« ブリージングストレッチセミナー in 京都(10) | トップページ | 帰巣本能 »

2011.06.25

映画『しあわせの雨傘』

ブリージングストレッチセミナー in 京都(10)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。古久澤先生が、twitterで「ガンまる日記」をご紹介してくださいました。どうもありがとうございます。m(__)m そう言えば、もうすぐ名古屋セミナーですよね。名古屋セミナーが開催されるとわかったとき、参加申し込みの受付が始まったら真っ先に参加申し込みをさせていただこうと意気込んでいたのですが、残念ながら、事情により参加できなくなってしまいました。名古屋セミナーに参加される皆さん、どうか名古屋セミナーを思い切り楽しんでくださいね。

 本作を鑑賞したのは、二月二十一日のことである。予告編を観て気になり、本作が劇場公開されたら必ず鑑賞しようと心に決めていたにもかかわらず、上映スケジュールと私のスケジュールが折り合わず、なかなか鑑賞することができなかった。そうこうしているうちに、いつも足を運んでいる映画館での上映が終了してしまい、残念に思っていたところ、別の映画館での上映が始まったのでこれ幸いと思い、一足遅れての鑑賞となった。

 実際に本作を鑑賞してみると、予告編から描いたイメージとは大きくかけ離れていた。一言で言うと、本作は映画というよりも、テレビドラマにありがちなコメディだと思う。しかも、主な登場人物は、パートナーを裏切ることに対して罪悪感のない人たちで構成されている。とは言え、本作がフランス映画であることを思い出せば、それも納得が行く。

 カトリーヌ・ドヌーヴ演じるスザンヌは、雨傘工場を営む夫、ロベールの妻である。何不自由ない裕福な暮らしをしているスザンヌだったが、あるとき娘に「お飾りの妻」呼ばわりされてしまう。「お飾りの妻」とはすなわち、日々きれいに着飾り、夫の言うなりではあるものの、実際には役に立っていない妻のことである。本作の原題となっている"POTICHE"は、暖炉などに飾る壺のことをさし、美しくても、実際には役に立たないものを意味しているそうだ。要するに"POTICHE"とは、スザンヌのような女性たちのことを軽蔑して用いる表現らしい。

 あるとき雨傘工場で働く従業員たちは、労働組合の要求を拒否されたことを理由に、ロベールを社長室に監禁してしまう。そのことを知ったスザンヌは、かつての恋人であった市長のモリス・ババンに助けを求めに行く。おかげでロベールは解放されるものの、心臓発作で倒れてしまい、これまで何も知らなかったスザンヌが新社長を務めることになる。そのことをきっかけに、スザンヌが次第に夫からの自立へと動いて行くことは容易に想像できる。そういう展開はもちろん応援できるのだが、前述したように、主な登場人物たちがパートナーを裏切ることに対して罪悪感を持たないのは、私の中では大きな減点ポイントである。

 ロベールを演じているファブリス・ルキーニは、フランスのコメディ映画にはしばしば登場する役者さんである。真面目な顔をしておどけた役柄をこなすので、とにかくおかしいのである。私の中で、彼が演じた最もお気に入りの役柄は、映画『PARIS(パリ)』の歴史学者である。また、映画『モリエール 恋こそ喜劇』の金持ちの商人も良かった。本作では、雨傘工場の秘書と浮気をしながら、雨傘工場ではワンマンな社長を演じ、家庭では亭主関白の夫を演じている。

 夫からの自立を果たしたスザンヌだって負けてはいない。妻がひとたび夫から自立してしまえば、いつまでも夫に対して従順かつ貞淑な妻ではないのだ。とは言え、人と人との相性の良さを考えたときに、最もその人らしさを互いに引き出し合える間柄が素晴らしいのだとしたら、スザンヌを「お飾りの妻」に留めておいたロベールは、スザンヌにとっては理想的な夫ではなかったのかもしれない。スザンヌが自分の言いなりになってくれることでロベールにとって都合が良かったのならば、ロベールはスザンヌを利用していたことになりはしないだろうか。かと言って、スザンヌにとっての理想的な男性が、かつての恋人であったモリス・ババンであったとも思えない。スザンヌの自立は、もはや夫であるロベールやかつての恋人であるモリス・ババンでさえも大きく引き離してしまったように思えるからだ。

 ちなみに本作でメガフォンを取ったのは、映画『ぼくを葬(おく)る』、映画『Ricky リッキー』、映画『エンジェル』などのフランソワ・オゾン監督である。私は、これらの近年の彼の作品しか鑑賞していないのだが、好みを言わせていただくならば、例え多くの人たちが本作を支持していようとも、私はやはり本作よりも他の作品のほうが好感は持てるのだ。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 予告編から、勝手にイメージを膨らませて鑑賞に臨んだのですが、予想に反して軽いタッチの作品でした。(苦笑)それでも、鑑賞された方たちの評価はずいぶん高いようです。予告編を観て勝手にイメージを膨らまさず、映画を現実と切り離して楽しまれた方が多いのかもしれませんね。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

哲学・思想[人気blogランキング]に

上記ボタンをクリックしてくださいますと、一日に一回、ランキングのポイントに加算されます。もしも毎日のように「ガンまる日記」を読んでくださっているならば、記事に共感したとき、あるいは応援してもいいと思ったとき、ポチッと押してくださると、大変うれしく思います。

|

« ブリージングストレッチセミナー in 京都(10) | トップページ | 帰巣本能 »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/18521/52048767

この記事へのトラックバック一覧です: 映画『しあわせの雨傘』:

» 人気ブログ作成マニュアル 情報 暴露屋 口コミ レビュー [彼 げっちゅ!2 情報 暴露屋 口コミ レビュー]
彼 げっちゅ!2 無料レポート 情報 暴露屋 口コミ レビューをいち早く お伝えします。 [続きを読む]

受信: 2011.06.26 18:32

« ブリージングストレッチセミナー in 京都(10) | トップページ | 帰巣本能 »