちは、レッスンが終わる前に次々とスタジオの外に出て行った。そして、レッスンが終わる頃には半分くらいの人たちが既に退出してしまっていた。

 久し振りに利用することになった三宮店は、新しいスタッフらによって明るく切り盛りされていた。そして、もちろん、スタッフだけでなく、初々しい新会員さんたちも次々に仲間に加わっている。今回のレッスンにも、トライアルレッスン中の方が一名参加されていた。どんどん変わって行くものと、いつまで経っても変わらないもの。久し振りに訪れた三宮店で、両者のバランスを強く意識したのだった。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 思えば、神戸店のスタジオが閉店してしまってからの三宮店は、ずっと混雑していますね。それならばいっそのこと、再び店舗を増やして欲しいような気もします。(笑)しかし、ここ何年かはずっと縮小傾向にあるようです。

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2012.05.26

映画『カウボーイ&エイリアン』

住宅ローン完済の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 前日との気温差が十度くらいあり、暑い一日になりましたね。今からこんなにも暑いと、先が思いやられます。そんな中、神戸の中心地である三宮では、原発反対のデモが行われていました。

 本作を鑑賞したのは、映画『スマグラー おまえの未来を運べ』を鑑賞したのと同じ十月二十五日のことである。

 タイトルからして変わっている作品だと思った。西部劇の舞台になりそうな町にやたらと強い記憶喪失の男がやって来る。彼は公正な目で見て、その町を支配しているダラーハイド大佐の息子の暴力から町の人々を守ろうとする。町の権力者であるダラーハイド大佐にしてみれば、そんな男の態度が気に食わない。

 やがてその町にエイリアンが現れ、男は自分の腕にいつの間にかはめられていたという腕輪を使ってエイリアンと戦う。果たして、男の正体とその腕輪の謎とは・・・・・・?

 男を演じているのは、映画『ドラゴン・タトゥーの女』のダニエル・クレイグである。不思議なことに、まったく異なる作品だというのに、それぞれの作品の中から感じ取ることのできるダニエル・クレイグのエネルギーがほとんど同じである。彼はいつもこんな役柄なのだろうか。つまり、力はとても強いが寡黙であるということだ。

 ちょっと感動したのは、エイリアンという外敵と戦うために、これまで対立していた人たちが力を一つに合わせようとするという展開だ。男とダラーハイド大佐も力を合わせて戦う。これは、国家が戦争という方法でこれまでバラバラだった国を一つにまとめようとする姿に良く似ている。つまり、外敵が存在することにより、これまで対立していたはずの内側の関係が良くなるのだ。

 ただ、既に鑑賞し終えて数ヶ月経った今、私の中に本作から受け取った何かが残り続けているかと問われると、残っていないと答えるしかない。残念ながら、私にとって、心の中に何かを落として行ってくれるような作品ではなかったと言える。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 映画の中で描かれるエイリアンは、虫や爬虫類がベースになっているものが多いですね。本作に登場するエイリアンもそんな感じです。しかし、いろいろな方たちもコメントされているように、本作に登場するエイリアンは、どういうわけか弱いのです。そのため、エイリアンとの戦いを描きたかったのではなく、対立していた人たちが一致団結する姿を描きたかったのではないかと思いました。

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2012.05.25

住宅ローン完済

グリグリゾンの仲間の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 急激に気温が下がったみたいですね。仕事中に、長袖シャツを着ている上司が、煙草を吸うために屋外に出て行き、オフィスに戻って来るなり、「外はめっちゃ寒い」と言っていました。私の働いているビルでは、少し前から、喫煙者は屋外にある喫煙場で煙草を吸うことになったのです。私は、オフィス内がとても暑いと感じていたので、外はどれくらい寒いのかと思い、半袖Tシャツのままで、屋外の自動販売機に飲み物を買いに行ってみました。すると、私にはちょうどいい気温でした。また、仕事帰りにガンモと待ち合わせて映画を見たのですが、その帰り道、外の空気が私にはとても涼しくて気持ちがいいと感じられたのに、同じく長袖シャツを着ているガンモは、「寒いから早く帰ろう」と言いました。どうやら、体感温度が五度は違うみたいですね。

 この度、めでたくマンションの住宅ローンを完済することができた。これまでにも何度となく繰り上げ返済を実施して来た私たちだが、二年ほど前から、またまた繰上げ返済の手続きさえすれば完済できる状態にはあったものの、なかなか重い腰が上がらずに、月日がどんどん流れてしまっていた。それが、先日、ガンモが平日に代休を取ったときに、銀行に足を運んでくれてようやく完済となったわけである。ガンモからは、完済したことを示す伝票の画像ファイルが、携帯メールの添付ファイルとして送られて来た。

 私たちが現在のマンションに引っ越して来たのは、一九九八年四月のことである。マンション購入価格のおよそ四千二百万円に対し、頭金を支払い、三十五年の住宅ローンを組んでいた。当時のことはあまり良く覚えていないのだが、私に限って言えば、夜中の二時、三時まで働いて、タクシーで帰宅していたような時代だったので、おそらく今よりも景気は上向きだったと言える。それがまさか、当時と同じ仕事を続けているにもかかわらず、今のように残業もなく定時で帰宅できるような時代が来るとは思わなかった。そんな時代に住宅ローンを完済することができたのはとても感慨深いことである。もちろん、住宅ローンを完済することができたのは、ガンモの貢献が最も大きい。

 住宅ローンを完済した日、仕事帰りにガンモと待ち合わせて、自宅の最寄駅近くにあるインド料理屋さんでインド料理を食べながらささやかなお祝いをした。

 初めて今のマンションに入居した頃のことを思い出す。私たちは、今のマンションのすぐ近くにあるアパートに住んでいた。そのため、建設中だったマンションが完成すると、自分たちで運べるものを少しずつマンションに運び、そこでの新たな生活を夢見たものだった。

 それが、入居から十数年も経つと、もはや身動きもできない状態になってしまっているとは・・・・・・。もう一度、あの頃のように、マンションのことを大切に思う気持ちを取り戻したいと思いつつも、今ではモノが増え過ぎてしまった上に、なかなかまとまった時間も取れないでいる。

 おそらく、仕事をしながら「ガンまる日記」を書き続ける限り、今のような状況は続いて行くのだろう。言い換えれば、マンションに対する想いを実現することは、仕事を続けながら「ガンまる日記」を書くことよりもプライオリティが低いのだとも言える。マンションに対しては申し訳ないと思いつつも、「今はそれでもいいか」などと思ってしまうのだった。どんな生き方を選んだとしても、一日二十四時間という限られた時間の中で実現できることは、それほど多くはないのだから。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m まずは、十数年でマンションの住宅ローンを完済できたことに感謝したいと思います。結婚当初、初めて私を担当してくれた派遣会社の営業担当が、ある程度、まとまったお金ができたら、どんどん繰り上げ返済をしたほうがいいとアドバイスしてくれました。それまでのんびり構えていた私でしたが、そのアドバイスをきっかけに、できるだけまとまったお金を作るように心掛けていたように思います。今は景気が冷え込んでいますので、不安材料も多いかと思いますが、住宅ローンを抱えていらっしゃる皆さんも、できるだけ早く完済できるよう応援しています。

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2012.05.24

グリグリゾンの仲間

映画『アンフェア the answer』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 朝、起きたら、携帯電話にYahoo! JAPANからの防災速報メールが届いていました。一体何ごとだろうと思いながらメールを開いてみると、青森県で震度五強の地震が発生したとのことでした。該当地域にお住まいの皆さん、お怪我はありませんでしたでしょうか。日本列島はなかなか落ち着きませんね。ここ二、三年のうちに、青森県には二回ほど足を運んでいますので、距離的には遠くても、青森県は身近に感じてしまいます。現在は、揺れに敏感になっている状態だとは思いますが、大きな揺れは、どうかこの一回のみで落ち着いてくれますように。

 真空管アンプ好きのガンモは、ときどき思い付いたようにレコードを買って来る。とは言え、リビングを片付けていないので、もう何年も真空管アンプを稼動させてはいない。それでもガンモはレコードを買い続ける。

 あるとき、ガンモが買ったばかりのレコードがリビングに置かれていたので、包みを開けてみた。それは、ピンクフロイドのアニマルズだった。これは、プログレッシブロックと言われる分野のレコードで、私が購入するならまだしも、ガンモが購入する分野のレコードではない。

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 ガンモに、
アニマルズ買ったんだ。sheepが入ってるやつでしょ。ウチにCDがあるよ」
と言ってみた。プログレッシブロックの領域に片方だけ足を突っ込んだことのある私は、レコードこそ持ってはいないものの、CDなら持っていた。このアルバムもCDからmp3化して、通勤の途中に聴いていたはずだった。

 するとガンモは、
「ロンドに行ったときに見た発電所が写ってたから買った」
と言った。私自身はまったく記憶になかったのだが、調べてみると、アニマルズのジャケットに写っているのは、ロンドンのテムズ川沿いにあるバターシー発電所らしい。確かにテムズ川には何度か足を運んだが、発電所など見えていたかどうかまで覚えていない。ガンモは、
「あの発電所がピンクフロイドのアルバムのジャケットに使用されていると、ガイドブックに載ってた」
と言った。ガンモにしてみれば、ガイドブックで紹介されている建物が目の前に見えて来たので、はっきりと印象付けたのだろう。私は、CDを買っておきながら、このアルバムの持つそうした背景に関しては疎かった。

 ガンモは更に、
「これはグリグリゾンの仲間だから」
と言った。グリグリゾンというのは、キングクリムゾンのことである。何年か前に、キングクリムゾンやイエスが来日したときにガンモと一緒にコンサートに足を運んだ。そのときガンモは、キングクリムゾンのことを知らなかったので、インターネットで検索しようとしたらしい。しかし、キングクリムゾンというグループ名を思い出すことができなかったので、それに近い「グリグリゾン」を検索キーワードにして検索したと言うのだ。当然、有益な情報は得られなかったようで、
「『キングクリムゾン』がわからなかったので、『グリグリゾン』で検索してみたけど、ヒットしなかった」
と言っていた。グリグリゾンは、キングクリムゾンを思い出せないガンモが勝手に創造したバンド名なので、当然のことだろう。

 ガンモ曰く、購入したレコードは、キングクリムゾンやイエスのアルバムと同じコーナーに並べられていたという。だから、「グリグリゾンの仲間」と表現したのだ。そしてガンモは、
「えっと、こういう音楽の分野、何だっけ?」
と私に聞いて来た。私は即座に、
「プログレッシブロックでしょ」
と答えた。するとガンモは目を輝かせながら、
「そう、それそれ!」
と言った。

 普段、自分の得意とする分野に関してはひどく饒舌になるガンモだが、あまり得意でない分野に関してはこんなにも曖昧であることがかわいらしくもあり、おかしくもあった。これを機に、ガンモがキングクリムゾンやピンクフロイドのことを正確に記憶したかどうかは定かではない。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m ガンモと私は、好きな音楽の分野が異なっていますね。だから、ガンモがプログレのレコードを買って来たのは驚きでしたが、そのような理由があったのですね。ガンモはバターシー発電所の写真をちゃんと撮影しているそうです。私も、過去の写真を洗い出してみると、このジャケットに写っている写真が出て来るかもしれません。(笑)

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2012.05.23

映画『アンフェア the answer』

「検索条件」の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 記事を書いたあとに感じたことですが、異性と繋がっている糸が太い人、中くらいの人、細い人がいるのかもしれませんね。糸が太い人は、異性との出会いの数こそ少ないかもしれませんが、糸が太いだけに、どんな危機でも乗り越えっれるほどの絆を持っています。しかし、危機を乗り越えられるほどの強い絆が育っていない場合は、繋がっている糸の数が多くなるのかもしれません。

 本作を鑑賞したのは、十月二十九日のことである。人気テレビドラマの劇場公開版であり、過去にも映画化されたシリーズ作品のようだが、私はテレビドラマも見ていなければ、このシリーズで劇場公開された過去の作品も見てはいない。すなわち、本作がまったく初めての鑑賞だった。

 さて、本作を鑑賞した直後の感想としては、「このような展開は、現実的には有り得ないだろう!」というものだった。一体、何が「有り得ない」かと言うと、現役の女性刑事である雪平(ゆきひら)が連続殺人の容疑をかけられ、自分の所属している警察を敵に回してしまっているところである。しかも、雪平を助けるために検察側が動き始めるとは・・・・・・。やがて雪平は、その連続殺人事件の裏には、国家機密が収められたUSBメモリが関わっていることを知る。

 ところで、いつものように予告編の映像を貼り付けようとYouTubeを検索してみたところ、どういうわけか、本作の予告編がなかなか見付からなかった。ようやく見付けたのは、ほんの短い予告編だけだった。もしかすると、予告編の公開に圧力がかけられているのだろうか。

 国家機密が収められているというUSBメモリのカラクリについても、通常では考えにくいような展開だった。iPhoneなのだろうか。雪平はスマートフォンを持ち歩いていて、そのスマートフォンで通話以外の機能を使いこなしている。どれだけパソコンに詳しいとしても、本作で実現されているようなことを可能にするには相当な知識と技術が必要だと思う。それを雪平の元夫が実装したとは考えにくい。

 そんな、突っ込みどころ満載なこの物語は、大森南朋さん演じる連続殺人犯が登場したあたりから次第に緊張感が増して来る。いやはや、怖い。

 表面的には、雪平を支持しているように見えていても、実際は腹黒い連中ばかりだったのは、USBメモリを狙っていたからだとも言える。そう考えると、本当の意味で雪平のことを大切に想っていたのは、殺されてしまった雪平の元夫だったのかもしれない。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 本作の感想を一言で述べるならば、「有り得ない展開!」の一言ですね。(苦笑)でも、篠原涼子ちゃん演じる雪平は良かったですよ。特に、元夫の遺体が発見された場所を訪れるシーンでは、心理的に細かい配慮がなされていたように思います。

