« 2011年7月 | トップページ | 2011年9月 »

2011年8月

2011.08.31

うさぎ顔のカンガルー

映画『100,000年後の安全』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。ここのところ、週末でもなかなか写真を整理することができなかったため、シドニーの旅行記をお届けすることができなかったのですが、平日であるにもかかわらず、ちょっと気合いを入れて写真の整理をしてみました。これからお届けするのは、コアラのなる木の続きの記事です。

 コアラ・パーク・サンクチュアリには、コアラ以外の動物たちもたくさん飼育されていた。その中でもカンガルーは、私たちにとって特別な存在となった。

 先の記事に、コアラ・パーク・サンクチュアリは緩い動物園だと書かせていただいたが、その理由の一つに、利用客と動物たちとの距離がとても近いことが挙げられる。利用客は簡単な扉を開けて、カンガルーのいる広い柵の中に自由に出入りできるようになっていて、そこにいるカンガルーたちと思う存分戯れることができた。

 今回、初めて知ったのだが、カンガルーは歩くときに飛び跳ねるだけでなく、両手と両足を使って、地を這うように歩くこともわかった。一瞬、どこか悪いのだろうかと心配してしまうほど慎重に歩いていたので驚いた。

 おそらくカンガルーの餌なのだろう。広い柵の中には二箇所ほど、木の枝が無造作に入れられた餌入れがあった。カンガルーたちがその餌入れの周りにやって来たので、ガンモはカンガルーが餌を食べ易いように、木の枝を手で支えたり、適当なサイズの木の枝を選んではカンガルーに与えたりした。カンガルーたちは、木の枝をもぐもぐと食べていた。いやはや、日本では考えられない光景である。

 カンガルーを見ているうちに、彼らはうさぎ顔だということに気が付いた。地上を飛び跳ねるという意味においては、カンガルーもうさぎも遠い親戚なのかもしれない。しかし、私にとってカンガルーは、うさぎよりももっと表情豊かで身近な動物であるように思えた。

 最初は広い柵の中に何人もの利用客がいて、私たちと同様に木の枝をカンガルーに与えたり、カンガルーの頭をなでたりしていたのだが、どうやら別のエリアで羊の毛刈りのショーが始まったらしい。そのため、私たち以外のすべての利用客がカンガルーのいる広い柵を出てそちらに流れて行ってしまい、その広い柵の中にいる人間たちは、私たち二人だけになってしまった。しかし、私たちにとっては、他の利用客がまったくいない状態で、この広い柵の中にいるたくさんのカンガルーたちと一緒に過ごす時間がとても貴重なものに思えたのだ。

 カンガルーたちは、むしゃむしゃと木の枝を食べたり、寝転がったりしながらくつろいでいた。そんなとき、ガンモがあるカンガルーを指差して、
「ごぼうのようなおチンチンが出ている」
と言った。見ると、確かにお腹の辺りから細くて赤い突起したものが出ていた。そのときは、興奮していたのだろうか。しばらくするとおチンチンらしきものは、彼の身体の中に仕舞い込まれた。

 彼らをじっくりと観察していると、袋の中に子供が入っているお母さんカンガルーがいることがわかった。写真などで良く見られるのは、お母さんの袋の中から子供のカンガルーがちょこんと顔をのぞかせている姿である。しかし、私たちが見たのは、お母さんの袋の中に子供のカンガルーが頭から突っ込んで、尻尾だけ出している姿だった。私は、お母さんの袋から顔だけをちょこんと出しているような子供のカンガルーの姿は、ひょっとすると彼らにとってはよそ行きの姿に過ぎず、本当は、今回、私たちが見たように、お母さんの袋の中に頭から突っ込んで、尻尾だけ出しているのが彼らにとっての日常なのかもしれないと思った。

 私は、カンガルーたちとの貴重な時間を過ごしながら、羊刈りのショーを見送って良かったと思った。あれもこれもといっぺんに詰め込み過ぎてしまっては、私の苦手なたくさんの人たちと広く浅く付き合う行為と同じである。それよりも、カンガルーのいる広い柵にどっしりと腰を据えて、彼らの行動をじっくりと観察するほうが、私の性に合っていると思った。おかげで私たちは、他の利用客が誰もいない水入らずの状態で、カンガルーたちとの濃い時間を過ごすことができたのである。

※撮影した写真のスライドショーを貼り付けておきます。なお、スライドショーが表示されない場合や、写真へのコメントをご覧になる場合は、うさぎ顔のカンガルーをご覧ください。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m カンガルーたちと一緒に過ごした時間は、シドニー滞在中の想い出の中で、最も有意義な想い出の一つと言っていいでしょう。彼らをじっくりと味わい尽くしたという感じでしたね。あいにく羊の毛刈りショーを見ることはできませんでしたが、その間も、カンガルーたちとの貴重な時間が継続していたので、後悔はしていません。(苦笑)

人気blogランキングには、もともとブログの書籍化を夢見て参加させていただきました。まだまだほど遠いですが、私の夢を応援してくださると、大変うれしく思います。
↓↓↓↓↓↓

哲学・思想[人気blogランキング]に

| | トラックバック (0)

2011.08.30

映画『100,000年後の安全』

例外処理への対応の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 「サイト登録の未納料金がある」とのメールが届き、そのメールを読んだ主婦が請求元に支払いをして、四千九百万円もの詐欺にあったというニュースをインターネットのニュースサイトで読みました。この手の催促メールは私の携帯電話のメールアドレスにもしばしば届いていますが、まったく身に覚えのないことなので完全に無視しています。しかし、例え身に覚えのないことであっても真に受けて、こうして支払ってしまう人がいるんですね。その方はきっと、普段から人がいいのだと思います。どうか皆さんも、人の良さにつけこまれることのないよう、くれぐれもお気をつけください。

 三日に一度のペースで映画のレビューを綴っていても、ひとたび旅行に出掛けてしまうと、しばらく映画のレビューをお休みさせていただくことになるためか、現在のところ、映画のレビューをおよそ五ヶ月遅れでお届けすることになってしまった。映画を鑑賞した直後に、「この作品のレビューを早く書きたい!」と思うこともしばしばあるのだが、あとから鑑賞した作品のレビューを先に書いてしまうと、まだ書いていない作品のレビューがどんどんずれ込んでしまうことを懸念して、ついつい古い作品から順番にレビューを書く姿勢を崩せないでいた。

 しかし、先日、映画館に出掛けたときに、映画『チェルノブイリ・ハート』という作品のポスターを目にした。タイトルからも想像できるように、チェルノブイリの原子力発電所の事故の影響を扱った作品である。ポスターを見て、その作品が公開されたら是非とも鑑賞したいと思ったのだが、その前に、原子力発電がらみで既に別の作品を鑑賞していることを思い出した。そこで、映画『チェルノブイリ・ハート』を鑑賞する前に、六月二十五日に鑑賞した本作のレビューを書かせていただくことにしたのである。

 実のところ、私は本作を鑑賞する直前まで、本作が一体何を扱った作品なのか知らなかった。ホットヨガのレッスンを終え、いつも足を運んでいるミニシアター系映画館で本作が上映されていたので、たいして内容も確認しないまま、この映画館で上映されている作品ならば外れはないだろうと思い、他の上映作品とともにチケットを購入した。とは言え、チケットを購入するときに困ったのは、受付でタイトルの『100,000年後の安全』と指定するのに、ゼロの数を一生懸命数えなければならなかったことだ。「十万年後」と漢数字にしておいてくれれば、ゼロを一生懸命数えることもなかったのにと思い、邦画のタイトルを付けた人をちょっぴりうらめしく思った。チケットを購入したあとは、上映開始までたっぷり時間があったので、お気に入りのレストランでお昼ご飯を食べた。そのとき、さきほど購入したチケットに印字されているタイトルを元に、携帯電話かノートパソコンを使って映画情報サイトにアクセスし、映画の内容を確認した。タイトルからはまったく想像が付かなかったのだが、本作は原子力発電に関する作品だった。

 ドキュメンタリー映画である本作が主張するところの「100,000年(十万年)」とは、役目を終えた高レベル放射性廃棄物が人体に無害になるまで要する歳月である。しかも、この気が遠くなるほどの歳月は、決して多めに見積もったわけではなく、「最低でも」というレベルらしい。すなわち、本作が私たちに訴え掛けているのは、人間は原子力発電という大量のエネルギーを生み出すことのできる一見、便利なシステムを創り上げたものの、大量のエネルギーを生み出せるということにのみ着目しただけであって、それが活用されたあとに残される高レベル放射性廃棄物が十万年もの長きに渡って人体に影響を与え続けることを認識してはいなかったという事実である。原子力発電に頼る各国において、既に多くの高レベル放射性廃棄物が廃棄されようとしているはずだが、実はそれを処理するのに困っているという事実が明るみになったわけである。

 本作では、フィンランドの取り組みにスポットが当てられている。フィンランドの場合、オルキルオトという場所にある広大な自然を切り開き、「オンカロ」と呼ばれる地下五百メートルに潜る地下都市のような壮大な施設を創り上げ、そこに高レベル放射性廃棄物を次々に封印している。しかし、高レベル放射性廃棄物が無害になるまでに十万年もの時間を要することから、十万年後の人類に、ここに埋められているものが非常に危険なものであることをどのように伝えて行くかで頭を悩ませているようだった。

 おそらく、十万年の間には氷河期が訪れることもわかっているらしく、そうなると、人類が話す言葉も大きく異なって来ることが予想される。現代とは言葉も著しく違うであろう十万年後の人類に、宝探しのような感覚でこれらの高レベル放射性廃棄物を掘り起こして欲しくないがために、いろいろな議論がなされているのである。

 実際、例えば今から十万年前の世界に住む人類とどのようにコミュニケーションを取れば良いかを考えてみると、今から十万年後に住む人類とコミュニケーションを取ることがとても難しいと想像できる。それは同時に、十万年もの間、有害であり続ける高レベル放射性廃棄物を安全な状態のままで封印し続けることの難しさをも訴え掛けている。本作を鑑賞した人たちは、原子力発電が活用されたあとに残る高レベル放射性廃棄物がこれほど有害なものであるということを改めて認識せざるを得ないのだ。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 正直言って、本作を鑑賞するまでは、高レベル放射性廃棄物が無害になるまで、十万年もの時間を要するとは思ってもいませんでした。本作を鑑賞して、今までいかに原子力発電が生み出す豊富なエネルギーに甘えていたかが良くわかりました。それほどの代償を伴う原子力発電が存在し続けていいはずはありません。私はこの作品を見て、認識を新たにしたのです。

人気blogランキングには、もともとブログの書籍化を夢見て参加させていただきました。まだまだほど遠いですが、私の夢を応援してくださると、大変うれしく思います。
↓↓↓↓↓↓

哲学・思想[人気blogランキング]に

| | トラックバック (0)

2011.08.29

例外処理への対応

海外パケ・ホーダイ初体験の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 民主党の新しい代表が決まったそうですね。新代表の野田さんは、あまり目立たない方のように見受けられます。どんな底力を見せてくれるのか、じっくりと拝見しましょう。

 私は、クラシックカメラの趣味を通じてガンモとパソコン通信で出会った。そのため、これまでにいくつかのクラシックカメラサークルに籍を置いていたことがある。その代表的な一つは、私が東京に住んでいた独身時代から在籍している歴史あるクラシックカメラサークルのAサークルで、もう一つは、私がまだ東京に住んでいた頃、関西在住のクラシックカメラコレクターの方たちとご縁があったときにご紹介いただいた関西地方のクラシックカメラサークルのKサークルである。

 同じようなクラシックカメラのサークルといえども、二つのサークルは性格がまったく異なっていた。結婚したとき、ガンモは私と一緒にAサークルのイベントに参加できるように、私が独身時代から加入していたAサークルに加入させていただいた。Aサークルの場合、例え夫婦であっても会費は二人分納入しなければならず、しかも、二人分の会費を納入すると、まったく同じ会報が、ガンモの分と私の分で、それぞれ別々に手元に届くことになった。同じ家に住んでいるのに、まったく同じ会報が二つも届くのは無駄だと思い、また、Aサークルの主な活動拠点が東京であることからも、ガンモはのちにAサークルから退会させていただくことになった。

 一方、関西地方のクラシックカメラサークルであるKサークルは、家族ぐるみの雰囲気を持つとてもアットホームなサークルだった。Aサークルのような本格的な会報は発行されてはいないものの、夫婦でサークルに参加させていただく場合、会費は一人分だけ納入すれば良かった。Kサークルの会長さんは私たちがサークルの催し物に出席すると、
「また、手ぇ繋いで来てや」
と言って暖かく迎えてくださった。私たちは、Kサークルの雰囲気がとても気に入っていたのだが、あいにくKサークルには喫煙者の方がとても多く、サークルが開催される際には、締め切った部屋に煙草の煙が充満して受動喫煙状態に陥ってしまうことから、次第に疎遠になってしまった。

 ところで、先日、Aサークルから一泊二日で行われる秋の撮影会の案内が届いた。私たちは、撮影会が行われる場所に興味があったことと、Aサークルの皆さともずいぶんご無沙汰してしまっていることから、私たちはその撮影会に夫婦で参加させていただこうと思い立った。しかし、申込書には、同行人の名前を記入する欄がなかったので、Aサークルに、撮影会には非会員である夫も一緒に参加できるのかどうか質問させていただいた。その際、宿泊先のホテルでの部屋割りについても、夫婦で同室にしていただけるのかどうかも、併せて確認させていただいた。

 Aサークルの撮影会のお世話をしてくださっている方がすぐにお返事をくださったのだが、驚いたことに、非会員であるガンモも、その撮影会に参加することはできるものの、部屋の割り振りについては、夫婦で同室にするのは難しいという回答が返って来てしまった。すなわち、Aサークルの古くからのしきたりでは、参加者全員を男女に分けて、男性の参加者は男性だけの部屋に泊まり、女性の参加者は女性だけの部屋に泊まることになるらしい。

 私は今、二つのクラシックカメラサークルの違いをひしひしと感じている。言うまでもなく、夫婦でサークルに参加し易いのは、Kサークルのほうである。何故、同じようなクラシックカメラサークルで、ここまで性格が違うのかと考えてみたのだが、おそらくアットホームなKサークルは、規模がそれほど大きくはないために、会長さんがフレキシブルに対応してくださっているからだと思う。それに対し、Aサークルは、全国レベルのサークルであることから、一定の規律に従う形でサークルの運営がなされているのだろう。例えば夫婦が撮影会の参加を申し込んだ場合であっても、男性は男性の部屋に、女性は女性の部屋に割り振るというルールに基づいて運営されているのだ。

 私自身の感覚では、夫婦が同じ撮影会に参加して、別々の部屋に宿泊するのは、ひどく不自然だと感じる。しかし、そのために幹事さんに余計なお手間を取らせてしまうのも申し訳ない。そんな理由から、撮影会への参加について再考しているところである。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 企業でももサークルでも、それなりに規模が大きくなれば、ルールを設けることで運営し易くしているのだと思います。ルールがあれば、その団体の中で仕事を担当している人が、難しい判断を迫られることが少なくなるからです。例外処理をあまり作らないほうが、運営し易いですものね。一方、ルールに対して人がフレキシブルになれる場合、その人がこれまで経験して来た愛に基づいた判断が行われているのだと思います。

人気blogランキングには、もともとブログの書籍化を夢見て参加させていただきました。まだまだほど遠いですが、私の夢を応援してくださると、大変うれしく思います。
↓↓↓↓↓↓

哲学・思想[人気blogランキング]に

| | トラックバック (0)

2011.08.28

海外パケ・ホーダイ初体験

映画『ザ・ファイター』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m いったん涼しくなったかのように思えましたが、また暑さがぶり返したようですね。このまま秋に向かってまっしぐらだろうと期待していたのに、期待が外れてがっかりです。まだまだ「むわーん」としたほてりと付き合うことになりそうです。(苦笑)

 シドニー滞在中も、日本に向けて一日二回、電話を掛けていた。夏の海外旅行をためらっていた理由と関係するのだが、ここ三ヶ月ほどの間に芽生えた愛情ある日課を継続するためである。日本にいるのと同じような感覚で、あまり気にもとめずに通話をしていたところ、およそ一週間の滞在で、WORLD_WING通信料(発信分)に九千百八十円の請求が来ていた。ちなみに、シドニー滞在中にガンモと連絡を取り合うのも国際電話になってしまうため、このWORLD_WING通信料(発信分)の中には、シドニーでガンモと通話した料金も含まれている。これに加え、WORLD_WING通信料(着信分)として八十円の請求が来ていた。これは、シドニー滞在中にガンモからの電話を受けたときの通話料である。日本とは違い、海外では、電話を着信した側にも課金される仕組みになっているのである。

 そして、良くわからないのが、WORLD_WING・iモード通信料として二百二十八円、WWGiモード通信料(海外パケホ)として、およそ一週間の滞在で一万千八百八十円の請求が来ていたことだ。これは、一体何なのだろうか? docomoのサイトで調べてみると、WWGiモード通信料(海外パケホ)とは、「海外パケ・ホーダイのiモード通信料」との説明がある。 海外でのパケット通信料が高額なので、海外パケ・ホーダイなるものが登場したのは知っているが、私はそれを申し込んではいなかったはずである。海外パケ・ホーダイの申し込みをせずにiモードを利用したので、iモードの利用料金が割高になり、自動的に海外パケ・ホーダイに切り替えられたのだろうか?

 そう言えば、シドニー滞在中に、以下のようなSNSメールが度々届いていた。

海外パケホーダイ事業者Optusに接続。事業者手動選択をお勧めします。
スマートホンのパケット通信設定の問合せ先:+81XXXXXXXXX

 上記は、海外パケ・ホーダイの対象サービスに接続中であることを知らせるメールである。これに対し、海外パケ・ホーダイ対象ではないサービスに接続中のときは、以下のようなメールが届いていた。

海外パケホーダイ対象ではない通信事業者に接続されました。手動で対象事業者【Optus】に接続することをお勧めします。

 ちなみに、一週間の滞在中に使用したiモードは、一日一回程度のmixiへのアクセス他である。時間にしても、一日わずか五分以内だったと思う。たったそれだけの利用で、一万円以上の請求が来るのだから、やはり海外でiモードを使用するのは相変わらず割高だと言える。

 iモードメールについては、「メール選択受信」の設定を有効にしてから日本を離れた。そのため、私のiモードメールアドレスに届いたメールはすぐには配信されず、メールが届いたという情報だけが端末に通知された。そして、必要であればiモードに接続してメールの選択受信画面にアクセスし、届いたメールの一覧情報を確認しながら、必要なメールだけを受信していた。私の場合、普段からiモードメールで交流している友人たちとは、パソコンのメールアドレスでも交流しているので、どうしてもシドニーで読まなければならないようなiモードメールはほとんどなかった。

 そのため、iモードメールが届いたという知らせを受けると、最初のうちはiモードメールの選択受信画面にアクセスして、届いたiモードメールをチェックしていたものの、次第に億劫になり、iモードメールが届いたという知らせを受けても確認することなく放置していた。そして、帰国してからiモードメールを一気に受信してみると、およそ一週間のうちに二百五十通以上ものiモードメールが溜まっていた。帰国すれば、私の契約はパケホーダイなので、どんなに長いメールであっても、何通でも受信し放題である。

 届いたiモードメールの送信元を確認してみると、数多くのスパムメールが配信されていたことがわかった。私は、iモードメールが届いたという知らせを受ける度に、iモードメールの選択受信画面にアクセスしなくて良かったと思った。iモードメールの選択画面にアクセスするだけでも、iモードの接続料金が発生するはずなので、割高なiモード使用料金を使ってまでスパムメールをブロックするのも馬鹿らしい気がしたのだ。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 帰国してからのiモードメールの処理は、それなりに大変でした。いつもは、スパムメールが届く度に、ただちにそのドメインからのメールをブロックしてしまうのですが、その動作をしていなかったため、複数のドメインからのスパムメールが延々と配信され続けていました。帰国後でなくても、このようなスパムメールを読むのは、何だか興ざめしてしまいますね。海外パケ・ホーダイなるものが登場して、実際にお得になったのかどうかは、私には良くわかりません。(苦笑)ただ、一つだけ言えることは、海外でのiモード使用料はまだまだ割高だということです。皆さんもどうかお気を付けください。

人気blogランキングには、もともとブログの書籍化を夢見て参加させていただきました。まだまだほど遠いですが、私の夢を応援してくださると、大変うれしく思います。
↓↓↓↓↓↓

哲学・思想[人気blogランキング]に

| | トラックバック (0)

2011.08.27

映画『ザ・ファイター』

ホットヨガ(二五二回目)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 公開していた記事の推敲がなかなかできずに申し訳ありませんでした。自宅で記事を書き上げたあと、すぐに出掛けたのですが、いつもならば、手持ちの携帯電話を使って出先で記事を推敲をするとともに、記事のタイムスタンプも一日前の二十三時五十九分に変更しています。しかし、記事の内容が長かったため、手持ちの携帯電話からココログの管理画面にアクセスしても記事を呼び出すことができず、推敲することができませんでした。そのため、長時間に渡ってかなりガタガタした文章を公開し続けていたことをお詫び申し上げます。

 三日に一度の映画のレビューを書かせていただくにあたり、鑑賞した映画のタイトルを書き留めているノートを開いてみたところ、本作のタイトルが目に留まった。はて、映画『ザ・ファイター』とは、どんな作品だったのだろう? 鑑賞したのが四月八日と、既に五ヶ月近くも経過しているためか、作品の内容をすっかり忘れてしまっていた。そこでいつものように、映画情報サイトにアクセスして、映画『ザ・ファイター』の紹介ページを参考にさせていただいたところ、ようやくその内容を思い出すことができた。いや、決して内容にインパクトがなかったために、作品の内容をすっかり忘れてしまったわけではない。良くありがちな作品のタイトルだったために、私の中に残っている作品の内容と作品のタイトルがすぐに結び付かなかっただけのことである。

 本作は、実在するプロボクサー、ミッキー・ウォードとその異父兄ディッキー・エクランド、そして母アリスを含めた家族のヒューマンドラマである。家族のヒューマンドラマというと、感動的な家族の繋がりがポジティヴに描かれた作品ではないかと期待される方もいらっしゃるかもしれないが、残念ながら、決してそうではない。

