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2011.04.02

映画『黒く濁る村』

ブリージングストレッチセミナー in 岡山(11)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。菅総理大臣が被災地のた岩手県陸前高田市を視察されたようですね。避難所にも足を運ばれ、被災された方たちにも声を掛けられたそうです。しかし、被災された方たちの反応は様々だったようですね。これはおそらく、菅総理大臣にカリスマ性がないということを意味しているように思えます。菅総理大臣もずいぶん頑張っていらっしゃるとは思うのですが、カリスマ性があれば、被災された方たちも精神的なパワーを受け取ることができると思うのです。やはり、菅総理大臣がマダム・タッソーろう人形館の蝋人形になるのは難しいかもしれませんね。(苦笑)

 本作を鑑賞したのは、十二月十一日のことである。劇場で予告編を観て興味を持ち、劇場公開されたら絶対に観に行こうと心に決めていた。実際に鑑賞してみると、上映時間が一六一分と長かったにもかかわらず、作品の中にグイグイ引き込まれ、最後まで惹き付けられたまま鑑賞を終え、鑑賞後も数週間に渡って作品の余韻を引きずることになった。全体を通じて真実が完全に解き明かされることなく、ミステリアスな雰囲気に包まれていたからかもしれない。

 原作となっているのは、Web上に公開されていた韓国のコミックだそうだ。映画『グエムル -漢江の怪物-』で弟役を演じていたパク・ヘイルが主人公の青年ユ・ヘグクを演じている。ソウルに住むヘグクは、長らく音信普通だった父が亡くなったという知らせを受けて、父が暮らしていた山奥の村へと出向いて行く。しかし、ヘグクを迎えた村の人たちの挙動が明らかにおかしい。ヘグクに対し、「いつまでここにいるのか」と尋ねてみたり、ヘグクがなかなかソウルに帰らないでいると、「早くソウルに帰れ」と言ったりする。ヘグクの父は、村で新興宗教の教祖的な存在だった。父の死因が明らかになっていないことから、ヘグクは村人たちが父の死について何か隠しているのではないかと思い、村に留まり、調査を開始する。やがてヘグクは、父の過去について調べて行くうちに、村の秘密を知ることになる。

 本作を面白くさせているのは、ヘグクの謎解きに力を貸しているパク・ミヌク検事の存在だろう。父の死の知らせを受けるよりも以前に、ヘグクとミヌクには、互いに犬猿の仲に陥るほどの激しい対立があった。だから、ミヌクは感情的にはヘグクを忌み嫌っているはずなのだが、検事であることから、山奥の村で大きな事件に巻き込まれようとしているヘグクの話を聞き、検事として理性的にヘグクを助けようとする。まさしく犬猿の仲から生まれる真の友情がたまらなくいいのだ。私は、自らの感情とは別のところで検事としての正義感に溢れて行動するミヌクに魅かれ、ミヌクを演じているユ・ジュンサンのファンになってしまったほどだ。

 村長をはじめとする村人たちが、互いに何十年も関わり合っているのも興味深い。もともと村長は刑事だったことがあり、刑事時代にヘグクの父を捕らえて痛めつけようとしていたのだが、のちにヘグクの父を熱心に支持するようになる。村は村長を中心に回っていて、権力を持つ村長には子分のような存在が三人いる。お金に関するどす黒い秘密をたくさん抱えていそうな村長の目は、じっと見ているだけでも吸い込まれてしまいそうで、私は鑑賞後しばらく経っても、その目を忘れることができなかった。

 村長の指示で、ヘグクが泊まる場所を提供してくれた雑貨屋の女性も、村長らの抱える秘密に関わっていそうな雰囲気が漂っている。村長やその子分的存在の三人は、肉体関係を持つ対象として、彼女を共有しているように見える。とにかく、村長と関わる村人たちは、どす黒い秘密で結ばれているような間柄なのだ。題名の中にある『黒く濁る村』とは、そのまま「黒く濁る関係」と表現してしまってもいいのかもしれない。

 全体を通して、あたかも村長が一番の悪者であるかのように描かれてはいるのだが、おそらく本作は、鑑賞した人によって感想が大きく分かれる作品だろう。私としては、犬猿の仲だったヘグクとミヌクが事件を通して真の友情を築いて行ったように、表面的に見えている部分で物語は進行しているものの、最終的には裏に隠れていた真実が浮上し、最後にどんでん返しを体験するような面白さが本作には備わっているのではないかとにらんでいる。そうだとすれば、怪しかった人は本当は怪しくないわけで、怪しくなかった人は本当は怪しい人ということになる。そうしたどんでん返しは、実はヘグクの父にも用意されている。というのも、あたかも聖人のように見えていたヘグクの父に関して、ある事実が明るみになるからだ。もしも最初から、それらのどんでん返しが計算され尽くした上で作られた作品なのだとしたら、本作は実に良く練られた作品だと思う。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 上映時間が一六一分と長い作品でしたが、そんな長さを感じさせない作品だったと思います。最後まで真実は明らかにされないので、鑑賞後の余韻の中で、自分なりの解釈を導き出すしかありません。私は普段から、ミステリーの類の本も映画もあまり鑑賞しませんが、たまにはこういう緊張感を味わってみるのもいいのではないかと思いました。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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