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2012.05.22

「検索条件」

靴に悩むの記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 先日、通勤途中の新快速列車の中で、激しい言い争いを始めた人たちがいたことをここに書きました。ここしばらく二人を見掛けなかったので、新快速列車の同じ車両にはもう乗らないのかと思っていたのですが、通勤途中の普通列車の中で、そのうちの一人の男性を見掛けました。最初はその男性の顔の一部である目だけが見えていたのですが、私は、「あっ、あの男性だ!」と思いました。その後、その男性の顔全体を確認し、やはりあの男性だと確信しました。魂は、目に宿るのでしょうか。普通列車が新快速列車の乗り換え駅に着いたとき、その男性は新快速列車に乗り換えて、私が利用しているあの車両に乗り込んで来ました。

 最近は、検索エンジンにキーワードを入力すれば、インターネットでたいていのことは調べられる時代である。そのため、若者たちの考える力が衰えているなどと言われてもいる。

 私が仕事上でも良く見掛けるのが、学校でプログラミングを習っている学生さんが、課題を解くために、インターネットの掲示板などでその実現方法を尋ねるシーンである。自分でも少しだけ考えてみたのかもしれないが、「サンプルコードを書いてください」という、課題の答えそのものを求めようとする発言も多く、私と同じようにソフトウェア開発で生計を立てている人たちの顰蹙(ひんしゅく)をかっている。

 それはさておき、インターネットで検索できるのはプログラミングだけではない。出会いを求める男女が集まる場所では、プロフィールを検索して、自分の好みの異性を探し出すこともできるようだ。

 そんな時代だからなのだろうか。つい先日、仲間うちで開いた飲み会の席で、ある独身男性が恋愛する上で、自分の「条件」をひどく気にしていた。聞いてみると、彼は自分の職業というか立場にコンプレックスを持っているようだった。つまり、彼の現在の立場では、女性と出会っても結婚には至らないのではないかと心配しているのだった。彼は恋愛に至る前から、頭の中でいろいろなことを考え過ぎてしまっているのである。そのためか、ずいぶん奥手であるようにも見えた。受身に徹してしまっているのである。それでも現在の自分の立場が気になるということは、自分が女性から「検索」されるときに有利な条件を整えようとしているのかもしれない。

 もはやこのような時代になってしまったので、なかなか伝わりにくいかもしれないが、現代の恋愛において、「条件」よりも先に、相手を「感じる」ということが抜けてしまってはいないだろうか。パートナーとなるべき相手のことを「条件」で探そうとするのではなく、自分が「好きだ!」と感じることが一番大切であるように思う。そうでなければ、「条件」だけが先行してしまい、本当は好きではない人と結ばれて、結局はうまく行かないということになりかねない。「好きだ!」という強い感情は、「条件」など、ものともしないということを彼に伝えたかった。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 今は、恋愛もアタマで考える時代のようですね。若者たちよ、もっと感じることをしましょう! おばさんからの提言です。(笑)

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2012.05.21

靴に悩む

映画『ミッション:8ミニッツ』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 金環日食の話題で盛り上がった一日でしたね。皆さんも、金環日食を無事に観察することができたでしょうか。私たちは山梨県にいたのですが、ちょうど朝食前の時間帯だったので、外に出掛けて行くことはせずに、普段は見ることのないテレビに見入っていました。あいにくの曇り空だったので、外に出掛けて行ってもあまり良く見えないのではないかと諦めてもいたのですが、朝食の時間に遅れて来られたカップルがいて、「見えましたよ」とおっしゃっていました。そのカップルは、朝食前の時間を利用して、金環日食を観察し易い場所まで出掛けて行ったみたいですね。mixiのマイミクさんたちの日記やつぶやきにも、ご自身で撮影された金環日食の写真が次々にアップされていました。

 私はしばらく座っていた状態から立ち上がると、足の裏や踵(かかと)がひどく痛む。しかし、ひとたび歩き始めると、次第に痛みが和らいで来る。おそらく私は、足底筋膜炎をずっと引きずっているのだと思う。

 何年か前からこのような症状が現れ始めたので、私はしばらくの間、自宅近くの鍼灸医院に足繁く通っていた。足の裏に強いお灸をすえていただくと症状が緩和して来たのだが、ホットヨガのレッスンに通うようになってからは、足の裏の痛みと一緒に診ていただいていた肩凝りがずいぶん緩和されて来たので、鍼灸医院に通うのを卒業させていただいた。その後、私の足の裏の痛みは一時的に良くなったりはしたものの、やはり振り返ってみると、良くない状況が継続していたようだ。

 自分なりに分析してみたのだが、どうも履いている靴が合っていないことが原因であるように思える。もともと私の足のサイズは二十二センチから二十二.五センチである。既にこの時点で、既製品の靴の中から、自分の足にフィットする靴を選べる選択肢が少なくなってしまっている。

 しかし、私は三年ほど前から冷え取り健康法のために靴下を四足重ね履きするようになった。そこで靴下の厚みのために靴のサイズが一センチアップして、二十三.五センチの靴を履くようになった。しかし、冷え取り健康法を実践しながら自分の足に合った靴を探すのは、とても大変なことであることがわかって来た。

 というのも、五本指ソックスを二足でも重ね履きすると、足先が膨らんでしまうからだ。そのため、市販されているウォーキングシューズなどを購入しても、足先がひどく窮屈に感じてしまい、歩き続けるとストレスを感じることが多かった。そこで、できるだけ足先のゆったりとした靴を探して購入してみたのだが、そういう靴は靴底がひどく薄かったりもして、今度は足底筋膜炎の痛みが増してしまったりもするのだ。

 私は試行錯誤を繰り返し、靴底が薄くなりがちではあるものの足先のゆったりとした靴に、足裏のアーチをサポートするインソールを使用するようになった。もともと私の足は偏平足気味なので、この手のインソールは足の痛みを軽減してくれた。しかし、インソールはあくまでインソールなので、使用しているうちにどんどんずれて来てしまう。それがまた足に良くない状況を作り出していたようにも思う。

 靴に対する私の試行錯誤は今も続いていて、つい先日も、足先のゆったりとしたウォーキングシューズを購入したばかりだ。しかし、履いてみると、足にはフィットするものの、歩き始めると、踵(かかと)に引っ掛かっている部分がすぐに脱げてしまい、スリッパ状態になってしまうのだ。それではひどく歩きにくいので、とても困っている。何故、履いた直後は、靴が足にフィットしているはずなのに、歩き始めると踵に引っ掛かっている部分が外れてしまうのかわからない。考えられるのは、冷え取り健康法のために重ね履きしている四足もの靴下が、人間の持つ本来の足の形を崩してしまっているのではないかということだ。そのため、元の足からサイズアップした形にはなっていないのかもしれない。

 あるいは、長年、足にストレスを抱えるうちに私の骨盤が変形してしまい、余計に足の形が既製品の靴に合わない形に変わってしまったかのどちらかである。

 ひょっとすると、私の身体に子宮筋腫がたくさんあるのも、靴が合っていないことが原因なのかもしれない。自分の足にぴったりとフィットするような靴を履いて歩いてみたいものだが、オーダーメイドで靴を作ってもらうと、ひどく高いのだろうなと思い、足踏みをしている状態なのである。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 皆さんの靴は、足にピッタリとフィットしていますか? ある人から聞いたのですが、山登りをする人は靴に充分気を遣い、最低でも靴に三万円ほど、インソールに一万円ほど費やすのだそうです。私は話を聞きながら、「うひゃあ!」と奇声を挙げてしまいました。それでも、足にストレスのない靴だと、歩くのも楽しくなるんでしょうね。足にストレスを感じないオーダーメイドの靴はかなり魅力的ではありますが、ちょっと考えます。(苦笑)

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2012.05.20

映画『ミッション:8ミニッツ』

母の日のプレゼントの記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 記事の更新が遅くなり、申し訳ありません。実は、ガンモの希望により、山梨県に来ています。あまり積極的には旅行に行きたくないと思っていた私ですが、ガンモの希望で、あるイベントに参加することになったのです。これについては、現在執筆中のゴールデンウィークの帰省の記事が完結してから改めてご報告させていただくことにします。

 本作を鑑賞したのは、十月二十八日のことである。鑑賞から七ヶ月近くが経過し、映画のタイトルだけを眺めてみても、もはやその内容を思い出すことができない作品がいくつかあるのだが、本作もそんな作品の一つである。そのため、本作もまた、予告編の映像を見てようやく内容を思い出したのである。

 それと同時に、本作を鑑賞してとても面白いと感じたことも思い出した。とても面白いと感じていたのに、映画のタイトルと内容がすぐに結び付かなかったのは、付けられているタイトルが適切ではないのではないかとも思える。ちなみに、本作の原題は"SOURCE CODE"である。私自身、ソフトウェア開発の仕事をしているので、仮に"SOURCE CODE"という原題がそのまま邦題に採用されていたとしても、やはりタイトルと本作の内容は結び付かなかったかもしれない。

 本作で特徴的なのは、繰り返し流される八分間の映像である。しかも、その映像は、毎回、同じではなく、少しずつ異なって来る。何故、同じような映像が繰り返し流されているのかというと、実は列車爆破事故の犯人を特定するために、軍から指令を受けたジェイク・ギレンホール演じるスティーヴンス大尉が、ある犠牲者の死亡八分前の意識に入り込んでいるのである。スティーヴンス大尉は、その八分間を何度も何度も繰り返すうちに、少しずつ列車爆破事故の犯人を特定する手掛かりを掴んで行く。

 発想としてはなかなか面白いではないか。八分間の映像が少しずつ変化することによって、観客を飽きさせない。さきほどと少し違う映像が流れると、それは調査中のスティーヴンス大尉にとっての調査の進捗へと繋がるのだ。

 爆破された列車の中にいるスティーヴンス大尉の目の前には、いつもクリスティーナという女性がいる。彼女は、スティーヴンス大尉が入り込んでいる意識の持ち主である教師のショーンの恋人だったようだ。しかし、やがてショーンの意識に入り込んでいるスティーヴンス大尉はクリスティーナに対して特別な感情を持つようになり、ショーンとしての八分間を繰り返すうちに、列車爆破事故から何とかしてクリスティーナを助け出したいと願うようになるのだ。

 実は、本作の結末は衝撃的なものだった。永遠とは何か? ということについて考えさせられる作品でもあるように思う。果たして、永遠の定義とは何だろう。いつまでも変わらない状態が続いて行くことなのだろうか。それが、「愛情」ならば美しい。しかし、「常に同じことの繰り返し」だとしたらどうだろう。

 かつてカセットテープが重宝されていた時代、エンドレステープというものがあった。プレイし続ける限り、同じ録音内容を再生し続けるというものだ。果たして、このような永遠は喜びに繋がるのだろうか。そう考えると、私たちの望む永遠とは、少しずつの変化を認めながら、ともに前進して行くことであるように思うのだ。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 今、思えば、ちょっと変わった作品でしたね。その変わっているところが受け入れられたのか、とても評価の高い作品であります。最初からすべてを明かしてしまわずに、最後に衝撃が残されている展開も良いと思います。過去を変えるために八分間に戻っているのではなく、未来に活かすために戻っているという発想も新しいと思います。すなわち、爆発物を仕掛けた犯人を特定し、その犯人が未来に同じ過ちを犯さないように犯罪を食い止めようとするのですね。

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2012.05.19

母の日のプレゼント

ホットヨガ(二九一回目)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。利根川水系の浄水場を経て供給されている水道水から、国の基準を超えるホルムアルデヒドが検出されたことにより、千葉の一部の地域で断水が実施されたそうですね。水は、私たちの生活にはもはや欠かせないものであり、普段、当たり前のように使用できているだけに、該当地域にお住まいの皆さんは、大変なご不便を感じられたことと思います。でも、考え方によっては、大変な不便を感じたけれど、逆に、こうして気付くことができて良かったと思えるのかもしれませんね。千葉の皆さんに、より安全な水が供給されますように。

 四年前に他界してしまった義母が肉腫を患ったとき、ゲルソン療法という代替療法の存在を知った。そのときはただ漠然と、新鮮な野菜ジュースには高い解毒効果がありそうだと感じただけで、義母に新鮮な野菜ジュースを飲むことを強く薦められる立場にもなかった。しかし、去年、母が肺がんになり、がんに関するいろいろな文献に目を通すうちに、やはり新鮮な野菜ジュースががん患者にとても有効なのではないかと思うようになった。

 有り難いことに、母は新鮮な無農薬野菜を親戚や友人から分けてもらったり、近所のスーパーで安く購入することができるようだ。田舎なので、自宅で無農薬野菜を栽培している人が周りにたくさんいるのである。もちろん、母自身も自宅の庭で無農薬野菜を栽培している。

 これらの状況から、新鮮な野菜ジュースを作れる状況にあると判断し、私は野菜ジュース作りについて更に深く追求するようになった。そして、がん患者に有効と言われている新鮮な野菜ジュース作りに欠かせないのは、ミキサーではなく、低速回転のジューサーであることを知った。低速回転で野菜や果物をすりつぶすことによって、野菜や果物の栄養価を逃がすことなく新鮮な野菜ジュースを作ることができるというのだ。実際に新鮮な野菜ジュースで末期がんの症状が緩和されたという方もいらっしゃる。

 そこで私は、今年の母の日のプレゼントにと思い、母の日には少し早かったが、【年中無休!単品購入なら土日も発送】【送料無料】【smtb-u】【在庫あり】【台数限定特価!】K...を母に贈った。

 低速回転ジューサーは他にもあったのだが、これよりも価格の安い低速回転ジューサーは、一回に搾り出すことのできる野菜ジュースの量が少ない上にジューサーを使用しているときの音も大きいとのことだった。それならばと、評価の高い【年中無休!単品購入なら土日も発送】【送料無料】【smtb-u】【在庫あり】【台数限定特価!】K...を選んだのである。