 かつてはプロボクサーとして活躍していたディッキーは、過去の栄光に浸りながらも、今ではすっかり麻薬に溺れ、自堕落な生活を送っている。それでもディッキーは、ミッキーのボクシングのトレーナーを担当しながら、ボクシングへの情熱を持ち続けている。一方、母のアリスは、ミッキーのマネージャー的な存在ではあるものの、ミッキーの自由意思を奪うことばかり続けて来た。しかも、全員がひと癖もふた癖もありそうな異常な数の姉妹の存在には、空いた口が塞がらなくなってしまう。母と姉妹らは、あたかもミッキーの栄光のおいしいところだけをすべて吸い取ってしまいそうな勢いである。

 そんなとき、ミッキーはバーで働くシャーリーンと出会い、恋に落ちる。気の強いシャーリーンは、ミッキーがプロボクサーとして成功するためには、家族との決別が必要だとアドバイスし、ミッキーも彼女の意見に従う。しかし、家族とミッキーを引き離そうとするシャーリーンに対し、母や姉妹らは怒りを露にしながら、シャーリーンと激しい対立を繰り広げることになる。

 おそらく誰が見ても、シャーリーンの取っている行動を応援したくなるだろう。何故なら、母や姉妹らのエゴがとても醜いと感じてしまうからだ。ミッキーに決別されてしまっては、自分たちの都合が悪くなるので、彼女たちは形相を変えてシャーリーンに立ち向かう。その姿には、ホラー映画さながらの恐ろしさと迫力がある。それこそ、狂気の世界と言ってもいいくらいだ。表現方法を変えるならば、何が何でもミッキーを守ろうとするシャーリーンの深い愛に触れることのできる作品であるとも言える。

 とは言え、例えどんなに悪影響を及ぼす家族であったとしても、長年関わって来た家族と完全に決別するのは難しい。何故なら、家族というものは、目に見えている行動が歪んでいるだけで、その根底には深い愛が存在しているはずだからである。いったん関係がこじれてしまうと、根底に存在しているはずの深い愛が見えなくなってしまい、修復が難しくなる。だから、窃盗の罪で逮捕されたディッキーが出所して来たとき、ミッキーは再び兄にトレーナーを頼むかどうかで心が揺れたのではないだろうか。

 悪環境からミッキーを引き離そうとするシャーリーンの取る行動も愛の一つだが、出所したディッキーを再び受け入れようとするミッキーの取る行動もまた愛の一つである。一瞬のうちに許しが起こるのも愛の一つであることからすると、愛は普段、私たちには見えないところで深く繋がっていて、何らかのきっかけにより、ほんの一瞬だけ、その結び目を手繰り寄せることができるものなのかもしれない。

 ミッキーを演じているのは、映画『ハプニング』や映画『ラブリーボーン』のマーク・ウォールバーグである。本作の強烈なキャラクターであるディッキーやアリスの影に隠れてしまうような弱い立場の役ではあるものの、強いシャーリーンにとことん愛され、幸せだったのではないかと思う。

 一方、ディッキーを演じているのはクリスチャン・ベイルである。麻薬に染まったディッキーを演じた彼は、本作でアカデミー賞の助演男優賞を獲得しただけに、本当に麻薬中毒患者なのではないかと錯覚してしまうくらいクレイジーだった。私はディッキーという存在に、激しい嫌悪感を感じてしまったほどだ。しかし、役から離れたクリスチャン・ベイルの写真を拝見して、そのあまりにも紳士的な雰囲気に驚いた。映画サイトの情報によると、彼は本作の役作りのために大幅に減量し、髪の毛を抜き、歯並びも変えてディッキーの役に挑んだそうだ。そんな涙ぐましいほどの努力の甲斐があって、ここまで別人に変身することができたのだろう。本作の中では、過去の栄光にすがり続けていた彼だったが、それだけに、もはやプロボクサーではなくなってしまったことを心の中でこっそり嘆き、麻薬の力を借りるようになってしまったのかもしれない。本作は、ミッキーの物語であると同時に、ディッキーの物語でもあるのだ。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m クリスチャン・ベイルの演技力には、とにかく圧倒されますね。私は、鑑賞中に何度も何度も彼の取る行動に腹を立てました。しかし、彼は過去の栄光にしがみついていただけだったんですね。そんな状況にあってもなお、弟のミッキーの成功を応援していたのですから、やはりいろいろあっても二人の間には愛が存在していたのでしょう。エンドロールでは、本物のミッキーとディッキーの写真が紹介されていました。本作で語られていた内容がすべて事実だとすると、ずいぶん赤裸々な作品だと思います。

人気blogランキングには、もともとブログの書籍化を夢見て参加させていただきました。まだまだほど遠いですが、私の夢を応援してくださると、大変うれしく思います。
↓↓↓↓↓↓

哲学・思想[人気blogランキング]に

| | トラックバック (0)

2011.08.26

ホットヨガ(二五二回目)

あるご家族の慣れない小旅行の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 多少涼しくなっては来ているように感じますが、まだまだ残暑が厳しいですね。上半身にほてりがあると、朝、仕事に出掛けるために家を一歩出た途端、上半身が「むわーん」として来ます。そして私は、「暑い、暑い」と言いながら自転車にまたがり、自宅の最寄駅へと向かいます。秋になり、多くの人たちが衣替えをしたとしても、私はしばらく半袖のままで過ごすとは思いますが、私としては涼しい秋の到来を切に待ち望んでいます。

 夏休みに旅行に出掛けていたため、週末を利用して通っていたホットヨガのレッスンにしばらく通えていなかった。私はその遅れを取り戻すかのように、八月二十三日火曜日の仕事帰り、三宮店で六十分の骨盤コースのレッスンを受けた。

 平日の夜に参加できる三宮店での骨盤コースのレッスンは、月によって、月曜日に割り当てられていたり、火曜日に割り当てられていたりと微妙に変化する。土曜日の午前中に梅田店でレッスンを受けているので、その二日後の月曜日の夜に再び三宮店でレッスンを受けるのは、少しレッスンに通い過ぎのような感じはするものの、月曜日は映画館のレディースデイではないため参加しやすい。しかし、今回のように三宮界隈のレディースデイと重なる火曜日ともなれば、映画鑑賞に充てるか、ホットヨガのレッスンに参加するかで心が大きく揺れてしまうのだ。そして今回は、観たい作品が上映されていなかったため、ホットヨガのレッスンに参加することにしたのである。とは言え、映画鑑賞であれホットヨガのレッスンであれ、早起きしなければならない私にとっては、平日の夜に活動するのはなかなか容易なことではなく、寝不足を覚悟の上である。

 仕事を終えて三宮に向かうと、十八時半くらいである。ここで私はいつも迷うのだ。本来ならば、レッスンを受ける直前に食事をとるべきではない。しかし、少なくとも就寝の三時間前には胃の中に食べ物を何も入れないという健康法を守るとするならば、レッスン終了後に晩御飯を食べるのも気が引ける。何故なら、翌日の早起きに備えるために、レッスン終了後に速やかに帰宅して、「ガンまる日記」の下書きを終えたあと、できるだけ早く就寝したいからだ。レッスン前に晩御飯を食べても、レッスン終了後に晩御飯を食べてもそれぞれ支障があるならば、私はレッスン開始前に軽く晩御飯を済ませておくほうを選んでしまうのである。そこで、コンビニでサンドイッチを購入し、それを食べてからレッスンに参加することにした。

 三宮店に着き、ロッカールームで着替えをしようとすると、私のロッカーのすぐ近くのロッカーを使っている人がシャワールームから戻って来られた。私が参加するレッスンの前に開催されているレッスンに参加されていた方のようである。狭いロッカールームでは、こうしたことがしばしば起こるので、互いに譲り合いながら狭いスペースを共有している。私は、自分の荷物がその方のロッカーの開閉をさまたげていたので、邪魔にならないように自分の荷物を横へ避けて置き直して、レッスンに参加する準備を進めていた。

 ところが、そこへ、私のロッカーの一つ置いて隣の鍵を持った方が現れたのだ。その方は、私がこれから参加しようとしている骨盤コースのレッスンに参加されるようである。三宮店のロッカーは細長いので、ロッカーの番号が近いと、このようにひしめき合うことになってしまう。この着替え辛い状況に驚き、私が戸惑っていると、あとから来られた方が、
「別の鍵をもらって来ます」
と言って受付に戻り、別の鍵を受け取って来てくださった。私としては、レッスンに参加する準備を進めているところへ、シャワーを浴び終えた方が私の近くのロッカーに戻って来られていったん自分の荷物を避けたわけだが、そのあとにもう一人、私のロッカーに近い方が入って来られたので、更に戸惑ったわけである。おそらく、そのような事情をご存知ないであろうその方には申し訳なかったと思う。

 さて、今回のレッスンの参加者は十八名だった。レッスンを担当してくださったのは、いつも受付でお目に掛かっているインストラクターである。今回、そのインストラクターのレッスンを初めて受けたのだが、とても良く通る声ではきはきしていて、分かり易いレッスンだった。発声方法やレッスンの導き方も、とてもうまいと感じた。インストラクターは、マイクを使って参加者を導くわけではないので、インストラクターの声が良く通るのはとてもありがたいのだ。

 しかし、そんな心地良さとは裏腹に、私の身体はレッスンについて行くのが難しかった。やはり、骨盤コースは全体的に前屈のポーズが多いと感じた。チャイルドポーズでお休みの姿勢を取るときでさえ、筋腫の大きい私にはとても辛いのだ。しかも、スタジオ内が暑く感じられたので、私は休憩のポーズ(シャバーサナ:屍のポーズ)のときにスタジオの外に出てしばらく休んだ。

 スタジオの外で休んでいると、スタジオから出て来られたインストラクターが私を気遣ってくださり、
「大丈夫ですか? ゆっくり休んでください」と声を掛けてくださった。インストラクターは、そのまま事務所にいったん戻り、スタジオに戻って来られたのだが、そのときにも、
「そろそろ始めます」
と案内してくださった。休憩のポーズ(シャバーサナ:屍のポーズ)を終えてレッスンに戻るという意味なのだろうが、こうした声掛けはとても有難いと感じた。私は、インストラクターのこの声掛けを聞いて、私が普段、第三者に対し、踏み込んでもいいものかどうか常に悩み、結局は声を掛けるべき第三者が視界に入っていても声を掛けないことが多いことに気が付いた。しかし、声を掛けることに躊躇してしまうのは、第三者に対して中途半端にしか関われないことへの防止策に過ぎなかった。中途半端でなく、愛情を持って接することができれば、相手に不快感を与えるどころか、むしろ私が感じたように心地良く感じることができるのだとわかった。こうして私は、インストラクターと一緒にスタジオに戻った。

 後半は座位のポーズである。四つん這いのポーズから、片方の肩の間に反対側の手を通すポーズを実践するのだが、やはり前屈の姿勢が入ると筋腫が邪魔になり、私にはきつい。私は、前屈の姿勢を取るとお腹が苦しくなるため、レッスンの途中で何度も立ち上がってしまった。

 続く四つん這いのバランスのポーズも、下半身がぐらぐらしてしまい、なかなかポーズを取ることができなかった。かつて、梅田店の多くのインストラクターが省略してしまっていたポーズだが、私には、鳩の王様のポーズに続く一連のポーズも難しい。やはり、骨盤コースは私にはきついようだ。それならば、もっと緩いビギナーコースに通うべきなのだろうか。

 レッスンを終えてシャワーを浴びたものの、他の人が服を脱いで早くもシャワーを浴び始めているというのに、私はまだすべての服を脱ぎ終えていなかった。私の場合、お腹を冷やしたくないために腹巻を三枚も重ね、膝の痛みを緩和するために足にも竹炭サポーターを履いているためか、それらのものが汗でビチビチに張り付いてしまい、素早く脱げないのだ。腹巻も使わず、竹炭サポーターも履いていなければ、私だってレッスンを終えてささっとシャワーを浴びられるに違いない。しかも、シャワーを浴びたあとに、靴下を四枚も重ね履きする必要もなければ、ささっと髪の毛を乾かして、薄化粧をして身支度を整え、涼しい顔をして退出できることだろう。

 受付では、礼儀正しいインストラクターが対応してくださった。三宮店には少しばかりご無沙汰してしまったせいか、
「三宮店にも来てください」
と言われてしまった。はい、すみません。礼儀正しいインストラクター曰く、先日、梅田店でインストラクターのお仕事を担当されたそうだ。梅田店には男性会員もいらっしゃるので、少し緊張してしまったという。なるほど、私も梅田店のレッスンに参加し始めた頃は、男性会員の存在に少し気が引き締まる思いがしたものだが、レッスンを教える側としても、同じような気持ちになるのかと思った。

 十九時十分からのレッスンだったので、三宮店の店舗のエレベータ利用のタイムリミットである二十一時には楽に間に合った。しかし、帰宅すると二十一時半を回っていた。やはり、レッスンの前にサンドイッチを食べておいて良かったと思った。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m いつも受付で対応してくださっていたインストラクターが今回のレッスンを担当してくださったのですが、彼女のはきはきとした分かり易いレッスンに驚きました。インストラクターには、表現力が必要だと感じていますが、彼女には確実にそれがありますね。インストラクターにとって、レッスンは創造するものではないだろうかと思うこの頃です。またいつか、彼女の導いてくれるレッスンを受けたいと思います。

人気blogランキングには、もともとブログの書籍化を夢見て参加させていただきました。まだまだほど遠いですが、私の夢を応援してくださると、大変うれしく思います。
↓↓↓↓↓↓

哲学・思想[人気blogランキング]に

| | トラックバック (0)

2011.08.25

あるご家族の慣れない小旅行

映画『SOMEWHERE』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 民主党の代表選挙がいよいよ具体的になって来たようですね。派遣仲間と話していたのですが、裏表のない人に代表になって欲しいと思います。私の知る限り、多くの政治家には裏表があり、裏ではお金のことばかり考えていそうでなかなか信頼できません。(苦笑)それなのに、いかにも裏表のありそうな人がトップに選ばれ、舵を取ろうとする世の中もおかしいと思うのです。世間の評価はともかく、少なくとも私の中では、菅総理は表裏のない人に映っていましたので、新しい内閣総理大臣に対しても表裏のない人であることを求めます。

 引き続きシドニー旅行記をお届けしたいところなのだが、平日は写真を整理する時間がなかなか取れないため、今日は電車の中で遭遇した出来事について書いてみたい。

 梅田店でホットヨガのレッスンを受けるために、自宅の最寄駅から大阪方面行きの快速列車に乗車したときのことである。おばあちゃんとお母さん、そして男の子と女の子の二人の子供さんが私と同じ駅から同じ快速列車に乗り込んだ。琵琶湖のガイドブックを持っていたことからすると、どうやら四人で琵琶湖まで出掛けて行くらしい。ちょうど今は青春18きっぷを利用できるシーズンなので、そのご家族が青春18きっぷを使って旅をされているかどうかまではわからなかったのだが、琵琶湖までの往復の旅であることと、大人二人に子供二人という構成からすると、JRが発行している企画切符か何かを利用しているのかもしれなかった。

 それはさておき、新快速列車ほどではないものの、休日の快速列車はそれなりに混んでいる。そのため、あいにく乗車した四人が一緒に座れる座席シートはなく、関西地方の快速列車特有の二人掛けの座席シートのうち一席だけ空いている座席シートが点在している状態だった。おばあちゃんは空いている座席シートに腰を下ろしたのだが、おそらく普段から電車に乗り慣れていないであろうお母さんや子供さんたちは一つだけ空いている座席シートの周辺に立ち、空いている座席シートにお母さんが子供さんたちを座らせようと試みていた。私などは、普段から通勤に列車を利用しているため、見知らぬ人と同じ座席シートに座ることに抵抗は感じないのだが、普段から電車に乗り慣れていないシャイな子供さんたちが、お母さんやおばあちゃんと離れて、一人だけで見知らぬ人と同じ座席シートに座ろうとするとは思えなかった。それでも、長旅を控え、空いている座席シートに子供を座らせたくなるのは親心というものなのだろう。

 お母さんが子供たちに、空いている座席シートに座るように何度も促していると、二人掛けの座席シートに一人で座っていた人がおもむろに立ち上がり、別の空いている座席シートに移った。おそらく、そのご家族に気を遣って、「私は一人ですから、別の空いている座席シートに移動しますので、この座席シートにはご家族でご一緒にどうぞ」という気持ちだったのだろう。お母さんは、その方にお礼を言うと、子供さん二人を連れてその二人掛けの座席シートに座った。女の子は幼稚園くらいだったので、お母さんのひざの上に乗った。少し離れた座席シートに一人で座っていたおばあさんは、その様子を静かに見守っていた。

 快速列車は、大阪駅に着く前に、尼崎に停車した。そのとき、おばあさんのすぐ隣の座席シートが空いた。おばあさんは、子供たちがお母さんと一緒に三人で二人掛け用の座席シートに座っているので、二人の子供たちのうちのどちらかに対し、自分の隣に来るように呼び掛けた。しかし、子供たちはおばあさんと一緒に座るよりも、お母さんと一緒に居たいようで動かなかった。混雑した車両の中で、おばあさんが自分の隣の空いている座席シートを持て余している間に、快速列車は大阪駅に着いた。

 大阪駅に着くと、更におばあさんの前の座席シートに座っていた二人の利用客が席を立ち、その座席シートが丸ごと空いた。ご存じのように、関西方面を走る快速列車は座席シートを回転させることで向かい合わせの四人掛けの座席シートになる。そのことを知っていたお母さんは、おばあさんに、
「シートを倒して」
と素早く言った。しかし、普段から電車に乗り慣れてはいないであろうおばあさんが、その言葉の意味を瞬時に理解できようはずもなかった。おばあさんが、座席シートをなかなか倒せずにもたもたしていると、電車はとうとう大阪駅に着き、扉が開いた。そんなおばあさんに、お母さんが横から手を添えて、空いた座席シートを力任せに倒そうとしていた。残念ながら、私は大阪駅で降りなければならなかったので、大阪駅で勢い良く乗り込んで来るであろうたくさんの人たちのパワーに圧倒されることなく、無事にシートを倒せて、四人が向かい合わせに座ることができたかどうかまでは見届けることができなかった。

 これらの一連の出来事を通じて感じたことは、普段から電車に乗り慣れている人とそうでない人とでは、混雑した電車の中で取る行動がまったく違うということだった。普段から電車に乗り慣れている私たち夫婦ならば、互いに遠慮もなく、空いている座席シートを見付けると、相手の顔を確認しながら座るだろう。また、特に子供さん連れのお母さんの場合、やはり子供さんのことを一番に考えて、自分よりも子供さんを座らせようと試みることがわかった。とは言え、そんなお母さんの想いとは裏腹に、普段から電車に乗り慣れていない子供さんたちは、例え多少窮屈であろうとも、お母さんと一緒に座りたいということが良くわかった。途中の駅で隣の座席シートが空いたために、こちらに来ないかと、おばあさんが子供さんたちに呼び掛けても、お母さんの元を離れようとしなかった子供たちの様子からもうかがえる。

 電車に乗るという行為一つを取っても、その人が体験して来たことによって、取る行動がまったく異なっているのは、とても興味深い現象だった。こうして私は今の自分に足りていない経験を、第三者の経験を通して吸収しようとしているのかもしれない。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 大阪駅では、たくさんの人たちが乗り降りしますが、乗客が降りたあとは、新たな乗客がどやどやと遠慮なしに乗り込んで来ます。新しい乗客は、座ることにやっきになっていますので、おばあさんがシートを倒し終えて、快適な四人掛けの座席シートのスペースを作る前に、新しい乗客によって座席シートが占領されてしまった可能性もあります。もしそうだった場合、彼らが地道に努力して来たことはすべて水の泡になってしまいます。残念ながら、その様子を見届けることはできなかったのですが、四人で向かい合わせの座席シートに座れたことを密かに祈っています。

人気blogランキングには、もともとブログの書籍化を夢見て参加させていただきました。まだまだほど遠いですが、私の夢を応援してくださると、大変うれしく思います。
↓↓↓↓↓↓

哲学・思想[人気blogランキング]に

| | トラックバック (0)

2011.08.24

映画『SOMEWHERE』

HUNGRY JACK'S初体験の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 三人の京大生らが無断で貨物列車に乗り込んだ影響により、五本の列車が運休になったそうですね。貨物列車に乗り込んだ京大生らは途中で連れ戻され、事情を聞かれることになったそうです。無断で貨物列車に乗り込んで旅をするのは、映画などでは良く見掛けるシーンですが、実践した場合、いろいろな人たちを巻き込むことになってしまうのですね。何はともあれ、怪我がなくて良かったと思います。

 本作を鑑賞したのは、四月五日のことである。フランシス・フォード・コッポラ監督の娘さんであるソフィア・コッポラの監督作品と言えば、映画『ロスト・イン・トランスレーション』や映画『マリー・アントワネット』が記憶に新しい。驚いたことに、私はどちらの作品も鑑賞しているというのに、「ガンまる日記」にはレビューを書いていなかった。

 本作を鑑賞したとき、私は映画『ロスト・イン・トランスレーション』の主人公が感じていたであろう時間を持て余すような退屈さを、本作の主人公であるハリウッド・スターのジョニー・マルコの中にも感じ取った。映画『ロスト・イン・トランスレーション』では、主人公が異国の地、東京で過ごす退屈さが描かれていたが、ジョニーにはお金がたっぷりあり、女性たちとの縁も多いというのに、人生に満足できていないように思えた。おそらくそれは、彼自身が自分の本当に好きなものを選択していないせいだろう。

 高級車を乗り回し、パーティに参加してはお酒を飲み、気に入った女性とベッドを共にしたかと思えば、退屈しのぎに滞在しているホテルの部屋に出張サービスの女性二人を招き入れ、セクシーな踊りを見物する。それでもジョニーの中にある退屈の虫は収まらない。そんな日々を送っていた彼が、別れた妻の都合で十一歳の娘のクレオをしばらく預かることになる。そして、授賞式出席のため、ジョニーはクレオと一緒にイタリアに向かう。

