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2011.07.25

映画『ホームカミング』

ホットヨガ(二四七回目)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 中国の大きな鉄道事故が話題になっていますね。事故後の対応にも問題があるようで、何となく国民性を表しているようにも見えますね。急激に経済成長したために、人々の気持ちがまだ追いつかないのではないかと分析する人もいるようですが、もともとの価値観の違いもあろうかと思います。今後の展開を見守りたいものですね。

 本作を鑑賞したのは、三月十二日、すなわち東日本大震災の翌日のことである。この時期、私の住んでいる関西地方では、東日本大震災の影響をまったくと言っていいほど受けていなかったとは言え、気持ちの中ではとても大きな衝撃を受けていた。しかし、この日はホットヨガのレッスンを予約していたので梅田まで出掛け、レッスンを受けたあとにお気に入りのお店で昼食をとり、いつものように映画鑑賞に踏み切ったのだ。

 取っている行動はいつもの週末と変わりがないのに、私の中では明らかに何かが違っていた。気持ちの中では、何か行動を起こせるような状態ではないはずなのに、これまでと同じ自分を保とうとするために、とりあえず身体だけを先に動かしてしまい、気持ちが着いて行かないような、そんな複雑な心境だった。そんなときに鑑賞した作品なので、私にとっては東日本大震災が動かせない大きな現実であり、映画で表現されている世界は、とても遠い世界の出来事のように感じられた。そのため、映画鑑賞に没頭することができなかったのも事実である。

 とは言え、そんな背景を考慮したとしても、一言で言うと本作は、東日本大震災の直後に鑑賞するような作品ではなかった。まるでテレビの延長線上にあるかのような軽い乗りの作品だったのだが、テレビドラマの制作に関わっている監督がメガフォンを取っているらしい。

 おそらく、本作がミニシアター系映画館で上映される作品でなければ、きっと鑑賞していなかっただろうと思う。鑑賞したのは、ミニシアター系映画館で上映される作品だから、きっと作品としての奥深さがあるに違いないと思ったからだ。しかし本作には、求めていた奥深さはない代わりに、軽快なストーリーが待ち受けていた。

 主演は、これまでテレビではお笑い系のキャラクターを演じることの多かった高田純二さんである。驚いたことに、高田純二さんは、本作が映画での初主演なのだそうだ。しかし、定年を迎えた男性を演じているためか、かつてのようなはちゃめちゃなお笑いキャラではない。一方、高田純二さんの妻を演じているのは、高橋恵子さんである。更にその脇を固めているのが、『太陽にほえろ!』のゴリさんこと竜雷太さん、秋野太作さん、黒部進さんらである。

 彼らがどのような行動を起こすのかと言うと、一言で表現するならば、活気のない街を活気付けるために、地元の祭りを企画して成功させようということである。登場人物らの世代には、年頃の息子さんたちや娘さんたちがいるのだが、それらの若い世代の人たちが、この街を誇りに思えるような街づくりをするべく、リタイアした高齢者たちが立ち上がるのだ。そして、その伏線として、祭りの開催を妨害しようとする荒くれ者が現れたり、街で誘拐事件が発生したりするのである。

 物語はハッピーエンドで終わるので、決して余韻を引きずるような展開にはならないのだが、これまでずっと、祭りの開催を妨害して来た荒くれ者に急激な変化が訪れるところあたりが、作品としての救いのシーンである。荒くれ者のこれまでの醜い行動は、すべてそのシーンのためにあったのではないかとも想像させる。

 本作を鑑賞して感じることは、作品としての素晴らしさ云々よりも、かつては男盛り、女盛りの世代だったはずの役者さんたちが、今では一歩退いた役を演じていることだろうか。そういうところに寂しさを感じさせる作品であるだけに、高齢者たちが祭りを成功させようとして立ち上がるという展開が微笑ましくもあるのだ。ただ、やはりテレビドラマではなく、映画にしたことへの必然性はそれほど感じなかった。映画にしたことのメリットは、私のように、普段からテレビドラマを観る習慣のない人たちの目に触れることになったことぐらいではないだろうか。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m テレビドラマの延長線上にある作品だったと思います。ヒューマンドラマではなく、コメディに近い作品なので、仕方のないことなのかもしれません。ミニシアター系映画館で鑑賞するには、意外な作品でした。(苦笑)

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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