 新鮮な野菜ジュース作りは、もっぱら父が担当してくれているらしい。新鮮な野菜が手に入ると、父はすぐにジューサーを使い始めてくれた。ジューサーに入るくらいの大きさに野菜をカットしてジューサーにかけると、野菜の絞りかすとジュースが別々に出て来るという。野菜の絞りかすは、あとで別の料理に混ぜたりもできるようだ。

 インターネットで検索してみると、低速回転ジューサーで作った新鮮な野菜ジュースを飲み始めると、もう市販のジュースが飲めなくなってしまうほどおいしいらしい。私も何だか飲みたくなってしまったのだが、私の住んでいる地域で、毎日新鮮な野菜ジュースを作れるほどの無農薬野菜を手に入れるのはちょっとやっかいである。そういう意味で、やはり低速回転ジューサーを使った野菜ジュース作りは、田舎に住んでいる母にはもってこいだと思う。

 現在は、明日葉(あしたば)やバナナ、レモンなどを混ぜ合わせて作った新鮮な野菜ジュースを飲んでいるようだ。何と、父がビールジョッキに二杯も新鮮な野菜ジュースを作ってくれるという。母によれば、ジューサーで作った新鮮な野菜ジュースを飲むと、便秘がただちに解消されるらしい。抗がん剤の点滴を受けると、便秘がちになるので、自然な形で排便できるのは、母にとって好都合なようだ。

 また、新鮮な野菜ジュースの材料として、これと決めていた野菜を切らしてしまえば、すぐに他のもので代用できる状態にあるらしい。父も、どんな野菜や果物を足せば、どのような味になるのか次第にわかって来たという。私は、いろいろな本を読んだ知識から、新鮮な野菜ジュースをどんどん作って飲んで欲しいと推奨し続けているのだ。

 ただ、低速回転ジューサーの毎日のお手入れは、少しだけやっかいなのだそうだ。ほとんどの部分は簡単な水洗いで済むようなのだが、一部、専属のブラシを使って取らなければならない箇所もあるそうだ。それでも、がん細胞が縮小したり、抗がん剤が効きやすいという報告も複数あるので、これからも続けて欲しいものである。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 父や母から新鮮な野菜ジュースの話を聞いていると、何だか私も新鮮な野菜ジュースを飲みたくなてしまいました。(笑)しかし、都会暮らしには向きませんよね。そこで私は、酵素入りの粉末を水で溶いてせっせと飲んでいます。

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2012.05.18

ホットヨガ(二九一回目)

映画『スマグラー おまえの未来を運べ』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。今年も節電の夏になりそうな気配ですね。原子力発電には反対だけど、夏の暑さは勘弁して欲しいという方もいらっしゃるかもしれません。私も、ほてりが強いので、夏の暑さを考えると今から先が思いやられます。既にかなり暑いというのに、これ以上暑くなるのは気が重いですね。今年も節電の夏をどのように過ごすのか、それがこれからの課題です。

 五月十二日の健康診断のあと、私は十二時半から梅田店のスタジオで行われるリラックスコースのレッスンを予約していたというのに、レッスンの開始時間を勘違いしてしまっていた。三宮店でときどき受けているリラックスコースのレッスンが十四時半からなので、梅田店で行われるリラックスコースのレッスンも十四時半からだと思い込んでしまったのだ。

 朝食を取らずに健康診断を受けていた私がクリニックを出たのは十一時半くらいだった。そのため、少し遅めの朝食と少し早めの昼食を一緒にとろうと思い、いつものお気に入りの店でランチを食べたのだ。食事を終えた私は、レッスン開始までにはまだ時間があるので、「ガンまる日記」を更新しておこうと思った。しかし、何となくレッスンの開始時間が気になり、携帯電話からホットヨガの予約ページにアクセスしてみると、その日、予約しているはずのリラックスコースのレッスンが表示されていないのである。

 私は焦った。まさか・・・・・・? そして、慌てて「受講履歴」のページを開き、私のこれまでのレッスンの参加状況を確認してみた。すると、その日の十二時半からのリラックスコースのレッスンに参加していることになっているではないか! 私はここにいるというのに。

 そのときになって初めて、私は、梅田店でのリラックスコースのレッスンの開始時間は十二時半からだったということに気が付いた。時計を見ると、既に十二時四十三分だった。どうやら私は、十二時半からのリラックスコースのレッスンを予約したままレッスンにも参加せず、キャンセルもできなかったので、レッスンに参加していることになってしまったらしい。言い換えると、レッスンをすっぽかしてしまったわけで、一回分の回数券を消費してのキャンセル料が発生してしまったのだ。

 ああ、何ということだろう。このようなことは、二〇〇六年からホットヨガのレッスンに通い始めて六年間のうちに一度もなかったはずである。ついうっかりしていた。この時点で梅田店のスタジオに電話を掛ければ何とかなったのかもしれないが、レッスンの開始時間から十分を過ぎてしまっていたので、私は潔く諦めることにした。それにしても、ホットヨガのレッスンに参加するつもりでわざわざ梅田店のスタジオの近くで健康診断を受けたというのに、肝心のホットヨガのレッスンを受けずに帰るのも何だか悔しいではないか。せっかく、着替えや水を用意して来たというのに・・・・・・。そこで私は、引き続き携帯電話を操作して、このあと参加できそうなレッスンを探し出し、十四時からのビギナーコースのレッスンを予約したのである。

 そして私は、ビギナーコースのレッスンを受けるために梅田店を訪れた。受付に先週、南森町店のスタジオでお目に掛かったインストラクターがいらっしゃったので、十二時半からのリラックスコースのレッスンを予約していたが、レッスンの開始時間を勘違いしてキャンセル扱いになってしまったことを告げた。するとスタッフは、受付のパソコンからデータベースにアクセスして私のレッスン参加状況を確認してくださった。確かにキャンセル扱いになっているという。インストラクターによれば、一回分の回数券を消費するか、キャンセル料として千五百円を払うかどちらか選べるそうだ。私は、単純に考えて、千五百円を払ったほうが得だと思ったので、その場でキャンセル料として千五百円を支払った。私は五十回回数券を購入しているのだが、VIP会員かつ誕生月に回数券を購入しているので、割引率が高くなるのである。それで計算してみると、私の一回分のレッスン参加料は一七五五円だった。やはり、キャンセル料として千五百円を払ったほうが得である。

 キャンセル料の支払いの手続きを終えてロッカールームに向かおうと歩き始めると、スタジオから何と、三宮店のインストラクターが出て来られた。さきほどレッスンを終えて、スタジオの後片付けが終わったところらしい。私はごあいさつをさせていただくとともに、十二時半からのリラックスコースのレッスンを予約していたものの、レッスンの開始時間を間違えてしまい、キャンセル扱いになってしまったことを話した。すると、三宮店のインストラクターは、そのレッスンを担当していたのは自分だとおっしゃった。ああ、何ということだろう。もしもリラックスコースのレッスンに参加していたならば、きっと楽しいレッスンが展開されていたはずなのに。私は三宮店のインストラクターにレッスンをすっぽかしてしまったことを謝って、ロッカールームへと向かった。

 さて、ビギナーコースのレッスンに参加するのは久し振りのことである。レッスンの参加者は十六名で、男性会員はゼロだった。レッスンを担当してくださったインストラクターは、梅田店では初めてレッスンを担当してくださるインストラクターだった。やはり、ビギナーコースのレッスンを久し振りに受けてみると、初心に返ることができる。レッスンに参加されている方たちから初々しいエネルギーを受け取ることができるからかもしれない。

 しかし、私は、一連の英雄のポーズが苦手だと感じてしまった。以前から感じていたことではあるのだが、やはり下半身がグラグラして安定しないため、ポーズがうまく取れないのである。英雄のポーズに入ると、どれもサボりたくなってしまう。

 ちなみに、ビギナーコースのレッスンでは、スタジオの温度がそれほど高くないように感じられた。まだレッスンに慣れていない方が多いために、スタジオの温度は低めに設定されているのかもしれない。おかげで私は、レッスン中に一度もスタジオの外に出ることなく、最後までレッスンを受けることができたのだった。

 今回のことで得た教訓は、「レッスンの前にはレッスンの開始時間を確認しよう!」である。思い込みで行動すると、時には失敗もやらかしてしまうということだ。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m これまでレッスンに遅刻したことはあっても、すっぽかしてしまったという経験はなかったように思います。ですので、キャンセル料を支払ったのも初めてだと思います。(苦笑)まあ、これも次に同じ失敗を繰り返さないための良い経験でしょうか。ビギナーコースのレッスンには、初々しい方も参加されていたのですが、中にはベテランの方もいらっしゃいました。木のポーズを見ると、その方がどれくらいヨガの経験を積んでいるのかがわかりますね。

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2012.05.17

映画『スマグラー おまえの未来を運べ』

二〇一二年健康診断(3)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 大気の状態が不安定になるとの予報でしたが、日中はそれほどお天気が崩れるということもなかったように思います。しかし、仕事帰りに自宅の最寄駅から自転車に乗っていると、急に雨が降り出してしまいました。私は普段からレインポンチョや傘を持ち歩いてはいるのですが、わざわざ自転車を停めてソフトキャリーバッグから取り出すのも面倒臭いので、そのまま自転車をこぎ続けて雨に濡れながら帰宅しました。全国で、落雷などの被害が出ていないことを祈ります。

 本作を鑑賞したのは、十月二十五日のことである。この手の作品は、普段はあまり積極的には鑑賞しないのだが、映画『悪人』で素晴らしい演技を見せてくれた妻夫木くんの活躍ぶりに期待しているので、鑑賞することにした。

 今回、妻夫木くんが演じているのは、役者志望ではあるものの、夢に破れ、今はフリーターの仕事をして生計を立てている砧である。しかし砧は、あるときパチスロのうまい儲け話に乗って大損をしてしまい、借金を抱えてしまう。そこで借金返済の手だてとして紹介されたのが、秘密の運送屋(スマグラー)の仕事である。スマグラーは、公にはできないものを運ぶために、高額な報酬を手にすることができるのだ。しかし、やがて砧は、ヤクザとチャイニーズマフィアの殺し屋との戦いに巻き込まれることになるのだった。

 まず、本作で注目したいのは、チャイニーズマフィアの二人組の殺し屋、背骨と内臓である。彼らは男性同士なのだが、見るからにツインソウルの組み合わせである。二人は常に一緒に行動しているのだが、互いに相手に依存せずに補い合っている。しかも、表面的には殺し合いもするほど激しい間柄なのだが、心の奥深い部分では相手を深く信頼し、愛し合っている。原作者がツインソウルの存在を知らずにここまで描き出すことができたのだとしたら、あっぱれである。

 彼らを見ていると、根っこの部分は同じなのに、途中で分かれた枝が時には激しく惹かれ合ったり、反発し合っているように見える。しかし、二人は決して喧嘩をしたいわけじゃない。本当は仲良くしたいのだ。特に、内臓は、別の男性にちょっかいを出したりもするのだが、その男性に対する想いは、背骨に対する深い想いとは明らかに異なっているのが良くわかる。表面的な行動と、魂の奥深くに秘めている感情は、まったく別物なのだ。

 そんな男性同士のツインソウルの激しい愛に触れながら、物語は騒がしくも進行して行く。そして本作には、特筆しておくべきことがもう一つある。それは、高嶋政宏くん演じるヤクザの河島が砧を徹底的に拷問するシーンだ。ほとんど狂気とも言えるそのシーンにおいて、河島は、砧をチャイニーズマフィアの殺し屋の背骨として拷問を始める。紙おむつのパンツをはいた河島は、まるで儀式のように次から次へと砧を拷問にかける。私は鑑賞後、しばらくこのあまりにも強烈な拷問シーンが目に焼き付いて離れなかった。

 実は砧は、スマグラーとして背骨を搬送している途中で、うっかり背骨を逃がしてしまい、自分が責任を取って身代わりになったのだ。砧にしてみれば、殺し屋の背骨を演じ切ることで、自分が本来なりたかった役者というものに命を賭けることになるのである。

 砧のスマグラー仲間には、永瀬正敏くん演じるジョーと我修院達也さん演じるジジイがいる。最初は新人の砧の働きぶりを認めまいとしてぎくしゃくしているスマグラー仲間も、いろいろな困難を乗り越えながら、次第に絆を深めて行く。

 いやはや、このような世界が本当にあるとは思いたくないが、私たちの想像できないような世界においても、仲間同士の絆が育まれていることが唯一の救いになるような作品だった。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m ここに描かれているのは、完全にダークな世界ですね。上映中、目を覆いたくなるようなシーンも多々あったように思います。それでも私は、この作品を高く評価したいですね。

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2012.05.16

二〇一二年健康診断(3)

二〇一二年健康診断(2)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 何だかまたまた大気の状態が不安定になるそうですね。積乱雲が発生しやすい状態になっているとかで、竜巻や突風に注意するように呼び掛けられています。しかし、そうは言っても、強力な自然災害からは、なかなか逃げ切れるものではありません。(苦笑)ただ、そういうことが起こり易い状況にあることを頭に入れて行動するだけでも、少しは違うかもしれませんね。何かあれば、近くの頑丈な建物の中に逃げ込みましょう。

 乳がん検診として、マンモグラフィーの検査も行った。検査は相変わらず痛かったが、今回は生理中だったので、痛さはまだマシなほうだった。

 バリウムを飲んで胃のレントゲンもこなすと、すべての検査を終えた。あとは医師による問診と乳がんの触診を残すのみである。

 ソファに座って待っていると、私の名前が呼ばれたので診察室に入った。この男性医師からは、毎年のようにいろいろなアドバイスをいただいている。

 簡単な問診を済ませたあと、いつものように施術台の上に仰向けになったとき、私は男性医師に子宮筋腫が大きいことを告げた。すると男性医師は、例年通り、私の下腹部を触診され、筋腫の大きさにひどく驚いていた。確か、乳がんの触診をしていただくために横たわったはずなのだが、男性医師は私の筋腫の大きさに気を取られてしまったため、私は施術台からいったん立ち上がり、男性医師の前に用意された椅子に腰かける羽目になった。あとから男性医師が乳がんの触診をしていないことに気付き、施術台の上にもう一度仰向けになるよう指示された。男性医師曰く、
「筋腫の大きさに驚いて、乳がんの触診を忘れてしまいました」
とのことだった。

