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2011.08.13

帰国はブルー

シドニーの暮らしの記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。書き忘れていましたが、現地ツアーの係員の方から、シドニーでは煙草一箱が九百円もすると聞きました。調べてみると、やはりオーストラリアは喫煙率が高かったようで、喫煙に関して厳しく規制したところ、喫煙率が下がって来ているそうです。日本の煙草は、今、一箱いくらで売られているのか知りませんが、シドニーよりは安いはずなので、まだいろいろな対策を練ることができそうですね。

 シドニー滞在七日目の今日は、いよいよ帰国する日である。私たちは日本時間の朝四時、すなわちシドニー時間の朝五時に起きて帰り支度を整え始めた。前日の夜、現地ツアーに参加したあとだったので、ホテルに帰ってからは、帰国の準備を整えるのに精一杯で、「ガンまる日記」の下書きもせずにベッドに潜り込んでしまった。シドニー時間の三時半頃にゴソゴソと起き出して、「ガンまる日記」を書き上げてから本格的に帰国の準備を整えようと思っていたのに、朝までぐっすり眠ってしまい、朝起きてから本格的な帰国の準備を整えるので精一杯だった。

 出発の準備を整えた私たちは、シドニー(キングスフォード・スミス)国際空港を目指してシドニー時間の朝六時前にホテルを出発し、Central駅へと向かった。私たちの宿泊したホテルは、Museum駅のほうが若干近いのだが、Museum駅までは登り坂だったことと、Museum駅にはリフトの設備がなかったことから、Museum駅よりも大きいCentral駅を目指すことにしたのだ。

 早朝のシドニーはとても涼しかった。私はいつものように、半袖Tシャツの上に半袖のボレロを着て、その上から半袖Tシャツをもう一枚重ねていた。日本に帰ればこの涼しさからはすっかり遠ざかり、また酷暑の日々が待っているのだと思うと、気持ちはブルーになった。結局のところ、私たちの旅行は、暑い日本を期間限定で脱出するという単なる一時しのぎに過ぎなかったのかもしれない。とは言え、私たちは今回の旅行の満足感をひしひしと感じていたので、もうすぐこの旅行が終わってしまう寂しさを同時に感じてもいた。そんな心境から、早くシドニー(キングスフォード・スミス)国際空港に到着しなければならないというのに、足取りは重かったのである。

 Central駅では、リフトを利用してホームまで出た。Museum駅にはリフトの設備がなかったので、Central駅を利用してラッキーだと思った。しかも、Museum駅よりもCentral駅のほうがシドニー(キングスフォード・スミス)国際空港に近いので、料金の節約にも繋がった。とは言え、シドニー(キングスフォード・スミス)国際空港まで結ぶAirportLinkは、他の路線に比べるとかなり割高である。

 AirportLinkの中では、スーツケースがあるため、二階席にも一階席にも移動せず、ドア付近にある優先座席を利用させていただいた。私たちは、およそ十分程度でシドニー(キングスフォード・スミス)国際空港の最寄駅であるInternational TERMINAL T1駅に着いた。

 航空会社のカウンターでスーツケースを預けると、身軽になった。行きは夜の便だったため、睡眠時間を確保する目的で、貯まっていたマイルを足しこんでビジネスクラスにグレードアップさせたものの、帰りは昼の便なので、エコノミークラスを利用した。そんな状況も加わって、旅行への期待感いっぱいの往路と、旅行が終わってしまった寂しさを感じている復路では、私たちの気持ちはまるで正反対だった。

 私たちは、朝食のパンを持参していたので、シドニー(キングスフォード・スミス)国際空港の椅子に座って静かに食べた。きっと、飛行機に乗ればすぐに機内食としての朝食が出て来るのだろうが、今回、宿泊したホテルには朝食が付いていなかったため、毎日スーパーでパンや生野菜を買ってサンドイッチを作って食べていた残りがあったのだ。その残りを捨ててしまうのももったいないので、こうして朝食に持参したわけである。その後、手荷物検査を難なくこなしたものの、免税店に寄る時間はなかった。買い足したいお土産もあったのだが、時間がなく、オーストラリアドルをたくさん余らせてしまったので、また来ることにしよう。

