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2012.03.07

「わざとやったらごめんな」

映画『シャンハイ』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m ずいぶん暖かくなりましたね。私は暖房の効いたオフィスでは、真冬の頃からずっと半袖Tシャツ一枚で過ごして来ましたが、外が暖かくなったせいか、早くも暑くなり、大きな団扇でパタパタと扇ぎながら仕事をしています。もう少しでマジクール相当品を使って、腕や頭を冷やすことになるかもしれません。私と同じように、上半身にほてりのある方たちは、今の時期の暖房は辛いでしょうね。お互い、工夫しながら、何とか乗り越えて行きましょう。

 週末の仕事もこなすガンモは、平日に代休を取っている。私が仕事に出掛け、ガンモが代休を取った日はたいてい、自宅の最寄駅で待ち合わせをして、ガンモの運転するカングーで迎えに来てもらい、回転寿司などで夕食をとる。その後、近くのお店で簡単に買い物を済ませて帰宅するのが常である。

 その日も回転寿司で夕食をとったあと、近くのお店で買い物をしていたときのことだった。そのお店はバナナが安いので、回転寿司で食事をしたあと、しばしば利用しているのだ。レジで会計を済ませてお釣りをもらうときに、女性の店員さんから、
「わざとやったらごめんな。パーカー、裏表反対になってますよ。わざとやったらごめんな」
と言われた。しかも、お釣りを手渡す手は、お釣りを受け取ろうとする私の手に軽く添えている状態だった。

 私は、あまりにも突然のことで状況が良く掴めなかったのだが、ようやく、自分の着ているパーカーが裏表反対らしいことがわかった。次第に気温も上昇して来ているので、私はジャケットを脱いで、半袖Tシャツの上に半袖のパーカーだけを着て歩き回っていたのだ。

 私は自分の目では確かめずに、ガンモに、
「私の着ているパーカー、裏表反対なの?」
と尋ねてみた。するとガンモは私を見て、
「裏表反対だから」
と言った。私はガンモに、
「何で気付いてくれないの?」
と言った。そして、店を出たあと、そのまま何事もなかったかのようにパーカーを脱いで、裏と表を正した。

 今回のことで、私は、女性の定員さんの言葉の発し方に感動した。他の人には聞こえないように私に近寄り、お釣りを渡す手を私の手にそっと添えて、
「わざとやったらごめんな」
という言葉まで添えた上で、私の着ているパーカーが裏表反対だということを教えてくださったのだ。

 この、「わざとやったらごめんな」の一言が素晴らしいではないか。裏表反対に着ているのは、私の自由意思かもしれないという可能性を、あらかじめ想定してくださっているのだ。すなわち、パーカーを裏表反対に着る自由意思もあることをほのめかしてくださったわけだ。この一言のおかげで、実際は、自分では意図しないところでパーカーを裏表反対に着てしまっていた私は、恥ずかしい気持ちを半減させることができた。そして、こんな優しい言葉の発し方もあるのかと、痛く感動したのだった。

 それにしても、ガンモは私と一緒に回転寿司で食事をしていたにもかかわらず、私のパーカーが裏表反対であることに気付いてはいなかった。夫婦も次第に年代が古くなると、外見よりも中身で勝負しようとするのだろうか。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 結婚して関西に移住してからは、人との距離の取り方が難しくもあったのですが、関西ではこんな素敵な言葉を使うことができるのですね。

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