 毎年、マンモグラフィーの見解では、左胸に良性の石灰化が認められている私だが、男性医師による触診では、例年同様、しこりはないと言われた。

 ただ、これほど大きな筋腫は、やはり手術で切ったほうがいいと男性医師に言われた。実は、毎年のように言われていることである。二年前にも、閉経後に子宮が収縮して痛みを感じる話や、一年前にも、閉経後に石灰化した筋腫が腸を傷つけて、うんちまみれになったおばあさんの話を聞いた。

 そして、今年も、さきほど挙げた両方の話を聞いた。特に、一年前に聞いた、閉経後に石灰化した筋腫が腸を傷つけて、うんちまみれになったおばあさんの話については、
「最期は敗血症で亡くなられたんですけどね」
と付け加えられた。

 男性医師曰く、
「こういう話は、婦人科を受診してもなかなか聞かないでしょう。四十五年も(医師を)やっていれば、いろいろな患者さんに出会います。そういう人もいらっしゃるので、大きな筋腫は今のうちに切っておいたほうがいいですよ」
と繰り返し警告してくださったのだった。

 私は、男性医師にお礼を言って診察室を出た。閉経すれば筋腫は小さくなるというのは周知の事実だが、小さくなっても筋腫を形成するすべてのものが身体の外に出て行くのではないとしたら、恐ろしいことである。

 しかし、それにしても、石灰化した筋腫のかけらが腸を傷つけるというのは、どういうことなのだろうか。子宮と繋がっているのは膣なのではないだろうか。それが腸に達するというのは、普通に考えて、有り得ることなのだろうか。クリニックを出た私は、考えることが多くてちょっぴり暗くなってしまったのだった。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 毎年のように「切ったほうがいいですよ」と言われ続けているのに、まだ手術していない私です。(苦笑)しかし、年齢的にも躊躇しますよね。果たして、私と同じような状況の方なら、どのような選択をされるでしょうか。

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2012.05.15

二〇一二年健康診断(2)

映画『蛍火の杜へ』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 私は通勤に、JRの新快速列車を利用しているのですが、朝は新快速列車がとても混雑しています。そんなひどく混雑した車内で、あるとき若い男性客同士が言い争いの喧嘩を始めました。どうやら、混雑した車内で身体が当たったり、押したり押されたりしたことが原因のようです。私のすぐ側で、顔を顔を突き合わせて罵り合っているので冷や冷やしましたが、暴力沙汰にはならずにことなきを終えました。もしも、どちらかが殴ったりしたら、私は知らん顔をせずに何か行動に出ようと思っていました。何はともあれ、良かったです。しかし、この男性客同士は、今後も同じ車両に乗り続けるのでしょうかね。それでは、二〇一二年健康診断(1)の続きを書かせていただきます。

 子宮頸がん検診のあとは、こまごまとした検査が続いた。今回、初めて受診したのだが、体脂肪計に乗って体脂肪を測定する検査もあった。何と、体脂肪計を利用するには靴下を脱がなければならず、私は冷え取り健康法のために四足も重ね履きしている靴下を検査の場で脱ぐ羽目になった。乗ったときに足と接触する金属部分から体脂肪を測定するらしく、靴下を履いたままだと正確に測定できないらしい。

 靴下を脱いで体脂肪を測定したものの、健康診断の慌ただしい流れの中で、五本指ソックスを含む片足につき四足もの靴下を履き直すことは至難の業だった。五本指ソックスがフィットしなければ気持ちが悪いし、靴下を履くにはそれなりに広い場所が必要だったのだ。そこで私は仕方なく、この先の検査で足が冷えるのを覚悟で、脱いだ靴下をロッカーに入れておこうと試みた。ところが、私が使用しているロッカーは、他の方が着替えをしているのか使用中のロックが掛かっていた。そのため私は、その後の検査に、脱いだ片足につき四足分の靴下を持ち歩くことになった。もちろん、薄い水色の検査着にはポケットもなかったので、とても不便を感じた。

 身長、体重、聴力検査は特に何も問題もなく順調に進んだ。しかし、視力検査のときに、視力が落ちてしまっていることを実感した。これまで私はコンタクトレンズを着用して、左右ともに一.五から一.二は見えていたのだが、今回の視力検査では一.〇に下がっていた。

 おそらく更年期障害もあるのだろう。最近、確かに仕事中も目がしょぼしょぼして、コンタクトレンズ装着液などで目に人工的な水分を補給することが多い。パソコンを見つめる目も、文字を確認する目もどこかすっきりしない。老眼も少し進んでいて、小さい文字がなかなか読めない。そんな状況だったので、視力が落ちていることがはっきりとわかってしまった今は、その事実を受け入れるしかなかった。

 血液検査のために採血していただくとき、
「これまでに採血でご気分が悪くなられたことがありますか?」
と採血担当の女性スタッフに尋ねられた。私は正直に、
「はい」
と答えた。すると、
「横になって採血されますか?」
と気遣ってくださったので、
「いえ、今日は大丈夫だと思います」
と答えた。いつもならば、横になって採血していただくのだが、ここのところ、気分が悪くなることもないので大丈夫だと思ったのだ。

 そうして左手を差し出すと、どうも私の血管は採血し辛い血管のようだった。
「手を握って、グー、パー、グー、パーを繰り返してください」
と女性スタッフに言われてその通りにしてみたのだが、それでも私の血管は浮き上がって来ないようだった。仕方がないので今度は右手でも同じことをして、ようやく右手で採血していただくことができた。

 その後、心電図や胸部エコーの検査を受けた。胸部エコーの検査では、ゼリーのようなものが胸の下あたりに塗られ、すい臓や肝臓などの臓器の状態を調べてくださるらしい。女性スタッフに、
「これまでエコーの経験はありますか?」
と尋ねられたので、
「はい。子宮筋腫が大きいので・・・・・・」
と答えた。

 やはり、私の大きな筋腫は胸部エコーにも影響を与えていたようで、女性スタッフはかなり苦戦されているように見えた。右の脇腹の上辺りを何度も何度も検査されたので、少し気持ちが悪かった。

 このとき女性スタッフに言われたのは、私の筋腫が下から突き上げて来ているせいで、いろいろな臓器が上に上がってしまっている状態なのだそうだ。そのため、
「わかる範囲で報告しておきます」
と言われてしまった。もしかすると、みぞおちの辺りに感じる違和感は、そこにいろいろな臓器が密集してしまっているからなのかもしれない。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 大きな筋腫が、下からいろいろな臓器臓器を突き上げて、いろいろな臓器が上に上がってしまっているというのは、私なりにショックでしたね。つまり、突き上げられているいろいろな臓器は、あるべき場所に存在していないということなんでしょうね。(苦笑)

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2012.05.14

映画『蛍火の杜へ』

二〇一二年健康診断(1)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 福山のホテル火災は、ホテル側にいろいろな問題があったことが指摘されていますね。先日の高速バスの事故もそうですが、景気が低迷してしまっている今の時代において、顧客獲得のために格安のサービスを提供しようとすると、本来あるべき姿から外れてしまうのは事実だと思います。私たちも格安サービスを利用する場合は、リスクを覚悟した上で利用しなければなりませんね。亡くなられた方たちのご冥福を慎んでお祈り申し上げます。

 本作を鑑賞したのは、十月二十二日のことである。わずか四十四分という短い作品なのだが、何の予備知識もなく、ただ映画を観たいと思って映画館に入り、上映時間にちょうど間に合う作品だったので鑑賞した。普段からアニメをほとんど鑑賞しない私だが、信頼できるミニシアター系映画館だったので鑑賞することにしたのである。

 鑑賞してみると、人間に触れられると消えてしまうという不思議な少年ギンと人間の少女蛍との切ない恋の物語だった。

 夏休みの間だけ祖父の家に遊びに来ている蛍は、最初のうちはまだ幼い子供である。妖怪が出るという“山神の森”に迷い込んでしまった蛍の前に現れたのは、狐の面をかぶった少年ギンだった。ギンは蛍を“山神の森”の出口まで案内する。

 ギンとの不思議な出会いを果たした蛍は、それから毎年のように“山神の森”を訪れ、ギンとともに過ごすようになる。その時間は、いつしか二人にとって、とても大切な時間になっていた。

 時を経るごとに、蛍は幼い子供から少女へと成長して行く。しかし、蛍がどんどん成長して行くのに対し、まるで成長が止まってしまっているかのように、ギンは何も変わらない。年も取らなければ、声も変わらないのだ。蛍の「動」に対し、ギンの「静」がここにある。そして、二人の間に少しずつ芽生えて行く確かな感情・・・・・・。

 男女が惹かれ合えば、相手に触れたくなるのは当然のことなのに、人間に触れられてしまえば、ギンの姿はたちどころに消えてしまうのだ。だから二人は直接手を繋がずに、"山神の森"で拾った木の切れ端を介して繋がる。ああ、何とも切ないではないか。

 ギンがどのような存在だったのかを知ると、更にせつなくなる。“山神の森”に棲む妖怪たちとも気軽に話をすることのできるギンは、ある種の決断を下すことができずに“山神の森”に長いこと留まってしまっていたのかもしれない。だから、蛍がギンに触れることは、ギンの状態が「静」から「動」へと切り替わることを意味する。観客は、そこで奇跡が起こることを期待するだろう。果たして、ギンの行方は?

 このような作品を鑑賞すると、私たち人間は、「動」の存在だったのだということを改めて認識させられる。しかし、「動」の中にあっても毎年変わらずに、蛍が“山神の森”に通い続けたことが感動をもたらすのだ。

 考えてみると、二人の恋は、それぞれが人生における大きな転機を迎えるところまでのサポート的な意味合いを持っていたのかもしれない。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 触れたいのに触れられないというジレンマは、愛し合う恋人たちにとってはとても辛いことでしょうね。しかし、触れたいとする気持ちを欲望だとすれば、触れてしまってはギンがたちどころに消えてしまうと思い、触れたい気持ちを押し込めようとするのは愛ではないでしょうか。

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2012.05.13

二〇一二年健康診断(1)

しまなみ海道散策(3)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m また一つ、週末が過ぎ去ってしまいました。いやはや、月日の経つのは本当に早いものですね。ゴールデンウィークの余韻に浸る間もなく、どんどん過ぎ去って行くような気がします。

 五月十二日土曜日は、派遣会社の健康診断の日だった。私たち派遣社員は、勤務時間中に健康診断を行うためのレントゲン車や検査スタッフが職場にやって来てくれるわけではないので、指定された医療機関に自ら電話を掛けて、自分の都合の良い日を予約して受診することになっている。ここ数年、私はホットヨガの梅田店のスタジオのすぐ近くにあるクリニックで受診していたので、今年も例年通り、受診させていただいた。

 ところが、八時半から予約を入れていたというのに、家を出るのがすっかり遅くなってしまった。というのも、どうせなら梅田店でホットヨガのレッスンを受けようと思い、ホットヨガのレッスンも予約していたので、単に健康診断に出掛けて行くだけでなく、ホットヨガのレッスンの準備まで整えて家を出なければならなかったからだ。

 もたもたとしていたため、クリニックに着いたのは、予約時間を二十分以上も経過したあとだった。ご存知の通り、ホットヨガの梅田店のスタジオの近くにあるクリニックということは、JR大阪駅から遠いのである。どうも私はこの方面に出掛けて行くときに遅刻してしまいがちだ。自宅から見て裏鬼門の方角にでもあるのだろうか。

 ようやくクリニックに着いてみると、今度は受付の前で、数人の人たちが受付の順番待ちをしていた。そのため、私の受付が終わったのは、九時を回った頃だった。

 私は、ホットヨガのレッスンに通うために、ソフトキャリーケースを持参していたのだが、受付の方が私のソフトキャリーケースをご覧になり、ロッカーには入らないので預かってくださることになった。私はありがたくお言葉に甘えさせていただいた。

 今回、私が受けた健康診断は、基本検診と生活習慣病検診、それから婦人科検診である。二、三年ほど前までは、生活習慣病検診も婦人科検診も、派遣会社の健康保険組合が負担してくれたのだが、最近では予算がないのか、自己負担となってしまった。そのため私は、生活習慣病検診と婦人科検診の代金として受付で六千円を支払った。

 ロッカーに案内され、スタッフから検査着を手渡された私は、他の人から見た私の身体のサイズはこんなにも大きいのかとがっかりした。良く、日帰り温泉施設などでサウナを利用するときに館内着を使用することがあるが、利用客の意志を尊重してくれる施設では、
「館内着のサイズはいかがなさいますか?」
と尋ねてくださる。しかし、このクリニックでは、毎回、スタッフにサイズを決められてしまうのだ。

 私はロッカールームに入ると、受け取った検査着に着替えてロッカールームを出た。実は、今回も生理中だったのだが、ほぼ終わりかけている状態だったので、薄い水色の検査着であってもそれほど心配はなかった。二年ほど前の健康診断では、やはり同じ場所で生理中に健康診断を受けることになり、検査着を生理の血液で汚してしまったのだ。

 健康診断の定番は、尿検査である。検査着に着替えたときに渡された紙コップに尿を取り、指示通り、生理中であることを示しておいた。

 いつもならば、子宮頸がんの検査はかなりあとのほうに行われるのだが、どういうわけか今回は、最初のほうに呼ばれて、あの婦人科の椅子に座った。私はスタッフに生理中であることを告げておいた。館内の張り紙にもあったのだが、生理中に子宮頸がんの検査を受けた場合、稀に結果が不確かなことがあるそうだ。私は、そのことに了承し、検査を受けた。