 イタリア滞在中も、クレオが寝ている間にジョニーはホテルの部屋で女性との情事を重ね、翌朝は三人で朝食をとる。しかし、クレオと過ごす時間が多くなるにつれ、ジョニーの中に意識改革が起こって行ったように見える。私には、ようやく彼が人生の中で本当に大切なものを見付けることができたように見えた。

 クレオとの別れの時間が近付くにつれ、ジョニーの辛さが伝わって来る。考えてみれば、父と娘のこうした当たり前の時間が、離婚したことにより叶わなかったのだ。そして、ようやくその貴重な時間を取り戻すことができて、人生にとって大切なものを見付けることができたというのに、再びクレオと別れなければならない。その辛さは、映画が始まって以来、初めてジョニーが見せた感情とも言える。そう、どんなに数多くの女性たちと情事を重ねようとも、ジョニーの感情が揺れ動くことはなかったはずなのに、ここに来て、クレオと過ごした時間が終わってしまうのが辛くてたまらないのだ。普段から、感情を動かしながら生きて行くことがいかに大切であるかが良くわかる。

 クレアと別れたあと、彼が取る行動が、彼のこれからの人生の決断の証である。その行動は、彼のこれまでの退屈な人生との決別でもある。感情を動かしながら生きて行くことの大切さにジョニーが気付いたかどうかまではわからないが、クレオと過ごした大切な時間が彼を大きく変えたことだけは事実である。

 全体的に、冗長的とも思えるシーンも多いのだが、それほどジョニーが退屈な人生を送っていたとも言える。私は、ソフィア・コッポラ監督は、退屈な人生を送っている主人公の描写に長けていると感じる。何故なら、主人公の感じているであろう退屈さがリアルに伝わって来るからである。映画『ロスト・イン・トランスレーション』とセットで鑑賞すると、一層の理解が深まるかもしれない。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m スクリーンを通して、主人公の退屈さがびんびん伝わって来るので、最初のうちはため息が出てしまう作品だと思ったのですが、最後のジョニーの選択はかっこいいなと思いました。感情を動かすことによって、人はここまで変われるのですね。

人気blogランキングには、もともとブログの書籍化を夢見て参加させていただきました。まだまだほど遠いですが、私の夢を応援してくださると、大変うれしく思います。
↓↓↓↓↓↓

哲学・思想[人気blogランキング]に

| | トラックバック (0)

2011.08.23

HUNGRY JACK'S初体験

ホットヨガ(二五一回目)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 島田紳助さんの引退については、考えさせられますね。確かに暴力団は、世の中に多大な迷惑を掛けている団体ではありますが、島田紳助さんご自身が暴力団の活動に参加していたわけではなく、単にメールのやりとりをしていたというだけでこのようなことになるのでしょうか。それならば、例えば相手が暴力団ではなく凶悪な殺人犯だとして、殺人という行為に関わることなく、人間的な交流を続けていたとしても、このような事態に発展するのでしょうか。私は、どんな悪人でも、完全な悪人ではないと思いたいです。その、悪人ではない部分と交流を続けていたとしても、悪人の部分と交流を続けていた場合と同じ扱いになるのは、何だかすっきりしませんね。日本人は良く、けじめをつけるときにこのような決断をしますが、それで本当に解決に結び付いているのか、いつも疑問に思います。

 サーキュラーキー(Circular Quay)を歩いていたときに、HUNGRY JACK'Sというハンバーガーショップを見付けた。マクドナルドは、シドニー滞在初日に利用してとても満足していたので、今度は別のハンバーガーショップを開拓してみるのもいいのではないかと思い立った。それにしても、店名はともかく、このロゴデザインはどこかで見たことがある。そう、ヨーロッパでも良く見掛けたBURGER KINGのロゴデザインである。

HUNGRY JACK'S

 私たちは、BURGER KINGのまがい物のようなハンバーガーショップの前をうろうろしながら、ここで昼食をとるべきかどうか迷っていた。というのも、先日の記事でも触れたように、朝食と夕食にスーパーで仕入れた食材でサンドイッチを作って食べていたので、できればパン以外のものを食べたい気持ちもあったのだ。しかし、それほどお腹も空いていないことから、このハンバーガーショップでハンバーガーのセットを注文しようと決意したのである。

 HUNGRY JACK'Sが力を入れているのは、ウォッパー(Whopper)という商品らしかった。店頭には、ウォッパーの様々なセットが写真付きで紹介されている。そこで私たちも、ウォッパーのセットを注文してみることにした。セットのドリンクには、コーヒーではなくコーラを指定した。今回もまた、私が注文担当である。注文して、レジの横に避けて待つこと数分。お店のお兄さんが私に、ウォッパーのセットが出来上がったことを知らせてくださったので受け取りに行った。やはり、店内で食べると主張しなかったせいか、注文品は紙袋に入っていた。私たちは、コーラを飲むためのストローを取り、お店の二階へと上がって行った。

 二階は思ったよりも狭く、わずか数グループほどしか利用することができなかった。運良く、空いているテーブルがあったのでそこを選んだのだが、テーブルの上には食べ終えたあとの紙くず類や空の髪コップなどが散乱していた。どうやら、前の利用客が片付けずに席を立って行ってしまったらしい。そのテーブルしか空いていなかったので、私たちはそれらのものを片付け、そのテーブルについた。それらのものを片付けるためにゴミ箱を利用して気付いたのだが、店内に設置されたゴミ箱は、既にたくさんのゴミで溢れ返っていた。どうやら、店員さんの管理が行き届いていないらしい。

 私たちは、紙袋を開けて、ハンバーガーとポテトをほおばり始めた。シドニー滞在初日に食べたマクドナルドのような感動はなかったものの、なかなか満足の行く味だった。注文品を包んでいる包装紙などに書かれているHUNGRY JACK'Sのロゴに注目していると、何と、そこにBURGER KINGの文字があった。やはり、HUNGRY JACK'SはBURGER KINGと関係があるようである。

またしても紙袋に入れてくれた。今回はコーヒーではなくコーラを注文

注文したのは、ウォッパー(Whopper)というハンバーガーのセット。HUNGRY JACK'Sでは、これが良く売れているようだ

 店内は国際色豊かで、私たちの左側にはインド人のグループがいて、私たちの右隣には中国人のグループがいた。

 私は、ホットヨガのレッスンのときに着ているようなインドの神様Tシャツを着ていたのだが、インド人のグループは私の着ているTシャツには興味がなかったのか、何の反応も示してくださらなかった。ハワイにおいて、インド人のご家族の目の前でヒンドゥー語の書かれたインド製バッグを持っていると、そのご家族が声を掛けてくださったという経験があったので、今回も声を掛けてくださるのではないかとちょっぴり期待していたのだが、残念な結果に終わってしまった。ひょっとすると、日本で言えば、大日如来や阿弥陀如来などのTシャツを着ている行為に等しいのかもしれない。

 一方、中国人のグループは、どうやらご家族だったらしい。私たちが席に着いた頃は、テーブルの上には食べ物がまだ載っていなかったのだが、しばらくするとご長男らしい若い男性が階段を昇って来て、やはり紙袋に入った注文品をテーブルの上に置いた。興味深かったのは、そのあとの彼らの行動である。私たちは、紙袋から手を使って注文品を取り出したのだが、彼らは紙袋をめくるように破り、袋の中に入っている注文品をテーブルの上に広げたのだ。何と言ったらいいのか、ちょうどバナナの皮をむくように、紙袋を縦に破いたのである。私はそのような行為に驚いた。何故なら私の中には、紙袋に入った注文品を取り出すのに、紙袋を破くという発想はなかったからである。

 それ以外にも、HUNGRY JACK'Sの二階席は、とても不思議な空間だった。どういうわけか、二階席だというのに、店内には鳩の夫婦がいた。サーキュラーキーの周辺にはカモメがたくさんいるので、鳩たちは少しでも自らの縄張りを広げようと、HUNGRY JACK'Sの二階席にまで進出しているのだろうか。しかし、やがて二階席の奥のほうでアルバイトの面接らしいものが始まり、お店の方が入って来られたので、鳩の夫婦はいつの間にかいなくなっていた。また、いっぱいになっていた店内のゴミ箱も処理されたようだ。

 帰国してから調べてみると、HUNGRY JACK'SはオーストラリアのBURGER KINGであることがわかった。オーストラリアにBURGER KINGが上陸したときに、オーストラリアでBURGER KINGの商標を取ろうとしたところ、既にその商標が使われていたため、仕方なくHUNGRY JACK'Sという名前が付けられたらしい。その後、BURGER KINGの商標は譲られることになったものの、その頃にはHUNGRY JACK'Sの名前が既に浸透していたため、BURGER KINGの名前に変更することへの反対意見もあり、HUNGRY JACK'Sの名前のままで通しているそうだ。HUNGRY JACK'Sを食べたということは、オーストラリアに来た証と言っていいのかもしれない。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 日本でハンバーガーショップに入っても、あまりお腹いっぱいになることはなかったのですが、オーストラリアでは満足感がありました。おそらく、日本よりも量が多いのではないかと思います。それにしても、お隣のテーブルの中国人の方が、バナナの皮をむくように、ビリビリと紙袋を破いたのには驚きましたね。注文品を取り出す方法は、国によって様々なのですね。(笑)

人気blogランキングには、もともとブログの書籍化を夢見て参加させていただきました。まだまだほど遠いですが、私の夢を応援してくださると、大変うれしく思います。
↓↓↓↓↓↓

哲学・思想[人気blogランキング]に

| | トラックバック (0)

2011.08.22

ホットヨガ(二五一回目)

映画『津軽百年食堂』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m いよいよ新しい民主党代表が選ばれるのですね。菅総理はあちらこちらから耳の痛くなるような批判を受けながらも、東日本大震災の厳しい状況の中、良くやってくれたと思いますよ。このような状況下においては、きっと誰が首相を務めたとしても、マイナス意見は出ることでしょう。何故なら、実践することと、頭で考えることは違うからです。枝野官房長官が立候補してくだされば、国民はみんなついて来ると思うのですが、彼が民主党代表になるにはまだまだ若過ぎるのでしょうかね。(苦笑)

 八月二十日土曜日は、久し振りに梅田店で六十分の骨盤コースのレッスンを受けた。夏休みの旅行などでしばらくレッスンに通っていなかったので、およそ三週間ぶりのレッスンとなった。

 それにしても、梅田店のスタジオは遠い。レッスン開始の二十分以上も前に大阪駅に着いたというのに、レッスンに遅刻してしまった。私の遅い足では、大阪駅から梅田店のスタジオまで、二十分では歩けなかったのだ。大阪駅がゴールデンウィークに改装されてから、梅田店のスタジオまで歩いて行くのに階段を利用しなければならなくなったことに加え、歩くときに使われる大腰筋がどんどん弱くなっていることが原因だろう。ようやく梅田店に着き、受付を済ませてから大急ぎで支度を整え、スタジオに滑り込んだものの、既にレッスンが開始されてから八分くらい経過していたと思う。レッスンが開始されてから十分以内しか遅刻が認められていないので、ぎりぎりセーフである。

 レッスンの参加者は二十名だった。そのうち男性会員は一名だけだった。参加者は、最初のうち十九名だったのだが、私よりも遅れて入って来られた方がいたので、最終的には二十名になった。レッスンを担当してくださったのは、骨盤コースのレッスンを何度も担当してくださっているインストラクターである。とは言え、私は何となく、このインストラクターとの相性は良くないと感じる。ついつい反発したくなってしまうのだ。私は、久し振りのレッスンだったので、できるだけ無理をせず、少しでも苦しくなるとポーズを解いて休んだ。

 どうも私は、前屈のポーズに加え、身体をねじるポーズが苦手らしい。身体をねじるポーズでも、座って行うポーズならいいのだが、立った状態からいったん前屈の姿勢になり、そこから更に身体を片方にねじって胸を開くポーズが嫌で嫌でたまらない。何だか苦しみを強いられているような気持ちになってしまうのだ。おそらく、私が腰回りに贅肉を付けることで、筋腫を守ろうとしているからなのだろう。身体をねじるポーズは、筋腫を守ろうとしている贅肉が刺激されるのだ。

 休憩のポーズ(シャバーサナ:屍のポーズ)の時間になると、私はスタジオを出て更衣室まで戻り、トイレに行った。いつもならば、レッスンの前にトイレを済ませておくのだが、スタジオに着いたのが既に遅い時間だったので、トイレに行く時間を惜しんでレッスンを受けていたのである。

 後半の座位のポーズに入っても、私はレッスンに緩く参加した。久し振りに身体を動かすのはなかなかきついものである。

 レッスン終了後、シャワーを浴びてロッカーの鍵を受付に返しに行くと、対応してくださったスタッフに、
「今日はこちらなんですね?」
と声を掛けられた。私が三宮店で購入した回数券を使用しているので、反応してくださったらしい。そのスタッフは、
「私、三宮店から来てるんです」
とおっしゃった。良く見ると、確かにお顔を拝見したことのあるスタッフだったが、おそらくまだ挨拶程度しか交わしたことがなかったと思う。三宮店でも、レッスンを担当してくださったことはないはずである。ということは、比較的新しいスタッフなのかもしれない。

 そう言えば、三宮店の礼儀正しいインストラクターが、
「(新しいスタッフも)もうすぐレッスンにデビューしますので」
とおっしゃっていたことを思い出した。そこで私はすかさず、
「もうデビューされましたか?」
と尋ねてみた。そのときスタッフは、スタッフ用の白いTシャツではなく、レッスン用のウェアを着ていらっしゃったので、既にレッスンを担当されていることは一目瞭然だった。どうやら既にインストラクターとしてのデビューを果たしていらっしゃるらしい。スタッフは、
「はい、もうレッスンに入っていますよ」
とおっしゃった。私は、
「じゃあ、またよろしくお願いします」
と言って、梅田店のスタジオをあとにした。

 この日はガンモが仕事だったので、私はそのあとお気に入りのお店でゆっくりとお昼ご飯を食べて「ガンまる日記」を書き上げたあと、映画を二本鑑賞した。映画を鑑賞すると、既に辺りは暗くなっていたので、私は晩御飯を食べてから家に帰ろうと思っていた。そこで仕事中のガンモに電話を掛けてみると、
「腹減ったから、三宮で飯食おう」
と言う。ガンモは三宮の事務所にいて、仕事用の資料を作成しているという。資料作成にもう少し掛かるとのことだったので、その間に、現在、梅田にいる私が三宮まで移動することになった。そして三宮でガンモと落ち合い、二人で晩御飯を食べてから帰宅したのである。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m やはり梅田店のスタジオは大阪駅から遠いですね。梅田店のスタジオがもう少し大阪駅から近くなってくれればいいのにと思うのですが、考えてみると、私にとっては、梅田店のスタジオだけでなく、レッスンのあとにいつもお昼ごはんを食べているお気に入りのお店と、映画を鑑賞しているミニシアター系映画館も一緒に大阪駅の近くに移動してもらわなければ困りますね。(苦笑)

人気blogランキングには、もともとブログの書籍化を夢見て参加させていただきました。まだまだほど遠いですが、私の夢を応援してくださると、大変うれしく思います。
↓↓↓↓↓↓

哲学・思想[人気blogランキング]に

| | トラックバック (0)

2011.08.21

映画『津軽百年食堂』

シドニーの街歩きの記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m ずいぶん涼しくなりました。このまま涼しい秋がやって来るといいですね。もしもこのまま秋を迎えるのだとしたら、日本は猛暑の中、電力不足という危機的な状況を乗り越えることができたと言えますね。

 本作は、映画『ファンタスティック Mr.FOX』を鑑賞したのと同じ四月二日に鑑賞した。ちなみに、四月二日は本作の公開日に当たる。文章は正確ではないかもしれないが、本編が始まる前に、「この作品は、東北地方を応援します。売り上げ金の一部を東日本大震災の義捐金として寄付します」といったような内容の文章がスクリーンに表示されていた。東日本大震災が発生してからまだ日が浅かったので、本作を鑑賞することで東日本大震災の被害に遭われた方たちを応援できるのは良いことだと感じた。

 タイトルに津軽と付けられている通り、物語の舞台となっているのは、青森県の弘前である。簡単に言えば、津軽で百年続いているおそば屋さんのお話である。私自身、過去に二回ほど弘前に足を運んだことがあり、また津軽そばを食べた経験もある。しかし、残念なことに、津軽そばの味をはっきりと記憶しているわけではなかった。だから、本作に登場するように、東京のそばとの味の違いは良くわからない。

 東京で暮らす大森陽一は、自分が本当にやりたかった仕事にありつくことができずに、バルーンアートで生計を立てている。あるとき陽一は、結婚式会場で福田沙紀ちゃん演じる女性カメラマンの七海と出会い、ひょんなことから七海の高級機材を壊してしまう。それをきっかけに、陽一は七海の負担している家賃を軽減させるため、自分の住んでいる部屋をシェアすることを提案する。驚いたことに、陽一と七海は津軽出身の同郷だったのだ。最初は暗黙的に反発し合っていた二人だったが、同郷のよしみから、陽一と七海の二人のルームシェアが始まる。

 私は、主人公の陽一を演じている役者さんの演技に違和感を覚えた。彼は、役者としての演技のうまさを感じさせてくれなかったのである。あとから知ったことだが、陽一の役を演じていたのは、お笑い芸人オリエンタルラジオの藤森くんだったようだ。私はテレビを見る習慣がないので、オリエンタルラジオの存在も藤森くんの存在もまったく知らなかった。だから、本作で彼の曾おじいちゃんの役を演じている中田くんという人が、同じオリエンタルラジオの相方であることも知らなかった。本作ではむしろ、中田くんのほうが明治時代の口数の少ないそば屋の創始者の役にぴたりとはまっていたように感じていたほどだ。そういう意味では、藤森くんのほうは、現代の役に適していたとも言えるのだが、演技という点においては物足りなかったのである。

 レビューを書くにあたり、津軽百年食堂 映画/作品情報 - Yahoo!映画の評価を参考にさせていただいたところ、私が感じ取った作品の評価よりも、皆さんがずいぶん高い評価を付けていらっしゃることに驚いた。五段階評価のうち最高点の五を付けていらっしゃる方が多かったのだが、私の評価ではせいぜい五段階評価のうちの三くらいだった。つまり、可もなく不可もなくといった印象だったのである。

 というのも、やはり何人かの方がレビューに書かれているように、いろいろなエピソードが盛り込まれ過ぎていて、一体何を一番に押し出したい作品なのかが伝わりにくい作品になっていることと、全体的に大きな盛り上がりに欠けるという理由からである。いや、大きな盛り上がりに欠けなくても、そこに深いものが流れているならば、心に深く残って行くものはある。しかし、残念なことに本作の場合、心に残るものが感じられなかったのだ。

 私の評価と他の方たちの評価があまりにも食い違っていることが悔しくて、他の映画サイトを参考にさせていただいたところ、他の映画サイトでは私の感じた感想とそれほどギャップがないことに気が付いた。複数の映画サイトを参考にさせていただいたが、どうやら津軽百年食堂 映画/作品情報 - Yahoo!映画の評価だけは高評価であるにもかからわず、それ以外の映画サイトでは、それほど評価が高くないことがわかった。これほどのギャップはどうして生まれたのか、とても不思議である。

 いろいろなエピソードが盛り込まれ過ぎているということを証明するために、本作に盛り込まれている恋の物語をご紹介させていただこう。本作には、五つの恋の物語が登場している。まずは、大森食堂の創始者(すなわち、陽一から見れば曾おじいさん)とそば作りを手伝ってくれた女性の恋。七海と上司であるカメラマンとの不倫の恋。更に、七海の母とかつて七海の父が経営していた写真館を手伝ってくれていた男性助手との恋。陽一の同級生同士の恋。そして最後に、陽一と七海の恋である。これだけたくさんの恋の物語が一つの作品の中に盛り込まれていれば、観客は、一体どこに焦点を定めたらいいのかわからなくなってしまうことだろう。恋の物語としては、大森食堂の創始者の恋と、陽一と七海の恋だけで充分だったのではないだろうか。これらの分散された恋の物語を思い切ってばっさりと削り、むしろそば作りへのこだわりのシーンに置き変えたほうが作品に深みが出て来るのではないかと思う。

 このように、私にとってはいろいろな意味でとても残念な作品だったのである。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m おそらく、この手の作品に対して期待するのは、「職人の物語」なのではないでしょうか。つまり、本作に置き換えて言えば、津軽そばを作って何十年というそば作りの職人が、息子にそば作りを専門的かつ徹底的に仕込もうとする物語であって欲しかったのではないかと思うのです。しかし、本作はそうではありません。全体的に緩い流れでいくつもの小さな物語が同時進行しているという感じなので、どうしても焦点がぼやけてしまうのですね。そのあたりが、残念に思えた作品でありました。

人気blogランキングには、もともとブログの書籍化を夢見て参加させていただきました。まだまだほど遠いですが、私の夢を応援してくださると、大変うれしく思います。
↓↓↓↓↓↓

哲学・思想[人気blogランキング]に

| | トラックバック (0)

2011.08.20

シドニーの街歩き

coles 対 Woolworthsの記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。東京電力福島第一原子力発電所の事故で放射性物質に汚染された地域は、長期間に渡って人が住めないとの発表があったそうですね。今は安全な場所に避難されている住民の方たちも、もう少しでご自宅に戻れることを夢見ていらっしゃったと思います。しかし、どうやらそれは叶いそうにもなく、再び人が住めるようになるまでには数十年掛かるとの意見も出ているようです。人体への影響を考えれば、避難勧告が出ている地域からは離れたほうがいいのでしょうが、目に見えないものの影響であるだけに、きっとかつての住民の方たちはとても悔しい想いを噛み締めていらっしゃることと思います。このような状況において、かつて住んでいた場所の安全性が確認され、再び住めるようになること以外に何がいいのかは、経験のない私にはわかりません。しかし、それ以外の経験から、自分にはなかなか受け入れられない出来事が自分の身の上に降りかかったとしても、その出来事とセットになっているポジティブな出来事を見出し、救われて来ました。今は安全な場所に避難されている方たちが、ご自宅に帰りたいという想いを抱えながらも、どうか他のポジティブな何かを見出すことができますよう、お祈りしています。

