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2011.07.29

隠し扉

映画『トゥルー・グリット』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 新潟県や福島県で豪雨による被害が出ているようですね。両県にお住まいの方たちにお見舞い申し上げます。今、日本が厳しい状態にあるときに、更に追い討ちを掛けるような自然の状況ではありますが、何とかこれ以上、被害が拡大しないことをお祈りしています。

 同じ職場の男性の身体の調子が良くないというので、免疫力を高めれば改善されるのではないかという話をした。彼は、現在の職場で働くようになってから、免疫力がすっかり落ちてしまったようなのだ。かくいう私も、現在の職場で働き始めてから丸九年が経過しているが、それまでは子宮筋腫もなく、下半身の冷えもそれほどひどくはなかった。私の場合は、夏のオフィスの冷房があまりにもきつかったために、自律神経を制御する働きが衰えてしまい、現在に至っているのだと思っている。

 それはさておき、彼の場合は精神的なストレスから、自分の身体をおかしくしてしまっているようだった。私は彼の症状を聞き、本当は身体の外に出たがっているものが身体の中に溜まってしまい、とうとう耐え切れなくなった身体が「膿」という形で一気に身体の外に出してしまおうとしているのではないかと思えた。彼の身体に溜まってしまったものは、本当は日常生活の中で、彼自身の感情を通して発散させるべきものであるはずだ。私にはそう思えたのである。もしかすると、私の子宮筋腫もそうなのかもしれない。

 職場では極端に口数の少ない彼だが、あることに対しては、突然、スイッチが入る。それは、彼が応援している音楽アーチストのことに話題が触れたときである。彼は、その音楽アーチストのライブを鑑賞するために、日本国内だけでなく海外までも遠征しているという。私にも同じような経験あるので、
「そういう気持ち、すごく良くわかるよ」
と私は彼に言った。彼は、職場でもそのような話を誰かと話して盛り上がりたいらしい。しかし、同じ職場の人たちとは趣味や価値観があまりにも違い過ぎるために、自分の好きな話題を振ることができないという。自分の持っている感情があまりにも大きいために、簡単にかわされてしまうことを恐れているのである。実際、私の職場では、スポーツ観戦やゲームなどの話題で盛り上がることはあるものの、頻繁に旅行に出掛けたり、特定のアーチストに対し、並々ならぬ愛情を注いだりしている人はほとんどいない。そう、もともと旅行に出掛けたりする人たちが少ないために、毎年、選択制の夏休みがなかなか決まらないのだろう。もしも、旅行に出掛ける人が多ければ、選択制の夏休みを早く決めて欲しいという要望を出すと思うからだ。

 いつだったか、飲み会の席で彼の好きなアーチストの話題になった。彼がそのアーチストに対し、並々ならぬ愛情を注いでいることがわかったので、私も若い頃の自分の体験談を熱く語った。その席で彼と私は、特定のアーチストを、アーチストである前に、一人の人間として好きになれるかどうかで、人の価値観は大きく分かれるということで意見が一致した。

 実際、私の周りにいた人たちは、アーチストをアーチストとして見る人たちが多かった。すなわち、ファンとしてアーチストと関わって行こうとする人たちが圧倒的に多かったのである。しかし私は昔から、アーチストをアーチストとして見るよりも以前に、一人の人間として見ていた。だから、そのアーチストが真剣な恋愛の対象ともなり得たのだ。そうした理由から、ある時期までは、サインをもらうことさえためらっていた。彼の話を聞いていると、彼も私と同じような気持ちを抱えているのが良くわかった。

 私は彼に、職場でのコミュニケーションは、感情レベルがそれほど高くなくても成り立つという話をした。その対象が何であれ、特定の何かに対し、心が大きく揺れ動くという体験をしている人は、とりとめもない会話が苦手である。何故なら、常に高い感情の波の中に自分自身を置いておきたいからだ。かくいう私もその一人で、例えば美容院で交わされる美容師との当たり障りのない会話や、単に女性同士というだけでお昼休みに集まり、一緒にお昼ご飯を食べながら交わす取りとめのない会話がひどく苦手である。そうした会話では、自分の期待している高い感情の波を体験することができないので、自分にとって心地良い居場所を見付けることができずにむずむずしてしまうのである。有り難いことに、現在の職場には自立した女性が多いので、昼休みに集まって一緒に昼食を食べている人たちはごくわずかである。ほとんどの女性たちは、昼休みでも静かに自席に座り、独りでお昼ご飯を食べている。そのことが私にはとても心地が良い。

 極端に口数が少なかったり、独りでいるのが好きなようで孤独に見えている人は、ひょっとすると、心の中に熱いものを隠し持っているだけかもしれない。その証拠に、その人の心の中にある熱いものにほんのちょっと触れただけで、その人の口からは、次から次へと熱いものが飛び出して、止まらなくなる。もしもあなたの中にも、通常の価値観から外れてしまうほどの熱い何かがあるのなら、極端に口数の少ない人や、独りでいるのが好きなようで孤独に見えている人に話し掛けてみるといいだろう。まるで隠し扉のような入口が、二人の間に見付かるかもしれない。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 何を隠そう、私は、極端に口数が少なかったり、独りでいるのが好きなようで孤独に見えている人から、熱いものを引き出すのが好きです。(笑)その反面、特に女性同士で、「○○ちゃんと△△ちゃんも集まるから、一緒に来ない?」と誘われるのはとても苦手です。単に女性同士だからという理由だけで会話が成り立つわけではないと思っていますし、互いの個を尊重し、集まった人たちの中でどれだけ熱くて深い感情を共有できるかが重要だと思っているからです。だから、集まった人たちの中で共有できるものがないために、当たり障りのない話で貴重な時間が過ぎてしまうのはとてももったいないと感じているのですね。私の中には、そんな気持ちがいつもありますので、人と会うときはできるだけ少数で会うことを心掛けています。やはり私の魂は、どんなときでも濃厚な会話を体験したがっているようです。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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