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2011.03.06

映画『行きずりの街』

ブリージングストレッチセミナー in 岡山(7)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。人と人との繋がりが、特定の事象についての報告や確認のみで終わってしまう場合は、互いに肉体レベルでのみ交わっているのだと思います。何故なら、心を交わしていない状態ではあるものの、それぞれが物理的に存在していることだけは確かだからです。要するに、心を交わさずに、単に肉体だけがそこに存在している状態ですね。それに対し、心を交わしている状態は、肉体レベルに加えて心レベルでの繋がりがあると言えます。更には、肉体も心も省略して、物理的に離れていたり、言葉を介さなくてもわかり合える場合があります。これが、魂レベルの繋がりではないかと私は思っています。魂の世界のことについて、共有できる関係であるとも言えます。そう言えば、去年、行われた古久澤先生の神戸セミナーで、ルースさんという講師の講演をレポートした記事があります(夢のコラボセミナー 心と体と気づきのストレッチ in 神戸(2)夢のコラボセミナー 心と体と気づきのストレッチ in 神戸(3)夢のコラボセミナー 心と体と気づきのストレッチ in 神戸(4))。私は、ルールさんのお話が、普段の私自身の普段の感覚にぴったりと合っていると感じました。言い換えると、こういう話を共有できる人と出会いたいと思っています。ルースさんのお話は、まさしく魂の世界のお話だったのです。

 本作を鑑賞したのは、十一月三十日のことである。劇場で予告編を観たときに、鑑賞しようと心に決めたのだ。その背景には、面識はもちろんないが、主演の仲村トオルくんが大学の同じ文学部の同期だったということもある。

 実際に鑑賞してみると、予告編から抱いたイメージからはとことんかけ離れていた。というよりも、思わず突っ込みを入れたくなるような要素があまりにも多かったのだ。あの広い東京において、登場人物たちの繋がりがあまりにも狭い範囲で実現されてしまっている。例えば、あたかも偶然出会ったかのように見える人物が、仲村トオルくん演じる塾講師の波多野がかつて働いていた名門女子高の理事であったり、小西真奈美ちゃん演じる十二年前に別れた妻、雅子だったりといった展開である。それだけではない。雅子のお店の常連客が、波多野が十二年振りに東京に出て来たきっかけを作ったかつての教え子とも繋がりを持っていたり、更には雅子の母までもが名門女子高の主要人物と関わりがあったりするのである。ここまで揃ってしまうと、物語がうまく流れて行き易いように、登場人物があまりにも都合良く配置され過ぎてはいないだろうか。そのため、鑑賞中に「そんな安易な展開は有り得ないだろう」と、ついつい反論してしまいたくなったのである。

 とは言え、別れてから十二年経っても、お互いの中に愛の炎を燃やし続けている波多野と雅子の深い愛情や、それぞれを演じる仲村トオルくんと小西真奈美ちゃんの演技はとても良かった。二人は、波多野が働いていた名門女子高の教師と生徒として出会い、深く愛し合うようになったのだ。私は、出会った時点で互いにフリーならば、例え教師と教え子が愛し合ったとしても、何も後ろめたいことはないと思う。しかし、現実的には、世間がそれを許さない。その背景には、教師は生徒たちを平等に評価する立場にあるために、特定の生徒と親しくなるべきではないという価値観があるからではないだろうか。

 実は、私の通っていた高校でも、教師と生徒が付き合っているという噂が流れたことがある。ただ、私の通っていた高校の教師には、奥さんも子供もいたようだ。そのため、生徒たちからはかなり冷ややかな目で見られていた。実際に、教師と生徒が付き合っていたかどうかはわからないが、今年の一月に行われた中学の同窓会で話をした同じ高校出身の男性からも、その噂を裏付けるようなコメントが得られたので、やはり噂だけではなかったのかもしれない。

 十二年経ってもなお、お互いの中にある愛の炎が燃え尽きることのなかった波多野と雅子が、自分の中で燃え滾(たぎ)っている炎を相手にまだ見せないでいる状態にあるときの二人が特にいい。それこそ、少しでも触れてしまおうものなら、これまで頑なに守り続けていた理性が崩れてしまいそうな状態だったのだ。特に印象に残っているのが、雨に濡れた波多野を自宅マンションに招いた雅子が、波多野のために新しい下着をコンビニで買って来たというのに、波多野は別の男の下着だと勘違いして激しくののしるシーンである。再会したあと、互いの心の中を見せずに、表面的な部分だけで関わろうとしていた姿勢が一気に崩れたシーンでもある。それからの二人は、自分の気持ちに素直になった。二人が愛し合うシーンでは、女性の私でさえ、雅子の姿がひどく艶っぽいと感じてしまったほどだ。

 突っ込みを入れたくなるような展開は多かったものの、何と本作は、一九九二年度の「このミステリーがすごい!」で第一位に輝いた作品なのだそうだ。原作は読んでいないが、映画を鑑賞した限りでは、ミステリーというカテゴリは当てはまらないように思える。しかも、何故、「このミステリーがすごい!」で第一位に輝いたのかも良くわからない。原作がミステリーなのだとすれば、映画化された本作は男女の愛を扱った作品であるように思う。これは、監督による脚色なのだろうか。

 ちなみに、本作の監督は、かつて私もエキストラとして出演したことのある映画『顔』の阪本順治監督である。最近では、映画『闇の子供たち』や映画『座頭市 THE LAST』などの作品を手掛けている。私は、映画『座頭市 THE LAST』を鑑賞してはいないのだが、映画『座頭市 THE LAST』もまた、世間には不評だったらしい。阪本順治監督は、人間ドラマを扱う名手と言われているそうだが、それだけに、これからも頑張って欲しいと思う。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 本作で、トオルくんの中にある熱いものを見せてもらった気がします。彼は、いい役者さんになりましたね。突っ込みどころの多い作品ではあったのですが、彼の役者としての成長ぶりをたっぷりと味わうことができただけでも良かったと思っています。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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