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2012.02.02

映画『黄色い星の子供たち』

まるみ流デスクトップ整理術の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 玉川温泉の岩盤浴場で雪崩に遭って亡くなられた方がいらっしゃいましたね。玉川温泉の岩盤浴場と言えば、全国からがんを患った方たちが訪れる湯治場として有名ですが、まさか雪崩で亡くなってしまうとは・・・・・・。去年あたりから、自然が起こす現象で命を落とす方が増えています。いろいろな事故は、自然と人間とのアンバランスが引き起こしているのでしょうか。もしもそうだとすると、自然に対して受身になるだけでなく、能動的に働き掛けるためには、私たちはどうすればいいのでしょうね。

 本作を鑑賞したのは、七月二十八日のことである。実はつい最近、映画『サラの鍵』を鑑賞したばかりなのだが、映画『サラの鍵』を鑑賞中に、数ヶ月前にも同じような時代背景の作品を鑑賞したことを思い出していた。それがまさしく本作なのだ。本作と映画『サラの鍵』に共通しているのは、フランス政府によって行われたユダヤ人一斉検挙「ヴェル・ディヴ事件」が時代背景として描かれていることである。

 ヴェル・ディヴ事件とは、ナチス占領下のフランスで、フランス警察がおよそ一万三千人ものユダヤ人を一斉に検挙して冬季競輪場に集めた事件である。本作の映像でも伝わって来るのだが、何しろ一万三千人もの人たちが集められているので、衛生状態は良くなかったらしい。汚い話で大変恐縮だが、トイレを使わせてもらえなかったせいで、排泄物が至るところに散乱し、臭いもひどかったという。そのため、身体の不調を訴える人たちが相次いだそうだ。

 冬季競輪場には、ジャン・レノ演じるユダヤ人として検挙された医師シェインバウムと映画『オーケストラ!』のメラニー・ロラン演じるアネットら数人の看護師が患者の対応に当たるが、身体の不調を訴える人たちの数があまりにも多く、とてもとても人手が足りなかった。そんな厳しい状況下に置かれながらも、私には、シェインバウムとアネットとの間にほのかな愛が育ち始めているように感じられた。

 アネットは、ユダヤ人たちが置かれている悲惨な状況を周りに主張するために、冬季競輪場から、のちに収容所に送られた人たちと同じご飯を食べるようになる。更に、ユダヤ人たちに配給されたものを食べるとこのような姿になるということを知ってもらうために、栄養の行き届かない痩せ細った身体で知事に会いに行き、配給物資をもっと充実させてくれるように懇願するのだ。大きな力が働いているときに、正義感を持ってその大きな力に向かって立ち向かえるのは、とても勇気ある行為である。

 アネットが人間の心を持っているのと同じように、冬季競輪場にも人間の心を持っている消防士の姿が見られた。彼は、冬季競輪場に消防のホースの点検にやって来た消防士なのだが、水を欲しがるユダヤ人たちにたくさんの水をプレゼントするのだ。それは、少々手荒い方法であるようにも思えるのだが、手口の荒さよりも、根底に愛があるかどうかが何よりも大切なのである。

 また、映画『サラの鍵』の中にもあったのだが、ユダヤ人として検挙され、冬季競輪場に送り込まれても、そこから脱出する闇の手段があった。その闇の手段とは、決して善良な市民が真似できるようなものではないのだが、とにかくそこを抜け出したい一心で、命懸けで脱出を試みる人たちもいたようだ。言い換えると、ヴェル・ディヴ事件は、そこまで人々の心を闇に向かわせてしまったことにもなるわけである。

 本作でメガホンを取った監督は、冬季競輪場に集められて生き残った人たちから当時の状況を聞いて回り、物語を組み立てたそうだ。すなわち、ここに写し出されているのは決して創作などではなく、事実に基づいた物語ということだ。それを考えると、占領下のフランスにまでユダヤ人検挙をさせたドイツという国は、実に恐ろしい国だと感じる。現在公開中の映画『サラの鍵』とセットで鑑賞されると、より理解が深まることと思う。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 当時のユダヤ人の子供たちは、胸に黄色い星を着けて、自分がユダヤ人であることを周りに対して宣言しなければならなかったそうです。何故、ドイツ人がこうもユダヤ人を意味嫌うのか、そこを理解していないと、頭の中ははてなマークでいっぱいになってしまいますね。私の頭の中も、はてなマークでいっぱいです。

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