 子宮頸がんの検査をしてくださったのは、女医さんだった。考えてみれば、ここ数年は同じ女医さんの検査を受けているはずである。そうした安心感から、私は検査中も力を抜いてリラックスすることができた。

 子宮頸がんの検査を終えた女医さんが、
「では、触診させていただきますね」
とおっしゃったので、私は慌てて、
「子宮筋腫が大きいんです」
と答えた。すると女医さんは、私の下腹部を触診され、
「あら、ほんまや。大きいわ。どこかの病院で診てもらっとるん?」
とフレンドリーな口調で尋ねてくださった。私はその話ぶりを聞いて、ひょっとするこの女医さんは、私がかつて子宮体がんの検診をお願いした女医さんではないだろうかと思った。I医師の紹介で、自宅近くのクリニックをご紹介いただき、子宮体がんの検査を受けたことがあるのだ。

 そうは言っても、かなりお忙しい女医さんのはずなので、他のクリニックに出張して子宮頸がんの検診を行う余裕はないのではないかとも思えた。確認したくても、私の座っている婦人科の椅子と女医さんの間はカーテンで仕切られていて、顔が見えないのだった。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 一年振りの健康診断となりました。できれば生理中の検診を避けたかったのですが、リュープリン明けだからでしょうか。生理の周期がずれてしまったのです。(苦笑)

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2012.05.12

しまなみ海道散策(3)

映画『やがて来たる者へ』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 仲間うちとの連絡用にfreemlというサービスを利用して、新しくML(メーリングリスト)を立ち上げてみたのですが、SNS並みに機能が充実していて、とても満足しています。SNSで困るのは、友達登録を行った相手が、普段、自分の呼んでいるニックネームや呼び方でSNSに登録していないために、相手のハンドル名を呼び掛けることに違和感を覚えたり、また、ありとあらゆる友人や知人が一つにまとまってしまうために、こちらが発信する内容を話題ごとに切り分けられないことではないでしょうか。freemlは、そうした状況にも個別に対応できそうなツールです。あと、何と言っても便利なのが、飲み会などの出欠確認などを手間を掛けずに実施できるということです。メールベースで話を進めて行こうとすると、なかなか時間が掛かって進まない話も、アンケートメールを手軽に作成できるので、ささっと話が進みますね。それでは、しまなみ海道散策(2)の続きを書かせていただきます。

 大三島に一泊したあと、私たちはしまなみ海道をずんずん進んだ。開通直後は、島が変わるごとに料金所が設置されていて、少々ストレスを感じてしまったしまなみ海道だが、何年か前にそれらの料金所は撤去され、連続した道路になった。

 途中、私たちは、しまなみ海道の道の駅「今治市多々羅(たたら)しまなみ公園」に立ち寄った。

 しまなみ海道は、自動車やバイクのほかにも、自転車や歩行者も通行できるようになっている。そのため、自転車好きの方たちには人気のスポットになっているようだ。また、旅の途中で自転車に乗りたくなってしまった方たちのために、レンタサイクルのサービスも充実している。ただ、交通量の多いしまなみ海道を自転車で渡ることから、単なるサイクリング感覚ではなく、ヘルメットの貸し出しも行っているようだ。

 私たちが今治市多々羅しまなみ公園の道の駅に着いたときも、若いご夫婦と幼稚園くらいの子供さんのご家族連れが、自転車スタイルでばっちり決めて、ちょうど道の駅を出発しようとしているところだった。私はそこに、まるで七五三に賭けるような若い夫婦の意気込みを感じ取ったのだった。

 道の駅には、自動販売機を改造した空き缶入れや、伊予弁で書かれた注意書もあった。伊予弁は、目で確認するよりも耳で聞いたほうが味わい深い。ちなみに、一緒に描かれているのは愛媛の銘菓タルトである。

 道の駅の背景には、大きな多々羅大橋(たたらおおはし)が控えていた。実に美しい眺めである。

 また、道の駅には「しあわせの鐘」という名前の鐘が設置されていたので、私も鳴らしてみた。他の人たちが鳴らすと、鐘は一度だけ鳴ったのだが、私が鳴らすと、鐘は連続して数回鳴った。他の方たちが遠慮がちに鐘を鳴らしたのに対し、私の鳴らす力は強過ぎたのかもしれない。

 私たちは、しばらく道の駅で休息したあと、またまた次なる目的地へと向かった。この日は兵庫県の我が家に向けて帰宅するだけの予定だったので、途中でどこかに寄って帰ろうとガンモは計画していたようだ。というのも、普段は明石大橋か瀬戸大橋を利用して四国に出入しているので、こうしてしまなみ海道を渡るのが少々物珍しかったのである。

 道の駅を出発すると、ガンモの運転するカングーは、間もなく多々羅大橋を渡り始めた。見ると、自転車に乗った人たちが多々羅大橋を渡っていた。この時期、天候に恵まれた日に自転車で海の上を走るのは、とても気持ちがいいものだろう。しかし、途中で挫折することはできず、体力を使い果たしてしまいそうである。

 それにしても、しまなみ海道を自転車で渡っている方たちは、自動車に自転車を積み込んでここまで来たのだろうか。それともレンタサイクルを利用しているのだろうか。何はともあれ、自動車とバイクと自転車と歩行者が共存する道路、それがしまなみ海道なのである。

※撮影した写真のスライドショーを貼り付けておきます。なお、スライドショーが表示されない場合や、写真へのコメントをご覧になる場合は、しまなみ海道散策(3)をご覧ください。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 一週間仕事をすると、わずか一週間ほど前のゴールデンウィークも、遥か彼方の出来事のように思えてしまいます。ちなみに、母曰く、ゴールデンウィーク中のしまなみ海道は、自転車の通行量が無料で、レンタサイクルも、わざわざ借りた場所に戻さなくても良かったのだとか。それで、利用客が多かったのかもしれませんね。

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2012.05.11

映画『やがて来たる者へ』

腎盂炎(じんうえん)、その後の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。またまた週末がやって来ました。ゴールデンウィークが明けてすぐの週末ですので、何となくですが、これからまた九連休できればいいのに、などと思ってしまうこの頃です。休み癖がついてしみました。(苦笑)皆さんも、楽しい週末をお過ごしくださいね。

 本作を鑑賞したのは、十月十二日のことである。

 ナチスがユダヤ人を虐殺したのは有名な話であるが、本作で虐殺されるのはイタリア人である。第二次世界大戦末期の一九四四年秋、パルチザン抹殺のため北イタリアの農村にやって来たナチスは、子供や老人、女性ら七七一人もの命を奪ったという。その事件は、“マルザボットの虐殺”と呼ばれているそうだ。本作は、その“マルザボットの虐殺”を八歳の少女の視点から描き出している。

 新人のグレタ・ズッケリ・モンタナーリ演じる八歳の少女マルティーナの演技が素晴らしい。彼女は、小さい頃に弟が自分の手の中で息を引き取って以来、そのショックから口が効けなくなってしまっている。

 スクリーンには、マルティーナを含めたボローニャ郊外に住む人たちの普通の暮らしぶりが写し出されている。森を生活の中に取り込み、彼らは本当にここに住んでいるのではないかと思えるくらい、リアルな生活感が漂っていた。

 それに加え、本作を通して感じ取ることができるのは、キリスト教に対するイタリアの人たちの熱い信仰心である。身の危険を感じたときに、人々は教会に集まって祈りを捧げているのだ。これは、日本にはない価値観だと思う。日本では、仮に同じようなことが起こったとしても、お寺や神社に人々が集まって、祈りを捧げるようなことはないのではないだろうか。

 ベニャミーナという女性を演じている女優さんを何かの作品で観たと思っていたところ、映画『ボローニャの夕暮れ』で殺人の罪を犯した少女を演じていたアルバ・ロルヴァケルだった。彼女は、ボローニャ地方と深いご縁があるのかもしれない。

 ナチスの残酷さを描いた作品は、つい最近も鑑賞したばかりだが、どうしてあれほどまでに残酷な気持ちになれるのか、どうしてもわからない。それだけ、上下関係の厳しい社会が築かれていたのだろうか。ある意味、洗脳のようなことが行われていなければ成り立たないことでもある。
 こうした作品を通して、私たちは未体験の戦争を振り返る。自分一人だけでなく、軍隊として集団で行動することで、感覚が麻痺してしまった部分も大きいだろう。そのエネルギーがもっと別のことに使われたならば、こうしてたくさんの人たちが命を落とすこともなかったのではないかと残念でならないのだ。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 二年ほど前でしたか、夏休みの旅行でドイツに行きました。もちろん、今のドイツには、ナチスの面影はありません。(苦笑)今になって思えば、何故、歴史的にこれほど残酷なことができたのかと不思議でなりませんね。考えられるのは、指導者が良くなかったということくらいでしょうか。

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2012.05.10

腎盂炎(じんうえん)、その後

消えた自転車の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 少し涼しくなりましたね。私はここのところ、半袖Tシャツ一枚で通勤しているのですが、朝は空気がひんやりしていてとても気持ち良く感じられたものの、さすがに帰りは寒かったですね。それでは、腎盂炎(じんうえん)だった!の続きを書かせていただきます。

 私は、処方していたいだ抗生物質を毎食後に欠かさず服用した。そのおかげで、膀胱炎の症状はすぐに治まった。その抗生物質は、ちょうどゴールデンウィークの休暇中に飲み切ってしまった。薬が切れる頃に、再度、尿検査に来るように医師から言われてはいたものの、診ていただいたクリニックが職場近くにあったので、自宅からわざわざ一時間半も掛けて出向いて行くよりも、ゴールデンウィークの休暇が明けてから行こうと思っていた。そこで、ゴールデンウィーク明けの月曜日の仕事帰りに早速足を運んでみた。

 今回は、抗生物質服用後の診察ということで、気持ちにも余裕があった。受付で診察券を差し出すと、すぐに検尿のカップを渡されたので、リラックスできるトイレに入り、検尿を済ませた。職場では、いつも退社前にトイレを済ませておくのだが、この検尿のためにトイレに行かずに直接このクリニックにやって来たのだった。そのおかげで、前回よりもたくさんの尿をカップに採取することができた。

 検尿を済ませて待合所で診察の順番待ちをしていると、男性の患者さんがクリニックにやって来た。どうやら初診らしい。その男性は、受付で、
「腎臓が痛いので診てもらえますか?」
と言った。私は、自分の腎臓がどこにあるのか知らないので、自分の腎臓がどこにあるのかを知っているこの男性は、この男性は、これまでにも腎臓の病気でどこかの病院を訪れたことがあるのだろうと思った。

 間もなく私の名前が呼ばれたので、診察室に入った。医師に、
「その後、いかがですか?」
と尋ねられたので、
「おかげ様で膀胱炎の症状は治まりました」
と答えた。すると医師は、顕微鏡で私の尿を確かめながら、
「前回は血尿や細菌も見受けられましたが、今回は何も出ていませんので、薬が効いていると思います」
とおっしゃった。そして、前回の尿の中に含まれていた細菌の名前とともに、処方してくださった抗生物質がどのような細菌に対して効果があったかについて書かれた一枚の紙を見せてくださった。私の尿から発見されたのは、膀胱炎の患者に見られるごく一般的な細菌だったらしい。そのため、処方してくださった抗生物質が効いたようだ。なるほど、抗生物質とは、さまざまな細菌に対処できるように、複数の薬を混ぜ合わせているのだとわかった。

 腎盂炎の症状も落ち着いているので、これで私は無罪放免となったわけである。ただ、腎盂炎を患ったときに、胃のあたりに少し違和感を感じたことが気になっていたので、私は医師に尋ねてみた。私自身、腎臓がどこにあるのかわからなかったので、実は違和感を感じていたのは胃ではなく腎臓だったのではないかと思ったのだ。しかし、医師は、腎臓は右の腰の辺りにあるとおっしゃった。私は、その辺りに違和感は感じなかった。医師は、
「ときどきお薬で胃が荒れる患者さんがいらっしゃるので、胃が荒れたのかもしれませんね」
とおっしゃった。ああ、私が医師に処方していただいた抗生物質を服用したのは、腎盂炎が既に治まったあとだったというのに・・・・・・。しかし、私は細かな説明はせずに、
「そうですか。ありがとうございました」
と医師に御礼を言って診察室を出た。

 私は、これまであまり西洋医学の恩恵をいただいたことはなかったように思うのだが、今回のように処方していただいた抗生物質が良く効いたのは、西洋医学のおかげである。やはり、西洋医学は根本原因を絶つ処方ではないものの、結果に対する処置に関しては優れているのだと思った。私は晴れ晴れとした表情でクリニックをあとにしたのだった。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 腎盂炎騒ぎもひとまず落ち着きました。このような病気があるとわかり、良い経験になりましたね。胃のあたりに違和感を感じたのは、何か別のことが原因なのでしょう。とは言え、あれから特に違和感は感じていないので、食欲がなく、空腹だったために違和感を感じていただけかもしれません。何はともあれ、一件落着であります。

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2012.05.09

消えた自転車

映画『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m ゴールデンウィークの帰省について綴っている最中ではありますが、休日でなければ写真の整理が難しいので、写真を交えた記事は週末に書かせていただくことにします。

 ゴールデンウィークの帰省から自宅に戻った翌日、私は映画鑑賞のために、自宅近くの映画館に朝から出勤した。その前日は、映画を千円で鑑賞できる、毎月一日の映画サービスデーだったのだが、大三島の宿泊施設をチェックアウトしてからこちらに帰って来るのにほぼ一日を費やしてしまったので、映画を観に行くことができなかった。そこで、同じく映画を千円で鑑賞できる、その翌日のレディースデーを利用して、映画館で一日中、映画を鑑賞しようと思い立ったのだ。

