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2011.11.22

映画『ジュリエットからの手紙』

ホットヨガ(二六七回目)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 本格的な寒さが訪れましたね。それでも私は、どうしても長袖を着る気にはなれず、半袖Tシャツの上に半袖のチョッキを着て、その上に半袖のパーカーを羽織り、更にその上から半袖のブルゾンを着込んでみました。朝はこれでちょうど良かったのですが、日中のオフィスが暑いので、仕事帰りは半袖Tシャツの上に半袖のパーカーだけで大丈夫でした。これからの季節、半袖のセーターを重宝しそうなので、楽天市場で半袖のセーターを探して注文してみました。しかし、圧倒的に数が少ないのが悲しいですね。

 本作を鑑賞したのは、五月十九日のことである。本作の原題は"LETTERS TO JULIET"なのに、どうして邦題が『ジュリエットからの手紙』になってしまったのか、とても不思議である。確かに、内容としては「ジュリエットへの手紙」でも「ジュリエットからの手紙」でもどちらでも良かったとは思うのだが、何故、原題に従わなかったのだろうか。

 ジュリエットとはもちろん、「ロミオとジュリエット」の片割れのジュリエットのことである。イタリアのベローナに、ジュリエットの生家とされる場所があり、そこには世界中から恋愛相談の手紙が寄せられているという。それらの手紙の一つ一つに、「ジュリエットの秘書」と呼ばれる女性たちがせっせと返事を書いているそうだ。恋人とともにベローナを訪れていたソフィは、ひょんなことから、五十年前に英国人女性クレアによって書かれたものの、ジュリエットの生家でこれまで誰にも見付けられずに眠っていた手紙を発見してしまう。その手紙には、イタリアを訪れた若きクレアがイタリア人男性ロレンツォと激しい恋に落ちたものの、ロレンツォとの交際を両親に反対されることを恐れて待ち合わせ場所には行かず、ロレンツォに黙って英国に帰ってしまったことが綴られていた。その手紙に心を動かされたソフィは、自分がその返事を書きたいと「ジュリエットの秘書」たちに申し出るのだった。

 本作を冷静に振り返ってみると、実に良く出来た作品だと言える。おそらく本作のキーワードは、「発掘」なのではないだろうか。まずは、五十年前に書かれたクレアの恋の相談の手紙をソフィが「発掘」する。そして、ソフィが「ジュリエットの秘書」として、その手紙の差出人であるクレアに返事を書くことで、物語は新たな展開を迎える。簡単に言えば、ソフィがその手紙を「発掘」したことにより、のちにソフィと密に関わって行く人たちは、これまで見えていなかった自分の新たな可能性をどんどん「発掘」して行くことになるのだ。

 また、本作は、鑑賞する人たちに、五十年経っても冷めない愛を体験しているかと問い掛けて来る。旅先で芽生えた情熱的な恋は、一見、一時的な想いにひきずられているだけのように見えてしまう。しかし、五十年経ってもなお、お互いの中で燃え続けている愛があることを、クレアの孫チャーリーとともに見届けたソフィの中には、大きな変革が起こっていたに違いない。何故なら、彼女は恋人とともにベローナを訪れながらも、恋人が多忙のために、ずっと別行動を取っていたからだ。物理的に近いところにいながらも、恋人と別行動を取っているソフィと、イタリアに恋人のロレンツォを残したまま英国に帰ってしまい、五十年もの月日が流れてしまってもなお、ロレンツォへの想いが消えないクレアとでは、とても対照的な立場にあると言える。そんなクレアを見て、もはや自分の中には恋人に対する情熱がないと感じてしまったのかどうかはわからないが、ソフィがクレアの手紙を「発掘」したのも、クレアの孫のチャーリーと急接近したのも、やはり何かに導かれてのことなのだろう。そう考えると、ソフィの恋人は、最初から物語の蚊帳の外にいたようにも思えてしまう。

 恋を通して変わって行く男女を見届けるのは実に楽しい。特に、尖ってばかりいたチャーリーが、クレアに惹かれて行くことによって、性格までも変わってしまったのは面白い。性格はなかなか変わらないと言われているが、もしも恋で変わりにくいとされている性格が変わってしまったのだとしたら、それは、その恋によって本来の自分に返ることができたということなのだろう。ソフィはクレアの手紙を「発掘」しただけでなく、チャーリーがこれまで人に見せていなかった隠れた性格までも「発掘」したのではないだろうか。 

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m ソフィを演じているアマンダ・セイフライドは、恋愛映画がお似合いですね。少し前にも、彼女の主演作を鑑賞しましたが、それについてはまた後日、書かせていただくことにします。不思議なことに、彼女は、映画『マンマ・ミーア!』でも、ソフィという女性の役を演じていたのでした。

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