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2011.04.15

バスケットステーを求めて

映画『デザート・フラワー』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 市販の顔料や猫のトイレに使われる砂で放射性物質のセシウムを吸着できることがわかったようですね。もちろん、これらのものが大量に必要になるのでしょうが、景気に陰りが感じられる中で、これらの製作に関わっている人たちは、これから忙しくなることでしょう。ただ、これらのものがセシウムを吸着したあと、どうなるのかが少し気になりますね。今度は、セシウムが吸着されたそれらのものを捨てるのに困るなんてことのないようにして欲しいものです。

 我が家は最寄駅から歩くと二十分以上掛かるため、自転車が必需品となっている。ガンモも私も、雨の日やスーツケースを転がしてどこかに出掛けて行くときなどは路線バスを利用することがあるものの、毎日の通勤にはほとんど自転車を利用している。

 ガンモが自分や私の自転車をメンテナンスするのが好きだという話は、これまでにも書いて来た通りだ。先日、ガンモは、私が楽天市場で購入しておいた自転車のライトをようやく取り付けてくれた。自転車のライトが壊れていたために、これまでに三回ほど、仕事帰りに警官から職務質問を受けていたのだが、これでようやく声を掛けられずに済みそうだ。

 ガンモが私の自転車にライトを取り付けてくれた翌日のことである。仕事を終えてガンモに電話を掛けてみると、ガンモは私に、
「俺の自転車の籠(かご)を支えてる棒が折れて、今朝、大変だったんだよ」
と言った。私は、ガンモの言葉だけでは想像が付かなかったのだが、どうやら自転車の籠には、それを支えている棒のような金具があるらしいのだ。その棒が折れてしまったために、ガンモの自転車の籠を支え切れなくなってしまい、苦労しながらやっとのことで最寄駅まで辿り着いたらしい。ガンモは仕事に必要な道具が多く、いつも大荷物なので、かなり大変だったようだ。

 できることならばガンモは、早めに仕事を上がり、ホームセンターに出向いて、自転車の籠を支えている棒を探したいらしかった。しかし、そのときの電話では、もうすぐ仕事を上がれそうだと言っていたのに、私が最寄駅に着いたときにもう一度電話を掛けてみると、仕事の都合でホームセンターには行けそうにないと言う。

 ホームセンターと言えば、私が先日、すのこベッドを作り上げるためにすのこを購入したところである。私は時計を見た。ホームセンターの閉店時間まであと二十分余りある。とは言え、ホームセンターまでは坂道が多く、ひょっとすると営業時間内に辿り着けないかもしれない。しかも、せっかく苦労して自転車で坂道を登ったとしても、目的の金具が手に入らなければ、せっかくの苦労も水の泡である。

 私はガンモとの電話を切ったあと、自宅近くにある大きめの自転車屋さんに出向いてみることにした。パンク修理もブレーキの取り替えもガンモが実践しているため、普段、その自転車屋さんにはほとんどお世話になることはない。しかし、大き目の自転車屋さんなので、ホームセンターに足を運ぶよりも、求めている金具を手に入れられる確率が確実にアップすると思ったのだ。

 私がその自転車屋さんに着いたとき、自転車屋さんもまた、そろそろ閉店の準備に取り掛かかろうとしている頃だった。私は、ガンモから電話で聞いた内容から判断し、おそらくこの金具だろうと狙いを付けて、店頭に並べられている自転車を指差して、
「すみません。籠を支えているこの金具、置いてますか?」
と聞いてみた。すると、お店の方は、
「ありますよ。何インチですか?」
とさらっと答えてくださった。金具が手に入りそうだとわかった私は歓喜して、
「私の自転車と同じ大きさなので、二十六インチだと思います。おいくらですか?」
と尋ねた。すると、
「四百二十円です。色はシルバーともう一色(忘れてしまったが、おそらく黒?)がありますが、どちらになさいますか?」
と尋ねてくださったので、私は、ガンモの自転車の色に合うように、
「シルバーをください」
と答えた。

