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2012.04.25

ファースト・イレッサ(4)

腎盂炎(じんうえん)だった!の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。医師が処方してくださった抗生物質のおかげで、排尿時の痛みは消えました。このまま経過を見て、処方していただいた薬が切れる頃に、もう一度泌尿器科を訪れたいと思います。それでは、まるで患者ブログのようになってしまっていますが(苦笑)、ファースト・イレッサ(3)の続きを書かせていただきますね。

 イレッサを服用している状態で、経過が良好というのは、どのような状態のことを言うのだろうか。簡単に言えば、イレッサは、抗がん剤の中でも細胞分裂を抑える働きをする薬であり、点滴で体内に注入する抗がん剤と違って、細胞を殺傷する抗がん剤ではない。そのため、多くの場合、「イレッサが効いている状態」というのは、がん細胞がそれ以上、大きくはならず、「現状維持」を保てる状態のことを指すようなのだ。

 しかし、母の場合、イレッサの服用で、がん細胞がどんどん縮小していたのである。レントゲン結果を見ると、がん細胞がどんどん縮小しているのがわかったそうだ。しかも、母の肺にできていたがん細胞の侵食による空洞は、イレッサを服用することで、少しずつ埋まって来ていたそうだ。主治医によれば、この空洞は、埋まって来る人もいれば、そのままの人もいるらしい。

 この頃から言われていたのが、母ほど経過が良好な患者は、主治医が肺がん専門でその大きな病院に勤務するようになってからは初めてのことなのだそうだ。そのため、母の経過が良好であることは、私たちにとっての喜びだけでなく、主治医にとっての喜びにも繋がっていたようである。

 ただ、肺にできていた空洞にイレッサが過剰に働き掛けて、ただちに窒息死する可能性もゼロではなかったようだ。しかし主治医は、これまで母に副作用が出ていないので、まず大丈夫だろうと言ってくださったようである。

 母の肺にあるがん細胞は、最初のうち、空洞も含めて何と八.三センチもあったそうだ。しかし、イレッサの服用により、わずか二週間で四センチほどにまで縮小したそうだ。主治医はとにかく驚いていたようである。

 とは言え、母は入院中、慣れない冷房に寒気を感じて風邪を引いてしまったようだった。そのため、咳も出ていたようだが、主治医はできるだけイレッサ以外の薬を服用しないほうがいいとおっしゃり、咳が出るならば、これまでよりも服をたくさん着込むことで回避するように指示してくださったそうだ。母を薬漬けにしない処方をしてくださったことで、主治医に対する好感度はますます高まった。

 退院しても良いという話が主治医から出たとき、私の両親は、うれしい反面、やはりイレッサの副作用がまだ恐ろしかったので、もう少し様子を見るために入院を続けたいと申し出たそうだ。主治医は、いったんはそれを受け入れてくださったという。しかし、母の経過が良好であるため、更に上の病室に変わって欲しいという病院からの新たな申し出があったことをきっかけに、とうとう退院することに決めたらしい。それは、母が入院してから二週間あまりのことだった。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m この頃は、イレッサの服用でがん細胞が小さくなるということを当たり前のように感じていました。しかし、検査の度にがん細胞の大きさが変わっていないことを確認して安堵されている肺がん患者さんのことを綴ったブログを拝見して、イレッサでがん細胞が小さくなることが当たり前ではなかったのだと改めて認識しました。それくらい、母にとって、イレッサは良く効いてくれたのです。

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