 シドニー(キングスフォード・スミス)国際空港から成田国際空港までの飛行時間は九時間十分と発表された。シドニーは、ヨーロッパよりは若干近いものの、飛行機の中で過ごす時間はたっぷりある。案の定、離陸して一時間足らずのうちに機内食の朝食が出て来たが、私たちはちょっと無理をして朝食を食べて、そのあとは思い思いの時間を過ごした。寝不足だったガンモは、私の隣ですやすやと眠っていた。一方、私はというと、映画鑑賞に明け暮れた。まだ鑑賞していない作品を一つと、既に鑑賞したお気に入りの作品を、気になるシーンを巻き戻したりしながらじっくりと鑑賞した。普段、あまり経験のないことだが、一度鑑賞した作品をこうしてじっくりと鑑賞する機会に恵まれるというのは、とても贅沢なことだと思った。それと同時に、たった一度の鑑賞だけでは、見落としてしまっているものが実に多いということにも気付かされた。

 私たちの乗った飛行機は、ほとんど揺れることもなく、無事に成田国際空港に着陸した。行きと同じ場所を訪れているというのに、気持ちはまったく異なっている。やはり、気持ちは場所に着いて来るものではないのだ。私たちは、成田国際空港に着いて飛行機を一歩出た途端、
「暑い!」
と言いながら顔をしかめた。

 成田国際空港では、シドニー(キングスフォード・スミス)国際空港で預けた荷物をいったんピックアップして外に出た。行きの場合は、伊丹空港で預けた荷物はそのままシドニー(キングスフォード・スミス)国際空港でピックアップしたのだが、帰国後は税関を通らなければならないため、最終目的地が伊丹空港でも、いったん荷物のピックアップが必要なのである。

 税関を通過した私たちは、スーツケースを転がして、国内線への乗り換え手続きを行った。やはり、他の企業も夏休みなのだろう。成田国際空港の利用客はとても多かった。成田国際空港から伊丹空港までの所要時間は、およそ一時間だった。

 私たちがシドニーに滞在している間、シドニーの最高気温は十六、七度だったようだ。しかし、成田国際空港も、伊丹空港も、私たちが到着したのは夜だというのに、三十一度だった。最高気温は三十四度前後だったのではないだろうか。旅が終わってしまう寂しさと、この温度差で気持ちはかなりブルーだったが、伊丹空港に着いたあと、日本そばを食べて少し元気を取り戻した。

 伊丹空港から我が家までは、距離的には近いはずなのに、交通の便が良くないため、帰宅までに一時間ほど掛かってしまう。交通機関を乗り継いで、我が家に到着したのは二十二時半だった。こうして私たちの長い夏休みは静かに幕を閉じた。シドニーの涼しさを忘れたくはないものの、既に日本の暑さで記憶が塗り替えられてしまいそうである。出発前からいろいろな想いが渦巻いた旅行だったが、思い切って出掛けて良かったと思う。

※撮影した写真のスライドショーを貼り付けておきます。なお、スライドショーが表示されない場合や、写真へのコメントをご覧になる場合は、帰国はブルーをご覧ください。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m おかげ様で無事に帰国することができました。旅の疲れよりも、気温差にすっかり参ってしまっています。それでも、私たちがシドニーに出掛けていた間、我が家のクーラーはフル稼働せずに済んだわけですから、少しは節電にも協力できたと言えるでしょうか。(苦笑)いやはや、ほんとに日本は暑いですが、何とか乗り越えて行きましょうね。夏休みが終わりましたので、平日は旅行アルバムと連携しないシドニー旅行の記事を中心に書かせていただきます。映画のレビューもそのうち復活させますね。

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