私の目指すおばあさん
※代替医療に思うことの記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 大阪府と兵庫県の知事が、関西電力からの十五パーセントの節電要請を、根拠が不明確であることを理由に拒否したそうですね。ちなみに我が家では、普段から部屋の明かりを暗くして生活しています。(笑)もともと私は蛍光灯の光があまり好きではないので、ガンモより早く帰宅しても、部屋の蛍光灯は使わず、かつての白熱灯からオレンジ色の光を放つ蛍光灯に取り変えた電気スタンドのスイッチを入れます。幻想的な雰囲気だからでしょうか。オレンジの光に包まれていると、文章が次々に浮かんで来るのです。
ガンモの実家に帰っていたときに、親戚のお年寄りたちと話をする機会に恵まれた。お年寄りたちの話の中には、過去から蓄積されたアイディアや昔話がたっぷり詰まっている。その中でも、七十七歳の伯母はとても活動的で、再会する度に面白い話を聞かせてくれる。
伯母は、コーヒーに入れる小さなカップ入りのミルク(関西地方に移住して初めて知ったのだが、関西地方ではこれを「フレッシュ」と呼んでいる)の残りを手にすり込んで、ハンドクリーム代わりになることを教えてくれた。伯母曰く、手にすり込んでも、匂いもないそうだ。私は恐る恐る、小さなカップの中に残ったミルクを手にすり込んでみた。私は普段からハンドクリームの類を一切使わないので良くわからないのだが、確かにミルクを手にすり込んでみると、ハンドクリームの代わりを果たしてくれそうである。しかも、伯母の言う通り、匂いもなかった。伯母は、小さなカップに残ったミルクをハンドクリーム代わりに使うときは、周りの目もあるのでさりげなく行うと良いとアドバイスしてくれた。
その伯母はとにかく面白い人で、子供の頃に、蜘蛛(くも)を捕まえては、お腹の中にある糸を引っ張り出して、取り出した糸をまるで絹の糸のようにぐるぐる巻きにして遊んでいたそうだ。糸を抜き取られた蜘蛛は、お腹がぺしゃんこになり、歩くのもままならない様子でよたよたと去って行ったそうだ。伯母曰く、蜘蛛のお腹の中には糸がたくさん詰まっていて、そのたくさんの糸で身体のバランスを取っていたのではないかとのことだった。
また、伯母は、やはり子供の頃に、蛇の尻尾のあたりを手で掴んだことがあるそうだ。蛇によっては、尻尾のあたりを手で掴んでも、前しか向かない蛇もいるそうで、伯母が掴んだ蛇もまさしくその類の蛇だったらしい。もちろん、中には手で尻尾のあたりを手で掴むと、振り返って噛み付いてくる蛇もいるらしい。伯母が手を離すと、蛇は逃げて行ったそうだが、伯母の手は蛇の残して行った液体で泡だらけになっていたそうだ。しかも、その液体は、臭くて臭くてたまらなかったという。
こうして今、伯母たちの子供時代を振り返ってみると、例えそれがどんな形であれ、昆虫や動物たちとの触れ合いが存在していたようだ。今の子供たちがどんな遊びをしているのか私は良く知らないが、伯母の子供時代のように、昆虫や蛇たちと戯れているという話はあまり聞かない。むしろ、虫や蛇を怖がる子供たちが多いのではないかと思う。伯母の子供時代の遊びを思うと、今の子供たちが抱えている虫や蛇への恐怖は、「未知のもの」に対する恐怖であるように思える。
ちなみに伯母は、七十七歳になってもなお、図書館で本を借りて読んでいるだけでなく、踊りの稽古をしたり、裁縫をしたり、畑で野菜を作ったり、発掘を手伝ったり、地域のサークルに参加したりと、とにかく毎日、忙しく動き回っているそうだ。伯母は、カレンダーでスケジュール管理を行っているそうだが、そのカレンダーは真っ赤だという。いやはや、私も何かと予定を入れてしまうほうだが、お年寄りになってもカレンダーが真っ赤になるほど活動するという、私の目指すおばあさんの姿を、そこに見たのである。
※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m その後、伯母の娘さんとも会話を交わしたので、「お母さまは、ずいぶん活発ですね」と言ったところ、娘さんは、「(母は)酉年だから、あっちをつついたかと思うと、今度はこっちをつついて、どんどん収集がつかなくなる」と言っていました。(苦笑)伯母の話にも驚いたのですが、伯母が更年期障害を体験しなかったという話にも更に驚きました。他のお年寄りたちもそうでしたが、高齢であるにもかかわらず、下半身に冷えはないそうで、ひざ掛けも不要だと言っていました。女性はみんな下半身が冷えるものだと思っていましたが、違うのですね。(苦笑)
さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。
上記ボタンをクリックしてくださいますと、一日に一回、ランキングのポイントに加算されます。もしも毎日のように「ガンまる日記」を読んでくださっているならば、記事に共感したとき、あるいは応援してもいいと思ったとき、ポチッと押してくださると、大変うれしく思います。
| 固定リンク