« ホットヨガ(二三二回目) | トップページ | 映画『エリックを探して』 »

2011.04.19

対等な当事者

ホットヨガ(二三二回目)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 夏に行われるかもしれない計画停電に備え、一部の企業では、夏休みが例年とは異なる日程に変更されようとしていますね。私の勤務先も、関西電力圏なので計画停電は実施されないのですが、計画停電が実施される地域の事業所と密接な関わりがあるため、夏休みの予定が変更になるかもしれず、まだ具体的なことが何も決定していません。それでも、関西圏に住んでいる私としては、例えこんなに些細なことであったとしても、協力できることをうれしく思っています。

 ガンモと一緒に買い物に出掛けたときのことである。買い物を終えて、駐車場に停めてあるカングーに戻るまでの途中で、ツインソウルの誕生日のナンバープレートの自家用車を見掛けた。
「あっ、ツインソウルの誕生日のナンバープレートだ!」
と私が口にするかしないかのタイミングで、その自家用車と女性の買い物客がぶつかった。私は、その瞬間を見ていたのか見ていなかったのか、はっきりとは覚えていない。とにかくナンバープレートに気を取られていたようだ。

 「あっ!」
と思うや否や、女性客がお店の駐車場の道路にうずくまった。女性客は、自家用車のタイヤに足を踏まれてしまったのだろうか、しきりに足先に手をやっていた。私は、救急車を呼ぶべきなのかどうか迷いながらも、女性客のもとへと駆け寄り、
「大丈夫ですか?」
と声を掛けた。しかし、女性客は私の声は耳に入らないのか、ただ足をさするだけだった。

 そうこうしているうちに、自家用車を運転していた男性客が自家用車から降りて来た。男性客は思いのほか冷静で、女性客に対し、「申し訳ありません」とも謝らずに、
「大丈夫ですか?」
とだけ尋ねた。女性客は、まだしばらく痛そうに足をさすっていたが、やがて自力で立ち上がった。そのとき、
「もっと気をつけてください」
と男性客に言い放った。それに対し、男性客が女性客に謝ったかどうかは良く聞き取れなかった。

 女性客もまた、一人で自家用車を運転してそのお店に来られていたようだが、その後、ご自分の自家用車に戻られた。しかし、女性客は、自家用車の中でしばらく痛みに耐えているようにも見えた。男性客は、自家用車の窓越しに、女性客に対し、
「何かあったら連絡ください」
というようなことを言った。その後、男性客はひとまず自分の自家用車に戻ると、再び女性客のところに向かった。男性客のあまりにもあっさりとした対応からすると、女性客に名刺や連絡先を渡したかどうかは不明だが、ひょっとすると、そのときに連絡先を書いた紙を渡したのかもしれない。二人の会話は一瞬のうちに終わり、男性客は自家用車を運転して、お店から去って行った。その後、女性客もご自分の自家用車を運転してお店から去って行った。

 最初から最後まで、女性客は私に対し、何も答えてはくださらなかった。悲しいことだが、今になって思えば、単なる野次馬と思われてしまっていたのかもしれない。また、女性客がうずくまっていたときに、救急車を呼ぶべきかどうか判断しようとしていたことを考えると、もしも仮に救急車を呼ぶことになった場合、その時点で男性客が加害者になってしまうのだと思った。しかし、事故の現場をしっかりと目撃していたガンモ曰く、その事故は、お互いに周りをしっかりと見ていない状況で発生したらしい。ということは、本来ならば、二人は対等だったのである。それなのに、片方が自家用車を運転していて、もう片方が歩行者だったということで、弱い歩行者は被害者となり、自家用車を運転していた人は加害者となり得たのである。

 私は今回のことで、余程のことがない限り、当事者の間に割って入ることはできないのだと実感した。最初から最後まで、完全に当事者だけの世界だった。言い換えれば、その事故は、第三者が介入できるような状況ではなかったということだ。

 とは言え、男性客の淡々とした態度も気になった。ひょっとすると男性客の中には、女性客のほうが飛び出して来たので自分は悪くないという強みがあったのかもしれない。しかし、最初から自分が下手に出てしまえば、自分の状況が不利になると思い、わざと淡々としていたのだろうか。そう考えると、女性客が、
「大丈夫ですか?」
という私の問い掛けに一切答えなかったことについても、私に対し、
「大丈夫です」
と答えてしまえば、男性客を甘やかしてしまうと思ったのかもしれない。

 何はともあれ、自家用車とぶつかった女性客の怪我が軽くて良かったと思う。私はこの出来事によって、加害者と被害者という立場は、ある出来事に対する瞬間的な結果に過ぎないのだとわかった。すなわち、見方によっては、実は被害者となった人が、瞬間的には加害者であったかもしれないということである。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 女性客は男性客に対し、「もっと気をつけてください」と言いましたが、それと同じ言葉は女性客にも言えるんですよね。今回のケースに関しては、明らかに、女性客と男性客は対等だったのだと思いました。被害者と加害者は、何かの瞬間的な原因と結果なのですね。だから、原因を作っている人が加害者となるわけですが、その更なる原因は、被害者が作ったかもしれないのです。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

哲学・思想[人気blogランキング]に

上記ボタンをクリックしてくださいますと、一日に一回、ランキングのポイントに加算されます。もしも毎日のように「ガンまる日記」を読んでくださっているならば、記事に共感したとき、あるいは応援してもいいと思ったとき、ポチッと押してくださると、大変うれしく思います。

|

« ホットヨガ(二三二回目) | トップページ | 映画『エリックを探して』 »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/18521/51440957

この記事へのトラックバック一覧です: 対等な当事者:

« ホットヨガ(二三二回目) | トップページ | 映画『エリックを探して』 »