 閉店に近い時間であるにもかからわず、お店の方は丁寧に対応してくださり、店の奥から、すぐにその金具を出して来てくださった。私はその金具を購入し、帰ろうとしたのだが、そう言えば、ガンモが電話で金具を留めるためのネジとワッシャーもないというようなことを言っていたような気がした。ガンモに確認しようと、慌てて電話を掛けてみたものの、そのときガンモが仕事をしていた客先はdocomoの電波が届き難い場所だったため、電話が通じなかった。そこで、お店の人に、
「ネジとワッシャーも必要だと言っていたような気がしますので、ネジとワッシャーもください」
と申し出た。お店の方は快く受け入れてくださり、何と、ネジとワッシャーを百円で分けてくださった。ただ、同じ二十六型の自転車でも、ネジの大きさがいろいろあるそうで、もしもネジが合わなかった場合、一週間以内にレシートを持参すれば取り替えてくださると言ってくださった。

 私は金具とネジの代金として合計五百二十円を払って帰宅し、ガンモにすぐさま電話を掛けて報告した。さっきは電話が通じなかったが、今度は運良く電話が通じた。
「多分、ガンモが言っている金具だと思うけど、○○○(自宅近くの自転車屋さんの名前)で買って来たから。あの、ほら、あれでしょ? お医者さんの聴診器みたいな形をした金具でしょ? ライトがあるほうは、丸いカーブがあるでしょ?」
と言った。すると、ガンモは、
「そうそう、それそれ。ライトがあるところが曲がってる。ほんとにあったの? でかした!」
と大喜びしていた。更に、私が購入した値段を知ると驚き、
「俺、明日になったら、その自転車屋さんに行って、自転車を買おうとまで思ってたんだよ。だって、一万円ちょっとで買えるしさ」
とも言った。私は、
「一万円なんて禁止! 四百二十円で金具を売ってるんだから」
と言った。

 ちなみに、私が購入した金具は、「バスケットステー」と呼ばれているのだそうだ。ステーとはstay(支え)のことだろう。このような金具にもちゃんと名前があったとは驚きである。
 

 仕事から帰宅したガンモは、バスケットステーを喜びいさんで取り付けていた。ただ、百円で分けてもらったネジとワッシャーは数が足りなかったらしく、バスケットステーを固定させるために別の手段で工夫しなければならなかった。それでもガンモは、折れたバスケットステーを取り替えることができてとてもうれしそうだった。

 自転車が快適になったガンモは欲を出して、
「実は、スポーク(車輪の棒)もいくつか取れてるんだけど、○○○(自宅近くの自転車屋さん)に行って、五本くらい買って来てくれ」
と私に言った。ガンモが新たに私に要求したスポークとは、ちょうど折り畳み傘の骨のような形をした車輪に付いている細い棒である。確かにガンモの自転車は、その棒が何本も折れてしまっているのだ。ガンモはそれも修理したいらしい。
「あのさ、ただでさえ、こんな奇妙な棒を分けてもらったばかりなのに、またまたそんなスポークなんていう棒を分けてくれなんてお願いしたら、こいつ、一体何やってるんだって思われるでしょうが。自分で行きなさい!」
と私は言った。

 今回のことで、近所の自転車屋さんにいろいろな自転車用パーツがあることがわかったため、ガンモはこれからも、自転車のメンテナンスを楽しむことができそうである。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 仕事を上がってホームセンターに足を運ぶことができなくなったとわかったとき、ガンモは翌日、自転車屋さんまで出向き、本気で一万円ちょっとの自転車を買おうと思っていたそうです。私がそれを阻止できたことになりますね。(苦笑)とは言え、今回のような緊急の事態には対応しますが、スポークとやらは自分に買いに行って欲しいものです。何から何まで「はいはい」と夫の言うなりになるのが良妻賢母ではないはずですから。(苦笑)

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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