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2011.09.29

映画『ナンネル・モーツァルト 哀しみの旅路』

経鼻内視鏡初体験(2)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。尼崎市で猫の不審死が相次いでいるそうです。尼崎市というと、あのJR西日本の脱線事故を思い浮かべる方も多いかもしれませんね。我が家からはカングーで十数分のところにありますので、週末などは食事や買い物に出掛けている場所でもあります。そんな身近な場所で、一体何が起こっているのでしょうか。アライグマの目撃情報と何らかの関連性があるのか、それとも人間が介入しているのか、謎は深まるばかりですね。一日も早く原因が究明され、現在の状況に終止符が打たれますように。

 四月二十八日に鑑賞した本作は、かの有名な天才音楽家モーツァルトの姉ナンネルにスポットを当てた作品である。ナンネルもまた、音楽の才能に恵まれていたにもかかわらず、まだ女性が音楽を志すには早過ぎる時代だった。そんな時代背景からか、父は弟にばかり期待をかけているように見えた。

 モーツァルト一家は、ヨーロッパ各地の宮廷などで演奏をするため、馬車による演奏旅行を続けていた。演奏旅行に出てから既に三年が経過したあるとき、パリのヴェルサイユ宮殿に向かう途中で馬車の車輪が壊れ、修理のためにとある修道院に宿泊させてもらうことになる。ナンネルはそこで貴重な出会いを果たし、そのことがきっかけになり、フランス王太子と悲しい恋に落ちることになるのだった。

 何と、主役のナンネルを演じているマリー・フェレは、本作でメガホンを取っているルネ・フェレ監督の実の娘なのだそうだ。しかも、彼女と友好的な関係を結ぶことになるフランス国王の娘ルイーズの役を演じているリザ・フェレは、彼女の実の妹なのだそうだ。すなわち本作は、お父さんが映画監督で、お父さんの二人の娘が重要な役割を演じていたというわけである。確かに本作の中でも、ナンネルとルイーズの仲の良さは、特別感が漂うほどだった。それが、まさか実の姉妹だったとは驚きである。ナンネルたちを音楽一家と表現するならば、ナンネルを演じていたリザ・フェレらは、映画一家と表現できるのではないだろうか。

 ナンネル自身も音楽的な才能に恵まれていたというのに、時代が彼女に光を当てなかったのは、とても残念なことである。本作の中には、ある事情でナンネルが男装するシーンがあるのだが、彼女が女性であることで、音楽家としての芽が摘み取られてしまったことも、また、その一方で、ある事情で彼女が男装しなければならなかったことも、結果的に彼女自身が本来の彼女らしさから遠ざかる選択をしなければならなかったという意味においては、とても気の毒なことである。とは言え、彼女が女性であったからこそ、フランス王太子と心を通い合わせることができたわけだが、フランス王太子を取り巻く状況がそれを許さなかったのは、これまた皮肉としか言いようがない。かと言って、ナンネルの生きた時代が現代ならば、ナンネルは音楽家を志すことができたかもしれないが、フランス王太子との恋には相変わらず障害があったかもしれない。どんな時代においても、自分らしさをとことん貫き通すのは並大抵のことではない。それは、同時に、自分一人で生きているわけではないことの証でもあるのだ。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m あまりにもまばゆい光が身近にあると、その周辺にいる別の光は、輝きを失ってしまうものなのでしょうか。それはちょっと悲しいですね。自分自身を輝かせながらも、周りと調和して行くことは、意外と難しいのかもしれませんね。本作の中では、姉と弟の仲が良かったことがせめてもの救いでした。

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