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2011.12.14

ガンモ、ミイラになる(6)

映画『プリンセス トヨトミ』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m つい先日、長袖デビューを果たしたばかりだというのに、ここのところ暖かいので、またしても「マタギ」に逆戻りしました。仕事中もパソコンの熱がオフィスにこもってひどく暑いので、夏に愛用しているマジクール相当品で頭を冷やしています。(苦笑)それでは、ガンモ、ミイラになる(5)の続きを書かせていただきますね。

 私は、頭の中にある複数の心配ごとに優先順位を付けたくはなかった。とは言え、現実問題としては、今の自分にできることに真剣に取り組んで行くしかなかった。今の私が直接的にできることと言えば、ガンモの毎晩の洗髪と後頭部のガーゼの取り替え、それからガンモの帯状疱疹の患部に塗り薬を塗ることだった。

 後頭部にガーゼを固定させるためには、ガンモの髪の毛の生え際の辺りを医療用テープでとめるしかなかったのだが、ガーゼを毎日取り替えていたため、ガンモの髪の毛の生え際の辺りは、医療用テープを何度も何度も貼ったり剥がしたりしたことにより、かなりのストレスが加わっていた。本来ならば、後頭部の上のほうも医療用テープで固定させてしまったほうがいいのだろうが、そこには髪の毛があるため、医療用テープでとめられない。そこで、私が使用しているターバンを首巻きのようにして首に当てて、そのターバンを少し上のほうまでずらして患部を保護することにした。こうしておけば、ターバンによってガーゼが軽く押さえられるからだ。

 ちなみに、帯状疱疹に関しては、飲み薬よりも塗り薬のほうがはるかに効いていたように思う。お風呂に入ったあとや、朝、起きたときに、ガンモの胸や脇腹、背中に塗り薬を塗っていると、これまで赤くなっていた患部が少しずつ薄くなって行くのがわかった。

 それでも、アテローム対策として緊急切開されたガンモの後頭部の傷は次第に塞がりつつあったものの、帯状疱疹の痛みはなかなか治まる気配がなかった。そんな状況の中で、さすがに何日も仕事を休み続けるわけにも行かず、ガンモは帯状疱疹の痛みに耐えながらも、とうとう仕事に復帰した。

 男性医師からは、痛み止めの薬を処方していただいていたのだが、すぐに使い切ってしまったので、ガンモは薬局で鎮痛剤のロキソニンSを購入した。ロキソニンSは第一類医薬品なので、薬局で購入するときは、薬剤師さんを介さなければならない。言い換えれば、ロキソニンSを販売している薬局には、薬剤師さんがいらっしゃるということである。私は生理痛などで鎮痛剤を飲む習慣はまったくないので良くわからないのだが、ロキソニンSは、薬剤師さんが取り扱ってくださる鎮痛剤であるだけに、とても良く効くらしい。

 ガンモは、一日二回の割合で、ロキソニンSを服用し続けた。服用しなければ、相変わらず強い痛みに襲われるからだ。ロキソニンSの効果が薄れて来ると、ガンモは時々うずくまって痛みを我慢した。そして、その痛みに我慢できなくなると、次のロキソニンSを服用し、痛みが治まって来るまで痛みに耐え続けていた。
「俺は今、人生で一番の痛みを経験している」
とガンモは言っていた。

 ガンモがこれほど痛がっているというのに、私の肉体はガンモと繋がっているわけではないため、ガンモの感じる痛みを感じ取ることができなかった。例えば、コンサートやスポーツ観戦などで感じる一体感は、集団で感じられるものである。しかし、肉体の痛みというものは、あくまで個人レベルでしかない。だから、側にいる第三者は、痛みを抱えている当事者が痛みに耐えられるようにサポートするしかないのだ。

 患部の見た目の赤みは少しずつ引き掛けているというのに、まだ痛みに苦しんでいるガンモに、
「以前と比べてどんな感じなの?」
と尋ねてみた。すると、ガンモは、
「神経の奥のほうから感じる痛みはなくなった気がするけど、それでもまだ痛い」
と言った。どうやらガンモの抱えている痛みは、まだまだ続きそうだった。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 鎮痛剤は、痛みを取り除いてくれるわけではなく、痛みを感じないようにするための薬ですので、服用することで身体が楽になると、かえって肉体に負担を掛けてしまうような気もします。とは言え、ガンモは鎮痛剤を飲まなければ痛みには耐えられない状況だったようです。それは表面的な痛みではなく、神経の痛みだとガンモは言っていました。

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