 シドニー滞在二日目に、サーキュラーキー(Circular Quay)を観光したあと、私たちはシドニーの街歩きをした。サーキュラーキーにあるお店には、私の大好きなムートンブーツが並べられていた。日本では暑い夏だが、ムートンブーツが売られているところからすると、やはりシドニーは冬なのである。私は冬になるとムートンブーツを愛用しているので、シドニーでムートンブーツを買って帰れば良き思い出になるだろうと思った。しかし、帰国したあとの日本の暑さを想像すると、ムートンブーツを購入する気にはなれなかったので、ウィンドウショッピングを楽しむ程度に留めておいた。

 その後、サーキュラーキーを離れた私たちが歩いたのはオフィス街だったようだ。お腹が空いていたので、昼食を食べさせてくれそうなお店を探しながら歩いていたのだが、サンドイッチやハンバーガーなどを扱うお店はあるものの、温かいものを食べさせてくれそうなお店は見当たらなかった。私たちは、スーパーで購入した食材を利用して、夜と朝にサンドイッチを作って食べていたので、せめてお昼ご飯くらいは温かいお料理を食べたかったのだ。

 そんなとき、日本語で書かれたうどん屋の看板を見付けた。「これだ!」と思い、駆け寄ってみたものの、店員さんは日本人ではなく、また、価格も一食十八ドル前後と高かった。私たちは迷った末にうどんを諦めることにした。

 お腹も空いて、歩き疲れているときに、シドニーの街で白カングーを見付けた。途端にガンモが元気になった。海外では、カングーが業務利用されているのを良く見掛ける。シドニーで見掛けたこの白カングーも業務利用されているようだった。

 大通りに出てみると、靴の絵が描かれた黄色い道路標識を見付けた。これは何だろうと思いながら通り過ぎてしまったのだが、あとから調べてみると、横断歩道を示す道路標識だったようだ。なかなか大胆な道路標識である。

 更にずんずん歩くと、ゴミ箱を見付けた。シドニーで使われている英語は、ほとんどイギリス英語に統一されていると思っていたのだが、ゴミ箱にはアメリカ英語の"Garbage"の表記があった。イギリス英語ならば"Rubbish"のはずである。どうやらシドニーでも、イギリス英語とアメリカ英語が入り混じっているようである。

 歩いている途中で、両替所を見付けた。日本で両替したときは、一ドル九十三円以上もしたというのに、何と、シドニーの街の両替所では、手数料も掛からず、一ドル八十四.八円で両替してくれるという。日本と十円近くもレートが違うではないか。悔しいので、ガンモがここで二万円を両替した。

 良いレートで両替できたものの、歩き疲れた上にお腹もぺこぺこの状態でそろそろ限界を感じ始めていると、ふと目の前に"FOOD COURT"の文字が飛び込んで来た。私たちは狂喜しながら、重い足をひきずるようにして"FOOD COURT"に吸い込まれた。そこには、中華料理などの温かい料理を食べさせてくれるお店があった。私たちは、"FOOD COURT"にあるいくつかのお店の中から、ご飯の上に三種類のトッピングを選べて一食わずか五.五ドルという格安の中華料理のお店を選んで、ずいぶん遅めの昼食をとった。どうやら、とっくにランチタイムが過ぎているので、タイムサービスとしてこの格安料金で提供してくれているらしい。とにかく温かいものを食べたかった私たちは、このお店に助けられた。中国人のおかみさん、それからご主人さん、どうもありがとう。

 腹ごしらえをして元気になった私たちは、再びシドニーの街に繰り出した。このあたりはシドニーの中心部のようで、東京で言うところの銀座のような雰囲気が漂っている。神戸のポートタワーならぬシドニータワーもビルの間から見えて来た。

 食後にコーヒーを飲みたくなったので、私たちはセブンイレブンでテイクアウト用(イギリス英語ではTake away)のコーヒーを注文した。何故か私が注文することになり、店頭でコーヒー作りを担当している女性店員さんに話し掛けると、奥のレジで注文してくれと言われた。そこで、奥のレジに向かい、
「ロングサイズのコーヒーをください」
と注文したところ、私のLの発音が悪かったのだろう。ロングサイズということに念を押された。特にサイズを指定しなければ、コーヒーは一杯一ドルで売られている。一方、ロングサイズのコーヒーは一杯二ドルである。ガンモと二人で飲むので、通常サイズのものを二つ求めても良かったのだが、一つのものを二人で分け合えばいいので、ロングサイズのものを一つだけ購入することにした。

 セブンイレブンは、スターバックスのようなコーヒー専門店ではないので、それほど味に期待はしていなかったのだが、一口飲んだだけでとてもおいしいコーヒーであることがわかった。マクドナルドのミルクコーヒーのおいしさに感動した私が、再びセブンイレブンのコーヒーのおいしさに感動していると、ガンモは、
「オーストラリアは、コーヒー、頑張ってるらしいよ」
と言った。なるほど、ここまでコーヒーがおいしいとなると、ガンモの言う通りなのかもしれない。

 セブンイレブンのおいしいコーヒーを飲みながらシドニーの街を歩いていると、"Superdry Store"というお店を見付けた。写真ではちょっとわかりにくいのだが、日本語で「極度乾燥(しなさい)」と書かれていた。いや、確かにSuperdryは極度乾燥かもしれないが、日本語で書かれているとおかしな気がした。となると、日本で売られているビールのAsahi Superdryは、朝日極度乾燥なのだろうか?

 歩いているうちに、私たちはWoolworthsの近くまでやって来た。ガンモと一緒にWoolworthsの中に入ったものの、生理の二日目だった私は疲労が特に激しかったので、一人で外に出て休んでいた。そこへ赤い郵便車がやって来て、赤いポストから郵便物を集めて行った。日本と変わりない景に驚いた。

 この日はガンモも疲労が激しかったようで、Woolworthsには欲しいものがたくさんあったようなのだが、ガンモも何も買わずにWoolworthsから出て来た。そして私たちは重い足取りのままホテル近くまで戻り、いつものcolesで買い物をしてホテルに帰ったのだった。

※撮影した写真のスライドショーを貼り付けておきます。なお、スライドショーが表示されない場合や、写真へのコメントをご覧になる場合は、シドニーの街歩きをご覧ください。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 朝食と夕食にサンドイッチばかり食べていると、やはり温かいものが食べたくなりますね。このあとも、私たちは何度か中華料理に助けられることになりました。

人気blogランキングには、もともとブログの書籍化を夢見て参加させていただきました。まだまだほど遠いですが、私の夢を応援してくださると、大変うれしく思います。
↓↓↓↓↓↓

哲学・思想[人気blogランキング]に

| | トラックバック (1)

2011.08.19

coles 対 Woolworths

映画『ファンタスティック Mr.FOX』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 震度五以上の地震が日本国内で発生した場合、メールが届くようなYahoo! Japanのサービスを利用しているのですが、そのサービスからメールが届いていました。またまた宮城や福島で震度五弱の地震が発生したそうですね。震度五以上の地震が発生する頻度はずいぶん減って来てはいるようですが、大きな地震を体験されているだけに恐ろしいだろうと思います。どうか一日も早く余震が収まりますよう、お祈りしています。

 シドニー滞在中は、スーパーで買い物をして、夕食と朝食をホテルの部屋で食べていた。いつもならば、朝食ビュッフェ付きのホテルを予約するのだが、今回は出発のおよそ一週間前にホテルを予約することになってしまったため、宿泊するホテルをじっくり吟味する時間がなかったのだ。とは言え、朝食ビュッフェ付きのホテルは、いろいろな国から訪れている宿泊客をウォッチングできるという利点はあるものの、貧乏性の私たちはついつい食べ過ぎてしまうという問題点もある。

スーパーでの戦利品。これが私たちの夕食や朝食になる。ちなみに、乳製品が多いが、私は子宮筋腫があるので乳製品は極力控えている。乳製品を好んで食べているのは、ガンモである

 宿泊していたホテルから歩いて数分のところに、colesというスーパーがあったので、私たちは毎日のようにそこを利用した。シドニーには、colesのほかにWoolworthsというスーパーもあり、互いに張り合っているそうだ。ホテルから少し歩けば、Woolworthsもあったので、時にはそこを利用した。利用した感じでは、colesよりもWoolworthsのほうが品揃えが多そうだった。とは言え、私はリュックのほかに大きなマザーズバッグを肩から掛けていたため、何も買わずにWoolworthsから出ようとすると、警備員さんに呼び止められ、バッグの中を見せて欲しいと言われてしまった。私は素直にバッグの中を開けて見せたが、警備員さんの仕事も楽じゃないだろうと同情した。

coles

Woolworths

 ちなみに、香港にあったcitisuperもシドニーで見掛けたのだが、外から眺めただけで中には入らなかった。

香港にあったcitisuperがシドニーにも進出していた

 実は、日本にいるときと同じように、シドニーでも朝食にはバナナを食べようと思っていたのだが、シドニーのスーパーで売られているバナナは量り売りだったため、面倒なので見送ってしまった。日本のようにパッケージに入れられてはいるものの、備え付けの量りで自分で軽量してレジに持って行くようなのだ。日本ならまだしも、海外でそれをするのは、ちょっと勇気がいる。そこで、果物ではない朝食になってしまったというわけである。

 日本では、エコバッグの活用が浸透しているが、シドニーではそれほど浸透してはいなかった。どうやら、エコバッグを持っているかどうかはあまり関係がないようだ。すなわち、エコバッグを持参したとしても、レジ袋の分だけ値段を差し引いてくれるわけでもなく、また、レジ袋の分だけお金が余分に掛かるわけでもないようである。その点、レジ袋が有料化されているフランスやベルギーなどは、エコバッグの利用が徹底されていたように思う。

 colesの中にはケーキの専門店もあり、ショーケースに犬の形をしたケーキが三匹並べられていたので、記念に撮影してみた。スーパーの中でカメラを向けるのはさすがに抵抗があるが、ショーケースに並べられた犬のケーキを撮影するのは大目に見てくださるだろう。

犬の形をしたケーキ

 ところが、帰りにもう一度ショーケースをのぞいて見ると、既に一匹売れていた。きっと犬好きの人が買って行ったに違いない。

帰りにもう一度のぞいてみると、一つ売れていた

 ところで、シドニーは物価が高いという話を、以前、書いたと思う。2LDKのアパートの家賃が五十万円以上もするというのは理解に苦しむ話だが、もう少し身近なところでシドニーの物価の高さを実感できるものをご紹介させていただこうと思う。日本ほど多くはないのだが、シドニーにもドリンクの自動販売機があった。見ると、五百ミリリットル入りのペットボトルに一本四ドルもの値段が付けられているではないか。オーストラリアドルは、私たちが滞在中、確か一ドル九十三円程度だったと記憶している。ということは、五百ミリリットル入りのペットボトルが一本四百円近くもしているわけである。日本で五百ミリリットル入りのペットボトルを購入した場合、一本せいぜい百五十円程度ではないだろうか。こういうところからも、シドニーの物価の高さを実感するのだった。

シドニーで見掛けたドリンクの自動販売機。何と、ペットボトル一本が四ドルもする

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 今回の記事では、シドニーのスーパーや自動販売機の事情について触れてみました。海外に行くと、地元のスーパーに行くのがとても楽しみなんですよね。店内で写真撮影をしていると注意されてしまいますので(かつて、フランスでガンモが写真撮影をしているところを注意され、事情を聞くために警備員室に連行された事件がありました)、カメラは向けませんが、そこで売られている商品を眺めているだけでも楽しいものです。野菜などは、日本で売られているものよりもずっと大きかったですね。それだけ、土壌が豊かなのかもしれません。

人気blogランキングには、もともとブログの書籍化を夢見て参加させていただきました。まだまだほど遠いですが、私の夢を応援してくださると、大変うれしく思います。
↓↓↓↓↓↓

哲学・思想[人気blogランキング]に

| | トラックバック (0)

2011.08.18

映画『ファンタスティック Mr.FOX』

注文口と受け取り口が明示的に分かれているマクドナルドの記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。群馬県の館林市では、最高気温が三十八.五度を記録したそうですね。まさしく、体温よりも高い気温ということになります。そのうち、日本のガイドブックなども「日本は暑い国」と書き換えられ、他の暑い諸国のように、激辛料理が名物になるかもしれませんね。とは言え、もう少しでこの暑さも和らぐとのことですので、秋の到来に期待したいものです。

 四月二日に鑑賞した本作は、ストップモーション・アニメと呼ばれる人形劇のような一風変わったアニメだった。予告編を観て面白そうだと思い、鑑賞に至ったのである。驚いたことに、本作は何と、あのチャーリーとチョコレート工場の原作者で知られるロアルド・ダールの原作なのだそうだ。そして監督は、映画『ダージリン急行』のウェス・アンダーソン監督である。

 ガゼット紙の記者として働いている狐のMr.Foxは、かつては泥棒稼業で生計を立てていたものの、妻の妊娠をきっかけに、泥棒稼業からすっかり足を洗うことを妻と約束する。やがて子供も成長し、これまでの穴ぐら暮らしから脱出したいと切望するようになる。しかし、丘の上にある大木の家を買おうと決意したとき、丘の向こう側には、意地の悪い三人の人間の農場主が住んでいることがわかると、Mr.Foxは、その三人から農作物などの生産物を盗むことを思いつき、再び泥棒稼業に戻ってしまう。怒った農場主たちは、次々にMr.Foxに仕返しを仕掛けて来て、やがてMr.Foxらは、三人の農場主たちとの壮絶な戦いを経験することになる。

 主人公のMr.Foxは、実に淡々としている。もともと人形劇のようなアニメだから表情が固いのか、それとも本作のキャラクターとして計算されているのか、顔の表情にバリエーションはない。とは言え、特筆すべきは、Mr.Foxの声を担当しているのがジョージ・クルーニーだということだ。しかも、彼の妻の声を担当しているのはメリル・ストリープである。更に、弁護士の声をビル・マーレイが担当している。そんな豪華なキャストで構成された作品なのだ。

 私としては、Mr.Foxは泥棒稼業から足を洗うことを妻と約束したのだから、その約束をずっと守って欲しかったと思う。しかし、もしも私の望むような展開であったならば、Mr.Foxの生活は生涯ずっと安泰であり、本作で描かれているような三人の農場主との激しい戦いも繰り広げられることはなく、故に、彼らの安泰な生活が映画化されることもなかったかもしれない。そう考えると、人生、山あり谷ありだからこそドラマになると言えるのではないかとも思える。

 本作の見どころは、三人の農場主との激しい戦いが、Mr.Fox一家の問題だけには留まらないところだろう。しかも、登場しているのは狐だけではない。ビル・マーレイが声を担当している弁護士はアナグマだし、他にもフクロネズミなどが出て来る。だから、三人の農場主たちとの戦いも、Mr.Fox一家だけの戦いではなく、他の様々な動物たちをも巻き込むことになる。

 擬人化された動物社会において、狐がかぶっている毛糸の帽子の耳のところだけ穴が空いていたり、Mr.Foxと妻がキスをするときに、尖った口同士だからキスし辛いのではないかと心配になったりする。そういう面白さはあるのだが、正直言うと、ストーリーとしてはちょっと物足りなかった。と言うのも、仮にMr.Foxらが三人の農場主たちに追い詰められたとしても、Mr.Foxらが農場主たちの生産物を盗んだりしなければこのような激しい争いには発展しなかったと思うからだ。すなわち、盗みという行為に対して、冷静な判断が働いてしまうのである。だから、ストーリーとしては、もうひとひねり欲しかったように思う。こんなふうに思ってしまうのも、チャーリーとチョコレート工場の原作者による作品であるという期待感があるからかもしれない。本作は、ストーリーそのものにはそれほど期待せず、擬人化された動物たちを楽しむことができればそれで充分だと思う。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m おそらく、本作の評価が高いのは、Mr.Foxの淡々とした表情に惹かれる人が多いからではないかと思います。擬人化されているからでしょうか。彼の行動から目が離せないのだと思います。擬人化されているとは言え、彼らは彼らなりの時間の経過の単位を持っているのもユニークでしたね。

人気blogランキングには、もともとブログの書籍化を夢見て参加させていただきました。まだまだほど遠いですが、私の夢を応援してくださると、大変うれしく思います。
↓↓↓↓↓↓

哲学・思想[人気blogランキング]に

| | トラックバック (1)

2011.08.17

注文口と受け取り口が明示的に分かれているマクドナルド

オペラハウス周辺のランナーの記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 天竜川の川下り船が転覆した事故は、とても痛ましいですね。観光地に出掛け、とても楽しく過ごせるはずの時間が一転して、死の恐怖へと変わりました。きっと船を操縦していた船頭さんも大ベテランのはずなのに、ほんの一瞬のうちに惨劇が起こってしまったと思われます。亡くなられた方たちも大変お気の毒ですが、仕事中のミスが取り返しのつかないことに発展してしまうお仕事に従事されている方たちも大変だと思います。

 寝不足のまま、早朝にシドニー(キングスフォード・スミス)国際空港に到着した私たちは、空港の椅子でしばらく休んだあと、空港内のマクドナルドで昼食をとった。日本にはないセットがあったので、アイスコーヒーとのセットで注文した。というのも、あまりにもおいしそうなアイスコーヒーの写真が掲げられていたからだ。

シドニー(キングスフォード・スミス)国際空港の到着ロビーにあるマクドナルド

 面白いのは、注文する場所と商品を受け取る場所が矢印シールにより案内されていたことである。日本のマクドナルドでは、注文してからの動作が実にあいまいで、注文したあとの利用客の行動は、さりげなくレジの横に避けるような仕組みになっているように思う。しかし、シドニーでは、注文口と受け取り口が明示的に分かれているので、注文したあとにここで待っていていいものかと不安に駆られることもない。

注文したあと、左側に移動して待つように矢印の案内がある。
すなわち、注文口と受け取り口が明示的に分かれているということである

 私が「店内で食べます」と申告しなかったためか、注文した商品は紙袋に入れられた。いや、私が申告しなかったというよりも、持ち出して食べるのか、ここで食べるのかと店員さんに聞かれなかったのだ。店内を見渡すと、商品をトレーで受け取っている人たちもいるが、多くの人たちが紙袋で受け取り、店内で食べているようだ。私も紙袋を受け取ると、店内のテーブルの上に広げた。

注文した商品は、トレーではなく、紙袋に入れられた

 どうやらこのセットは、かつてベルギーのアントワープで食べたのと同じ"m"シリーズの"GRAND ANGUS"のようである。おそらく、日本のマクドナルドでは発売されていないのではないだろうか。

ベルギーのアントワープで食べたのと同じ"m"シリーズの"GRAND ANGUS"

 早速、食べてみると、驚いたことに、ポテトもハンバーガーも、そしてアイスコーヒーも格別においしかった。とりわけ、私にとってはアイスコーヒーが、一口飲むごとに「おいしい! おいしい!」と連発してしまうほどおいしかった。一方、ガンモはポテトがえらくお気に入りだった様子で、「このポテトはうまい!」と何度も繰り返しながら、むしゃむしゃ食べていた。

アイスコーヒーが格別においしかった

 正直言って、マクドナルドで食事をして、これまであまりおいしいと思ったことはなかったのだが、シドニー(キングスフォード・スミス)国際空港の到着ロビーにあるマクドナルドは格別だった。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m シドニーには中国人が多いと別の記事で書きましたが、私の注文を受けてくださった方も中国人でした。中国の人たちは、他国でも十分生きていけるだけの順応性を備えているのでしょうね。すぐにその国の言葉を覚え、その国に馴染んで行きます。海外で仕事を見付けるのは並大抵のことではないだろうと想像するのですが、たくましいですよね。

人気blogランキングには、もともとブログの書籍化を夢見て参加させていただきました。まだまだほど遠いですが、私の夢を応援してくださると、大変うれしく思います。
↓↓↓↓↓↓

哲学・思想[人気blogランキング]に

| | トラックバック (0)

2011.08.16

オペラハウス周辺のランナー

映画『わたしを離さないで』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m クレジットカード会社の保持している個人情報が流出したとのニュースが流れていますね。メインではありませんが、私も使用しているクレジットカードであります。大容量のメディアやインターネットの普及により、個人情報の扱いが、ひと昔前とはずいぶん異なって来ました。ひと昔前までは、オフラインミーティングに参加すると、参加者全員の住所や名前などが記載された名簿が気軽に配布されたものですが、今ではそのようなことはありませんね。それどころか、お互いの本名や住んでいるところさえ知らないまま会話を交わし続け、その後もずっとそのままでいる、ということも多々あります。どの時代が良き時代なのかはもはやわかりませんが、個人情報が流出するという事件もまた、便利なものを開発してしまったことへの代償なのでしょう。

 平日ではあるものの、ちょっと奮発して、目付きの悪いカモメの続きを書かせていただこうと思う。

 オペラハウス周辺を歩いていて驚いたのは、平日の昼間なのに、走っている人たちがたくさんいるということだった。これは、シドニー・ハーバー・ブリッジを歩いて渡ったときも同様だった。私は、シドニーで生活をしている人たちが、何故、平日の昼間に走っているのか良くわからなかったのだが、調べてみるとどうやら九月十八日にシドニーマラソンが開催されるらしく、それに向けて準備を整えようとしている人たちが走っているのではないかとガンモは推測していた。なるほど、それならば納得が行く。

 とは言え、平日の昼間に走っているのは、一体どういうことなのだろうか。現在のシドニーは冬なので、日本のように夏休みを取っているわけではなさそうである。走っている人たちがシドニーマラソンに備えているのだとすると、そのためにわざわざ平日に休暇を取っているのだろうか。それとも、シドニーマラソンに参加する人たちには、企業から特別な休暇が与えられるのだろうか。

 走っている人たちは、急な思い付きで走っているわけではなく、わざわざ走るための服装でやって来ている人たちだった。だから、仕事の昼休みを利用して、走ってみようかと思い立ったわけではなさそうである。彼らが走っている場所はオペラハウス周辺や歩いて渡れるシドニー・ハーバー・ブリッジだが、もしもそこが体育館ならば、走ったあとにシャワーでも浴びてすっきりしたいと思えるような、いかにもランニング用に構えた服装なのである。果たして走っている人たちは、その服装のまま公共機関を利用してここまでやって来て、あたかもフェイドインするかのように、他の人たちに混じって走り始めたのだろうか。それとも、この周辺にはどこかに更衣室のようなものがあり、そこで着替えたあとに走り始めたのだろうか。走っている人たちは、耳にヘッドフォンを挿して音楽などを聴いている人はいるものの、携帯電話もお財布も持っていないように見受けられたので、ますます謎は深まるばかりなのである。

