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2011.09.22

平日のランチ

ホットヨガ(二五四回目)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m すっかり秋らしくなりましたね。つい先日までのあれほど暑かった夏が、早くも幻のようです。それでも、昔は九月半ば頃には確実に涼しかったと思うのですが、残暑がずいぶん長引くようになって来た気もします。何はともあれ、季節の変わり目は体調を崩しやすい時期なので、皆さんもどうか体調管理には充分お気を付けくださいね。

 シルバーウィークの後半の一日前は、ガンモと二人でちょっとした旅に出掛けるために休暇を取った。平日だったので、いつもは値段が少々割高のために敬遠してしまう自宅近くのレストランに足を運び、そのレストランとしては比較的割安な平日限定のランチを注文した。ランチというと、たいていどこのレストランでも、ドリンク付きで千円以内には収まると思うのだが、そのレストランはもともと割高なので、千五百円払ってもランチにドリンクは付かなかった。

 普段から外食をする機会が少なければ、たまの外食ぐらいはちょっぴり奮発してみようかという気持ちにもなれるのだが、普段から外食の多い私たちにしてみれば、やはり比較的割安なランチと言えどもドリンクの付かない千五百円のランチは割高に感じられる。とは言え、それだけにとても上品で、味も確かにおいしいのだ。

 そんな、私たちにとってはちょっぴり敷居の高いレストランで平日限定の比較的割安なランチを食べながら、私たちはそのレストランを利用している人たちの人間ウォッチングを始めた。

 平日の昼間ということで、やはり圧倒的に多かったのは、主婦の方たちである。私たちのテーブルのすぐ近くには、小さな子供さん連れの主婦の方たちが三人集まって食事をしていた。彼女たちが食べていたのは、平日限定の比較的割安なランチではなく、通常のメニューだったように思う。私は、この割高なレストランに子供さん連れでやって来た上に、平日限定の比較的割安なランチではなく、通常メニューの食事ができる彼女たちの懐の暖かさに驚いた。おそらくこれが日常ではないにしても、少なくともここに来る回数は、私たちよりもずっと多いはずである。

 私は、その光景を眺めながら、いろいろなことを想像した。例えば、映画『阪急電車 片道15分の奇跡』のように、本当は気が進まないのにちょっぴり無理をして、仲間たちとの食事に付き合っている人も中にはいるのではないかとも思えた。というのも、もしもこの方たちの結び付きが、私の予想に反して互いに強固なものならば、もっと食事中に視線を送り合ったり、時には心の底から笑い合えるような会話が飛び交うのではないかと思ったからだ。しかし、私には何となく、その雰囲気から、三人がまだまだお互いの中に遠慮のある関係のように思えてしまったのである。そう言えば、主婦向けの漫画などには、「ママ友」の付き合いに関する悩みを扱った作品が掲載されているが、ひょっとすると、このどこか他人行儀な三人組のママ友さんたちも、互いの心の中まではさらけ出していないのかもしれないと思った。

 また、少し離れたテーブルでは、いかにも上品そうなご年配のご婦人二人が食事をしていた。おそらく、私の母とほぼ同世代ではないだろうか。しかし、田舎に住む母には外食の習慣はなく、何でも自分で作ってしまう。そのご年配のご婦人たちは、母とほぼ同じ世代だというのに、その上品な雰囲気からも、母とはまったく違う人生を送っているように見えた。同様に、さきほどのママ友さんたちもまた、私とはまったく違う人生を送っているように思えた。人は、過ごす時間と空間が違えば、まったく違う人生を送ることになり、同時に、互いの人生を交差させることも難しいのかもしれない。

 そうこうしているうちに、今度はスポーツウェアを着た数名の女性たちが私たちのすぐ近くのテーブルにやって来た。近くにスポーツセンターがあるので、そこでテニスをした帰りらしい。平日にテニスを楽しむだけでも優雅に感じられるというのに、テニスが終わったあとに、比較的割高なレストランでみんなで昼食をとるというのもまた優雅に感じられる。

 身を粉にするほどではないにしても、私たちの平日と言えば、たいていはオフィスにこもって仕事をしている。そんな私たちと、この比較的割高なレストランで優雅な時間を過ごしている人たちの接点は、ほぼ皆無と言ってもいいだろう。

 私は、もしも平日が自由になる身であれば、果たしてどんな時間を過ごすだろうと考えてみた。やはり私は、大勢の人たちの中に属すことは好まないだろう。私自身の中から、最も私自身に近い部分を際限なく引き出してくれるような、私自身を埋もれさせないでいてくれる人と濃い時間を過ごしたいと強く望むのではないだろうか。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 時間と空間を共有することで、初めて接点が生まれるのですね。今回、レストランでお会いした方たちとは、普段はほとんど接点がありません。だから、自分がいきなり、普段とはまったく異なる空間に迷い混んだような気がして、何となく場違いな気がしていました。ということは、これまで私は私なりに、居心地のいい空間にちゃんと配置されていたのかもしれません。更に、気づいたことがあります。それは、「子供を産まなかった私には、ママ友がいない」 ということでした。(苦笑)いや、決して負け惜しみのつもりはありませんが、あたかも子供の存在に救われているかのような、他人行儀な光景を見てしまうと、食事中にリラックスできないのは、私には辛そうです。

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