« ブリージングストレッチセミナー in 京都(2) | トップページ | 秋田紀行(4) »

2011.05.20

映画『白夜行』

ブリージングストレッチセミナー in 京都(2)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 寝台特急カシオペアが運転を再開したようですね。寝台特急カシオペアではありませんが、三月十九日から始まる三連休と有給休暇を利用して、私たちも上野駅から寝台特急北斗星に乗車する予定でした。東日本大震災の影響により、しばらく運休されることになってしまったため、申し込んだ旅行代金は全額返金されましたが、運転が再開された今でも、寝台特急で被災地を通過する勇気はまだありません。やはり他の方たちも同じ想いなのか、寝台特急カシオペアは、豪華な車両が人気でなかなか予約が取りにくい寝台特急であるにもかかわらず、こうして運転を再開しても、利用客はまばらのようです。

 本作を鑑賞したのは、一月二十九日のことである。テレビドラマにも舞台にもなった東野圭吾さんのベストセラー小説が原作となっている。

 堀北真希ちゃんの出演作品は、これまでにも映画『アルゼンチンババア』映画『ALWAYS 三丁目の夕日』映画『ALWAYS 続・三丁目の夕日』、そして、つい先日も、映画『これでいいのだ!! 映画★赤塚不二夫』などを鑑賞して来たが、思えば、本作の役が彼女に一番似合っているように思える。それは、彼女の持つ天性の固い表情と言うべきものなのか、美しい顔立ちをしているのに、なかなか表情が顔に表れにくい特性が活かされているように思えるからだ。もっと別な言い方をすれば、彼女の場合、表現すべき感情と顔の表情が一致していないために、鑑賞する側に彼女の演じている役柄の感情が伝わりにくい。だから、本作のように、感情を外に出さない役柄が似合っていると思うのだ。

 とは言え、本作の中で彼女が演じている雪穂は、子供の頃の壮絶な経験がもとで計算高くもなり、やがて感情を外に出すことも少なくなってしまったのではないかと想像する。そうでもしなければ、まだ子供だった彼女は、自分で自分自身を守り切れなかったのではないだろうか。同様に、殺人事件の被害者の息子である亮司もまた、どこかで自分自身を押し殺しながら生きているように見えた。

 予告編では、殺人事件の被害者の息子と殺人事件の容疑者の娘が、実は知り合っていたということに、殺人事件の担当刑事が気付くという内容だった。その秘密を紐解いて行くうちに、殺人事件の真犯人が浮かび上がる。いったん紐解いてみると、物語は実に複雑な人間関係で構成されていることがわかる。

 ただ、雪穂と亮司の心が子供の頃からずっと繋がっていたのだとすれば、何故、もっと直接的に愛し合わなかったのだろうという疑問は残る。亮司にしても、心の中にずっと雪穂がいるならば、典子を受け入れなくても良かったと思うし、雪穂も他の男性と結婚しなくても良かったと思うのだ。何故、二人がそのような選択をしたのか、私にはわからなかった。また、もともと雪穂の感情が読み取りにくいがゆえに、亮司のほうが一方的に雪穂に献身的な態度を取っているようにも見えてしまった。

 ひょっとすると、複雑な人間関係が映像化された作品だからそう感じてしまったのかもしれない。原作を読めば、二人の感情にもっと寄り添えるのかもしれない。あくまで想像に過ぎないが、子供の頃に自分の本当の感情を押し殺すことを学んでしまった二人は、表面的な部分で起こっていることは素通りできるようになってしまったのだろうか。二人にとって、二人の世界に入り込んで来ないことはすべて表面的なことであり、感情の伴わない出来事に過ぎないが、目には見えない二人の結び付きこそが二人にとって自分の感情とイコールになり得る真実である、ということなのだろうか。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 私自身、何でもすぐに顔に出てしまう性格ですので、本作の主人公たちとは対照的であると言えますね。(苦笑)そのため、本作のように主人公の感情がなかなか外に出て来ない作品は、読み取るのが難しいようです。しかし、この原作がベストセラー小説になったということは、主人公に共感できる人たちが多かったのでしょうか。心がほっこり温まるような作品ではないだけに、とても不思議な感じであります。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

哲学・思想[人気blogランキング]に

上記ボタンをクリックしてくださいますと、一日に一回、ランキングのポイントに加算されます。もしも毎日のように「ガンまる日記」を読んでくださっているならば、記事に共感したとき、あるいは応援してもいいと思ったとき、ポチッと押してくださると、大変うれしく思います。

|

« ブリージングストレッチセミナー in 京都(2) | トップページ | 秋田紀行(4) »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/18521/51730200

この記事へのトラックバック一覧です: 映画『白夜行』:

« ブリージングストレッチセミナー in 京都(2) | トップページ | 秋田紀行(4) »