 オペラハウス周辺には、目付きの悪いカモメたちが、レストランで食事をする人たちの食べ残したお料理を狙っていた。目付きの悪いカモメたちとの戯れを許容することができるならば、オペラハウス周辺にはおしゃれなレストランもたくさんあるので、まだ付き合いの浅いカップルのデートにはお勧めかもしれない。

 オペラハウス周辺を一周すると、鳩と同じように、カモメが上下二段になって交尾をしている姿を目にした。しかし、それも束の間、交尾中のカモメは人間によって追い払われてしまった。せっかく交尾中だったのに、ちょっとかわいそうな気がした。ちなみにカモメたちが、交尾中も目付きの悪いままだったかどうかまでは確認できていない。

※撮影した写真のスライドショーを貼り付けておきます。なお、スライドショーが表示されない場合や、写真へのコメントをご覧になる場合は、オペラハウス周辺のランナーをご覧ください。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 観劇目的でなくても、オペラハウスの中を体験できるようになっていましたが、私たちはオペラハウスの周りを一周しただけでお腹一杯になりました。(苦笑)オペラハウスのあるサーキュラーキー(Circular Quay)の周辺は、日本で言うところのお台場のような感じなのでしょうか。そうだとすると、お台場に足を運んだときに、たくさんの人たちが、いかにもマラソンをするぞという意気込みの感じられる服装で走っていたとしたら、かなり気になりますよね。この人たちは一体どこで着替えて来たのだろうかとか、この格好のままゆりかもめに乗って来たのだろうかとか、平日の昼間なのに、走っていていいのだろうかとか。そのような疑問が次々に私の中に沸き起こったわけであります。(苦笑)それでも、こんなふうに走ることのできる場所があるのはいいものですね。

人気blogランキングには、もともとブログの書籍化を夢見て参加させていただきました。まだまだほど遠いですが、私の夢を応援してくださると、大変うれしく思います。
↓↓↓↓↓↓

哲学・思想[人気blogランキング]に

| | トラックバック (0)

2011.08.15

映画『わたしを離さないで』

PIN or sign?の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 私たちの夏休みは終わってしまいましたが、世間はお盆休みらしく(苦笑)、通勤電車はガラガラでした。お盆を外した時期に夏休みを取ると、混雑を避けられるという利点もありますが、こうした季節感と言いますか、昔ながらの行事の感覚が薄れてしまいますね。

 もう少し、シドニーでの出来事を綴ってから映画のレビューを書かせていただこうかと思っていたものの、鑑賞した映画のタイトルをメモしている手帳を見てみると、次に書かせていただくレビューが本作に当たっていた。私は、本作を鑑賞した直後から、早く本作のレビューを書きたくてうずうずしていたのだ。こんなにも不思議で魂を揺さぶられるような作品に出会ったというのに、鑑賞してから何ヶ月もの間、レビューを書かずにいたのだから、私はかなり我慢強い方だと思う。

 作品が扱うテーマとしては、少し変わっている。寄宿学校ヘールシャムに所属する三人の子供たちが主人公なのだが、世間一般の子供たちと比べてどこか様子が違う。教育方針なのか、子供たちを外の世界に触れさせようとはしていないし、子供たちの会話の中に、親や兄弟の話題も出て来ない。物語が進んで行くうちに、ヘールシャムに所属する子供たちが特別な使命を背負って生まれて来たことを知る。実際にそんな人生があるとするならば、何と心の痛む話だろうか。そんな特異な物語を考え出した原作者は、日本人の作家さんらしい。

 そう言えば、少し前に、本作とはまったく別のアプローチではあるものの、本作と似たようなテーマを扱った映画『私の中のあなた』という作品を鑑賞した。すなわち、本作に登場する子供たちは、それぞれ映画『私の中のあなた』のアナであるというわけだ。

 主人公の三人とは、映画『17歳の肖像』のキャリー・マリガン演じるキャシーとキーラ・ナイトレイ演じるルース、それから、映画『ソーシャル・ネットワーク』のアンドリュー・ガーフィールド演じるトミーである。私は、映画『17歳の肖像』のキャリー・マリガンがとてもかわいいと思ったので、映画『17歳の肖像』の中で恋に深く傷ついた役を演じた彼女が、本作でも恋に傷つく姿を見たくはなかった。彼女は本作でも過酷な運命に翻弄されるものの、最終的には私のそんな心配は必要なかったと思っている。

 一言で表現するならば、本作はツインソウルの永遠の愛を描いた作品であり、彼女の演じたキャシーは、生まれながらにして、トミーとの永遠の愛で結ばれていたのだ。だから、彼女たちの身に降りかかる、一見、不運とも取れるような出来事よりも、魂の結びつきのほうが強いのだ。私は本作を鑑賞して、真に愛する男女の間に第三者が割って入ることはできないと確信した。その一方で、男女が真に愛し合っていない場合、その関係はいつかは終わる。そのことをまざまざと見せ付けられた気がしたのだ。

 私は、例え恋人同士の関係にない時期であっても、お互いがお互いに向かおうとしている見えない愛に心を打たれ、二人を決して引き離さなかった強力な縁に感動した。ひまわりが太陽に向かって花を咲かせるように、ツインソウルはお互いが自分にとっての太陽なのではないかとも思えた。その結びつきの強さに、間に割り込もうとした第三者は屈するしかない。

 例え作家であったとしても、これほどまでに強固な男女の愛を、まったく経験もなく書き上げることができるのだろうか。私は、これを書き上げた日本人作家のカズオ・イシグロ氏に、本作のベースになるような素晴らしい愛の経験があったのではないかと推測するのだ。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 三人の置かれている過酷な運命に注目するか、真に愛し合う男女の姿に注目するかで本作の感想は変わって来るかもしれません。私は、三人の置かれている過酷な運命には注目せずに、真に愛し合う男女の姿に注目し続けました。紆余曲折を経て、これまでの経緯にこだわることなく、それぞれが本来の姿に向かって行く姿がとても美しかったと思います。

人気blogランキングには、もともとブログの書籍化を夢見て参加させていただきました。まだまだほど遠いですが、私の夢を応援してくださると、大変うれしく思います。
↓↓↓↓↓↓

哲学・思想[人気blogランキング]に

| | トラックバック (0)

2011.08.14

PIN or sign?

帰国はブルーの記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 暦の上ではもう秋だというのに、まだまだ残暑は続きそうですね。そう言えば、パソコンや携帯電話が普及してからは、暑中見舞いや残暑見舞いを交わすことも少なくなって来ました。まさしく、「残暑お見舞い申し上げます」の状態でありますね。あと二週間もすれば涼しくなるでしょうか。何とかこの残暑を乗り切りたいものです。

 ここ三ヶ月ほどの間、私はあることがきっかけで、英語学習からすっかり遠ざかってしまっていた。そのため、シドニーを訪れてもなかなか現地の人たちの話す英語を聞き取ることができず、四苦八苦した。それでも、一日、二日とシドニーで過ごすうちに、耳が少しずつ英語の感覚を取り戻して来た。

 あれは確かシドニー滞在三日目のことだったと思う。ガンモと一緒にある観光地に出掛け、入場券を購入するために、ガンモがクレジットカードを差し出した。受付の女性がガンモに、
"Credit card?"
と確認されたので、ガンモは、
"Yes."
と答えた。更に受付の女性は、
"PIN or sign?"
と尋ねて来たのだが、どういうわけかガンモは返事をしないまま固まっていた。私は慌てて、"please"も付けずに、
"PIN!"
と叫んだ。すると、受付の女性は、
"Thank you."
と私に言ってくれた。

 ご存知のように、PINとは、クレジットカードで支払うときに機械に入力する暗証番号のことである。最近は、携帯電話をロックするときなどにもこの言葉が使われているので、馴染みが深いと思う。"PIN or sign?"とは、クレジットカードで支払うときに、機械を通してPIN入力して認証するか、それともサインするかの確認だった。もちろん、ガンモには、PINという単語もsignという単語も理解できているはずなのに、
"PIN or sign?"
と二つの単語が繋がったとき、"PIN"の'N'と"or"の'o'が連なって別の言葉に聞こえてしまい、「PIN入力もできるはずなのに、何故、いまどき『サインしますか?』などと尋ねられるのだろう?」と思い、どのように返事をすべきか迷っていたらしい。これまでにも書いて来たが、やはり自分が現地の人と英語を話す立場にあると、どうしても上がってしまい、冷静ではなくなるのである。

 それからの私たちは、二人の会話の中で、
"PIN or sign?"
を何度も何度も繰り返した。こうして、良く使われる英語を忘れられないシーンとして記憶の中に叩き込んで行くのである。

 そして、シドニー滞在六日目のことだったろうか。またしてもある場所でクレジットカードを使おうとしたとき、受付の女性から、
"PIN or sign?"
と尋ねられた。そのときもガンモがクレジットカードを差し出して対応してくれていたのだが、またしても固まっているではないか。そこで私は反射的に、
"PIN, please."
と答えた。あとからガンモに尋ねてみると、ガンモは、
"PIN or sign?"
がまた出て来たと思い、答える準備を整えていたところだったらしい。そこに私が割り込んだので、
「何で俺が答えようとしてるのに、まるみが先に答えるの?」
と言って、ひどく悔しがっていた。

 同じシーンに出くわすことで、ほんのちょっとした言葉を何度も何度も繰り返しながら自分のものにして行くプロセスはとても面白い。二人で一緒に旅行することで、片方が主役になって舞い上がっているときに、もう片方が冷静に対処することができる。私たちはもはや"PIN or sign?"を忘れることはできないだろう。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 現地の人との会話で固まってしまうのは、自分が主役になると冷静ではいれらなくなることに加え、聞き取れた単語から想像する固定概念も邪魔をしてしまっているようです。そのため、冷静な立場で会話を聞き取る第三者が必要になって来るのですね。こうして学んだことを繰り返すことによって、私たちの中で、忘れられない英語をどんどん積み重ねています。(苦笑)

人気blogランキングには、もともとブログの書籍化を夢見て参加させていただきました。まだまだほど遠いですが、私の夢を応援してくださると、大変うれしく思います。
↓↓↓↓↓↓

哲学・思想[人気blogランキング]に

| | トラックバック (0)

2011.08.13

帰国はブルー

シドニーの暮らしの記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。書き忘れていましたが、現地ツアーの係員の方から、シドニーでは煙草一箱が九百円もすると聞きました。調べてみると、やはりオーストラリアは喫煙率が高かったようで、喫煙に関して厳しく規制したところ、喫煙率が下がって来ているそうです。日本の煙草は、今、一箱いくらで売られているのか知りませんが、シドニーよりは安いはずなので、まだいろいろな対策を練ることができそうですね。

 シドニー滞在七日目の今日は、いよいよ帰国する日である。私たちは日本時間の朝四時、すなわちシドニー時間の朝五時に起きて帰り支度を整え始めた。前日の夜、現地ツアーに参加したあとだったので、ホテルに帰ってからは、帰国の準備を整えるのに精一杯で、「ガンまる日記」の下書きもせずにベッドに潜り込んでしまった。シドニー時間の三時半頃にゴソゴソと起き出して、「ガンまる日記」を書き上げてから本格的に帰国の準備を整えようと思っていたのに、朝までぐっすり眠ってしまい、朝起きてから本格的な帰国の準備を整えるので精一杯だった。

 出発の準備を整えた私たちは、シドニー(キングスフォード・スミス)国際空港を目指してシドニー時間の朝六時前にホテルを出発し、Central駅へと向かった。私たちの宿泊したホテルは、Museum駅のほうが若干近いのだが、Museum駅までは登り坂だったことと、Museum駅にはリフトの設備がなかったことから、Museum駅よりも大きいCentral駅を目指すことにしたのだ。

 早朝のシドニーはとても涼しかった。私はいつものように、半袖Tシャツの上に半袖のボレロを着て、その上から半袖Tシャツをもう一枚重ねていた。日本に帰ればこの涼しさからはすっかり遠ざかり、また酷暑の日々が待っているのだと思うと、気持ちはブルーになった。結局のところ、私たちの旅行は、暑い日本を期間限定で脱出するという単なる一時しのぎに過ぎなかったのかもしれない。とは言え、私たちは今回の旅行の満足感をひしひしと感じていたので、もうすぐこの旅行が終わってしまう寂しさを同時に感じてもいた。そんな心境から、早くシドニー(キングスフォード・スミス)国際空港に到着しなければならないというのに、足取りは重かったのである。

 Central駅では、リフトを利用してホームまで出た。Museum駅にはリフトの設備がなかったので、Central駅を利用してラッキーだと思った。しかも、Museum駅よりもCentral駅のほうがシドニー(キングスフォード・スミス)国際空港に近いので、料金の節約にも繋がった。とは言え、シドニー(キングスフォード・スミス)国際空港まで結ぶAirportLinkは、他の路線に比べるとかなり割高である。

 AirportLinkの中では、スーツケースがあるため、二階席にも一階席にも移動せず、ドア付近にある優先座席を利用させていただいた。私たちは、およそ十分程度でシドニー(キングスフォード・スミス)国際空港の最寄駅であるInternational TERMINAL T1駅に着いた。

 航空会社のカウンターでスーツケースを預けると、身軽になった。行きは夜の便だったため、睡眠時間を確保する目的で、貯まっていたマイルを足しこんでビジネスクラスにグレードアップさせたものの、帰りは昼の便なので、エコノミークラスを利用した。そんな状況も加わって、旅行への期待感いっぱいの往路と、旅行が終わってしまった寂しさを感じている復路では、私たちの気持ちはまるで正反対だった。

 私たちは、朝食のパンを持参していたので、シドニー(キングスフォード・スミス)国際空港の椅子に座って静かに食べた。きっと、飛行機に乗ればすぐに機内食としての朝食が出て来るのだろうが、今回、宿泊したホテルには朝食が付いていなかったため、毎日スーパーでパンや生野菜を買ってサンドイッチを作って食べていた残りがあったのだ。その残りを捨ててしまうのももったいないので、こうして朝食に持参したわけである。その後、手荷物検査を難なくこなしたものの、免税店に寄る時間はなかった。買い足したいお土産もあったのだが、時間がなく、オーストラリアドルをたくさん余らせてしまったので、また来ることにしよう。

 シドニー(キングスフォード・スミス)国際空港から成田国際空港までの飛行時間は九時間十分と発表された。シドニーは、ヨーロッパよりは若干近いものの、飛行機の中で過ごす時間はたっぷりある。案の定、離陸して一時間足らずのうちに機内食の朝食が出て来たが、私たちはちょっと無理をして朝食を食べて、そのあとは思い思いの時間を過ごした。寝不足だったガンモは、私の隣ですやすやと眠っていた。一方、私はというと、映画鑑賞に明け暮れた。まだ鑑賞していない作品を一つと、既に鑑賞したお気に入りの作品を、気になるシーンを巻き戻したりしながらじっくりと鑑賞した。普段、あまり経験のないことだが、一度鑑賞した作品をこうしてじっくりと鑑賞する機会に恵まれるというのは、とても贅沢なことだと思った。それと同時に、たった一度の鑑賞だけでは、見落としてしまっているものが実に多いということにも気付かされた。

 私たちの乗った飛行機は、ほとんど揺れることもなく、無事に成田国際空港に着陸した。行きと同じ場所を訪れているというのに、気持ちはまったく異なっている。やはり、気持ちは場所に着いて来るものではないのだ。私たちは、成田国際空港に着いて飛行機を一歩出た途端、
「暑い!」
と言いながら顔をしかめた。

 成田国際空港では、シドニー(キングスフォード・スミス)国際空港で預けた荷物をいったんピックアップして外に出た。行きの場合は、伊丹空港で預けた荷物はそのままシドニー(キングスフォード・スミス)国際空港でピックアップしたのだが、帰国後は税関を通らなければならないため、最終目的地が伊丹空港でも、いったん荷物のピックアップが必要なのである。

 税関を通過した私たちは、スーツケースを転がして、国内線への乗り換え手続きを行った。やはり、他の企業も夏休みなのだろう。成田国際空港の利用客はとても多かった。成田国際空港から伊丹空港までの所要時間は、およそ一時間だった。

 私たちがシドニーに滞在している間、シドニーの最高気温は十六、七度だったようだ。しかし、成田国際空港も、伊丹空港も、私たちが到着したのは夜だというのに、三十一度だった。最高気温は三十四度前後だったのではないだろうか。旅が終わってしまう寂しさと、この温度差で気持ちはかなりブルーだったが、伊丹空港に着いたあと、日本そばを食べて少し元気を取り戻した。

 伊丹空港から我が家までは、距離的には近いはずなのに、交通の便が良くないため、帰宅までに一時間ほど掛かってしまう。交通機関を乗り継いで、我が家に到着したのは二十二時半だった。こうして私たちの長い夏休みは静かに幕を閉じた。シドニーの涼しさを忘れたくはないものの、既に日本の暑さで記憶が塗り替えられてしまいそうである。出発前からいろいろな想いが渦巻いた旅行だったが、思い切って出掛けて良かったと思う。

※撮影した写真のスライドショーを貼り付けておきます。なお、スライドショーが表示されない場合や、写真へのコメントをご覧になる場合は、帰国はブルーをご覧ください。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m おかげ様で無事に帰国することができました。旅の疲れよりも、気温差にすっかり参ってしまっています。それでも、私たちがシドニーに出掛けていた間、我が家のクーラーはフル稼働せずに済んだわけですから、少しは節電にも協力できたと言えるでしょうか。(苦笑)いやはや、ほんとに日本は暑いですが、何とか乗り越えて行きましょうね。夏休みが終わりましたので、平日は旅行アルバムと連携しないシドニー旅行の記事を中心に書かせていただきます。映画のレビューもそのうち復活させますね。

人気blogランキングには、もともとブログの書籍化を夢見て参加させていただきました。まだまだほど遠いですが、私の夢を応援してくださると、大変うれしく思います。
↓↓↓↓↓↓

哲学・思想[人気blogランキング]に

| | トラックバック (0)

2011.08.12

シドニーの暮らし

ブルー・マウンテンズの深い森に涙するの記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m ブルー・マウンテンズの深い森には、写真でご紹介したような野生の大きな鳥がいました。その鳥が、大きな足で何かをしきりに掘り起こしているので、一体、何を探しているのだろうと思っていたところ、土の中に埋まっているミミズを見付けては、素早く口に運んでいることがわかりました。野生の大きな鳥は、私たちが近付いても逃げることなく、一心不乱にミミズを掘り起こしていました。人間が接近しても、野生の鳥たちの中に人間に対する恐怖が植え付けられていないということは、それだけブルー・マウンテンズを訪れる人たちが野生の鳥たちを大事にして来たということなんでしょうね。

 シドニー滞在六日目の今日は、路面電車やモノレールを乗り潰しながら、再びシドニー市内を観光した。翌日の朝の便で帰国するため、実質、今日がシドニー滞在の最終日となる。そこで、夜はちょっとした現地ツアーに参加して、シドニー最後の夜の思い出作りをした。今日は、いつものように旅行アルバムと連携させながら記事を書かせていただく時間が取れないので、今回のシドニー旅行を通じて私が見て来たシドニーと、夜に参加した現地ツアーの係員の方から聞いたシドニーの話をご紹介したいと思う。

 まず、シドニーの街を歩いていて一番に感じたのは、女性の歩き煙草が多いということである。男性よりもむしろ女性のほうが歩き煙草が多いのは驚きである。私は喫煙者ではないので、喫煙者の友人と食事をするときは、できるだけ相手に煙草を吸わないで欲しいと心の中でこっそり願うのだが、もしも私がシドニーで生活をすることになるならば、日本にいるときよりも多くの喫煙者の友人を持つことになるのではないかと思った。果たしてオーストラリアではどのような生活習慣病が多いのか、気になるところである。

 また、これまでにも書いて来たが、シドニーにはアジアから移住している人たちが実に多い。シドニーの人口の半分は中国人か韓国人と言っても過言ではないのではないだろうか。また、インド人も多い。他の国から移住している人たちが多いということは、それだけ住み易い国なのだろうと思う。

 それでも、夜に参加した現地ツアーの係員の方の話によれば、シドニーは物価がひどく高く、とりわけ、アパートを借りて生活する人たちにとっては、高額な家賃を支払うのがかなりの負担になっているようだ。そのため、複数の人たちでアパートを借りてシェアするのが当たり前になっているようである。家賃がどれくらい高額かというと、現地ツアーの係員の方ご自身も、2LDKのアパートを十人で借りて、一人五万円ちょっとの家賃を負担されているくらいだという。五万円ちょっとを十人が支払って、ようやく2LDKのアパートの家賃を支払うことができるのだから、かなり高額な家賃ということになる。実際、私も街を観光していて、物価の高さには驚いたものの、これほど物価が高いとは思っていなかった。しかも、2LDKの部屋に十人もの人たちが一緒に生活をするというのも驚きである。現地ツアーの係員の方曰く、2LDKのそれぞれの部屋に二段ベッドを置いて、テラスなどにも仕切りを作り、そこにも二段ベッドを置いて生活しているそうだ。もちろん、それだけ多くの人たちと一緒に生活をしていると、互いのプライバシーはないそうだ。現地ツアーの係員の方は、かつては西洋人の方と一緒にアパートをシェアしたこともあったが、やはりお箸を使うアジアの国からやって来た人たちのほうが生活スタイルが合うので、共同生活には向いているとおっしゃっていた。

 それはさておき、シドニーは中国と違い、自転車に乗っている人の数が極端に少ない。その理由を現地ツアーの係員の方が教えてくださった。日本では誰でも自転車に乗ることができるが、何と、シドニーでは、自転車に乗るのに専用のライセンスが必要なのだそうだ。というのも、日本と違い、自転車は車道を走ることになるため、自転車にも自動車とほぼ同じルールが適用されるからなのだそうだ。そのため、自転車に乗るときはヘルメットをかぶる決まりがあるらしい。自動車とほぼ同じルールが適用されるため、何と、自転車も高速道路を走ることができるのだそうだ。

