« 「ガンまる日記」も八周年 | トップページ | 映画『キツツキと雨』 »

2012.02.16

ちこちゃん

「ガンまる日記」も八周年の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。皆さんのおかげで、新たな気持ちで九年目を迎えることができました。最近の「ガンまる日記」は、カテゴリが多岐に渡っていますが、九年目を迎え、更新が滞ってしまっているカテゴリにも光を当てて行きたいと思います。いつも応援してくださっている皆さん、本当にありがとうございます。m(__)m

 子供の頃に良く遊んでいた幼馴染みとも言えるちこちゃんが、食道がんのために亡くなったことを知った。ちこちゃんは父方の親戚の、私と同い年の女性だった。

 ちこちゃんが食道がんを患っていることを知ったのは、確か去年の春頃のことだったと思う。食べ物が喉を通らないので、痩せ細ってしまっているという話を人づてに聞いた。親戚であるとは言え、従姉妹のように近い間柄でもないので、私が最後にちこちゃんに会ったのは、中学生の頃だったと思う。

 ちこちゃんの家庭はとても複雑で、ちこちゃんのおばあさんが母親代わりになって、ちこちゃんを育てていた。ちこちゃんは、そのおばあさんが自分の母親だと思い込んだまま成長したのだが、あるとき自分の母親ではなく祖母であることを知り、大きなショックを受けたようだった。

 その後、彼女が少し突っ張った人生を送ることになったのは、そうした複雑な家庭環境が原因だったのかもしれない。私が最後に彼女に会ったとき、彼女は多くの人たちから恐れられる存在だったと記憶している。

 大人になった彼女は、結婚したものの、間もなく離婚したようだった。しかも、私生活はかなり荒れ果てていたらしい。彼女がどんな職業についていたかも良く知らないのだが、彼女が食道がんになってしまったのは、荒れ果ててしまった私生活が原因だったのかもしれない。

 ちこちゃんと同い年の私は、ちこちゃんとはまったく違う人生を送って来た。その、あまりもの違いに驚愕するほどだ。良く、映画などで、求めても求めても欲しいものがなかなか手に入らずに苦悩する芸術家や著名人の人生を描いた作品に出会うことがある。ちこちゃんの人生もまた、何かを求めてやまず、自分の欲しいものをなかなか手に入れることができない人生だったのかもしれない。

 しかし、ちこちゃんは、確かに何かを求めて止まなかったかもしれないが、きっと、他の人たちが何年もかけて味わう悲しみや苦しみを一気に味わい尽くし、ちこちゃんなりの人生をまっとうしたのではないだろうか。私は、人はそれぞれ、その人固有の人生の花を咲かせるのだと感じた。

 人はそれぞれ異なる魂の輝きを持っている。ちこちゃんの命の灯火は消えて、もはや私たちの肉眼では確認することができなくなってしまったが、ちこちゃんの魂そのものがどこかに移動してしまったわけではなく、ちゃんと、あるべきところに存在していると思う。今は肉体的な苦しみから解放されて、空の上から私たちのことをそっと見守ってくれているかもしれない。ちこちゃんよ、どうか安らかに。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m ちこちゃんとの想い出は、お互いが小さい頃のままで止まってしまっています。かなり辛い人生だったとは思うのですが、それだけいろいろなことをやり遂げたために、早めに肉体を去って行ったのかもしれません。ちこちゃんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

人気blogランキングには、もともとブログの書籍化を夢見て参加させていただきました。まだまだほど遠いですが、私の夢を応援してくださると、大変うれしく思います。
↓↓↓↓↓↓

哲学・思想[人気blogランキング]に

|

« 「ガンまる日記」も八周年 | トップページ | 映画『キツツキと雨』 »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/18521/54003923

この記事へのトラックバック一覧です: ちこちゃん:

« 「ガンまる日記」も八周年 | トップページ | 映画『キツツキと雨』 »