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2012.04.08

映画『ゴーストライター』

「何ができよんな」の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 週末にお花見を楽しまれた方も多いかと思います。思ったよりも暖かかったみたいですね。仕事の待機要員だったガンモが深夜から仕事に出掛けてしまいましたので、私はお花見にも行かず、自宅でのんびり過ごしました。お陰で睡眠不足の解消には繋がったと思います。やはり睡眠は大切ですよね。桜は、通勤の合間に楽しむことにします。(笑)

 本作を鑑賞したのは、十月一日のことである。現在、映画『ゴーストライターホテル』という作品が劇場公開されているが、本作は、その作品とはまったく別の作品である。私は、あの手の作品を鑑賞するつもりはない。

 ロマン・ポランスキー監督作品というと、つい先日も、映画『おとなのけんか』を鑑賞したばかりである。映画『おとなのけんか』は、あちらこちらでロケが必要な作品ではなかったので、比較的早めに仕上がったのだろうか。それにしても、これほど近い間隔で一人の監督作品を鑑賞できるのは珍しいことである。

 あるゴーストライターが、二十五万ドルという破格の報酬で、元英国首相アダム・ラングの自叙伝をわずか一ヶ月で仕上げる仕事を引き受ける。しかし、彼の前任者がフェリーから転落死していたことがわかる。どうもその転落死には裏がありそうだった。やがて彼は単なるゴーストライターではなく、国家を揺るがすほどの秘密を知ることになる。

 ゴーストライターを演じているのは、スコットランド出身の俳優ユアン・マクレガーである。これまでにも、彼の出演する作品はいろいろ鑑賞して来たが、本作は彼の代表作ともなり得る作品だと思う。それにしても、何がこんなにも本作を面白くさせているのだろうか。彼が招かれたのがアメリカ東海岸にある島だからだろうか。厳重な警備が敷かれたラングの邸宅は、同時に世間からは隔離された空間でもあった。そんな特殊な空間で繰り広げられるドラマの数々から目が離せなかったのかもしれない。

 ゴーストライターは、彼の前任者が残した手掛かりを頼りに、まるでパズルを仕上げて行くように、いろいろな出来事を繋げて行く。そのプロセスが実に面白い。しかも、ゴーストライターである彼が、やがて国家のお偉いさんたちと接触したりするシーンも興味深い。誰が誰の味方なのか、わからないところにも引き込まれる。そのため、始終、緊張感に包まれているのだ。

 心の中に強く残っているのは、前任者の残した写真と、同じく前任者が使っていた車のカーナビに残された情報を手掛かりに、彼がある教授の家を訪問するシーンだ。電話のリダイヤル履歴から何かを探り出すという調査方法は古くから存在していたと思うのだが、最近はカーナビの履歴にまで応用されている。自分がセットした情報ではないので、どこに着くかもわからない。着いても、そこで有益な情報を得られるかどうかもわからない。それでも彼は想像力を働かせ、そこで何かを掴みたいと思うのだ。

 本作にサブタイトルを付けるとしたら、間違いなく「知り過ぎた男」だろう。ゴーストライターは、知り過ぎた男であるがゆえの結末を迎える。サスペンス映画のようでいて、物語の展開に対して緻密な計算もなされている良い作品だと思う。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m ユアン・マクレガーには以前から好感を持っていましたが、もしかするとそれは彼の話す英語が私の耳に心地良かったからなのかもしれません。ちなみに、元英国首相アダム・ラングを演じているのは英国人スパイのボンド役で人気者が出たピアース・ブロスナンだそうです。彼はアイルランド出身の俳優さんですが、何だか乗りがアメリカ人っぽく見えますね。(苦笑)

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