 その日は、カレンダー上は平日だったので、ガンモは朝から仕事に出掛けて行った。ガンモが仕事に出掛けたあと、私も映画館に出掛けるべくマンションの駐輪場に出てみると、私の自転車はなく、ガンモの自転車だけが残っていた。私は、雨が降っていたので、ガンモは私の自転車に乗って仕事に出掛けて行ったのだろうと思い込んでいた。というのも、ガンモの自転車は比較的新しいのだが、私の自転車はかなりの年代ものだからだ。

 私は、自分の自転車がないので、ガンモの自転車にまたがって、映画館へと向かった。映画館は、自転車で十数分のところにあるのだ。そして、映画を四本鑑賞したあと、ガンモに電話を掛けてみると、ガンモもそろそろ仕事を終えて帰宅する頃だという。ちょうど良かったと思い、私も再びガンモの自転車にまたがって帰宅すると、マンションの駐輪場には相変わらず私の自転車がなかった。私は、ガンモがまだ帰宅していないのかと思い、
「ガンモ、どこにいるの?」
と電話を掛けてみた。すると、ガンモは、
「家(うち)だから」
と言う。私は驚き、
「ええっ? じゃあ、私の自転車は?」
とガンモに尋ねた。すると、ガンモは、
「は?」
と言った。私は、
「今日は雨が降ってたから、てっきりガンモが私の自転車に乗って仕事に行ったんだと思って、私はガンモの自転車に乗って映画館に行ったんだよ。でも、帰って来てみたら、ガンモが家にいるのに私の自転車がない。私の自転車はどこ?」
とまたまたガンモに尋ねた。それに対し、ガンモは、
「いや、俺は今日、○○さん(自宅近くの顧客)に行ったから、自転車には乗ってないよ」
と答えるではないか。それを聞いて青ざめた私は、
「でも、私の自転車がないんだけど? まさか、盗られた?」
と言った。

 実は、私の住んでいるマンションでは、少し前から自転車の盗難事件がしばしば起こっているのだ。マンションの防犯カメラに写った自転車泥棒と見られる若者の映像も公開されているくらいだ。もしかすると私の自転車も盗難に遭い、管理組合の役員とともに、防犯カメラの映像分析を実施することになるのだろうか。そんなことを思っていた。しかし、ガンモは、
「いやいや、まるみの自転車が盗られるってことは有り得ないだろう。だって、俺の自転車のほうが新しいのに」
などと言った。

 悔しいが、確かにその通りだ。同じ駐輪場に、新しいガンモの自転車と古い古い私の自転車が並んでいるというのに、古い古い私の自転車だけが盗られることは考えにくいだろう。それならば、私の自転車一体どこにあるのだろう?

 そのとき、ガンモが言った。
「そう言えば、ゴールデンウィークが始まったとき、まるみは医者に行ったじゃん」
と言った。私は、まるで古い記憶を辿るかのように、ゴールデンウィークが始まった日のことを思い出した。
「あっ!」
と私は声を上げた。確かに私は、I医師の診察のために、ガンモよりも早めに家を出て、帰省のための大きな荷物を、カングーであとからやって来るガンモに託して、I医師の診察のあとガンモと合流したのだった。すなわち、私は自転車で自宅の最寄駅まで向かったあと、ガンモの運転するカングーに乗って帰宅したので、私の自転車は自宅の最寄駅の駐輪場に置いたままだったのだ。

 私は、
「ああ、良かった。このゴールデンウィークに新しい自転車を買いに行かなきゃいけないかと思った」
とガンモに言った。するとガンモは、繰り返し、
「まるみの自転車が盗られることはない」
と断言した。

 そして、後日、いつも利用している自宅の最寄駅の駐輪場を訪れてみると、私の自転車は確かにそこにあった。やはり誰にも盗られそうにないほどくたびれた自転車ではあるのだが、それだけに愛着もある自転車なのだ。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 自転車を自宅の最寄駅の駐輪場に置きっぱなしにしていたというのに、マンションで起こった自転車の盗難事件と勝手に結び付けて、青ざめてしまいました。一瞬のうちに、いろいろなことが頭をよぎりましたね。まずは、マンションの駐輪場付近に設置された防犯カメラの映像分析に立ち合わなければならないだろうとか、通勤に差し支えるので、ゴールデンウィーク中に新しい自転車を買っておかなければならないだろうとか・・・・・・。しかし、何のことはない、私が自転車を自宅の最寄駅の駐輪場に預けたままだったのですね。いやはや、お騒がせしました。(苦笑)

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2012.05.08

映画『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』

しまなみ海道散策(2)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。仕事から帰宅したところ、マンションの前にガラクタのようなものをいっぱい積み込んだ自転車が停まっていました。そのままマンションの自転車置き場まで進んでみたところ、マンションのゴミ置き場で空き缶を集めている見知らぬ男性の後姿がありました。やがてその男性は、私たちの住んでいるマンションのゴミ置き場から、両手にいっぱいの空き缶を集め、立ち去って行きました。実はこうした光景には、ときどき出くわします。私たち住民としては、ゴミ置き場に捨てた空き缶が市の清掃局の職員に収集されようが、第三者に収集されようが、あまり変わりはないのですが、市の清掃局の職員がゴミを収集しに来てくれるのと、第三者が勝手にゴミを収集しに(漁りに?)来るのとでは、明らかに気持ちの持ち方に違いが出て来ます。市の清掃局の職員がゴミを収集しに来てくれるのは、許可されている人たちに収集してもらっているという意識でいますが、第三者に勝手にゴミを収集されるのは、見知らぬ人がマンションの敷地内に入って来ているという防犯上の危機感を覚えますね。しかし、その男性は、このような形でいろいろな場所から空き缶を収集しなければ、生活ができないかもしれないんですよね。

 本作を鑑賞したのは、十月二十一日のことである。

 私が近年鑑賞した「猿の惑星」と名の付く作品は、ティム・バートン監督の映画『PLANET OF THE APES 猿の惑星』だった。本作は、そのシリーズの作品が基になっているらしい。

 舞台となっているのは、現代のサンフランシスコである。生体実験によってチンパンジーの脳が驚異的に発達し、やがて彼らによって人類が脅かされそうになる物語である。

 製薬会社の研究所では、アルツハイマー病に対する新薬の開発のために、チンパンジーによる生体実験が行われていた。神経科学者のウィルは、開発中の新薬をチンパンジーに投与した結果、チンパンジーの脳が驚異的に発達したことを知る。しかし、薬の副作用のためか、そのチンパンジーは突然暴れ出し、警備員によって射殺されてしまう。ところが、射殺されたチンパンジーは妊娠中で、何と、お腹の子供は無事だった。ウィルは無事に生まれたチンパンジーの赤ん坊にシーザーと名付け、自宅で密かに飼育するようになる。

 新薬を投与された母親から生まれたシーザーは、人間でさえも簡単には成し得ないようなことをてきぱきとこなす。しかし、脳が過剰に発達しているだけに、他のものも過剰に発達してしまっているように見受けられる。予告編にもあるように、敵とみなした相手から自分の家族を守ろうとするために、過度に攻撃的にもなる。このような光景を目にすると、シーザーの母親に新薬を投与したことは、自然の法則に反することだったのではないかと思ってしまう。人間に対して攻撃的に振る舞ったシーザーは、やがて霊長類保護施設に入れられることになり、ウィルとも離ればなれになるのだった。

 私には、技術者としても、親子の愛情という観点からも、新薬を開発していたウィルが、新薬の効果を諦め切れなかった気持ちが良くわかる。生体実験で驚異的な効果が現れているのだから、あとは副作用を抑えるだけだろう。ウィルがこの新薬にこだわり続けたのは、ウィル自身の父親がアルツハイマー病に侵されていたからだ。劇的な効果を期待できるのならば、何とかして新薬の力に頼りたくなってしまうのも無理はないだろう。実際、ウィルは、製薬会社の研究所から開発途中の新薬を持ち帰り、自分の父親に投与してしまうのである。

 それだけではない。新薬の影響で高度な知能を得たシーザーは、この新薬を仲間の猿たちにも投与してしまう。その結果、進化した猿たちによって人間が迫害されて行くことになるのだ。

 本作は、新薬を使うことの素晴らしさを伝えるとともに、同時に良く効く薬の副作用の恐ろしさも伝えている。前半では、新薬の素晴らしさが伝わって来るものの、後半になると、副作用の恐ろしさにスポットが当たっている。結局のところ、二元的な世界に留まっている私たちは、大きなプラスだけを選び取ることはできないということなのかもしれない。私たちが大きくプラスに傾こうとするとき、そこには大きなマイナスが密かに共存しているものなのだ。それならば、プラスにもマイナスにも傾かずに、常にニュートラルでいたほうが害はないことにもなるのだが、そうなると、単にそこに留まるだけで、進化も何も起こらないことになってしまう。「虎穴に入らずんば虎児を得ず」ということわざを思い出してしまった。

 ウィルは、シーザーを動物病院に連れて行ったことをきっかけに、女性獣医と恋仲になる。神経科学者のウィルと獣医のキャロラインとの恋は、知的でとてもまぶしい。

 ちなみに、ウィルを演じているのは、映画『127時間』などのジェームズ・フランコである。一方、ウィルの恋人キャロラインを演じているのは、映画『スラムドッグ$ミリオネア』で主人公ジャマールの運命の相手の女性ラティカを演じていたフリーダ・ピントである。

 私は本作を鑑賞して、自宅で仕事ができる人がうらやましくなった。神経科学者のウィルは、自宅に開発環境を整えて、仕事をこなしながら、シーザーや父親と長い時間をともに過ごすことができるのだ。すべての人たちがそんな環境を整えることができれば、今よりももっと愛情ある生活を送ることができるような気がしてやまない。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 「猿の惑星」シリーズは、常に傲慢な人間への報復をテーマにしていますね。しかし、本作の結末は、何だか他の作品よりも受け入れられる気がしました。

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2012.05.07

しまなみ海道散策(2)

ホットヨガ(二九〇回目)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m ゴールデンウィーク明けの初仕事を何とかこなしました。(苦笑)ゴールデンウィークが明けたということは、私も現在の職場でちょうど十年の派遣生活を送って来たことになります。相変わらず、他者への関心が薄い職場ではありますが、その分、気持ちが楽なところもありますので、ポジティブに捉えたいと思います。それでは、しまなみ海道散策(1)の続きを書かせていただきます。

 この日、私たちが宿泊したのは、廃校になった小学校の校舎を改造した大三島ふるさと憩いの家という宿泊施設である。

 呼び鈴を押すと、
「こちらに回ってください」
と、厨房のほうへと案内されたので、荷物を持って移動すると、下駄箱に靴を入れ、スリッパに履き替えるように促された。そして、
「食事のときでいいので、こちらにご記入をお願いします」
と、宿帳となる一枚の用紙と鉛筆を渡された。

 私たちが宿泊したのは、保健室を改造したと思われる小さな部屋だった。保健室と書かれた札のかかった扉を開けると、そこには区切られた部屋がいくつかあった。五~六部屋はあっただろうか。私たちは、その中の一つを利用することになったのである。部屋には畳が敷かれ、押し入れや洗面台もあった。テーブルの上には、一般の旅館同様、お茶が用意されていた。部屋の広さは六畳くらいだっただろうか。他に校長室や音楽室もあり、他の宿泊客が利用しているようだった。

 この宿泊施設では、夕食も朝食も、食堂で食べることになっているそうだ。私たちはお腹が空いていたので、十八時半からの夕食をお願いした。トイレは食堂の先にあり、保健室からは長い廊下を歩いて行かなければならなかった。しかも、その廊下は、古い小学校の校舎なので吹きさらしである。

 確か私の通っていた小学校も、このような造りだったと記憶している。今になって思えば、冬場は寒くて仕方がなかったはずだが、不思議なことに、小学校が寒かったという記憶はない。しかも、私たちが子供の頃は、教室にストーブもなかった。私は小学生のときに、習字をならっていたのだが、書き初め大会に参加したときに、別の小学校を訪れて、教室にストーブがあるのに驚いた記憶がある。

 私たちは十八時半の夕食まで、部屋でゆっくりくつろいだ。トイレを利用してみたのだが、すべて水洗トイレだった。私たちが小学生の頃は、汲み取り式トイレだったはずだ。おそらく校舎の古さからすると、どこかの時点で水洗式トイレに作り替えられたのだろう。

 そして、十八時半になるのを待ちかねて、私たちは食堂へと出向いた。そこで、お造り、魚のお吸い物、あさり鍋、かれいの唐揚げ、鯛の塩焼きなど、たらふくいただいた。ご飯は、炊き込みご飯だった。「波の穂コース」を申し込んでおいたので、通常よりも料理が二品多かったようだ。おかげで私たちは大満足だった。

 お風呂は二十二時までの利用だった。男性用と女性用に二つあったのだが、女性用であっても、自分一人でお風呂を占有したい場合は、「使用中」の札を出しておいて、中から鍵をかけてしまってもいいらしい。私が利用したときは、他の利用客がいなかったので、思い切って占有させていただいた。

 疲れていたからだろうか。この日は少し早めに就寝した。朝方、トイレに行きたくなり、私は勇気を振り絞って廊下に出た。この長い廊下を歩いて行かなければ、トイレに行き着くことはできない。そう思いながら、歩くとギシギシ音のする肌寒い早朝の廊下を一人で歩いた。すると、見てはいけないものを見てしまったのだ。廊下を、大きな黒いムカデが這っていたのである。しかも、ちょうど廊下の真ん中を這っていたので、その廊下の先にあるトイレに行きたい私は困惑した。トイレに行きたいが、ムカデに刺されるのは御免である。私は、ムカデにも自由意思があるはずだと思いながら、廊下を這っているムカデの自由意思を尊重しつつ、ムカデの横をそろそろと歩いた。ムカデは私に対して何もしなかった。

 トイレから出てみると、ムカデの姿はもうなかった。それはそれで恐ろしいことである。私は、宿泊している保健室のあたりにムカデが這って来ていないか細心の注意を払いながら、部屋に戻った。

