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2011.07.10

映画『僕と妻の1778の物語』

余部(あまるべ)橋梁の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。東北地方でまたまた地震があり、東日本大震災後、初めての津波が観測されたそうですね。例え十センチの津波であっても、大津波を体験された方たちにとっては大変な恐怖だったろうと思います。今回の地震も、東日本大震災の余震だと言われているようですが、あれからもう四ヶ月も経つというのに、余震はなかなか収まらないものですね。専門家も、「余震が収束するには年単位の時間を要する」とおっしゃっているそうです。とは言え、一日も早く落ち着いて欲しいものですね。

 本作は、二月二十七日に映画『毎日かあさん』を鑑賞した直後に同じ映画館で鑑賞した。実話に基づき、SF作家の眉村卓さんとその夫人の悦子さんの夫婦愛の物語が、同じくSF作家の朔太郎とその夫人の節子の夫婦愛の物語として生まれ変わっている。思えば、私たちはこの日、がんという大病を扱った二つの邦画を立て続けに鑑賞したことになる。

 高校時代からの付き合いとなる朔太郎と節子は、結婚してもとても仲睦まじい夫婦だった。男女の夫婦の形には、大きく分けて三つの組み合わせがあると私は考えている。ツインソウルの夫婦、ソウルメイトの夫婦、そして、前世からのカルマの解消をするために結び付いた夫婦だ。朔太郎と節子の場合、ほぼ間違いなくソウルメイトの夫婦だと思う。二人の魂は横並びで、いつも仲睦まじく寄り添っているように見える。だから、何らかの理由で二人が一緒にいられなくなってしまったときの喪失感は、果てしなく大きいだろうと思う。何故なら、ツインソウルの夫婦ならば互いに自立心が働き、強く生きられると思うのだが、ソウルメイトの夫婦の場合は、なかなかそうは行かないと思うからだ。カルマ夫婦の場合は、もともと真の意味での愛情で結び付いていなかったり、また、どちらかが相手に対して激しく依存する関係だったりもするので、ソウルメイトの夫婦のような喪失感を体験するかどうかはわからない。

 あるとき朔太郎は、節子が大腸がんに侵されていることを知る。医師から受けた余命宣告は、わずか一年だった。それでも、その医師から、笑うことが免疫力アップに繋がると助言され、朔太郎は節子のために毎日欠かさず一つの短編小説を書き上げる。

 実はここのところ、私は人間の持つ自然治癒力にとても興味を持っている。免疫力も、自然治癒力とほぼ同義だと思う。例え医学的には治癒が難しいとされている病気であっても、決して希望を失うことなく、日々笑いながら過ごすことができれば免疫力が高まると、医師は朔太郎にアドバイスするのである。私は、普段から西洋医学の立場を取っている医師が、患者や患者の家族にこのようなことをアドバイスしてくださるならば、本作の節子のような深刻な病気を抱えた患者がもっともっと長生きできるのではないかと思えるのだ。

 朔太郎が書き上げる毎日一話ずつの短編小説を、節子はとても楽しみに読み、そして笑う。その結果、実際に免疫力が高まったのだろう。医師から余命一年と宣告されていたにもかかわらず、節子は二年、三年と生き続ける。とは言え、以前と比べれば、節子のがんは確実に進行しているように見えた。

 私は、毎日短編小説を一話書き上げるというところで、私自身が毎日綴っている「ガンまる日記」の記事を書く行為と重ねた。確かに毎日書き続けていると、朔太郎のようにスランプに陥ることもある。私の場合は、日々の出来事や映画のレビューなどを綴っているため、ネタ切れになることもほとんどないが、節子を笑わせるための短編小説ともなると、それなりのアイディアが必要である。節子のがんが進行しているというのに、なかなか一日一話の短編小説を書き上げることができず、朔太郎はついに寝不足に陥ってしまう。今になって思えば、極度の寝不足に陥りながらも、必死で短編小説を書き上げようとするどこか病的とも言える朔太郎と、がんが進行し、すっかり体力が弱ってしまった節子は、ものの見事にシンクロしていたように思える。そして、節子のために毎日一話ずつの短編小説を書き続けたということは、のちの朔太郎の作家人生に大きな自信を与えたのではないかと思う。

 わずか一年という余命宣告を受けても、二年、三年と生き続けた節子は、確実に、朔太郎の書く短編小説から生きるエネルギーを受け取り、自分自身の免疫力を高めていたと思う。こうした感動的な事例が映画化され、多くの人たちに鑑賞されることによって、現在、とても深刻な病気を抱えている患者やその家族が、希望を持って生きられるのではないかと思う。そして、朔太郎と節子が実践したような免疫力を高める方法が、本作を鑑賞した多くの人たちに引き継がれることによって、もっともっと進化し、医療の現場にも積極的に取り入れられて行くのかもしれない。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m とにかく感動的な物語でしたね。免疫力を高めることにより、医師の余命宣告さえも覆してしまうということを、本作が証明してくれていると思います。私たちの中にある免疫力や自然治癒力は、まだまだ計り知れないパワーを秘めているように感じます。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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