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2012.02.08

映画『海洋天堂』

ムートンブーツと格闘する(後編)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 新潟県の佐渡で震度五強の地震が発生したとの防災速報メールが届きました。久し振りの防災速報メールでしたので、やはりメールを開封するときには緊張が走りましたね。地震の被害に遇われた皆さん、お怪我はありませんでしたでしょうか? そろそろ本格的に、災害に対する備えが必要になって来ているのかもしれません。いざというときに冷静に対処できる自分でありたいものです。

 本作を鑑賞したのは、七月二十九日のことである。アクションスターとして有名な映画『SPIRIT』のジェット・リーが、何と、ノーギャラで出演している。

 水族館で働くジェット・リー演じるシンチョンは、がんを患っているために、自分の余命がわずかしかないことを知っている。シンチョンには二十一歳になる自閉症の息子ターフーがいて、妻亡きあとは二人だけで暮らしている。自分が先立ってしまうと、ターフー独りでは生きて行けないと悲観し、あるときシンチョンはターフーを連れて海で心中を図ろうとするものの、ターフーの泳ぎがうまいために一命をとりとめる。そのことをきっかけに、シンチョンは、ターフーが独りで生きて行く上で必要なことをとことん教え始める。

 まず、ジェット・リーの表情がいい。これまで、力の強いジェット・リーしか見て来なかったからだろうか。余命いくばくもなく、自閉症の息子の未来を心配する父親の顔がとても新鮮だった。力の強いジェット・リーでなくても、息子への愛情溢れる精神力の強いお父さんを演じている。

 息子のターフーを演じているウェン・ジャンもまた、自閉症の役柄を見事にこなしている。いやはや、演技でここまで別人になり切れるものだろうかと驚きである。彼の取っている手の動きが特徴的で、癖になりそうだ。

 また、水族館に巡業にやって来た女ピエロのリンリンの役どころもいい。彼女はターフーと仲良くなるのだが、決して上から目線ではなく、ターフーと対等に接している。このような接し方は、なかなか実現できないのが実情ではないだろうか。

 シンチョンは、自分の亡きあとの、ターフーの受け入れ先を必死に探すのだが、周りの人たちの協力体制がとてもいい。水族館の館長や、近所に住む女性チャイ、それから、かつてお世話になったリュウ先生らに支えられながら、ターフーが独りでも生きて行けるような環境作りを整えて行く。

 ターフーを施設に預けたとしても、シンチョンが遺してくれたお金はいつか底をついてしまうのではないかという突っ込みどころもあるのだが、例えそのような状況に直面したとしても、きっとターフーのことを暖かく迎えてくれそうな、そんな予感を感じさせてくれる暖かい作品である。ジェット・リーの柔らかい表情を見るだけでも価値があると思う。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m ジェット・リーの柔らかい表情がそこかしこに見られる作品です。ジェット・リーにとって、アクションなしの作品は、本作が初めてのようですね。しかも、ノーギャラですから、彼が本作の脚本に惚れ込んだのがわかりますね。

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