 朝食は八時にお願いしておいたのだが、どうやら私たちが一番最後の利用客のようだった。他に二組ほど利用客がいたのだが、先に朝食を済ませてしまっていたようである。

 私たちはチェックアウト時間の九時半ぎりぎりまで部屋でくつろぎながら過ごし、やがて荷物をまとめてチェックアウトを済ませ、次なる目的地へと向かったのだった。

※撮影した写真のスライドショーを貼り付けておきます。なお、スライドショーが表示されない場合や、写真へのコメントをご覧になる場合は、しまなみ海道散策(2)をご覧ください。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 同じ愛媛県の小学校の校舎だからでしょうか。私が通っていた小学校の校舎とほとんど変わらない造りでした。昔の学校の校舎は横に長いですよね。そのため、長い長い廊下があります。下駄箱と廊下の間は土間になっていました。良くもまあ、この校舎と同じような寒いところで六年間を過ごしたものだと思うのですが、当時は若かったのでしょう。寒さを感じませんでした。(笑)

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2012.05.06

ホットヨガ(二九〇回目)

映画『ツレがうつになりまして。』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。昨日の記事の冒頭で、このゴールデンウィークに起こったいろいろな事故について振り返りましたが、このゴールデンウィーク最終日に、今度は茨城と栃木で竜巻と見られる突風が発生したとのニュースが飛び込んで来ました。ニュースサイトには、大破してしまった建物の映像が掲載されていて驚きました。私たちは自然には太刀打ちできませんが、それにしても、ここのところ、自然から受け取るメッセージには戸惑うばかりです。自然は私たちに、一体何を語り掛けようとしているのでしょうか。被害に遭われた方たちに心よりお見舞い申し上げます。

 五月四日金曜日は、南森町店で六十分のスタンダードコースのレッスンを受けた。ここのところ様々な事情から、レッスンに参加することができなかったので、私にとってはおよそ一ヶ月振りのレッスンとなった。できれば午前中のうちにレッスンを受けたかったので、午前中に受けられるちょうどいいレッスンを開催している南森町店へ、久し振りに足を運んだ。

 入口の扉を開けると、受付にいたスタッフからいきなり声を掛けられた。
「梅田店や三宮店だけでなく、こちらにも来られているんですね」
見ると、梅田店のインストラクターだった。私は、午前中のうちにレッスンを受けたかったので、南森町店に来たのだと説明させていただいた。

 受付を済ませたあと、スタジオとロッカールームのある二階へと上がり、ロッカールームに向かって歩いていると、スタジオの前の狭い通路に三人の女性が座り込んで話をしていた。私がこれから参加することになっているスタンダードコースのレッスンは十時半から開始のレッスンだったが、どうやらその方たちは、十一時から開始の別のレッスンに参加するためにスタジオが開くのを待っているようだった。私は、ソフトキャリーケースが大きいので躊躇しながらも、
「すみません」
と言って、彼女たちの前を通らせていただいた。その途端、彼女たちの間に重苦しい沈黙が流れたのだが、私がロッカールームに到着する頃には、
「今から旅行にでも行くんちゃうん?」
という声が後ろから聞こえて来た。「何となく、感じ悪い人たちだな」と私は思った。確かに私は荷物が大きいかもしれないが、狭い通路に座り込んで話をするのもいかがなものだろう。

 着替えを済ませてスタジオに入ると、スタジオ内はガラガラだった。私は、入口付近のヨガマットを選んで腰を下ろした。しかし、私のすぐ隣にいた人が窮屈に感じたのだろうか。その方は、ヨガマットの上に敷いていたバスタオルをはがして、一つ横にずれた。「スタジオ内はこんなにも広々としているのに、何もここに集まらなくても・・・・・・」とでも言いたそうだった。私は、ほてりがあるので、できれば入口付近でレッスンを受けたかったのだ。さきほどのことと言い、何となく調子が狂ってしまう南森町店だった。

 レッスンを担当してくださったのは、受付で声を掛けてくださった梅田店のインストラクターである。なお、今回のレッスンの参加者はわずか八名だった。

 せっかく入口付近のヨガマットでレッスンを受けているというのに、インストラクターはレッスン中に、入口の扉を開閉して、スタジオに冷たい空気を送り込んではくださらなかった。その代わり、空調を調整して、スタジオ内を冷やしてくださった。私としては、入口付近に座っていたので、入口の扉が開いたときのあの生き返るような心地を味わいたかったと思う。

 スタンダードコースといえども、なかなか侮れないレッスンだった。久し振りのレッスンだったからなのか、私はすっかり息が荒くなり、たくさんの汗を掻いた。

 レッスンを終えた私は、シャワールームへと向かった。南森町店のシャワールームは七つしかないので、シャワールーム争奪戦になってしまわないかと心配していたのだが、レッスンの参加者が八名だけで、しかもそのうちの一人は先に退出されてしまったので、混雑することはなかった。

 しかし私は、ひょっとすると、十一時からのレッスンを終えた人たちが、間もなくどやどやとシャワールームに入って来られるのではないかと心配していた。というのも、私の参加した十時半からのレッスンが終わったのが十一時半過ぎで、私がシャワーを浴び終えたのが十二時前だったからだ。十一時から行われているレッスンが六十分のレッスンならば、レッスンを終えた人たちがシャワールームになだれ込んで来る時間なのだ。

 しかし、ありがたいことに、十一時からのレッスンは九十分のベーシックコースのようだった。おかげで私は、誰にも急かされることなくのんびりとシャワールームを利用したのだった。

 シャワーを浴びたあと、ロッカーの前で帰り支度を整えていると、メイク台に座っている見知らぬ人にいきなり声を掛けられた。
「自転車で来られているんですか?」
私は、反射的に、
「はい」
と答えてしまった。しかし、ひょっとするとその方は、自宅から南森町店のスタジオまで自転車で来ているのかという意味で尋ねて来られたのではないかと思い、あとから訂正した。
「あ、いえ、違います」
すると、その方は、
「ここまで自転車で、仕上げがこのレッスンなのかと思っていました」
とおっしゃった。つまり、私は自宅から自転車でここまでやって来て、その仕上げとしてホットヨガのレッスンを受けているのではないかと思われたらしい。そうだとすると、よほど健康に気を遣っている人だ。私は不思議に思い、
「何故ですか?」
と尋ねてみた。すると、その方は、
「いや、何となく」
とおっしゃった。

 さきほどのレッスン前のような感じの悪い状況もあるが、大阪の人たちはフレンドリーに話しかけて来てくれる。そういう意味で、こうした会話は実に大阪らしいと思った。帰り支度を整えた私は、その方にあいさつをしてロッカールームを出た。

 ロッカーの鍵を返却するために受付に行くと、シャンプーのサンプル品をいただいた。

パールのヘッドスパ

 いかにも化学物質がたっぷり入っていそうなシャンプーだが、これくらいの大きさの入れ物は、私のようにあちらこちら出掛けることの多い人にとっては重宝するのではないだろうか。ロッカールームで、シャンプーのサンプル品をもらうのためにはアンケートへの記入が必要という張り紙を見ていたので、私は自分から申し出て、アンケートに答えておいた。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 久し振りに南森町店でレッスンを受けました。私のすぐ隣では、三宮店のフリーパス会員さんがレッスンを受けていらっしゃいました。狭い通路を通ったときに、何となくいやな印象を受けたり、スタジオに入ってから別のヨガマットに移動されてしまったりもしたので、何もお話はしませんでしたが、その方の存在に救われていました。

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2012.05.05

映画『ツレがうつになりまして。』

しまなみ海道散策(1)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。もうすぐゴールデンウィークも終わりですが、このゴールデンウィークにはいろいろな事故が起こりましたね。ゴールデンウィーク後半は、山の遭難事故が相次ぎました。軽装で出掛けて、春山に登るような準備がなされていなかったことが原因のようです。映画『岳 -ガク-』で描かれていたことを思い出してしまいました。

 本作を鑑賞したのは、十月十四日のことである。

 鑑賞し始めて驚いたのは、宮崎あおいちゃん演じる妻の名前が晴子で、堺雅人くん演じる夫で通称「ツレ」からは、「ハルさん」と呼ばれていることだった。「え? ハルさん? 映画『神様のカルテ』でも、宮崎あおいちゃんは、『ハル』という名前の妻を演じていたのでは?」と思った。だからだろうか。彼女には、「ハルさん」と呼ばれる妻の役がやけにぴったりと似合っていた。

 うつについて語るには、私自身の経験があまりにも浅過ぎるだろうと思う。ただ、私自身、婦人病を患ってからは、何かを実践しようとしてもなかなか重い腰が上がらず、地の底を這うような感覚を味わいながらも、何とか自分を奮い立たせようとした経験がある。感情レベルがすっかり落ち込んでしまい、自分自身の感情がわからなくなってしまったため、映画を鑑賞することによって、かつて豊かだったはずの感情を取り戻そうと、映画館に足繁く通い始めたのだった。これまでは、ふとしたことで涙したりしていたのに、感性がにぶくなってしまったのである。そんな私の経験をうつの症状と重ねても良いならば、うつの人の気持ちがほんの少しだけ理解できる。

 本作でうつになるのは、ツレである。彼はユーザサポートの仕事をしていて、ネチネチと文句を言うユーザからの問い合わせに電話で対応しながら、かなり大きなストレスを抱え込んでいた。そのシーンを見た私は、ツレの仕事の環境は良くないと感じた。そんなツレは、自分の苗字である髙崎の「髙」が、一般的な「高」ではなく、梯子の「髙」であることをしきりに主張していた。また、毎日のように、自分の食べるお弁当を手作りして会社に持参し、曜日ごとにおかずやネクタイもきっちり決めていた。すなわち、ツレの中には、「こうでなければならない」という確固たる信念があり、そこから外れてしまうことは許されなかったように見える。ツレがもっと緩い性格ならば、逃げ道をたくさん作ることができたはずなのに、ツレは自分で自分を追い込むことで逃げ道を失ってしまったようにも見えた。

 それに対し、漫画家の晴子は、ツレが出勤するために起きる時間になっても、布団の中でまだ眠っているようなお寝坊さんだった。おそらく、ツレも晴子のような緩い性格ならば、うつになることもなかっただろう。緩い性格の晴子は、自分自身を追い込むような状況になかったのだ。どちらかと言えば、私も晴子のタイプだと思う。

 ツレと晴子の夫婦のコンビは、ほのぼのとした雰囲気を感じさせてくれて、互いに自然体でいられるとても良い夫婦だと思う。印象に残っているのは、やはりお風呂場のシーンである。うつの人が起こしかねない行動を、ツレはついに起こしてしまうのである。晴子は、そんなツレの辛さを全身全霊で受け止めようとする。

 ただ、本作のような話が成立するのは、晴子が漫画家という自宅でできる仕事を持っていることが大きく作用しているようにも思う。二人の間に小さなお子さんがいたり、また、健康状態に問題があったりすると、必ずしも妻が働ける状況にはなかったかもしれない。また、晴子が会社勤めであれば、風呂場のシーンは成立せず、悲しい結末を迎えることになってしまっていたもしれない。そういう意味で、本作は、「ツレがうつになる」という状況が解決へと向かい易い状況に二人が置かれていたとも言える。中にはそうした状況設定を「甘い」と指摘する声もあるようだ。

 しかし私は、本作の原作者は、ツレがどのようにうつから抜け出したかを描きたかったのではなく、ほのぼのとした夫婦愛を描きたかったのではないかと思っている。だからこそ、ツレと晴子にスポットを当てたときに、ほんわかと温かい気持ちになれるのではないだろうか。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m堺雅人くん演じる うつになったという夫の役、宮崎あおいちゃん演じるうつになった夫を支える妻の役、二人ともどちらもはまり役だったと思います。こういう友達みたいな夫婦は、私にとって、理想的ですね。二人はとても好感の持てる夫婦を演じてくれました。

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2012.05.04

しまなみ海道散策(1)

心理的なことの記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。ゴールデンウィークももうすぐおしまいですね。ゴールデンウィーク明けは仕事が忙しくなりそうなので、今のうちにゆっくりと身体を休めておきたいと思っています。しかし、九連休もしてしまって、仕事向けの頭に戻ることができるのか不安ですね。(苦笑)

 甘えたい気持ちと負担を掛けたくない気持ちの狭間で大きく揺れながらも、私たちは私の実家をあとにして、次なる目的地へと向かうべく、しまなみ海道へと入った。しまなみ海道は、西瀬戸自動車道の愛称で、瀬戸内海に浮かぶいくつかの島々を有料道路で結んだものである。自転車も通行できるようになっているため、自転車愛好家には人気のエリアでもある。

 実は、私たちが私の実家を出発した二日後に、母が抗がん剤の投与を控えていたため、あまり長居してしまっては母に負担を掛けてしまうという心配もあった。そのため、ガンモは大三島にある宿泊施設を予約していたのだ。

 しまなみ海道から大三島に入り、まずは道の駅・しまなみの駅御島に愛車カングーを停めて、大三島藤公園の藤を鑑賞した。ちょうど藤が見ごろで、美しい藤があちらこちらに垂れ下がっていた。

 藤を堪能した私たちは、通りを挟んで斜め向かい側にある大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)へと向かった。実は、この神社へは、私がまだ小学生の頃に母方の親戚と一緒に訪れたことがある。というのも、今回、初めて知ったのだが、母方の先祖は大三島の出身だったらしいのだ。そのため、かなり遡った先祖のお墓がこの地にあるらしいのだ。小学生の頃にこの神社を訪れたときは、確か船に乗って来たはずだった。それが、今ではいろいろな島が陸続きになっていて、自家用車に乗って来ることができるのだから、便利な世の中になったものである。とは言え、当時の大三島は越智郡(おちぐん)に所属していたはずだが、現在では今治市(いまばりし)に所属しているという。私の中には、大三島は越智郡という感覚がずっと残っていたので、大三島が今治市になったという事実にはまだ慣れないでいる。

