« 秋田紀行(4) | トップページ | 映画『完全なる報復』 »

2011.05.22

秋田紀行(5)

秋田紀行(4)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 古久澤先生が「ガンまる日記」をtwitterでご紹介してくださっているとの連絡を受けました。いやあ、おかげさまでアクセス数が増えています。どうもありがとうございます。m(__)m 私は、twitterのアカウントを持っていないのでtwitterからの返信はできませんが、また改めて京都セミナーの記事の中でお礼を述べさせていただきたいと思います。それでは、秋田紀行(4)の続きを書かせていただきますね。

 私たちを送り届けてくださった運転手さんによれば、阿仁マタギ駅から「マタギの湯」までは、歩くと三十分掛かるそうだ。私たちのように大きな荷物を抱えていれば、おそらく四十分は掛かるだろう。やはり、こうして拾ってくださって本当に良かったと思った。

 昨日、この周辺で熊が出たことを話題にすると、運転手さんは、
「熊はしょっちゅう出ますよ」
と当たり前のようにおっしゃった。運転手さん曰く、熊は木の実を好んで食べているそうで、たいていは人間に出くわしても、熊のほうが驚いて逃げて行くのだそうだ。それでも、人を襲ったりする熊もいるということは、よほど山に食べ物がなく、お腹が空いていて切実なのだろう。

 もともと私は、熊が人里に現れて射殺されるというニュースに胸を痛めていたので、こうして身近に熊がいることに対し、何かできないものだろうかと考えていた。しかし、もしも実際に熊に遭遇したとしたら、一体どうしたらいいのだろう。せめて、熊が空腹のまま冬眠しなくていいように、熊の好む木の実をたくさん山の中に置いておくことはできないものだろうか。

 熊の話をしているうちに、今回宿泊する「マタギの湯」に着いた。私たちは荷物を持ってミニ送迎バスから降りると、運転手さんに厚くお礼を言った。

 チェックインを済ませた私たちは、館内にあるマタギ資料館に足を運んだ。マタギとは、昔ながらの方法で猟を行う熊専門の猟師さんである。マタギ資料館には、熊の剥製や毛皮とともに、マタギの方たちが昔からどのようにして熊を獲って来たのかなどの資料が展示されていた。

 熊の肉は捨てるところがないほど古くから重宝されて来たようで、薬にも利用されていることを知った。熊は大きな身体をしていても、山で木の実を食べてささやかに暮らしているというのに、人間は熊を見付けると撃ち殺して来たのだろうかと思うと、また胸がチクリと痛んだ。

 マタギ資料館をあとにした私たちは、夕食前にお風呂に入った。日帰り温泉としても開放されているそのお風呂には、室内のお風呂のほか、露天風呂があったので、私はカランで身体をきれいに洗ったあと、露天風呂へと突進した。上半身にほてりのある私にとって、下半身だけを温める半身浴を行うのに、露天風呂はもってこいなのだ。

 露天風呂には既に先客がいたのだが、暗かったので勝手がわからず、湯船に浸かるときにドボンと大きな音を立ててしまった。それがきっかけで、その先客の方と話が始まり、どこから来たのかというような話から会話が弾んだ。

 その方は何と、広島の福山からお一人で自家用車を運転して来られたのだそうだ。ご主人様もいらっしゃるようだが、ご主人様がご定年前でまとまった休暇が取れないため、思い切って一人旅を決意されたという。聞くところによると、全国いろいろなところを旅されているらしく、長野県あたりにある二千円から三千円くらいで一日中利用することのできる日帰り温泉も知っているとおっしゃっていた。あまりお金を掛けることなく、旅を存分に楽しむ方法をご存知のようだった。

 私が夫と二人で飛行機と鉄道を利用してここまで来たと話すと、その方はとても驚いていた。自家用車の旅に慣れていらっしゃる方からすれば、鉄道などの公共の乗り物を利用するときの待ち時間を不便に感じてしまうらしい。とは言え、私自身も、一人で旅に出て来られるその方の気持ちが良くわかるような気がした。話好きなことからも、その方が決して一緒に行動する友達に恵まれていないわけではないはずである。きっと、その方が持っている旅への情熱と、周りの人たちの旅への情熱に温度差があるだけなのだ。それは、私の映画鑑賞への情熱と似ているかもしれない。おそらく私の中にも、その方と同じような情熱があるために、その方と話が弾んだのだろうと思う。ちょうど二十分ほど露天風呂で半身浴をしたかった私は、その方のおかげでとても有意義な二十分を過ごすことができたのだった。

※撮影した写真のスライドショーを貼り付けておきます。なお、スライドショーが表示されない場合や、写真へのコメントをご覧になる場合は、秋田紀行(5)をご覧ください。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 秋の秋田の(笑)露天風呂は、半身浴をするにはちょうどいいですね。半身浴ができるような岩があると、なおいい感じです。露天風呂は、夜だったにもかかわらず、電気が消えていました。あとからわかったことですが、おそらく、外から見えないように配慮するためだったのではないかと想像しています。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

哲学・思想[人気blogランキング]に

上記ボタンをクリックしてくださいますと、一日に一回、ランキングのポイントに加算されます。もしも毎日のように「ガンまる日記」を読んでくださっているならば、記事に共感したとき、あるいは応援してもいいと思ったとき、ポチッと押してくださると、大変うれしく思います。

|

« 秋田紀行(4) | トップページ | 映画『完全なる報復』 »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/18521/51746877

この記事へのトラックバック一覧です: 秋田紀行(5):

« 秋田紀行(4) | トップページ | 映画『完全なる報復』 »