 また、日本ではほとんどの企業で月給制が採用されているが、シドニーで支払われるお給料は週給制なのだそうだ。多くの企業で木曜日にお給料が支払われていることから、金曜日の夜以外に、木曜日の夜にも、もらったばかりのお給料を手にした人たちが夜の街に繰り出すそうだ。

 さて、日本では節電に取り組んでいる真っ最中だが、シドニーでは電気がふんだんに使われていた。それでも、オーストラリアに原子力発電はなく、風力発電や水力発電でまかなっているという。夜にともされるネオンについては、使用していい色が五色に限定されているものの、企業は夜でもあかあかとネオンをともし、観光客を楽しませているそうだ。ちなみに、夜にともされる企業のネオンは、企業が電気代を支払っているのではなく、きちんと税金でまかなわれているそうだ。むしろ、税金を使ってネオンをともし、観光客をお迎えするという意識が働いているようである。

 私が、思ったよりも日本人観光客の数が少ないことを口にすると、現地ツアーの係員の方は、今は観光シーズンではないこと、東日本大震災の影響もあることなどをコメントしてくださった。シドニーの観光シーズンは、日本の冬、すなわちシドニーにとっての夏らしい。シドニーは、夏になると気温が三十五、六度まで上昇するらしいが、日本と違って湿度が高くはないので、気温が高くてもそれほど不快な気持ちにはならないそうだ。しかも、夏のヨーロッパと同じように、二十一時頃まで外が明るいという。なるほど、私たちのように、夏の暑い日本を脱出して涼しく過ごそうと考える人は少ないということである。とは言え、日本が夏の盛りに寒いところにやって来るのがいいのか、それとも、日本が真冬で寒いときに暑いところにやって来るのがいいかは、考え方次第だろう。上半身にほてりのある私としては、むしろ前者のほうがありがたいくらいだ。

 最後に、シドニーの買い物事情について書いておきたい。日本を出発する前に、ひとまず五万円分をオーストラリアドルに換金しておいたのだが、現地でクレジットカードが難なく使えたので、今回もまた、現地の通貨をたくさん余らせてしまいそうである。シドニーでは、日本と同じくらいの程度でクレジットカードを使用することができると言っていいだろう。また、日本で換金するよりも、現地で換金したほうがだんぜんお得である。日本で換金した五万円があるというのに、ガンモが安いレートの両替商を見付けて換金したところ、日本で換金するよりも十円ほど安くオーストラリアドルに換金することができた。このようなお得な両替商に出会えることを念頭に入れて、出発前に日本で換金する金額を抑えておけば、私たちが犯したような無駄は少なくて済むだろう。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m ほてりの魔法もすっかり復活して、私は半袖Tシャツの上に半袖のボレロを着て、その上にもう一枚、半袖Tシャツを着て過ごしていました。シドニーの街では、半袖で歩いている人はほとんどいませんでしたが、私にはこの格好がちょうど良かったですね。こんなふうに涼しい(ガンモは寒いと言っていますが)シドニーとも、もうすぐお別れです。出発の一週間前に、ひどく迷いながらも出発を決意した私たちでしたが、思う存分夏休みを満喫することができました。日本には毎日電話を掛けていましたが、暑さが特に厳しかったようで、何だか申し訳なく思っています。シドニーの涼しさを日本に持ち帰ってあげたいくらいですね。なお、引き続き、シドニーの旅行記は綴って行きますが、旅行ブログとの連携には非常に多くの時間を費やすことになるため、夏休みが明けてウィークデーが始まると、通常更新に戻らせていただきます。おそらく、旅行ブログとの連携させながら綴る記事は、これまでのように、週末を中心に書かせていただくことになろうかと思います。

人気blogランキングには、もともとブログの書籍化を夢見て参加させていただきました。まだまだほど遠いですが、私の夢を応援してくださると、大変うれしく思います。
↓↓↓↓↓↓

哲学・思想[人気blogランキング]に

| | トラックバック (0)

2011.08.11

ブルー・マウンテンズの深い森に涙する

シドニー・ハーバー・ブリッジを歩いて渡るの記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 海外に来たら、東日本大震災や福島第一原子力発電所の事故のことなどを聞かれるだろうかと思っていたのですが、まだそこまでの会話が成り立っていません。オーストラリアからすれば、ニュージーランドのクライストチャーチの大地震のほうがもっと身近なのかもしれませんね。

 シドニー滞在五日目の今日は、Central駅の窓口でブルー・マウンテンズ・エクスプローラーのリンクチケットを購入し、Central駅から郊外列車に乗って、ブルー・マウンテンズの最寄駅であるKatoomba駅へと向かった。ブルー・マウンテンズは世界遺産にも指定されている地域で、シドニーからの日帰り観光地として有名な場所でもある。とは言え、私は今回、オーストラリアを訪問するまで、ブルー・マウンテンズの存在さえも知らなかった。

 Central駅からKatoomba駅までは、およそ二時間掛かった。近郊列車と同様、二階建ての車両だったので、私たちは二階席を陣取った。そこには、長旅を覚悟しているのか、既に毛布に包(くる)まって横になって寝ている人がいた。私たちが空いている席に腰を下ろすと、すぐ近くにドイツ人観光客がいることがわかった。彼らの会話は、比較的静かな車内にとても良く響いた。ガンモ曰く、ドイツ語は、中国語同様、小さな声では発音しにくい言語なのだそうだ。私は、「ガンまる日記」を書かずにホテルを出て来てしまったので、二時間の移動時間を利用して書き上げた。そのため、ドイツ人観光客の話し声が気になったのだ。

 Katoomba駅には、お昼過ぎに到着した。やはりブルー・マウンテンズを目指すのか、たくさんの観光客がKatoomba駅で降りていた。私たちは、Katoomba駅前にあるバス会社のカウンターで、ブルー・マウンテンズ・エクスプローラーのリンクチケットとブルー・マウンテンズ・エクスプローラー号の乗車券を交換してもらった。ブルー・マウンテンズ・エクスプローラー号とは、私たちがこれまでにも旅先で度々目にして来たCity Sightseeing号と同じ形をした観光バスである。City Sightseeing号の表記もあることから、もしかするとCity Sightseeing号を運行している会社と同じ会社が運営しているのかもしれない。ブルー・マウンテンズ・エクスプローラー号もまた、二階建てのバスだったので、私たちは二階席に乗り込んだ。

 二階建てのバスは、ロンドンを訪れたときに利用したことがある。やはり高い場所から見下ろすだけあって、一階建てのバスから見る景色とは違って見える。みんな考えることは同じなのか、ほとんどの利用客が二階席へとやって来た。ブルー・マウンテンズ・エクスプローラー号に関しては、もう少しいろいろなことを書きたいのだが、記事の都合により、帰国後にじっくりと書かせていただくことにする。

 私たちは、ブルー・マウンテンズ・エクスプローラー号のほかに、スカイウェイやトロッコ列車、ケーブルウェイの三つの乗り物に乗車できるチケットを購入したので、それらをフル活用するために、ブルー・マウンテンズ・エクスプローラー号のStep #9という停留所で下車した。そのあたりのことについても、帰国後にじっくりと書かせていただくことにする。

 さて、私が今回の記事の中で触れたいのは、ブルー・マウンテンズで歩いた深い森のことである。私たちは、スカイウェイとトロッコ列車を乗り継いで、深い森に出た。そこは、ボードウォークと言って、自然のままの土でできた歩道ではなく、木の板で作られた人工的な歩道を歩いて観光できるようになっていた。そのため、坂道を登ったり降りたりすることが多いのにほとんど疲れることがなかった。このような整備された歩道を歩くことで、自然そのものではなく人工的な雰囲気を感じ取ってもおかしくはないはずなのだが、私は深い森に包まれているうちに、何とも言えない感動を味わって涙してしまったのだ。

 その涙の源は、喜びでも悲しみでもなかった。森の中に木々がただそこにあるだけという光景を目にしたとき、私という個もただそこにあるだけだという感覚を味わったのだと思う。自分の置かれている現状や、私と関わっている人たちのことを思い巡らしたが、そのことが引き金になったわけではなかった。私がブルー・マウンテンズを訪れなくても、ここにある木は木としてずっとここにあり、私自身もまた、誰にも見付けられなくても、存在としては確かにあるのだという確信をそこで得たのである。このような感覚を味わったのは、生まれて初めてのことだった。

 深い森の中で、ガンモは、
「ここには木の精がいる。妖精がいる。トビーが出て来るかも」
と言った。それに対し、私は、
「じゃあ、靴下をプレゼントしなくちゃね」
と言った。ガンモもまた、この深い森に何かを感じ取っているようだった。

 もう少しこの感覚を味わっていたいと思っていたものの、ここは世界的な観光地である。しばらくすると、観光客がやって来て、私を包んでいた不思議な感覚は通り過ぎて行った。そこから先は、森を見ても、もう涙は出て来なかった。

 私たちは、深い森で味わったこの感覚をもう一度味わいたくなった。そこで、日本に帰ったら熊野古道に足を運んでみたいと語り合ったのだった。

※撮影した写真のスライドショーを貼り付けておきます。なお、スライドショーが表示されない場合や、写真へのコメントをご覧になる場合は、ブルー・マウンテンズの静寂に涙するをご覧ください。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m ブルー・マウンテンズの存在さえも知らなかったというのに、私にとってブルー・マウンテンズは、また是非訪れたい場所の一つになりました。他にも美しい景色がたくさんありましたが、今日はこの深い森のことを書きたかったので、その内容のみに絞らせていただきました。ブルー・マウンテンズの他の景色については、帰国後にじっくりと綴らせていただきたいと思います。

人気blogランキングには、もともとブログの書籍化を夢見て参加させていただきました。まだまだほど遠いですが、私の夢を応援してくださると、大変うれしく思います。
↓↓↓↓↓↓

哲学・思想[人気blogランキング]に

| | トラックバック (0)

2011.08.10

シドニー・ハーバー・ブリッジを歩いて渡る

コアラのなる木の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 日本では、暑い毎日が続いているようですね。こちらは、半袖で過ごすにはあまりにも寒過ぎるので、とうとうセーターを買いました。おかげでとても暖かく過ごせるようになりました。

 シドニー滞在四日目の今日は、ルナ・パークという遊園地に向かうべく、ホテル近くのバス停から、無料バスの555 Sydney CBD Free Shuttle Busに乗って、Wynyard駅まで出た。そこからシドニー・ハーバー・ブリッジを列車で渡り、ルナ・パークの最寄駅であるMilsons Point駅まで出た。コアラ・パーク・サンクチュアリが緩い動物園であると書いたばかりだが、ルナ・パークもまた、緩い遊園地らしい。

 Milsons Point駅からルナ・パークまでは、徒歩数分程度だった。坂道を下り、階段を下りて入口までやって来たものの、何となく様子がおかしい。活気がないのである。入口に掲げられている看板を見て、私たちはようやく気が付いた。何と、毎週火曜日から木曜日までは休園日だったのである。せっかく足を運んだ日が休園日だったなんて、下調べもせずにやって来た私たちが悪いのだ。私たちはがっくりと肩を落としながら、Milsons Point駅までの道をのろのろと歩いて戻った。Milsons Point駅の周辺には広い芝生があり、鳩などの野生の鳥たちがくつろいでいた。また、大きな木の下にはベンチもあったので、私はベンチに腰掛けてみたり、芝生に寝転がったりして、鳩たちと同様に、シドニーの空気を楽しんだ。

 ガンモは、ルナ・パークで緩い遊園地を楽しんだあと、シドニー・ハーバー・ブリッジを歩いて渡る計画を立てていたようだ。あいにく、ルナ・パークが休園日だったので、私たちは芝生で少し休んだあと、シドニー・ハーバー・ブリッジへの階段を昇った。階段には、BRIDGE STAIRSと書かれていた。

 階段を昇ってみると、シドニー・ハーバー・ブリッジは、歩行者と自動車、鉄道、そして自転車が同時に利用できる総合的な橋であることがわかった。歩行者は歩道を、自動車は車道を、鉄道は線路を、自転車は自転車道をそれぞれ利用していた。

 ガンモはガイドブックの情報から、
「(シドニー・ハーバー・ブリッジから見下ろす)景色がいいらしいよ」
と言ったのだが、高所恐怖症の私には、景色の美しさを堪能する余裕はなかった。それでも、自分の足の下が見えて足がすくんでしまうような作りではなく、橋の側面に少し粗めの網目が付いているだけなので、見下ろさなければ恐怖を感じなくて済む。そこで私は、できるだけ歩道の真ん中に立ち、下を見下ろさないようにして歩いた。

 オペラハウス周辺を散策したときにも感じたことなのだが、どういうわけかシドニーには、走る人が多い。平日の昼間だというのに、一体どうしてそのような時間が取れるのか不思議でたまらない。お昼休みとは言え、食後すぐに走るとは考えにくいし、わざわざ走るための格好を整えて走っているので、休憩時間中ではなさそうである。それとも、勤務時間中にマラソンの時間が設けられていたりするのだろうか。あるいは、シドニーは有給の消化率が高く、有給休暇を取得してわざわざ走っているのだろうか。

 他にも驚いたことがあった。私たちの歩いている歩道よりも更に上にある、橋が弧を描いている部分を、命綱を着けて歩いていた人たちがいたのである。そういうツアーがあることはガンモから聞いていたが、まさしくそのツアーに参加している人たちに遭遇したのだ。確かにその人たちは、きちんと規定の服に着替えをして、命綱を着けてシドニー・ハーバー・ブリッジを登っていた。彼らの場合、「登っていた」という表現が正しいのだが、残念ながら、ご紹介した写真では少々わかりにくいかもしれない。今回、私たちが歩いたのは、コンクリートやアスファルトで作られている平面の部分である。歩行者も、自動車も、鉄道も、自転車も、平面の部分を移動している。しかし、命綱を着けてツアーに参加している人たちは、その更に上にある、橋が弧を描いているてっぺんの部分まで登って移動しているのである。私たちが歩いている場所から見上げただけでも、ひどく急な階段を登っていたので、おそらくかなり覚悟の必要なツアーだろうと思う。ガンモの職場に、実際にそのツアーに参加した人がいるのだが、その方曰く、ツアーに参加しているうちに連帯感が出来上がって来るのだそうだ。

 こうして私たちは、およそ一時間掛けてシドニー・ハーバー・ブリッジを歩いた。私の歩くスピードがひどくのろいので、他の人ならばもっと早く歩けるはずである。不思議なことに、かなり歩いたはずなのに、ほとんど疲れは出なかった。

 私たちは昼食をとって元気を取り戻すと、次なる目的地へと向かったのだった。

※撮影した写真のスライドショーを貼り付けておきます。なお、スライドショーが表示されない場合や、写真へのコメントをご覧になる場合は、シドニー・ハーバーブリッジを歩いて渡るをご覧ください。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 生理が落ち着いて来たからでしょうか。それとも、シドニーの気温に身体が慣れたからでしょうか。ずいぶんと身体が楽になりました。帰国してからゆっくりと書かせていただきますが、このあとも身体を動かして、一日中、活動していたにもかかわらず、ほとんど疲れは出ませんでした。

人気blogランキングには、もともとブログの書籍化を夢見て参加させていただきました。まだまだほど遠いですが、私の夢を応援してくださると、大変うれしく思います。
↓↓↓↓↓↓

哲学・思想[人気blogランキング]に

| | トラックバック (0)

2011.08.09

コアラのなる木

目付きの悪いカモメの記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m オーストラリアは、いろいろな国籍の人たちが多過ぎて、どの人がオーストラリア人なのか、まったくわかりません。(苦笑)中国から移住されている方が圧倒的に覆いように感じます。厳密に言えば、オーストラリア先住民の方たちが正真正銘のオーストラリア人なのでしょうね。

 シドニー滞在三日目の今日は、Central駅から近郊列車に乗って、コアラ・パーク・サンクチュアリという歴史的な動物園に足を運んだ。コアラ・パーク・サンクチュアリの最寄り駅であるPennant Hills駅までは、Central駅からおよそ四十分だった。やはり二階建ての車両だったので、私たちは二階席を陣取り、外の景色を眺めながら近郊列車の旅を楽しんだ。車内には停車駅を示す案内板もアナウンスもあり、とても分かり易かった。

 Pennant Hills駅からは、路線バスに乗り換えることになっていたのだが、ガイドブックに掲載されている情報と、個人のホームページに掲載されている情報が異なっていたため、どの路線バスに乗ればいいのか、少々戸惑った。また、個人のホームページには、どの路線バスに乗ればいいかを判断する材料として、コアラ・パーク・サンクチュアリの看板を目印にすれば良いと書かれていたのだが、あいにくそのような看板も見当たらなかったので、私たちは路線バスのバス停の周辺をウロウロしていたのだ。そんな私の姿を見かねたのか、中国人の老夫婦が私に話し掛けてくださったのだが、どうやらコアラ・パーク・サンクチュアリのことはご存知ないようだった。

 そうこうしているうちに、個人のホームページに掲載されていた六百三十三番の路線バスが入って来たので、運転手さんに、
「このバスは、コアラ・パーク・サンクチュアリに行きますか?」
と尋ねてみたところ、
「行きますよ」
との回答を得られたので、ガンモと一緒に喜び勇んで乗り込んだ。不思議なことに、個人のホームページに掲載されていた運賃よりも安く、一人二ドルだった。

 路線バスにおよそ十分揺られると、コアラ・パーク・サンクチュアリの最寄のバス停に到着した。路線バスは、列車と違い、車内アナウンスも停留所の表示案内もないのでわかりにくい。それでも、いつも利用されている方ならば、景色を見て自分が降りるべき停留所を即座に判断されるのだろう。私たちは、コアラ・パーク・サンクチュアリが近付いても降車ボタンを押さなかったのだが、乗車するときに確認していたので、運転手さんがコアラ・パーク・サンクチュアリの停留所で停めてくださった。

 さて、停留所で降りてみると、いきなり尋ね犬の張り紙があった。ずいぶん上品そうな犬である。皆さんも、この犬を見掛けたら、飼い主に連絡してあげて欲しい。

 道路を渡り、コアラ・パーク・サンクチュアリの入口で、一人二十二ドルの入場料を払って中に入った。二十二ドルというのは、少々割高な気がしたが、中に入ってみると、園内をクジャクが歩くような緩い雰囲気の動物園であることがわかり、いっぺんで気に入った。

 コアラは決められた時間に餌付けが行われているようで、その時間に行くと、コアラを間近で見られるらしい。私たちがコアラ・パーク・サンクチュアリに着いたのは十三時頃だった。次の餌付け時間は十四時だったので、私たちは一時間ほど園内を散策したあと、再びコアラの場所に戻った。とは言え、コアラは餌付けをしている場所だけでなく、他の場所にもいた。

 餌付けの時間になると、係員によって一頭のコアラが選ばれ、利用客に最も近い手すりの場所に座らされた。コアラは、係員の与えたユーカリの木をさかんに食べていた。コアラと言えば、日本にも「コアラのマーチ」というお菓子があるくらい、親しまれている動物の一つだが、間近で見たコアラは、人間に愛想を振りまくわけではなく、ひどくマイペースで驚いた。

 ちなみに、係員が選んだ以外のコアラは、まるで大きな木の実のように、上のほうにある木の枝にしがみつき、丸くなっていた。ガンモはそれを見て、
「コアラが、(木の実のように)木になってる!」
と言った。確かにその表現は、言い得て妙だった。

 一方、係員によって選ばれたコアラは、観光客の人気の的だった。観光客は我先にと、コアラとのツーショット写真を撮りたがった。中国から来られた団体さんにやや押され気味だったものの、私たちも何とかコアラとの記念撮影を済ませた。とは言え、コアラのいる場所はひどく暗かった上に、コアラの動きは意外にも素早かったことから、撮影した写真のほとんどはぶれてしまっていた。

 係員の説明によれば、コアラは一日のうち二十時間も眠るそうだ。ということは、一日のうち四時間しか活動しないということである。私は、そんな毎日を送っているコアラがちょっぴりうやらましくもあった。

 ちなみに、コアラ・パーク・サンクチュアリの公式サイトを拝見すると、世界的な俳優のジョニー・デップも訪問されているようである。私たちが立っていたあの場所に、ジョニー・デップも足を運んでいたかと思うと、何となく顔がほころんでしまったのは言うまでもない。

※撮影した写真のスライドショーを貼り付けておきます。なお、スライドショーが表示されない場合や、写真へのコメントをご覧になる場合は、コアラのなる木をご覧ください。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m コアラ・パーク・サンクチュアリは、全体的にとてもゆったりとした緩い動物園でした。コアラ以外の動物たちもたくさん居ましたが、それらの動物たちについては、帰国後にゆっくり綴らせていただこうと思います。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

哲学・思想[人気blogランキング]に

上記ボタンをクリックしてくださいますと、一日に一回、ランキングのポイントに加算されます。もしも毎日のように「ガンまる日記」を読んでくださっているならば、記事に共感したとき、あるいは応援してもいいと思ったとき、ポチッと押してくださると、大変うれしく思います。

| | トラックバック (0)

2011.08.08

目付きの悪いカモメ

( ロンドン + 香港 ) ÷ 2の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 海外旅行に時差はつきものですが、シドニーは日本との時差がプラス一時間しかないので、まだ身体が楽ですね。とは言え、日本の皆さんには大変申し訳ないのですが、こちらは冬ですので、さすがの私でも肌寒く感じています。(苦笑)

 シドニー滞在初日は、寝不足のため、ほとんど観光ができなかったものの、滞在二日目の今日は、555 Sydney CBD Free Shuttle Busという無料バスに乗って、シドニーの有名な観光地であるサーキュラーキー(Circular Quay)まで出た。バスは、日本とあまり変わらない作りだったが、やはりヨーロッパの鉄道などで良く見掛ける「専用のハンマーで叩き割る非常口」がいくつか設置されていた。天井にまでそれが用意されていたのは面白い。私たちがサーキュラーキーで降りると、無料バスは無料の看板を外して回送車に切り替わったようで、新しい乗客を乗せずに走り去って行った。

 さて、サーキュラーキーに降り立ち、まず驚いたのが、カモメがたくさんいることだった。何故、街中(まちなか)にカモメがいるのだろうと思っていると、このあたりには海があり、船も出ていて海の玄関となっていたのだった。そのため、海からやって来たカモメたちはまるで鳩のように観光客から食べ物をもらっていたのだ。

