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2011.06.16

映画『ネスト』

ブリージングストレッチセミナー in 京都(8)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 実はここのところ、私の周りでは、とても気掛かりなことが二つ同時進行していました。そして、私たちの結婚記念日である六月十六日、そのうちの一つに大きな変化が起こりました。詳しい状況をご存知の方ならば、「ガンまる日記」を書いている状況ではないと思われるかもしれませんが、私は例えどんな状況にあったとしても、できる限り「ガンまる日記」を書いて行きたいと思っています。やはり私は、文月のふみの日に生まれていますので、書くということが、私にとっての「神の仕事」であるように思っているからです。

 二月十九日にちょっと変な映画をホットヨガ梅田店のすぐ近くにあるミニシアター系映画館で鑑賞した。ミニシアター系映画館で鑑賞する作品は、二重にも三重にも深い部分を含んでいることが多いのだが、本作の場合はホラー映画に位置づけられているためか、感情面での描写が少し物足りなかった。

 妻と離婚した小説家のジョンが娘のルイーサと息子のサムを連れて、サウスカロライナ州の田舎町にある大きな一軒家に引っ越して来る。引越しのシーンから、何となくその家に何か特別な事情がありそうに思えるのだが、本作で着眼すべき点は「家」ではない。映画『ネスト』という邦題の通り、「巣」なのである。では、一体、何の巣なのか・・・・・・。

 物語のヒントになっているのは、サムが学校の教材として使っている蟻(あり)の観察キットである。その観察キットは、蟻が巣を作っている様子が外から観察できるように、透明なケースの中に入っている。観察キットを覗き込むと、何匹もの蟻が女王蟻のためにせっせと働いている姿を観察することができる。

 やがて、引越し先のすぐ側に大きな塚があることがわかると、ルイーサが毎晩一人で出掛けて行っては、泥だらけになって帰って来るようになった。しかも、もともと反抗期を迎えていたルイーサは、まるで別人のように破壊的な人格へと変わって行く。ジョンは、ルイーサの不可解な行動の原因が塚にあるのではないかと睨み、塚について調べ始める。そして、かつてその家に住んでいた家族が不可解な事件に巻き込まれていたことを知り、その家の娘がルイーサと同じように破壊的な行動を取っていることを突き止めるのだった。

 ジョンを演じているのは、今ではすっかりいいおじさまになったケヴィン・コスナーである。ルイーサを演じている若い娘さんを過去に何かの映画で拝見しているはずだと思っていたところ、映画『パンズ・ラビリンス』で主役のオフェリアを演じていた少女であることがわかった。映画『パンズ・ラビリンス』が感覚的かつ感情的に強く引き込まれる作品だったとすると、本作は好奇心に引っ張られる作品である。そのため、私個人としては、やはり主人公の感情面がわかりやすい映画『パンズ・ラビリンス』のほうに強く惹かれてしまうのだ。

 とは言え、本作で、蟻の巣がモチーフに描かれているのはなかなか面白い。ただ、そこに登場人物の感情を丁寧に絡めて行けば、もっと面白い作品になったのではないかと思う。特に、「塚」が彼女を必要としているにしても、彼女自身が「塚」の存在をどのようにとらえていたかがまったくと言っていいほどわからなかった。そのあたりの描写をしっかりとして欲しいと思う。

 そんな本作を通じて私なりに感じ取ったことは、何としてでも娘を助けたいと願う父から娘への命を掛けた絶対的な愛情だろう。更にもっと深読みするならば、ジョンが男親ということで、付き合う男たちによって変わって行く、あるいは変えられて行く娘を守りたい男親の気持ちが投影されている作品であるとも取れる。日本人の感覚からすれば、男親にとっての娘とは、例え結婚が娘の幸せに繋がるとわかっていても、嫁になど出さずに自分の身近に置いておきたい存在であると思うからだ。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 最初は「家」に意識を集中させているためか、鑑賞しているときはちょっとわかりにくい作品でした。かつてその家に住んでいた家族が残して行った残骸が、「家」に残っていたのかもしれません。ただ、そこに意識を奪われてしまうと、迷子になってしまう作品でもあります。物語の後半から、「塚」の専門家が登場するのはなかなか興味深いですね。研究対象としての「塚」を存続させたい専門家と、何としてでも娘を助けたいジョンの対立も、こうして振り返ってみると面白いと感じます。このように、題材はとてもユニークなので、もっと丁寧に登場人物の感情を描き出して欲しかったですね。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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