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2011.06.19

映画『ブローン・アパート』

スピリチュアルな芽の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m ニュースによれば、今なお、生きたツチノコを捕獲しようとする動きがあるようですね。中には懸賞金まで賭けられている企画もあるようです。私も、実際に見たことはありませんが、小学生の頃からツチノコには大変興味を持っていました。ということは、少なくとも四十年近くも前からツチノコは話題になっていたことになります。それにもかからず、いまだかつて生きたツチノコが捕獲されていないのは不思議ですね。

 本作を鑑賞したのは、二月十九日のことである。はっきり言って、不倫を題材にした作品は好みではない。何度も書くが、そこに描かれているのは愛ではなく、欲望である。だから、鑑賞中に感動は生まれない。いとも簡単に男女が結び付き、会っているそのときだけ身体を貪り合うような物語ではなく、互いに全身全霊で愛し合う物語のほうが断然いい。

 やがて主人公の女性は、不倫の大きな代償を支払うことになる。彼女が恋人と情事にふけっている間に、夫と幼い息子が爆弾テロ事件に巻き込まれ、命を落としてしまうのである。

 その後の展開は、やや不可解だった。一番納得が行かなかったのは、爆弾テロ事件で夫と息子を同時に喪いながらも、彼女の中では息子への想いだけが強烈に募っていることである。そんな彼女の行動を見守っていると、爆発テロ事件で彼女が喪ったのは、実は息子だけだったのではないかと錯覚してしまうほどなのである。しかし、彼女の取っていた行動が彼女自身の正直な想いとイコールであるとするならば、夫のいる彼女が別の男性といとも簡単に結び付いてしまった理由もわかるような気がする。彼女の中に夫への深い愛があれば、決して軽はずみな行動は取らないはずだからだ。すなわち、彼女は最初から、夫に対する愛情が薄かったために、他の男性を受け入れられるだけの余裕があったのではないかと考えられる。

 息子の不在により、彼女はとうとう精神的に壊れてしまう。そして、彼女が辿り着いた楽園とは、彼女自身にしかわからない楽園だった。

 本作の中には、私がずっと以前から感じていた違和感が的確に表現されていた。それは、夫よりも子供を特別深く愛するという光景である。若い頃の私は確かに、この光景がとても不自然に思えていた。だから、子供を産んで育てる使命が私自身の中にもあるとは思えなかった。夫婦になっても、男女の愛を忘れたくない。そんな想いが、私の中では特別強かったのだ。

 しかし、こうして本作を通して、自分とは正反対の生き方を見せ付けられると、男女の愛に傾いてしまうこともまた偏りの一つなのではないかとも思えて来る。彼女の息子への愛を過剰とし、夫への愛を欠如ととらえるならば、私の場合はガンモへの愛を過剰とし、私たち夫婦の間には存在していない子供への愛を欠如ととらえることができるからだ。そうだとすると、男女の愛と子供への愛のバランスが取れている家族というのは、決して過剰にはならず、また欠如も在り得ないことになる。しかし、それではまるで当たり障りのないぬるま湯のような家族になってしまわないだろうか。

 感情のつまみを調整してバランスを取ろうとするならば、彼女の場合、過剰になってしまっている息子への愛を融通して、欠如してしまっている夫への愛を埋め合わせる行為が必要になってしまう。とは言え、こうして見事にバランス配合された男女の愛と息子への愛を前提にすると、そもそも本作は成り立たなくなってしまうのかもしれない。どんな作品も、過剰と欠如が存在しているからこそ楽しむことができるのではないだろうか。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 息子と夫の両方を亡くしてしまったのなら、息子と夫の両方の不在を嘆き悲しむのが自然な流れだとは思うのですが、本作の場合は不自然に思えるほど息子の不在だけを嘆き悲しんでいるのですね。そこに違和感を感じながらも、前半の不倫への流れが夫への愛が不足しているために起こっていることであり、後半の亡き息子を徹底的に追い求めるという流れが息子への過剰な愛から起こっていることを理解するのです。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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