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2011.07.28

映画『トゥルー・グリット』

ホットヨガ(二四八回目)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m これまで「ガンまる日記」用にレンタルしていたカウンターが突然、使用できなくなってしまいました。そこで、新たなカウンターを設置させていただきました。月齢のカウンター、とても気に入っていたのに残念です。カウンター値は、ココログの管理画面に表示されている値を採用しました。ココログの管理画面にカウンター値が現れたのは、ココログを使い始めてからかなり時間が経ってからですので、実際は表示されているカウンター値よりも進んでいるかと思います。残念ではありますが、新しいカウンターでしばらく様子を見てみますね。

 東日本大震災の翌日である三月十二日に映画『ホームカミング』を鑑賞したものの、今は映画を鑑賞している場合ではないと思い、しばらく映画館から足が遠ざかっていた。それでも、少しずつ気持ちが前向きになって来たのか、その次に映画館に足を運んだのが、本作を鑑賞した三月二十五日である。これは、月に十数本程度の作品を鑑賞している私にとっては、かなり久しぶりの鑑賞である。それほど、私の中でも、東日本大震災の衝撃が大きかったのだと思う。

 さて、本作もまた、映画『ノーカントリー』映画『シリアスマン』のコーエン兄弟の監督作品である。しかも、製作総指揮はスティーヴン・スピルバーグというとびきり豪華な組み合わせである。

 父を殺された少女が、二人の男の力を借りながら、父を殺した殺人犯チェイニーに復讐するための長い旅に出る。少女に力を貸すことになる二人の男を演じているのは、映画『クレイジー・ハート』のジェフ・ブリッジス、それから映画『ヒア アフター』のマット・デイモンである。

 何とも印象的なのが、父を殺されたわずか十四歳の少女マティ・ロスが、大人の男を相手にいろいろ交渉するシーンだ。ジェフ・ブリッジス演じる保安官のコグバーンに応援を要請するときも、また、馬を売買するときも、決して自分の掲げた条件を譲ろうとはしない。少女だからと、最初からなめてかかっている大人たちは、そんな意志の固いマティに圧倒され、とうとう降参する。

 テキサスからやって来たマット・デイモン演じるラビーフは、たまたま別件でチェイニーを追っていた。そのため、同じような目的を持っているという意味で仲間に加わるのだが、マティとしては、ラビーフにチェイニーを引き渡さずに、自らの手でチェイニーの息の根を止めたいと思っている。一方、ラビーフとしては、チェイニーを捉えてテキサスに連行したいと思っている。そのあたりの想いに違いはあるものの、同じ標的を求めているということで、それぞれが結び付くのである。

 本作の見どころは、単なる復讐劇では終わっていないところだろう。用意された結末に、観客らは涙するのではないだろうか。それは、チェイニーを追うという行為が、同じ目的を持って結成された一つの打算的なプロジェクトだとすれば、そのプロジェクトに参加した者たちが、やがて打算的な枠を越え、真に結び付くからではないだろうか。お互いのことをまだ良く知らないうちに相手を遠ざけたりして、深い領域まで踏み込もうとしなかった初期の頃と、長い旅を共にすることで結んだ固い絆のギャップを感じてみると、三人は本当にかけがえのない時間を過ごして来たことがわかる。だから、それらの時間は、プロジェクトが解散してもなお、彼らの中でずっと心に残る貴重な時間に成長したのではないだろうか。

 戦いの中で、毒蛇に噛まれたマティを背負い、老体に鞭打ちながらも医者を求めて遠い遠い道のりを歩くコグバーンは、もはや、単に少女だからという理由でマティを遠ざけようとしていたコグバーンではない。人と人が密に関わるということは、その人たちの持つ表面的な接点の形までも変えてしまうことなのだと実感せずにはいられない。もともと簡単には結び付かなかったはずの個々のブロックが、同じ目的と意志を持ち、密な時間をともに過ごすことで、ピンチを迎えたときに他者との接点の形を変え、これまで密に結び付いたことのない相手と密な関係を結ぶことができるということだ。例え人生を長く生き抜いたとしても、果たしてその領域まで辿り着くことができる人たちがどれほどいるだろうか。そこに辿り着いたかどうかで、人生の面白さは大きく違って来るような気がする。人生の中で、決して忘れられない何かがあるかどうか。それが最も重要なことであるように思う。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 何となく、最初は利害関係で結び付いているように見える三人でしたが、チェイニーを追うという一つのプロジェクトを通して、利害関係の結び付きではなく、人間的な結び付きへと成長したと言えるのではないでしょうか。人と人は、密に関われば関わるほど心地良い関係に変わって行くということを感じさせてくれる作品でありました。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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