« 二穴パンチのシールプリント | トップページ | ホットヨガ(二八一回目) »

2012.02.20

映画『おじいさんと草原の小学校』

二穴パンチのシールプリントの記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。なかなかわかりにくい世界を感じ取ってくださったことに感謝申し上げます。実は、私の持っているこうした価値観もまた、多くの方たちには理解されない価値観であるように思います。そのため、同じアーチストを応援しているファン同士であっても、「ああ、私の中にある想いとはずいぶん違うなあ」と感じることは多々あります。それでも、自分と同じような感覚を持っている人に出会うと、すぐに打ち解け合うことができます。そんな、一瞬にして理解し合える友人たちとは、コンサートで他の地域まで遠征に行ったときに、しばしば同じホテルの部屋に泊まったりましたね。

 本作を鑑賞したのは、八月二十日のことである。八十四歳のおじいさんが、文字を読めるようになりたい一心で小学校に通い始めるという感動の実話は、私の心を強く惹き付け、予告編を目にした瞬間から、公開されたら絶対に鑑賞したいと思っていた。

 かつて、イギリスの植民地だったアフリカのケニアで、無償教育制度が導入された。無料で教育が受けられると知った八十四歳のキマニ・マルゲは、文字を読めるようになりたい一心で、自分も教育を受けたいと小学校の門を叩く。しかし、小学校は子供たちが勉強するところだと、何度も門前払いの扱いを受けるのだが、マルゲは決して諦めようとはせずに何度も何度も小学校へと向かう。そんなマルゲの熱意に突き動かされ、周囲の反対を押し切って、とうとう小学校の女校長ジェーンがマルゲを受け入れようとするのだが・・・・・・。

 本作には、繰り返し写し出されている映像がある。それは、若い女性が誰かに殺されるシーンだ。実は、その昔、ケニアで民族独立運動があり、マルゲはその運動に参加していた。そのときに、愛する家族を自分の目の前で殺されるという悲劇的な体験をしたのだ。そのシーンが、本作に繰り返し挿入されているのは、マルゲの中でいまだにそのときの悲しみが完全には癒えていないことを意味している。

 また、のちに強制収容所に入れられたマルゲは、そこで激しい拷問を受けることになる。マルゲが背負って来た大きな悲しみや苦しみは、その深い皺(しわ)に刻み込まれているようにも思えた。

 本作がお涙頂戴的の作品でないのは、マルゲが小学校に通うことに対し、反対する人が多かったことまで描かれていることもあると思う。また、マルゲを小学校に受け入れた、子供たちと一緒に勉強をすることを許可した女校長ジェーンへの風当たりも大きい。しかし、それだけに、ラストの感動が生きて来る。本作は、マルゲだけの物語ではなく、女校長ジェーンの物語でもあるように思う。

 ちなみに、女校長ジェーンを演じている女優さんを、過去に何かの作品で拝見したことがあると思っていたところ、映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズで女呪術師役を演じていたナオミ・ハリスだということがわかった。彼女は、映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズでは怪しげなる女呪術師を演じていたが、本作ではとても人間味溢れる女校長の役を見事に演じていた。

 マルゲを演じているのは、元ニュースキャスターのオリヴァー・リトンドという方らしい。私は、黒人の男優さん主演の作品を鑑賞する度に、彼らが生まれ持った愛情の深さを感じ取る。その哀情の深さを前煮、私たちは決して太刀打ちできないのではないかと思ってしまうほどである。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 陰も陽も表現された良い作品だと思います。集団の力は時に恐ろしくもあり、また、素晴らしくもありますね。

人気blogランキングには、もともとブログの書籍化を夢見て参加させていただきました。まだまだほど遠いですが、私の夢を応援してくださると、大変うれしく思います。
↓↓↓↓↓↓

哲学・思想[人気blogランキング]に

|

« 二穴パンチのシールプリント | トップページ | ホットヨガ(二八一回目) »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/18521/54037489

この記事へのトラックバック一覧です: 映画『おじいさんと草原の小学校』:

« 二穴パンチのシールプリント | トップページ | ホットヨガ(二八一回目) »