 改めて訪れてみてわかったことだが、この大山祇神社は、とても由緒正しい神社らしい。国宝や重要文化財もたくさん所有しているほか、伊藤博文氏や山本五十六氏も参拝されたことのある神社だそうだ。戦争とゆかりのある神社は、どことなく暗い雰囲気が漂っているものだが、この神社はまったく違っていた。そのせいか、雨上がりの直後だったというのに、参拝客が絶えなかった。また、神社の敷地内には、天然記念物とされる「大山祇神社のクスノキ群」があり、古い樹に守られている神社という雰囲気が漂っていた。

※撮影した写真のスライドショーを貼り付けておきます。なお、スライドショーが表示されない場合や、写真へのコメントをご覧になる場合は、しまなみ海道散策(1)をご覧ください。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 子供の頃は船に乗ってやって来た大三島に、愛車カングーで乗り入れたというだけでも奇妙な気がするのですが、越智郡ではなく、今治市に所属しているというのもまた不思議な感じです。というのも、私にとって今治市は、出身地のすぐ隣の市になるからです。ということは、大三島も、以前よりももっと近い存在になったのかもしれません。

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2012.05.03

心理的なこと

映画『夜明けの街で』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。まだまだ円高と思っていいのでしょうか。久し振りに思い立って、eBayオークションを利用してみました。購入したのは、インドの神様Tシャツです。送料は高くつきますが、例え送料を足し込んだとしても、Tシャツ一枚分の値段が日本で購入するよりも安く上がりました。海外で売られているTシャツはデザインが面白いので、英語に抵抗のない方は利用されてみてはいかがでしょうか。

 母の肺がんが発覚してからというもの、心理的にいろいろな感情を抱くことになった。今回は、そのことについて触れてみようと思う。

 まずは、母が肺がんを患っていることを友人や知人、職場の人たちに告白したときに、親身になって話を聞いてくれたり、メールのやりとりをする度に母の状況を尋ねてくれる友人がいた。私にとってそのことはとても有り難く、勇気と希望を与えてくれた。ある友人とは、これまであまり深い部分まで語り合ったことがなかったのだが、彼女は母の経過が良好なことを一緒に喜んでくれた。彼女とメールを交わすうちにわかったことだが、彼女のお父様もまた、肺がんではないものの、ごく初期のがんを患っているとのことだった。そのために、私の気持ちも理解してくれるようだった。

 また、わざわざ京都の鈴虫寺まで出向いて、鈴虫寺の幸福御守を購入して郵送してくれた友人もいた。私はその友人の有り難い歩み寄りにむせび泣いたものだった。また、その友人は、母のためにわざわざお見舞いを贈ってくれたりもした。しかし、数ヵ月後、その友人のお母さまにもがんが見付かり、大掛かりな手術をすることになった。

 不思議なことに、母の肺がんが発覚してから、その友人も含めて、私の周りで両親のどちらかががんになったという友人が二人も出た。幸い、どちらもごく初期の段階で、手術によってがん細胞が取り除かれてはいるのだが、術後のケアが必要だったり、再発への不安も抱えているようだった。

 そんな一方で、母が肺がんであることを告白しても、母の経過に無関心だったり、逆に距離を置いて来る友人もいた。身近な人ががんになったときに、経過をときどき尋ねてくれるのはとても有り難いものである。ふとしたときに、
「その後、お母さん、どう?」
と尋ねてくれるだけでも、気に掛けてもらっているという有り難さがじわじわとこみ上げて来るものなのだ。しかし、継続的に交流を持っていても、母の経過に無関心な人たちもいる。

 悲しかったのは、母の肺がんが発覚した直後に、ある人に母のことを話したところ、その場でとても丁寧なお見舞いの言葉を掛けてもらったというのに、数ヵ月後にまるで何ごともなかったかのように私の両親について尋ねられ、母の状況を説明したところ、ひどく驚かれてしまったことだ。あんなに丁寧なお見舞いの言葉を掛けてくれたというのに、その人は、母が肺がんであることをすっかり忘れてしまっていたのである。

 また、これまで自分の悩みごとを聞いて欲しいために頻繁にメールを送って来たり、今、電話で話せるかとしばしば尋ねて来ていた友人からの連絡がパタリと途絶えてしまった。彼女は、自分が話を聞いて欲しいときだけ連絡して来るのだろうかと思い、彼女との間に友情は成立していなかったのかもしれないとも思った。

 更に、ある友人に、
「もう手術はできないから、抗がん剤を投与してもらうんだ」
と母の状況を説明すると、
延命?」
と言われた。実際、この言葉にはかなりのショックを受けた。例え頭ではわかっていることであっても、このような言葉は、身近な人が末期がんに侵されている立場の人に使うものではないと思う。しかも、その友人とは、これまで月に二回程度はメールを交わしていたというのに、この会話を交わしてからはぷっつりと連絡が途絶えてしまった。あとから確認してみると、
「今はバタバタしていると思って、落ち着いた頃に連絡しようと思っていた」
と言われた。「母は末期がんだというのに、彼女の言う「落ち着いた頃」というのは一体何を指すのだろう?」と私は不思議に思った。

 同じようなことを他の知人にも言われた。私が母の経過を知らせると、
「こちらからは状況を聞きにくいので、状況を知らせてもらって良かった」
という返事が返って来た。つまり、相手は、自分からアクションを起こすよりも、私からの連絡を待っていたらしいのだ。それは、一体どういう意味なのだろう? 彼女は私からのどんな連絡を待っていたのだろうか。

 また、母が肺がんであることを知っているというのに、このゴールデンウィークや夏休みに、
「いつものように旅行に行くんでしょ?」
などと軽く尋ねて来る友人もいる。確かに私は、休日になるとホットヨガのレッスンに通ったり、映画を鑑賞したりはしているものの、これまでのように積極的に旅行に出掛けて行こうなどとは思っていない。去年の夏休みも、旅行に出掛けて行くつもりはなかったのだが、当時、イレッサを服用していた母の経過があまりにも良好だったので、母が、
「せっかくの夏休みだから、旅行に行って来たら?」
と言ってくれたこともあり、夏休みの一週間前に慌てて飛行機とホテルを予約してオーストラリアに向けて出発したのだった。そうした繊細な心の葛藤をしっかりと見守ってくれているわけではない人たちに、あたかもこれまでの私と同じであるかのように、
「旅行に行くんでしょ?」
と軽く言われてしまうと、どうしても心の距離を感じてしまうのだった。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 今回は、心理的なことについていろいろと書いてみました。もしも皆さんの周りに、今の私と同じような状況の方がいらっしゃいましたら、ご参考にしてくだされば幸いです。もちろん、その方が、私と同じような感覚であるとは限りません。しかし、このような状況のときには、掛けて欲しい言葉があったり、反対に、絶対に口にして欲しくない言葉があったりするのは確かだと思います。

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2012.05.02

映画『夜明けの街で』

甘えたい気持ちと負担を掛けたくない気持ちの記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。岡山県の津山に、わずか三百円でたまごかけご飯を食べ放題できるお店があるそうです。何と、お味噌汁付きなのだとか。少し前に、同じ職場の方が朝礼で紹介してくださったのですが、それ以来、ずっと気になっています。たまごかけご飯、大好きなんですよね。兵庫県から見て、岡山県はすぐ隣の県ですが、津山というと内陸のほうなのでちょっと遠いですね。既に鉄道乗り潰しは完了していますが、津山線の沿線のようなので、機会があれば訪ねて行きたいと思います。

 本作を鑑賞したのは、十月十一日のことである。この手の作品は好みではないのだが、東野圭吾さん原作ということで鑑賞することにした。映画『セカンドバージン』では妻の役を演じていた深田恭子ちゃんが、本作では不倫相手の女性の役を演じている。

 岸谷五朗さん演じる大手建設会社に勤める渡部と深田恭子ちゃん演じる派遣社員の秋葉が不倫の恋に落ちる。なかなか感情移入できない作品ではあるのだが、東野圭吾さん原作ということで、ひねりの効いた作品となっている。そのひねりとは、秋葉が住んでいる横浜の家で、十五年前に何者かによって秋葉の母が殺害され、未だに犯人が捕まらないまま時効を迎えようとしていることだった。秋葉からそのことを聞かされた渡部は、ますます秋葉のことを大切に想うようになるのだが・・・・・・。

 渡部の妻である有美子を演じているのは、木村多江ちゃんである。渡部と有美子の間には、幼い娘が一人いる。幸せな家庭を築いているはずの渡部は、親友の助言も聞かずに秋葉との逢瀬を重ねてしまう。

 私は、夫婦ならば何でも話せる間柄であって欲しいと願うのだが、夫の不倫に気付いた有美子は、内側にある怒りや悲しみのエネルギーを渡部に直接ぶつけることはせずに、モノに当たっている。私には、その様子がかえって恐ろしくもあった。内側に込められるエネルギーほど恐ろしいものはないのではないだろうか。あとになって、渡部は有美子の怒りがぶつけられたモノを見付けてひどく動揺する。

 気になったのは、こうしてモノに感情をぶつけた有美子は、その後、自分の中にあるネガティブな感情を完全に解放することができたのかということだった。これほどのことを、夫婦で話し合いもせずに、まるで何事もなかったかのように先へと進んでしまって良かったのだろうかと疑問に思ってしまった。見方を変えれば、これほどのことを夫婦で真剣に話し合いができないような間柄だからこそ、夫婦の間には見えない溝が存在していることの証でもあり、その見えない溝が渡部の不倫を可能にしたのではないかとも思えるのだった。

 この手の作品は、心に何も残らないことが多いのだが、十五年前の殺人事件の真実だけは、しっかりと心に残った。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 岸谷五朗さん、深田恭子ちゃん、木村多江ちゃんは適役だと思ったのですが、深田恭子ちゃんの父親役の中村雅俊さんは、ちょっと本作のイメージからはかけ離れているように感じてしまいました。娘を叱ることも愛情の一つだとは思うのですが、やはり叱れない立場だったのかもしれませんね。

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2012.05.01

甘えたい気持ちと負担を掛けたくない気持ち

想い出のホテルの記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 更新が遅くなり、申し訳ありません。四国から無事に帰宅していたのですが、ちょっと疲れが出てしまいました。(苦笑)

 想い出のホテルをチェックアウトした私たちは、高速道路を利用して、私の実家へと向かった。私の実家に帰省するのは、およそ二ヶ月振りのことである。二ヶ月前は、真冬だったので、抗がん剤投与により免疫力を失ってしまっている母が風邪を引いてしまっては大変だということで、私たちは、私の実家には宿泊せずに、市内の格安ホテルに宿泊したのだった。しかし、今回は、
「泊まってもいいよ」
と母が言ってくれたので、その言葉に甘えて泊まることにした。

 私の実家に着いたのは、お昼過ぎのことだった。出迎えてくれた母の歯は、抗がん剤投与による口内炎でかなり荒れてしまっていた。二ヶ月前に帰省したときは、母がマスクをしていたので気付かなかったのだ。それでも、表情や声はとても元気そうだった。

 実家に着いてすぐに、私の両親と私は出掛ける用事があったため、三人で出掛けることになった。一方、ガンモは、前日の夜に想い出のホテルでほとんど眠ることができなかったので、私たちが帰宅するまで、横になって眠っていた。

 私の両親と一緒に出掛けた場所のすぐ近くにある土手に、野生のわらびが生えているというので、両親と一緒に採った。父も母も、片手にいっぱいのわらびを採っていた。私も負けずに採ったのだが、父や母の採った量には及ばなかった。このわらびは、あく抜きをしたあと、翌日のお昼ご飯に出て来たのだが、びっくりするくらいおいしかった。

 帰宅すると、ガンモがぐっすり休んでいたので、ガンモが目覚めた頃に、少し遅めの昼食をとった。今回も母は、手料理で私たちをもてなしてくれた。歳を取り、しかも病気を患っていると、毎日の三度の食事の支度も大変だとは思うのだが、母が肺がんを患ってからは、父も家事に協力してくれるようになり、ほとんどすべて自宅で作った手料理を食べているようだった。

 母は、信じられないくらい元気に動き回っていた。わらびを採って帰宅したときも、休んだりせずに、すぐにわらびに包丁を入れたあと、あく抜きを始めたのだ。私が、
「出先から帰って来たらしんどいやろ? ちょっとでも休んだらええのに」
と伊予弁で言うと、母は、
「休みたいときは休むよ」
と言いながら、せわしく動き回っていた。

 実家に帰省すると、このように、両親が私たちにおいしいものを食べさせようとして動いてくれるので、どうしても甘えてしまう。普段、私が自宅で料理を頑張っていれば、手伝いもできるのだが、私がそういうタイプではないので、帰省するとどうしても受身になってしまうのだ。そのため、母は頑張り過ぎて、私たちが帰ったあとで、どっと疲れが出てしまうのではないかと心配だった。

 両親は、一泊でも二泊でもしていいよと言ってくれていたのだが、このまま滞在しても甘え過ぎてしまうと思い、私たちは一泊だけして、次なる目的地へと向かったのだった。今回は一泊だけにすると予め宣言しておいたのだが、母は、私たちがもう一泊すると思い込んでいたらしく、翌日になって私たちが出発の準備を整え始めると、とても名残惜しそうだった。私自身も、後ろ髪を引かれる想いで実家をあとにしたのだった。

 甘えたい気持ちもあるが、滞在を長引かせて母に負担を掛けたくない気持ちもあり、内心はかなり複雑だった。それでも、母の元気な姿を見て安心することができた。母に負担を掛けまいとして、これまでは帰省するのをためらっていたのだが、帰省することは、やはり母の免疫力アップに繋がっているではないかと思うのだ。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 甘えたい気持ちと、負担を掛けさせまいとする気持ちとの線引きがなかなか難しいですね。お互いにとってちょうど良い状態が必ずあるはずですが、そこに辿り着くには、お互いに遠慮のない関係でなければなりませんね。

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