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2011.08.31

うさぎ顔のカンガルー

映画『100,000年後の安全』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。ここのところ、週末でもなかなか写真を整理することができなかったため、シドニーの旅行記をお届けすることができなかったのですが、平日であるにもかかわらず、ちょっと気合いを入れて写真の整理をしてみました。これからお届けするのは、コアラのなる木の続きの記事です。

 コアラ・パーク・サンクチュアリには、コアラ以外の動物たちもたくさん飼育されていた。その中でもカンガルーは、私たちにとって特別な存在となった。

 先の記事に、コアラ・パーク・サンクチュアリは緩い動物園だと書かせていただいたが、その理由の一つに、利用客と動物たちとの距離がとても近いことが挙げられる。利用客は簡単な扉を開けて、カンガルーのいる広い柵の中に自由に出入りできるようになっていて、そこにいるカンガルーたちと思う存分戯れることができた。

 今回、初めて知ったのだが、カンガルーは歩くときに飛び跳ねるだけでなく、両手と両足を使って、地を這うように歩くこともわかった。一瞬、どこか悪いのだろうかと心配してしまうほど慎重に歩いていたので驚いた。

 おそらくカンガルーの餌なのだろう。広い柵の中には二箇所ほど、木の枝が無造作に入れられた餌入れがあった。カンガルーたちがその餌入れの周りにやって来たので、ガンモはカンガルーが餌を食べ易いように、木の枝を手で支えたり、適当なサイズの木の枝を選んではカンガルーに与えたりした。カンガルーたちは、木の枝をもぐもぐと食べていた。いやはや、日本では考えられない光景である。

 カンガルーを見ているうちに、彼らはうさぎ顔だということに気が付いた。地上を飛び跳ねるという意味においては、カンガルーもうさぎも遠い親戚なのかもしれない。しかし、私にとってカンガルーは、うさぎよりももっと表情豊かで身近な動物であるように思えた。

 最初は広い柵の中に何人もの利用客がいて、私たちと同様に木の枝をカンガルーに与えたり、カンガルーの頭をなでたりしていたのだが、どうやら別のエリアで羊の毛刈りのショーが始まったらしい。そのため、私たち以外のすべての利用客がカンガルーのいる広い柵を出てそちらに流れて行ってしまい、その広い柵の中にいる人間たちは、私たち二人だけになってしまった。しかし、私たちにとっては、他の利用客がまったくいない状態で、この広い柵の中にいるたくさんのカンガルーたちと一緒に過ごす時間がとても貴重なものに思えたのだ。

 カンガルーたちは、むしゃむしゃと木の枝を食べたり、寝転がったりしながらくつろいでいた。そんなとき、ガンモがあるカンガルーを指差して、
「ごぼうのようなおチンチンが出ている」
と言った。見ると、確かにお腹の辺りから細くて赤い突起したものが出ていた。そのときは、興奮していたのだろうか。しばらくするとおチンチンらしきものは、彼の身体の中に仕舞い込まれた。

 彼らをじっくりと観察していると、袋の中に子供が入っているお母さんカンガルーがいることがわかった。写真などで良く見られるのは、お母さんの袋の中から子供のカンガルーがちょこんと顔をのぞかせている姿である。しかし、私たちが見たのは、お母さんの袋の中に子供のカンガルーが頭から突っ込んで、尻尾だけ出している姿だった。私は、お母さんの袋から顔だけをちょこんと出しているような子供のカンガルーの姿は、ひょっとすると彼らにとってはよそ行きの姿に過ぎず、本当は、今回、私たちが見たように、お母さんの袋の中に頭から突っ込んで、尻尾だけ出しているのが彼らにとっての日常なのかもしれないと思った。

 私は、カンガルーたちとの貴重な時間を過ごしながら、羊刈りのショーを見送って良かったと思った。あれもこれもといっぺんに詰め込み過ぎてしまっては、私の苦手なたくさんの人たちと広く浅く付き合う行為と同じである。それよりも、カンガルーのいる広い柵にどっしりと腰を据えて、彼らの行動をじっくりと観察するほうが、私の性に合っていると思った。おかげで私たちは、他の利用客が誰もいない水入らずの状態で、カンガルーたちとの濃い時間を過ごすことができたのである。

※撮影した写真のスライドショーを貼り付けておきます。なお、スライドショーが表示されない場合や、写真へのコメントをご覧になる場合は、うさぎ顔のカンガルーをご覧ください。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m カンガルーたちと一緒に過ごした時間は、シドニー滞在中の想い出の中で、最も有意義な想い出の一つと言っていいでしょう。彼らをじっくりと味わい尽くしたという感じでしたね。あいにく羊の毛刈りショーを見ることはできませんでしたが、その間も、カンガルーたちとの貴重な時間が継続していたので、後悔はしていません。(苦笑)

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