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2011.04.17

映画『人生万歳!』

忍者紀行(6)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 日本が一つになるべきときに、民主党内においても分裂があり、また、同じ政界においても民主党と自民党の不仲が報じられていますね。世界の国々が日本を心配して外部からいろいろ働き掛けてくれているというのに、日本の内部で分裂が起こっているというのはどういうことでしょうか。菅総理の人間性にまで話が及んでいるようですが、それらは助言ではなく明らかに悪口ですよね。政治家は他者を批判するのが大好きですが、その多くが他者を陥れるものばかりです。こんな状況だから、いつまで経っても日本にはリーダーが育たず、次々にリーダーの卵が交代するのですよ。もう、そんなことの繰り返しばかり、何年続けているのでしょう。菅総理は今、多くのことを学んでいる真っ最中だと思います。しかし、菅総理のやり方がまずいからと言って、またまたその貴重な学びの場を取り上げるのでしょうか。これが企業ならば、社長が次々に替わる企業と同じですよね。そんな企業を一体誰が信頼するでしょうか。

 本作を鑑賞したのは、十二月二十七日のことである。ここのところロンドンを舞台に映画を撮り続けていたウディ・アレン監督だが、本作では久し振りに舞台をニューヨークに移している。

 かつてはノーベル賞候補の天才物理学者として脚光を浴びていた六十代のボリスは、あるとき自殺を図るものの、運良く命拾いする。しかし、その後、結婚生活がうまく行かなくなり、妻とは離婚する羽目になったばかりでなく、大学教授の仕事までも失ってしまう。現在はニューヨークのアパートで一人暮らしをしているボリスだったが、あるときボリスの住むアパートの前に南部のミシシッピ州の田舎町から家出して来たという二十一歳の女性メロディが現れ、ボリスに泊めて欲しいと懇願する。ボリスは、数日だけの約束でメロディを泊めるのだが、次第にメロディのペースに巻き込まれ、数日経っても二人の共同生活が続いて行くことになる。やがてメロディは、世の中を斜めから観察しているボリスの批判的な世界観を受け入れるようになり、親子ほども歳の離れたボリスと結婚する。ところが、夫婦仲が良くないために別居状態にあるメロディの両親が二人の住むアパートに次々に現れ、話が少しずつ複雑になって行くのだった。

 原題の"WHATEVER WORKS"は、「何でもあり」という意味である。原題を理解した上で本作を振り返ってみると、本作には数多くの型破りな出来事が描き出されていることがわかる。親子ほども歳の離れたボリスとメロディが結婚したことも型破りだが、メロディの両親が抱えている夫婦問題やその後のメロディの母が取った行動もずいぶん型破りである。型破りなことをすべて書き連ねると、ネタバレになってしまうので書かないでおくが、登場人物がそれぞれ型破りな選択をしたとしても、最後にはハッピーエンドで片付いてしまうところがアメリカ映画らしい軽快な結末となっている。

 邦題は「人生万歳!」と訳されているものの、私には、「人間万事塞翁が馬」のほうがしっくり来る。本作で描かれている様々な型破りな出来事は、ある時期においては災難あるいは幸福と捉えることができるものの、時間が経つと状況が逆転したりしている。そう考えると、ラストのハッピーエンドもいつかは覆されることがあるかもしれない。それならば、人生は、その一瞬、一瞬に没頭しなければ意味がないことになるのではないだろうか。ひょっとすると原題の"WHATEVER WORKS"は、「何でもあり」というよりは、「何でも起こり得る」に近いのかもしれない。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 冒頭からボリスが登場し、映画を鑑賞している人たちに向かって語り掛けるのですが、そのシーンからも、ボリスが世界を斜めから見ているのが良くわかります。メロディと出会っても、どこか批判的な精神は変わらなかったのに、その後、ボリスには再び変わるチャンスが訪れます。メロディの母がそうだったように、親しくなる人によって、人は大きく変わるのかもしれませんね。そして、人は自分を大きく変えてくれる存在を「運命の人」と呼んでいるのかもしれません。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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