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2011.04.26

映画『アブラクサスの祭』

私にとってのサイババの記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。福島第一原子力発電所の事故における高濃度の汚染水の処理が問題になっていますね。冷やすために水を注入し始めた頃は、このような心配をしている余裕はなく、むしろ放水活動で救われた部分が大きいのですが、次々に新たな局面を迎えているようにも思います。しかし、今後はフランス企業の技術により、汚染水も浄化装置で浄化されることになるとか。原子力という高度な技術は人間が生み出したものですが、新しい技術を生み出す場合、やはりそれとは正反対の技術も同時に生み出しておかなければ、万が一、制御不能になってしまったときに困るような気がしますね。

 本作を鑑賞したのは、一月十五日のことである。劇場で予告編を何度も観ていて、面白そうな作品だと思い、注目していたのだ。本作は、現役の住職で芥川賞作家でもある玄侑宗久さんの作品が映画化されたものらしい。原作も、主人公の僧侶を演じているスネオヘアーというミュージシャンのことも知らないまま鑑賞に臨んだものの、実際に鑑賞してみると、予告編を観たときに抱いたイメージとは少々異なる印象を受けた。私は、音楽好きの僧侶が登場するものの、もっともっと僧侶として厳粛な役柄だと思っていたのだ。しかし、本作で描かれているのは、かつてミュージシャンだった僧侶が、音楽への情熱を封印しようとするあまり、うつ病になってしまい、再起しようとする話だった。

 そもそも主人公の僧侶である浄念が、音楽をやりたい気持ちを抑えながら、僧侶への道を歩み始めたこと自体に疑問を感じてしまう。結婚に置き換えてみると、他に猛烈に好きな人がいるのに、あまり愛情を感じていない人と結婚してしまったようにも取れる。浄念の音楽への情熱はビンビン伝わって来るものの、僧侶への情熱はほとんど伝わって来ない。

 うつ病になってしまったために、抗うつ剤を飲みながら僧侶の仕事を続けている浄念は、ある日、高校の進路指導の講演会で大失敗をやらかしてしまい、自分には音楽が切実に必要であることに気付いてしまう。そんな彼の熱き想いを、彼の周りにいる住職の玄宗や妻の多恵らが支えて行く。やがて浄念は、かつて活動していた東京ではなく、今、自分が生活をしている福島でライブを行うことを決意する。

 玄宗を演じている小林薫さん、多恵を演じているともさかりえさんらの演技が活きている。それに対し、浄念を演じているスネオヘアーは、僧侶のような尊さは感じさせないのだが、音楽に対する情熱には並々ならぬものを感じさせる。ゆえに、本作の一番のみどころは、浄念がついに福島でライブを実現させるシーンだろう。そのシーンでは、浄念がこれまで抑圧し続けて来た音楽への情熱を一気に解放させるのだ。

 演奏に夢中になると、思わず服を脱いでしまう癖のある浄念に対し、多恵が
「脱がないでよ」
と釘を刺したにもかかわらず、演奏中に気分が高揚した浄念は思わず服を脱いでしまうのだが、久し振りに自分自身に返った浄念の姿を見て安心したのか、多恵は浄念が服を脱いだことに対し、何も言わない。

 浄念が演奏した音楽は、僧侶という普段の仕事からはかけ離れた、畑中に爆音を轟かせるほどのものだった。このあと浄念は、やはり音楽への情熱を再認識して、本格的に音楽を続けて行くことにしたのか、それとも、このライブを一つの栄養剤として、再び僧侶の仕事をこなして行くのか、疑問は残る。私としては、それほど音楽に対して熱狂的な気持ちを抱えているならば、迷わず音楽への道を歩むべきだと思う。そうでなければ、自分自身が幸せでもないのに、第三者を幸せに導くことなどできないと思うのだ。大好きな音楽を続けることによって、音楽に没頭する姿に注目してくれたファンを幸せにすることだってできるのだから。私自身、自分の好きなアーチストを通じて、彼らからたくさんのエネルギーをもらって幸せを感じているファンを何人も見て来たので、間違いはない。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 本作で、スネオヘアーというミュージシャンを初めて知りましたが、もともとミュージシャンの彼が演じていたからなのか、スキンヘッドの頭は確かに僧侶なのですが、中身は根っからのミュージシャンだと感じました。だから余計に、彼のような人が音楽に対する情熱を抑えたまま、僧侶を続けてはいけないと感じてしまったのでしょうね。もともとそういう意図で原作が書かれているならば、スネオヘアーの配役は実に的確だったと思います。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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