 これまでにも、観光地などでカモメには何度か遭遇したことがあるものの、今回、シドニーでカモメを間近で観察して、その目付きの悪さに驚いた。どのカモメも、何とも利己的な顔つきをしているのである。とは言え、雛と思われるカモメは、まだあどけなくてかわいかった。鳩もそうだが、まだ大人になっていない雛は、親から餌をおねだりできる特権を持っているようである。

 オペラハウスのあるほうへと進んで行くと、そこには美しい景色が広がっていた。そう言えば、香港にもこれと同じような景色があった。そう、星光大道(アベニュー・オブ・スターズ)である。私は、こんなところにも香港とシドニーの共通点を見出したのだった。

 この周辺には、オープンカフェ形式のたくさんの飲食店があったのだが、そのテーブルにもカモメたちは進出していた。食事をしているときに、カモメがすぐ側にいるのは風物詩として面白がられるものの、もしも自分の食べている料理を突付きに来たらどうだろう。そういうところからも、私は人間とカモメにとって、理想的な距離を感じ取ったのだった。

 それにしても、やはり冬のシドニーは寒かった。私は、上半身にほてりがあるので、気温が十七度前後だとしても半袖で大丈夫だろうと高をくくっていたのだが、折しも滞在初日から生理が始まってしまい、私の体温はいつもよりも下がってしまった。そのため、ほてりの魔法が薄れてしまい、ひどく寒いのだ。私は、首にはタオルマフラーを巻いて、防寒対策のために持参した半袖のボレロを二枚の半袖Tシャツの間に着込んで寒さをしのいだのだが、それでもまだ寒かった。日本の暑さを少し分けていただけるならば、シドニーの寒さを少し分けてあげたいくらいだ。

 おまけに、生理の二日目となった今日は、疲労感が激しく、動く度に大きな呼吸を繰り返すことになった。やはり、筋腫が大きく成長してしまっているため、下腹部のあたりに大きな不快感を感じてしまうようである。このときばかりは、そろそろ切ってもらったほうが楽になれるのかもしれないなどと思った。

 オペラハウスの周辺については、帰国後にじっくりと書かせていただくことにして、オペラハウスの周辺をぐるっと回った私たちがベンチに座ってくつろいでいると、ガンモが突然、
「あっ、やられた!」
と言った。そのとき、ガンモの頭から何かが垂れて来た。そう、ガンモの言う通り、「やられた」のである。カモメは、ガンモの頭の上に糞をしたのだ。ガンモは急いでティッシュペーパーを取り出して、頭を拭いた。ガンモには、シドニーでの忘れられない特別な思い出が出来たようだ。

※撮影した写真のスライドショーを貼り付けておきます。なお、スライドショーが表示されない場合や、写真へのコメントをご覧になる場合は、目付きの悪いカモメをご覧ください。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 毎年、必ずと言っていいほど、夏休みの旅行中には生理が当たります。そのため、大量の布ナプキンを持参することになり、出発の段階から私のスーツケースはパンパンです。(苦笑)それにしても、今度ばかりは辛い生理でした。寝不足や急激な気温の変化も関係しているのかもしれませんが、まるで病人のような荒い息を続けていました。あまりにも寒いようでしたら、こちらでパーカーでも買って、寒さをしのぎたいと思います。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

哲学・思想[人気blogランキング]に

上記ボタンをクリックしてくださいますと、一日に一回、ランキングのポイントに加算されます。もしも毎日のように「ガンまる日記」を読んでくださっているならば、記事に共感したとき、あるいは応援してもいいと思ったとき、ポチッと押してくださると、大変うれしく思います。

| | トラックバック (0)

2011.08.07

( ロンドン + 香港 ) ÷ 2

航空会社ラウンジで遅めの昼食の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 私の実家の父は、ガンモが組み立てた自作パソコンを使ってくれています。その父に、Googleトークをインストールしてもらいました。Googleトークを利用すると、例えお互いが遠く離れた場所にいたとしても、インターネットの回線を利用して無料通話ができるのでとても便利でお得です。ただし、Googleアカウントが必要になります。

 私たちの乗った飛行機は、およそ九時間掛けてシドニー(キングスフォード・スミス)国際空港に着陸した。南半球にあるシドニーは、現在、冬なので、気温は十六度と低かった。それでも、シドニー(キングスフォード・スミス)国際空港内は暖房が良く効いていたのか、半袖Tシャツ一枚だけでも暑く感じるくらいだった。

 オーストラリアに入国したことのある人ならば、オーストラリアの検疫事情を良くご存知のことだろう。オーストラリアでは、自国の環境と農業を守るために、深刻な害虫や病害の侵入経路を絶つことを目的として、旅行者の持ち込む医薬品や食品などを検疫している。そこで私たちは、入国審査を行ったあと、検疫のための長い長い行列に並んだ。

 ご存知のように、私は下半身の冷えや上半身のほてりを緩和するために、I医師に漢方薬の桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)を処方していただいている。もちろん、今回の旅行にも、桂枝茯苓丸を持参していた。そこで私は、申請が必要な状況にあるならば、他の食品なども一緒に持ち込もうと思い、ホテルで飲むためのインスタントコーヒーや砂糖、ミルク、鉄分補給のためのサプリメント、痒み止めクリーム、飛行機の中でもらったスナック菓子などを持ち込むことにした。

 飛行機の中で配られた入国カードには、検疫で申告するものがあるかどうかについてチェックする箇所があり、私は医薬品と食品ともににチェックを入れた。そして私は、申告の必要な列に並んだのだ。一方、ガンモはというと、私が医薬品や食品を持ち込むことを知っていたので、自分の入国カードには申告するものが何もないと記入し、自分の持参した風薬やお菓子などを私に預けると、申告なしの列に並んだ。

 不思議なことに、私が並んだ申告の必要な列は、長い列が作られている割にはぐんぐん進んでいた。そして、とうとう私の番がやって来て、
「何を申告しますか?」
と係員に尋ねられたので、私は選り分けていた袋の中からインスタントコーヒーを取り出して見せた。すると、
「コーヒーなら、どうぞ」
と言われたので、先に進んで検疫待ちの列に並び直すと、さきほどの係員が、
「そこに並ばなくても、もう出てもらっていいです」
と言ってくれたので、私は首をかしげながら出口へと向かった。どうやら私は、コーヒーやらいろいろなものを申告する必要があったにもかかわらず、検疫を受ける必要はないと判断され、パスしてしまったらしい。

 出口でガンモを探してみたものの、ガンモはまだ出て来ていないようだった。ガンモに電話を掛けてみたが、呼び出し音は鳴るものの、電話に出ない。しばらく出口で待っていると、ガンモから電話が掛かって来た。ガンモによれば、ようやく今、出口に到着したところだという。何でも、申告の必要のない列だったにもかかわらず、中国の人たちがスーツケースの中からいろいろなものを取り出して検疫チェックを受けていたため、ずいぶん長く掛かってしまったらしいのだ。私はガンモに、
「自分だって申告が必要だったのに、私に預けて逃げたから、バチが当たったんだよ」
と言った。ガンモは、自分だけ素早く出口に出る計画の当てが外れてがっかりしていた。

 出口に出ると、もはや暖房も効いていなかったのか、ほてりのある私でさえも、さすがに半袖Tシャツ一枚だけでは肌寒いと感じた。そこで私は、肩からショールを羽織り、保温に努めた。ガンモもスーツケースの中から薄めの長袖のジャケットを取り出して着込んだ。

 シドニー(キングスフォード・スミス)国際空港に到着したのは、現地時間の朝六時半過ぎだったが、ホテルのチェックインは十四時からだったので、まだまだ時間があった。そこで私たちは、寝不足を解消するため、タイの空港でもそうしたように、しばらく仮眠を取ることにした。とは言え、私が持参したひざ掛けは一つしかない上に、二人揃って眠り込んでしまうと荷物も心配なことから、ガンモがシドニー(キングスフォード・スミス)国際空港内の椅子で眠り、荷物をセキュリティワイヤーで結ぶと、私はその間にシドニー(キングスフォード・スミス)国際空港の周辺を少しだけ散策した。そのときに感じたのは、やはりオーストラリアでは、Way outやLiftなどのイギリス英語が使用されているということだった。

 その後、私たちは昼食をとり、AirportLinkという鉄道に乗って、宿泊先ホテルの最寄り駅であるMuseum駅で降りた。AirportLinkは、わずか十五分程度しか利用しないというのに、十五.八〇オーストラリアドルも掛かった。ちなみに、一オーストラリアドルは、およそ九十二円である。この物価の高さは、ロンドンを思い出す。

 地上に降りてみると、やはりそこかしこにイギリスの匂いがした。例えば、香港でも見掛けたLOOK RIGHTの道路表示である。もちろん、その反対を示すLOOK LEFTの道路表示もあった。そこで気付いたのだが、オーストラリアは自動車が右ハンドルの左側通行だった。やはり、イギリスの影響を色濃く受けているようである。

 ホテルにチェックインすると、ガンモはまたしても泥のように眠った。私はというと、パソコンに向かって作業を始めたものの、途中で睡魔に負けてしまい、椅子に座ったまま寝てしまったようだ。ガンモに起こされ、私ははっと我に返った。もちろん、その後、ベッドに横になってしばらく眠ったのは言うまでもない。

 目が覚めると、現地時間の十八時頃だった。驚いたことに、外は既に真っ暗だった。オーストラリアは、夏のヨーロッパのように、二十一時頃まで明るいわけではなさそうだ。私たちは、ホテル近くのスーパーマーケットに足を運び、食料品を調達してからホテルに戻り、ホテルで質素な夕食をとった。

※撮影した写真のスライドショーを貼り付けておきます。なお、スライドショーが表示されない場合や、写真へのコメントをご覧になる場合は、( ロンドン + 香港 ) ÷ 2をご覧ください。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 日本では猛暑が続いているようですね。実家に電話を掛けてみると、今日は特に暑かったと言っていました。シドニーは、薄い長袖のジャケットを羽織るとちょうどいい感じです。私はタオルマフラーを首に巻いて、Tシャツを二枚着込んで歩いています。ほてりがあるので、それでちょうどいいくらいです。とは言え、ロンドンのように、ダウンジャケットやコートを着ている人もいれば、半袖Tシャツを着て歩いている人もいます。オーストラリアにも、いろいろな国の人たちがいますね。アジア人が多いことと、街の全体的な雰囲気も香港に似ている気がします。香港もシドニーも、イギリスの影響がかなり色濃く出ている場所のようです。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

哲学・思想[人気blogランキング]に

上記ボタンをクリックしてくださいますと、一日に一回、ランキングのポイントに加算されます。もしも毎日のように「ガンまる日記」を読んでくださっているならば、記事に共感したとき、あるいは応援してもいいと思ったとき、ポチッと押してくださると、大変うれしく思います。

| | トラックバック (0)

2011.08.06

航空会社ラウンジで遅めの昼食

食堂内のコミュニケーションの記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 赤じそジュースという飲み物が、免疫力を高めてくれるジュースとして人気があるようですね。マイミクさんの日記で紹介されていたり、愛媛に住んでいる友人からも聞いたので、全国的に広がっているのでしょうか。調べてみると、花粉症や夏バテにもいいそうです。

 金曜日に仕事を終えると、「私たちの夏休みが始まった!」という解放感に包まれた。私たちが夏休みの旅行を決断したのは、ほんの数日前のことだったため、まだ旅行に出掛けて行く準備が整っていなかった。正直言って、旅行の話が持ち上がったときは、まだまだ心に迷いがあったものの、こうして夏休み前の仕事をすべて終えてしまう頃には、私の中で、気持ちが少しずつ盛り上がっていた。このあたりの複雑な状況については、追い風に乗っての記事に綴っているので、ご参照くだされば幸いである。

 私は、出発までに実践すべきこと、旅先に持参するものなどをすべてリストアップし、旅行用のノートに書き留めておいた。あとは、そのリストの内容に従って行動するだけである。仕事帰りに行っておきたかったところに足を運び、買い物を済ませて帰宅すると、ご飯を食べて、旅行の準備を本格的に整え始めた。仕事が忙しいガンモが帰宅したのは、二十二時半頃だった。今回の旅行を一番楽しみにしていたはずのガンモもまた、日々の仕事の忙しさから、まったくと言っていいほど旅行の準備を整えていなかった。

 私たちは夜中までかかって旅行の準備を整えた。旅行の準備を進めているうちに、私は突然、想いがこみ上げて来て泣いた。ガンモに、
「何で泣いてるの?」
と尋ねられたので、
「ここ二、三ヶ月のことを振り返ってたら、泣けて来た」
と答えた。夏休みを迎え、好きな旅行に出掛けて行くことができるという喜びよりも、ここ二、三ヶ月の間に体験したことの一つで、最初に心配していた状況が大きく変わり、希望を持つことができたことが一番うれしかった。そして、今のこの状況はほんの一時的なものなのか、それとも、今後もずっと続いて行くものなのかについて考えた。しかし、こればかりは、私が頭で考えてもわからないことだった。

 これまでの旅行では、午前中の便を利用することが多かったので、早朝から起きて支度を整えて出掛けていたのだが、今回はお昼過ぎの便で伊丹空港から成田国際空港まで移動し、更に夜の便で成田国際空港からシドニーまで移動するという珍しいパターンである。そのため、出掛ける直前のお昼頃まで、出発の準備に充てることができた。それでも、朝から慌しく動き回りながら、ようやく出発の準備を整え、私たちは十二時過ぎに家を出て、およそ一時間余り掛けて伊丹空港に到着した。

 空港カウンターでスーツケースを預けて身軽になると、手荷物検査を受けた。私はほとんど例外なく、毎回、警告音が鳴ってしまう。女性の係員が、ダイソンの羽のない扇風機のような金属チェッカーで私の身体をくまなくチェックした。金属チェッカーは、私のズボンのポケットの金属などにも敏感に反応した。それだけではない。金属チェッカーは明らかに、金属などないだろうという場所にまで反応したのだ。それはちょうどお腹のあたりだったので、ひょっとすると、筋腫に反応したのかもしれない。筋腫がひどく硬いのは、金属で出来ているからなのだろうか。筋腫があると、金属チェッカーに反応し易くなるのだろうか。まさかそんなことはないとは思うのだが、ガンモはそんな私を、毎回、苦笑いしながら見守っているのだった。

 さて、今回、私たちが成田国際空港から利用したのは、シドニー行きのビジネスクラスである。夜のうちに移動することになるので、普段、なかなか使うチャンスのないマイルを足しこんで、ビジネスクラスにグレードアップしたのだ。実際、こうでもしなければ、飛行機のマイルを消費するチャンスにはなかなか恵まれない。というのも、人気のある便はすぐに予約が埋まってしまうからだ。

 そんなこともあって、伊丹空港でも成田国際空港でも、ちょっぴり敷居の高い航空会社ラウンジを無料で利用することができた。旅行の準備に手間取ったため、お昼ご飯を食べる時間がなかったので、私たちは伊丹空港でひどく簡単な食事を慌てて済ませておいたものの、もう少し何か食べたいとお腹が主張していた。そこで、成田国際空港にある航空会社ラウンジでカレーをいただいた。航空会社ラウンジでは、カレーのほか、飲み物やサラダなども好きなだけ利用することができた。こうしてひどく遅めのお昼ご飯を食べた私たちは、出発直前まで航空会社ラウンジで過ごすと、シドニー行きの飛行機に滑り込んだのだった。

 ビジネスクラスのシートは、やはりリクライニングの設備が整っていて、とても快適だった。キャビンアテンダントがあいさつにやって来て、私たちの名前を呼び掛けてくださり、食事のサービスも行き届いていた。しかも、食事のあとにデザートまで用意されているのである。ひとたび、このような手厚いサービスを受けてしまえば、エコノミークラスに戻るのが辛くなってしまうではないだろうか。ガンモに、
「帰りもビジネスクラスなの?」
と尋ねてみると、
「帰りは昼の便だから、エコノミーだよ」
という答えが返って来た。ちょっとがっかりである。

 それにしても、私たちが到着する頃のシドニーの気温は十二度らしい。やはり、長袖を持って来るべきだったのではないだろうか。

※撮影した写真のスライドショーを貼り付けておきます。なお、スライドショーが表示されない場合や、写真へのコメントをご覧になる場合は、航空会社ラウンジで遅めの昼食をご覧ください。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 旅の始まりはいつも寝不足で迎えますが、これまでは時差でカバーされていたので何とか良かったのです。しかし、今回は、日本との時差がわずか一時間しかありません。果たして、私たちは寝不足に耐えられるでしょうか。(苦笑)

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

哲学・思想[人気blogランキング]に

上記ボタンをクリックしてくださいますと、一日に一回、ランキングのポイントに加算されます。もしも毎日のように「ガンまる日記」を読んでくださっているならば、記事に共感したとき、あるいは応援してもいいと思ったとき、ポチッと押してくださると、大変うれしく思います。

| | トラックバック (0)

2011.08.05

食堂内のコミュニケーション

ホットヨガ(二五〇回目)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 東海テレビで不適切なテロップが流れたことが話題になっていますね。これは、言い逃れのできないことですので、正直に事情を話して謝罪しているようです。しかし、いくら謝罪したとしても、心の中にある裏の部分を見せてしまってからでは、もはや遅過ぎるでしょう。誰の心にも、表の部分だけでなく、裏の部分があるとは思いますが、心の裏の部分を見せられるのは、既に気心の知れた少数の人に限られると思います。だから、気心の知れていない大多数の人たちに心の裏の部分を見せてしまったことは、このテロップの製作に関わった担当者にとってもかなりの苦痛だったと思います。仮に心の中に裏の部分があることを認めたとしても、表面化させても差し支えないものとそうでないものがあるということなんでしょうね。果たして、この問題はどのように収束して行くのでしょうか。東海テレビの今後の対応を見守りたいと思います。

 最近、昼休みは食堂で温かいご飯を食べるようにしている。ある時期までは、お弁当を持参していたものの、やはり、慌しい朝には十分な用意ができないことから、次第にコンビニ弁当や職場の売店で売られているお弁当に傾いて行った。とは言え、市販されているお弁当には油もののおかずが多い上に生野菜が少ないことから、必ずしも健康に良い食事であるとは言い切れなかった。

 あるとき、かつて同じ職場で働いていた派遣仲間が退職することになり、派遣仲間同士で集まって、昼休みの食堂で彼女のちょっとした送別会を開いた。私の働いているビルは、いくつかの関連会社が集まっているビルである。かつて同じ職場で働いていた派遣仲間たちの中にも、今では同じビルの別の関連会社で働いている派遣仲間たちが何人かいる。退職したのは、その中の一人である。

 何年か前までは、残業をすることも多かったので、夕方の休息時間になるとこの食堂にやって来て、夕食を食べてから残業をこなしていたものだった。しかし、景気が著しく後退してからは、残業することも少なくなり、必然的に食堂を利用することもなくなっていた。思えば、これまでも昼休みに利用しても良かったのだが、昼休みの食堂はひどく混雑するというイメージがあり、まったくと言っていいほど利用していなかったのだ。ところが、派遣仲間の送別会のために昼休みに利用した食堂は、思っていたよりもずっと空いていた。そこで私は、お昼に油っこいお弁当を買うのをやめて、食堂で温かいお昼ご飯を食べることにしたのである。

 それからというもの、昼休みに食堂で過ごす時間は、私にとって、ちょっとした楽しみの時間とになった。というのも、今は節電対策のためにオフィスの冷房はやや高めに設定されているものの、食堂は食べ物を扱うためか、冷房が比較的良く効いて涼しいからだ。これは、上半身にほてりのある私には、とてもありがたいことである。また、昼休みになると、オフィスは照明も落とされ、暗くなってしまうのだが、食堂は照明が落とされることもなく、大きな窓から外の光もふんだんに取り入れられているため、とても明るかった。そして何よりも、生野菜や温かい料理を食べられるのがうれしいではないか。

 とは言え、食堂を利用すると、一回の食費が七百円を超えてしまうのが難点と言えば難点である。残業時間に食べていた定食は、四百円台とかなりお値打ち価格だったのだが、お昼はいろいろなお料理が用意されているためか、お値打ち価格の定食はなく、油っこいお弁当を買って食べるよりも少々割高になってしまうようだ。そこで私は、自宅から保温ジャーに温かいご飯を入れて食堂に持ち込むようになった。これで、お昼ご飯は六百円台に収めることができるようになった。

 同じオフィスで働いている女性たちの中には、何人かで集まって、食堂で食事をしているグループもいる。しかし私は、人数が多くなると、話がなかなか深くならないことを知っているので、彼女たちの仲間には加わらずに一人で食堂で食べている。これまでは、食堂でご飯を食べない女性たちは、オフィスの机で個々にお弁当を食べていたので、一人でお昼ご飯を食べるのはまったくもって苦ではないのだ。むしろ、こういう類の話をしたいと思っている話題からひどくかけ離れた話題に参加するほうが、自分自身を偽ってしまいそうで避けたいのである。

 一人でお昼ご飯を食べていると、食堂を利用している人たちをウォッチングすることができる。席に座ったときに、自然に聞こえて来る会話に耳を傾けていると、会話をしている人たちの力関係が即座にわかってしまう。ほとんどのグループは、話をする人と話を聞く人にはっきりと分かれている。言うまでもなく、話をする人はメインでずっと話を続け、話を聞いている人は、自分はしゃべらずに話を聞くことに徹している。会話に対し、能動的な態度と受動的な態度がはっきりと分かれているのだ。しかも、別の日にたまたま近くの席に座ることがあっても、その役割が変化していないのは面白い。ありとあらゆる人間関係は、常にアンバランスであり続けるのだろうか。それとも、誰かが話をし、誰かが話を聞くという暗黙のバランスが出来上がっているのだろうか。

 食堂で語られているいくつもの会話に耳を傾けながら、私は自分の好みに合う会話を探そうとしている。しかし、私の好む話題はにはなかなか巡り合えない。ふと、会話とは何だろうと考えてみる。ひょっとするとそれは、周波数のようなものかもしれない。私は耳というラジオを使って、周波数を合わせながら、自分の好みの会話をずっと探り続けている。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 昼休みの食堂には、いろいろなドラマがあることがわかって来ました。一人で過ごしていると、誰かと一緒にいるときよりも、他者の言動に対して敏感になりますね。ところで、明日は三日に一度の映画のレビューを書かせていただく日なのですが、明日からリアルタイムで旅行の記事を書かせていただくことになるため、しばらく映画のレビューはお休みさせていただきます。映画のレビューは、旅行から帰って、旅の記事がある程度、落ち着いてから再開させていただきます。それでは皆さん、行って参ります!

