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2012.02.10

パンク修理の外注(後編)

パンク修理の外注(前編)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 最近、オフィスの温度が上昇しているため、仕事中に大きな団扇でパタパタ扇いでいます。(苦笑)どうやら、窓際付近に座っている方たちがひどく寒いらしく、ビルから供給される暖房の温度を上げてもらっているのだそうです。一部が寒いためにオフィス全体の温度を上げなければならないというよりも、もっとエリアを絞ってピンポイントで調整できるとありがたいですね。

 パンク修理というと、もちろん独身時代は自分でパンク修理をすることができなかったので、自転車屋さんにお願いしていたはずである。その頃は東京に住んでいたので、日本の平均的な相場よりも高かったかもしれないが、確か一回のパンク修理料金が千円ちょっとだったと記憶している。鮮明に覚えているのは、一回のパンク修理料金が八百円の頃だが、それはもう何十年も前のことである。あれからずいぶん歳月が流れてしまっているので、きっとパンク修理料金の相場も上がっていることだろう。そんなことを思いながら、いよいよ目的の自転車屋さんに到着した。お店の外に店員さんがいらっしゃったので、思い切って声を掛けて、パンク修理をお願いした。

 有り難いことに、そのお店には、パンク修理料金が店頭に掲げられているとともに、店員さんからも説明を受けた。な、何と! 塞ぐ穴が一つだけであれば、わずか五百円で済むという。そして、塞ぐ穴が一つ増えるごとに二百円割り増しになるのだそうだ。ただ、チューブごと交換が必要な場合は、二千円以上掛かるとのことだった。しかも、修理時間はわずか三十分で、店の営業時間が二十時までなので、十九時五十五分頃には引き取りに来てくださいと言われた。

 私は、
「わかりました」
と言って、店内でパンク修理完了後の引換券を発行していただいた。その引換券を受け取るときに、
「それでは、十九時四十五分には仕上がっていますので」
とお店の方に言われた。いやはや、驚きである。私は、
「お願いします。じゃあ、その辺で時間を潰して来ます」
と答えたものの、その辺と言っても、そこは自宅近くの住宅街だったので、自転車がなければ時間を潰せるような場所まで移動することはできなかった。うろうろ歩き回るのも何だか面倒臭い。ただ、三十分程度ならば、座るところと携帯電話があれば十分潰せると思った。そこで、自転車屋さんの敷地の奥のほうにある低いブロック塀に腰を掛けて携帯電話をいじっていたところ、通行人の方に、
「びっくりしました」
と驚かれてしまったので、移動することにした。おそらく、普段、そこに腰掛けている人などいないのだろう。

 通行人の方をびっくりさせてしまっては申し訳ないので、今度は、すぐ近くにあった歩道橋の階段に腰掛けて、帰宅したら食べようと思っていたサンドイッチをほおばった。幸い、寒い日ではなかったので、誰も渡る人のいない歩道橋は、格好の休息場になった。私は、歩道橋の階段に腰掛けて、「果たしてこの歩道橋、使う人がいるのだろうか」と心配になっていた。少なくとも私が座っていた三十分近くの間、誰もその歩道橋を渡る人はいなかったのである。

 私は、腕時計をチラチラ見ながら、十九時四十五分になるのを待っていた。そして、十九時四十五分になったのを確認すると、おもむろに立ち上がり、自転車屋さんに戻った。私の自転車のパンク修理は、約束通り、完了していた。お店の方が、
「穴は一つだけでしたので、今回は五百円です」
と言ってくださった。私は喜び勇んで五百円を支払い、帰路についた。パンク修理がなされた私の古い自転車は、再び軽快な走りを見せてくれた。

 仕事から帰宅したガンモに、わずか五百円でパンク修理ができたことを伝えると、ガンモも驚いていた。三十分で修理が完了するとしても、塞ぐ穴が一つだけだった場合、一時間働いてもわずか千円の儲けにしかならない。ガンモは、
「きっとサービスでやってんだよ」
と言った。更に、
「でも、いいなあ。室内でパンク修理できるもんなあ」
とも言った。我が家は、冬でも吹きさらしの屋外でしかパンク修理をすることができないので、ガンモとしては、その恵まれた環境に憧れを抱いたようだ。

 私は、
「五百円で済むんだったら、これからは自転車屋さんにパンク修理をお願いしようかな」
と言ってみた。仕事が忙しいガンモは、やはり、
「禁止!」
とは言わなかった。しかし、のちに私が、
ボンドで貼り合わせて履いているブルーのムートンブーツなんだけど、自分で手を掛けただけに、どんどん愛着がわいて来たよ」
と言うと、ガンモは、
「俺もまるみの自転車にはずいぶん手を掛けて来たから、あの自転車にはずいぶん愛着があるよ」
と言ったのだ。なるほど、私もその気持ちは良くわかる。自分がたくさん手を掛けたものほど愛着がわいて来るものなのだ。私は、かなり古びてしまっている自転車だが、まだまだ新しい自転車に乗り換えるのは先送りにしようと心に決めたのだった。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m パンク修理が五百円というのは、驚異的な金額だと思います。おそらく、パンク修理だけでお店が成り立っているわけではないので、ガンモの言うように、パンク修理は顧客へのサービスみたいなもので、他のものを売ることで利益を出しているのでしょうね。店員さんの対応もきちんとしていて好感の持てるお店です。きっと、本当に自転車を好きな方たちが働いているお店なのでしょうね。これからも、寒い冬の時期や、ガンモの仕事が忙しいときは、利用したいと思います。

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