« 布ナプキンの効率的なメンテナンス | トップページ | TOHOシネマズの1ヶ月フリーパス »

2011.05.14

映画『アンストッパブル』

布ナプキンの効率的なメンテナンスの記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。東京電力の福島第一原子力発電所で働いていた男性作業員が亡くなられたという記事をニュースサイトで読みました。被曝によるものではなく、心筋梗塞だったそうです。防護服を着て作業をするときは、飲食もできず、トイレにも行けないという問題があるそうです。また、防護服を着て作業をしているとひどく暑いそうで、これから夏に向けて、防護服を着用した作業が問題になっているようですね。

 古くは映画『トップガン』などの作品で知られるトニー・スコット監督の作品である本作を鑑賞したのは、一月二十八日のことである。ここ数年のうちに私が鑑賞したトニー・スコット監督の作品と言えば、映画『デジャヴ』、映画『サブウェイ123 激突』である。映画『サブウェイ123 激突』は、地下鉄がジャックされる物語だったが、本作は、実際に起こった列車暴走事故をもとに、様々な要因が重なったことにより、無人の列車が暴走する様子が描き出されている。しかも、暴走している列車には、一つの街を丸ごと破壊してしまうほどの危険な薬品がたっぷりと積み込まれているのだ。今になって思えば、何となく、現在における東京電力の福島第一原子力発電所が置かれている状況のようでもある。

 無人の暴走列車を何とかして止めようと、立ち上がった男たちがいる。デンゼル・ワシントン演じるベテラン機関士フランクとクリス・パイン演じる新米車掌のウィルである。デンゼル・ワシントンといえば、映画『サブウェイ123 激突』の中では地下鉄職員として、地下鉄をジャックした犯人と交渉する役を演じていた。今回は、同じように鉄道会社の職員でも、ベテラン機関士という現場の職員を演じている。

 とは言え、心理的な部分において、フランクとウィルの間には溝がある。まず、二人がコンビを組んだのは、今回が初めてだったことと、それぞれが家族との関係に問題を抱えていたこと、そして、新米車掌のウィルが独断で行った判断が、のちに二人の乗った列車を走らせる上での選択肢を縮めてしまうことになったためである。

 制御の効かなくなった暴走列車を自分たちの乗車している列車と連結させて、自分たちの乗車している列車のブレーキを使って止めるという大胆な作戦に乗り出した二人は、所属している鉄道会社から感謝されるべきなのに、上層部と意見が合わず、暴走列車への対応中に解雇されてしまう。解雇されたのだから、もはや鉄道会社のために働かなくてもいいものを、二人は最後まで諦めずにあの手この手で暴走列車を止めようとするのである。

 そうした命がけのプロセスを経て、フランクとウィルの間にあった溝もいつしか取り除かれ、うまく行っていなかったそれぞれの家族らもテレビのニュースで彼らの活躍ぶりを知り、手に汗を握って経過を見守っている。このように、ありとあらゆることが解決へと向かおうとしているのだから、暴走列車にも絶対に止まってもらわなければならない。

 結末については敢えて書かないでおくが、本作を鑑賞すると、私たちは、瞬間、瞬間において常に何かを選択し続けて来たことを強く意識させられる。本作は、瞬間、瞬間におけるいくつもの選択が、無人の列車を暴走させるという思わぬ方向へと展開して行ったことから始まり、同じように、瞬間、瞬間におけるいくつもの選択が、暴走列車を止められるかどうかを決めているのである。しかも、それらの選択を前にした人たちは、「どちらにしようかな 天の神様の言う通り」などと迷っている余裕はないのだ。そういうことを考えると、今、自分がここに存在していることでさえも、ありとあらゆる人たちの瞬間的な選択によって導かれた結果かもしれないと思えるのだった。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 予告編通り、かなり迫力のある作品でした。予告編は、決して誇大表現ではないと思いました。また、鉄道に関する専門用語や理論も出て来るので、鉄道好きの人たちもどんどん引き込まれる作品だと思います。究極的な状況に追い込まれたときは、複雑だった人間関係もシンプルになって行くのですね。自我よりももっと大切なことに気付くのかもしれません。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

哲学・思想[人気blogランキング]に

上記ボタンをクリックしてくださいますと、一日に一回、ランキングのポイントに加算されます。もしも毎日のように「ガンまる日記」を読んでくださっているならば、記事に共感したとき、あるいは応援してもいいと思ったとき、ポチッと押してくださると、大変うれしく思います。

|

« 布ナプキンの効率的なメンテナンス | トップページ | TOHOシネマズの1ヶ月フリーパス »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/18521/51675344

この記事へのトラックバック一覧です: 映画『アンストッパブル』:

« 布ナプキンの効率的なメンテナンス | トップページ | TOHOシネマズの1ヶ月フリーパス »