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

哲学・思想[人気blogランキング]に

上記ボタンをクリックしてくださいますと、一日に一回、ランキングのポイントに加算されます。もしも毎日のように「ガンまる日記」を読んでくださっているならば、記事に共感したとき、あるいは応援してもいいと思ったとき、ポチッと押してくださると、大変うれしく思います。

| | トラックバック (0)

2011.08.04

ホットヨガ(二五〇回目)

映画『お家(うち)をさがそう』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 夏休みを目前にして、旅行の準備をあたふたと進める毎日です。そんな中、私が普段、使っているノートパソコンがクラッシュしてしまいました。とあるサイトにアクセスしたところ、「プログラムを起動しますか?」といったポップアップメッセージが表示されたので、これは絶対に怪しいと思い、ポップアップメッセージの右上にある×ボタンを押そしてキャンセルしようと試みました。しかし、押しても無反応だったので、仕方なく、キャンセルボタンを押しました。すると、パソコンのクラッシュを意味するブルースクリーンが表示されてしまい、それ以降、OSがまともに起動しなくなってしまったのです。ハードウェア屋さんのガンモに診てもらったところ、メモリが悪いわけでもなく、ハードディスクの不具合でもなさそうでした。そこで、すぐにハードディスクを取り出して、別の手段でバックアップを取り、こうして「ガンまる日記」を書くことができています。現在、別のノートパソコンに再セットアップを進めているところですが、私の場合、パソコンのセットアップに必要なツールをオンライン上に置いているので、OSさえインストールされていれば、再セットアップにはそれほど手間は掛からないようになっています。思えば、旅行の出発前にこのようなことが起こって、まだ良かったと思います。もしも旅先でこれと同じような現象が発生してしまえば、太刀打ちできませんからね。皆さんも、パソコンがクラッシュしたときのために、自分が普段からどのようなツールを必要としているかを何らかの形でまとめておくと、パソコンの再セットアップにそれほど労力を費やさなくて済むようになると思います。ちなみに、私は、Yahoo!のブリーフケースを活用しています。もうダウンロードできなくなったフリーソフトとか、使用しているアプリケーションの設定ファイルなどを置いています。

 七月二十五日月曜日は、仕事帰りに三宮店で六十分の骨盤コースのレッスンを受けた。三宮店における月曜日の夜のレッスンは、十九時十分からスタンダードコースのレッスン、十九時三十分から骨盤コースのレッスンとなっている。私はどちらのレッスンに参加するか迷ったのだが、二日前に梅田店で骨盤コースのレッスンを受けていたので、結局、今回も骨盤コースのレッスンに参加することにした。

 七月いっぱいまで利用できるレンタルウェアとレンタルバスタオルの特典を獲得していたので、今回はその特典を利用することにした。受付でレンタルウェアとレンタルバスタオルの引換券を提示し、
「今日、これを使いたいのですが・・・・・・」
と申し出ると、受付のスタッフはすぐにレンタルウェアとバスタオルを用意してくださった。しかし、心配なのは、レンタルウェアのサイズが私の身体に合うかどうかだった。私が、
「サイズ、ありますかね?」
と心配そうに尋ねてみると、
「ワンサイズしかないんですけど、大丈夫ですよ」
と言って、バスケットに入ったレンタルウェアを手渡してくださった。レンタルバスタオルに関しては、通常のレッスンのときに受け取っているバスタオルやフェスタオルと一緒に受け取った。実は私は、レンタルウェアのサイズが自分の身体に合うかどうか不安だったので、サイズが合わなかったときのために、自前のレッスン着を持参していた。平日にホットヨガのレッスンを受けるためにレッスン着やバスタオルなどを用意して出掛けるのはなかなかやっかいなので、こうしたレンタルのサービスはとても助かる。しかし、サイズが合わないかもしれないと思い、結局のところ、自分で用意してしまっているので、荷物の量は普段とあまり変わりがなかった。

 私は恐る恐る、更衣室でレンタルウェアに着替えてみた。上は合うにしても、筋腫でひどくお腹がせり出してしまっている私にズボンが合うのか心配だったのだ。しかし、ちゃんと入ったのである。恐るべし、レンタルウェアである。

 私は、レンタルウェアを着てレッスンに参加した。レンタルウェアを身に着けると、何となく、初心者のような新鮮な気持ちになることがわかった。ただ、いつもは汗をたっぷり吸ってくれるTシャツなどで参加しているのだが、レンタルウェアはポリエステルなのか、汗をあまり吸収しない素材だった。しかも、スタジオの鏡に映った私は、やはりお腹がぽっこり出てしまっていた。いつもは、もう少し緩めのズボンを履いているので、これほど体型が強調されることもないはずだった。

 さて、今回のレッスンの参加者は十四名だった。骨盤コースのレッスンにしては、それほど多くはないほうである。いつも、三宮店の骨盤コースのレッスンでお目に掛かるサウナスーツの女性も参加されていた。彼女とは、行きのエレベータで一緒になったのだが、とても女性らしい服装をされていた。

 レッスンを担当してくださったのは、いつもお話をさせていただくインストラクターだった。彼女のレッスンは、精神面にも響いて来るため、安心感を覚える。私はレッスン中にトイレに行きたくなり、休憩のポーズの頃にスタジオの外に出てトイレに行った。

 今回、レッスンに参加してみて改めて認識したことだが、やはり骨盤コースのレッスンは、前屈のポーズが多いために、私にはきついようだ。そのため、できるだけ息が荒くならないように、マイペースでレッスンに参加させていただいた。

 レッスンを終えてシャワーを浴びたところ、いつの間にか、シャワールームから出て行くのは私が一番最後になってしまっていた。しかも、私が冷え取り健康法のための靴下を一生懸命重ね履きしているうちに、ほとんどの方たちが退出してしまったのである。どうやら、ビルのエレベータが停止してしまう二十一時のタイムリミットをひどく気にされているようである。

 五本指の靴下を重ね履きするのにいつも手間取ってしまう私は、それ以上、急ぐこともできず、一人、ロッカールームに残り、もたもたと支度を整えてようやくロッカールームを出た。受付で礼儀正しいインストラクターが対応してくださり、先ほどのインストラクターが下までお送りしますと言ってくださった。ビルの決まりで、やはり従業員が付き添ってお客様(と自分で書くのも変だが)を送り出さなければならないらしい。

 十九時半からレッスンを受ける場合、ビルのエレベータが停止してしまう二十一時というタイムリミットはとても微妙な時間である。私としては、やはりインストラクターに見送っていただかなければならないということで、恐縮してしまう。しかし、インストラクターは、そういうことはあまり苦にはならないそうだ。それよりも、今日は他の皆さんの退出時間があまりにも早かったので、とても驚いていた。「蜘蛛の子を散らすように」という表現があるが、まさしくそんな感じだったのではないだろうか。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 三宮店でレッスンを受けて、レッスン参加者の最終退出者になったのは、今回が初めてだったと思います。皆さん、帰り支度を整えるのが速いですね。私は、メイク台の前で髪の毛を乾かしたり、お化粧をしたりしないというのに、五本指の靴下を履くのにずいぶん手間取っているんですね。(苦笑)足の指がなかなか広がりにくいので、五本指の靴下を重ね履きするのは、いつも時間が掛かってしまうのです。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

哲学・思想[人気blogランキング]に

上記ボタンをクリックしてくださいますと、一日に一回、ランキングのポイントに加算されます。もしも毎日のように「ガンまる日記」を読んでくださっているならば、記事に共感したとき、あるいは応援してもいいと思ったとき、ポチッと押してくださると、大変うれしく思います。

| | トラックバック (0)

2011.08.03

映画『お家(うち)をさがそう』

追い風に乗っての記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 派遣会社の営業担当がやって来て、オフィスの蛍光灯が暗くなっていることに気付いたようです。かつて、あれほどバブリーな雰囲気の漂っていた派遣会社のオフィスでさえ、現在は私の派遣先と同じように、蛍光灯を取り外して間引きしているそうです。バブル時代の人たちが現代にタイムスリップしてやって来たとしたら、きっと現代で学ぶべきことがたくさんあるでしょうね。

 本作を鑑賞したのは、三月二十六日のことである。映画『アメリカン・ビューティー 』映画『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』のサム・メンデス監督の作品である。バートとヴェローナという三十代の未婚カップルが、妊娠をきっかけに、生まれて来る子供のために良い環境を求めてあちこち旅をするロードムービーとなっている。

 カップルからにじみ出る雰囲気というものは、そのカップル特有のものだと思う。バートとヴェローナからは、どこか中性的な雰囲気が漂って来る。もしもヴェローナ役をサム・メンデス監督の妻であるケイト・ウィンスレットが演じていたならば、彼らほど中性的な雰囲気を演出することはできなかっただろうと思う。

 これまで生活の基盤を築いていなかったバートとヴェローナは、生まれて来る子供のためにどのような環境が良いのか、彼らの両親や友達、それから親戚の家を次々に訪ねて行く。舞台がアメリカであるだけに、彼らの旅も壮大なものとなっている。行く先々で彼らが目にして来たのは、やはり幸せとは、夫婦の単位によってそれぞれだということではないだろうか。何故なら、一見、幸せそうに見える夫婦でも、第三者から見ると、必ずしも幸せとは言い切れないこともあるからだ。

 例えば、ウィスコンシン州マディソンに住んでいるバートの幼馴染に会ったとき、幼馴染の彼女がベビーカーを持っていなかったので二人がプレゼントすると、ベビーカーは子供との距離を遠ざけると言って、幼馴染の彼女がいきなり激しく怒り出した。その気持ちは私にも良くわかるし、もしも私に小さな子供がいたならば、ベビーカーでは育てたくないと思っているのだが、自分たち思想で生活をガチガチに固め込んでしまい、第三者の価値観を受け入れようとはしないのはどうだろうと考え込んでしまった。幼馴染みの彼女たち夫婦にとっては心地良い世界でも、他者の生き方を著しく否定する生き方になってしまっているのだった。

 二人が訪れた先のどんな夫婦も、外から見ると幸せそうに見えてはいても、何かしら問題を抱えていたりもする。彼らは、あちこち旅を続けたにもかかわらず、完璧に幸せな夫婦を見付けることができなくて、がっかりしただろうか。いや、むしろ、自分たちが進んで行きたい道を完璧なものにしなくても良いとと考え、楽になれたかもしれない。

 私は彼らが、ヴェローナの育ったサウスカロライナ州の家を訪れたとき、思わず涙が出て来た。そこは既に空家だったのだが、ヴェローナの子供の頃の思い出がたくさん詰まっていたからだ。その思い出とは、ヴェローナが親の愛情を受けながら、家族と過ごした尊い記憶だろう。そこを訪れたとき、彼らはようやく気付いたのではないだろうか。彼らの探していたお家(うち)は、単に建物という住人たちを受け入れる器ではなく、そこに住む人たちが互いに愛情を持って作り上げて行くものであったということに。だから、お家(うち)という器を手に入れた彼らは、そこで、決して人真似ではない、彼らだけのオリジナルのお家(うち)を築いて行けばいいのだ。そのお家(うち)で築き上げたものは、例えそのお家(うち)に住人がいなくなったとしても、そこで過ごした人たちの中に、温かい思い出としていつまでも残り続けるのである。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m お家(うち)は人間を収納する器でもあり、同時に、家族という人間関係でもあるんですよね。これまで生活の基盤を築いていなかった彼らだけに、きっとこれからの生活のお手本になるようなお家(うち)を探そうとして来たのだと思いますが、何のことはない、自分たちで築き上げて行けばいいのだということに気付く物語なのではないかと思います。器が用意されたならば、そこに素敵な人間関係を築いて行きましょうという物語なのでしょうね。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

哲学・思想[人気blogランキング]に

上記ボタンをクリックしてくださいますと、一日に一回、ランキングのポイントに加算されます。もしも毎日のように「ガンまる日記」を読んでくださっているならば、記事に共感したとき、あるいは応援してもいいと思ったとき、ポチッと押してくださると、大変うれしく思います。

| | トラックバック (0)

2011.08.02

追い風に乗って

ホットヨガ(二四九回目)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。愛知県で、二つの離島のPRのために、それぞれの離島の情報を発信して行く月給三十万円の仕事が話題を呼んでいるようですね。それぞれの離島で写真を撮ったりして、ブログで発信して行く仕事のようなので、もしも私の状況が許すならば、応募してみたい仕事であります。果たして、どんな方が採用されるのでしょう。応募状況だけでなく、採用されたあとに発信される情報についても注目されそうですね。

 先日、ストーンヘンジの羊たちに想いを馳せるという記事を書かせていただいたばかりなのだが、実は、あれからずいぶん状況が変わって来た。ゴールデンウィークが明けてからというもの、ほとんど旅行らしい旅行には出掛けていなかったためか、ガンモが旅行に行けないストレスを溜め込んでしまっているようなのだ。旅行好きの私たちは、これまで旅行に出掛けることで仕事にメリハリをつけて来た。しかし、ここ二ヶ月半ほどの間は、とても旅行に行けるような状況ではなく、夏休みの旅行の計画も立てることなく、これまでとは違う夏休みを送ろうとしていた。

 少し前に、私たちの身の回りで、二つの大きな出来事が起こったと書かせていただいた。そのうちの一つである六月半ばの私たちの結婚記念日に起こった出来事については、つい先日、一つの区切りを迎えることができた。

 そしてもう一つは、とても有り難いことに、鈴虫寺の幸福御守などのおかげで事態が大きく好転している。その経過があまりにも良好なので、私は感謝と祈りの毎日を送っている。この感謝の気持ちを決して忘れてはいけないと思う。経過があまりにも良好なので、周りの人たちは少しずつ通常モードへと移行しつつある。もちろん、完全に通常モードに移行することはできない。ただ、むしろ通常モードに移行しようとすることが、プラスに働くこともあると私は思っている。

 ガンモが旅行に行けないストレスを溜め込んでいることがわかると、
「旅行に行くことを楽しみに生きてるんだから、旅行に行って来たら。むしろ、旅行に行かずにストレスを溜め込むほうが良くないし、自分も気になる」
という声があがった。しかし、私はそれを聞いても、なかなか旅行に出掛けて行く気にはなれなかった。それでもガンモは、その言葉に一筋の光を見出したようだ。

 私が重い腰をなかなか上げないでいると、一筋の光を見出したはずのガンモはしょげ返った。そこで私は、現在の状況の中で、何が一番良い選択なのかを、改めてじっくりと考え直した。私は、旅行には出掛けずに、この夏休みをある場所で過ごそうと計画していた。そこに行けば、現在の状況に対し、自分なりに力になれると思ったからだ。しかし、六月半ばの私たちの結婚記念日に起こった出来事が一つの区切りを迎えたので、夏休みを過ごそうと思っている場所を訪れてみたところ、私ではほとんど役に立たないことがわかってしまった。むしろ私がそこにいることで、余分な負担を掛けてしまうことさえわかってしまった。しかも、ガンモと二人でそこに出掛けて行くとなると、精神的な力にはなれるものの、肉体的には負担を掛けてしまうこともわかってしまった。

 それならば、私たちがゴールデンウィーク前から過ごしたいと思っていた夏休みを過ごすようにしたらいいのではないか。ふとそんな想いが浮かび、
「これまで、夏は涼しいヨーロッパに出掛けていたけれど、ヨーロッパは遠いし、この猛暑を何とか涼しく過ごしたいならば、オーストラリアに行く?」
と私がガンモに提案したのだ。それを受けたガンモは、水を得た魚のように元気になり、現在のオーストラリアの気温や飛行機の空席状況などを確認し始めた。そして、飛行機に空席があることがわかると、出発直前で少々割高な値段ではあるものの、ひとまず仮押さえをした。とは言え、私自身はガンモにそのような提案をしたとしても、夏休みにオーストラリアに出掛けて行くことについて、まだまだ完全に乗り気ではなかった。しかし、心配していたことの経過がすこぶる良好であり、私が夏休みに実践しようと思っていたことを実践しようとすることでかえって負担を掛けてしまうならば、思い切ってオーストラリアに出掛けて行こうかという気持ちに傾いて来たのだ。

 出発の日も差し迫っていることから、私は仕事帰りに書店に立ち寄り、オーストラリアの旅行ガイドブックを求め、両替も済ませておいた。旅行ガイドブックを求めるために比較的大きな書店に出向いたのだが、大きな書店では旅行ガイドブックのコーナーに辿り着くまでに時間が掛かってしまう。そこで私は、
「この決断が祝福されるべきものならば、旅行ガイドブックのコーナーに導いて欲しい」
と心に念じた。すると、書店に着いてから瞬く間に、迷うことなく旅行ガイドブックのコーナーへと導かれ、無事に旅行ガイドブックを手に入れることができた。二つの大きな書店を訪れたのだが、二つの書店ともに同じことが起こった。この選択は間違っていなかったのかもしれない。私にはそのように思えて来た。

 こうして私たちは、夏休みをオーストラリアで過ごすべく、慌しく準備を始めたのである。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 私たちの直面している状況を良くご存知の方ならば、この選択に驚かれることでしょう。しかし、まるで私たちが旅行に出掛けるのを後押しするような出来事が次々に起こっています。私たちは、この追い風に乗ってみることにします。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

哲学・思想[人気blogランキング]に

上記ボタンをクリックしてくださいますと、一日に一回、ランキングのポイントに加算されます。もしも毎日のように「ガンまる日記」を読んでくださっているならば、記事に共感したとき、あるいは応援してもいいと思ったとき、ポチッと押してくださると、大変うれしく思います。

| | トラックバック (0)

2011.08.01

ホットヨガ(二四九回目)

映画『サラエボ,希望の街角』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 静岡県で震度五弱の地震があったそうですね。地震の影響を受けた皆さん、お怪我はありませんでしたでしょうか。いやはや、ほんとにいろいろな地域で震度五前後の地震が発生していますね。東日本大震災の余震は、もはや東北地方だけには留まっていないように思えます。いろいろな地域で地震が誘発されているようなので、引き続き、警戒を緩めずに過ごして行きましょうね。

 七月二十三日土曜日は私の誕生日だったが、ガンモが仕事の待機要員だったので、梅田店で久し振りに六十分の骨盤コースのレッスンを受けた。ここのところ、骨盤コースのレッスンがきついと感じていたので、骨盤コースのレッスンからはしばらく遠ざかっていたのだが、もう一度チャレンジしてみようと思い立ったのだ。

 レッスンの参加者は二十一名で、うち男性会員は三名だった。その中の二名は、これまでのレッスンでお目に掛かったことのある方たちだったが、あとの一名は初めてお目に掛かる方だった。私はその方の隣のヨガマットでレッスンを受けたのだが、初めてお目に掛かるその方は、どうやらヨガの初心者ではなさそうだった。

 私は久し振りの骨盤コースだったので、少し力を抜きながら参加した。ただ、レッスンの開始時間に少し遅れて参加したため、なかなか自分のペースを掴むことができず、いつまでもゲストのような感覚がつきまとっていた。

 スタジオ内を見渡すと、レッスン着のレンタルを利用している方が三名もいらっしゃった。実は、七月の指定された期間内にレッスンを二回受けると、レッスン着とバスタオルを無料でレンタルできる特典が用意されていたのだ。かくいう私も、指定された期間内にレッスンを受けてその特典を獲得したのだが、その特典を利用できる有効期限が七月末までだったので、できれば荷物を軽くしたい仕事帰りに受けるレッスンでその特典を利用しようと思っていた。

 今回のレッスンで、私はスタジオの奥のほうのヨガマットでポーズを取っていたので、レッスン中に熱が篭り易くなり、暑いと感じてしまった。そこで、座位のポーズに入るとスタジオの外に涼みに行き、ロビーに用意されているヨガの本をしばし読みふけったあと、頃合いを見計らってスタジオに戻った。最近の梅田店のレッスンでは、私の中で、そんな時間が楽しみになりつつある。

 今回、久し振りに梅田店を利用して驚いたことがあった。少し前に梅田店のロッカールームに設置されている自動開閉式のトイレの蓋が、節電対策のためなのか、取り去られているので好ましいと感じたと書いたばかりである。しかし、実は、四つあるすべてのトイレの蓋が取り去られているわけではなく、そのとき私が利用したただ一つのトイレで取り去られているだけだったことがわかった。すなわち、節電対策などではなく、単に自動開閉式のトイレの蓋が壊れてしまっただけのようだった。私は、手前にあったただ一つのトイレにだけ入り、ロッカールームにあるすべてのトイレの蓋が取り去られているものと思い込んでいたのだが、実は大間違いだった。

 レッスンのあとは、いつものようにお気に入りの場所でお昼ご飯を食べたあと、梅田店のすぐ近くにあるミニシアター系映画館で映画を二本鑑賞した。誕生日だったが、ガンモが仕事の待機要員だったため、いつもと変わりない土曜日となった。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 人間は、足りない情報を自分で勝手に穴埋めしてしまうものなのですね。(苦笑)私は、梅田店で利用したトイレの一つで、自動開閉式のトイレの蓋が取り去られていたので、四つあるトイレのすべての自動開閉式のトイレの蓋が取り去られているものと思い込んでいました。しかし、そうではなかったことに気付き、かなりがっかりしています。(苦笑)私は、タイミングの合わない自動開閉式のトイレの蓋は、節電対策のためにも不要だと思うのですが・・・・・・。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

哲学・思想[人気blogランキング]に

上記ボタンをクリックしてくださいますと、一日に一回、ランキングのポイントに加算されます。もしも毎日のように「ガンまる日記」を読んでくださっているならば、記事に共感したとき、あるいは応援してもいいと思ったとき、ポチッと押してくださると、大変うれしく思います。

| | トラックバック (1)

« 2011年7月 | トップページ | 2011年9月 »