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2011.03.08

平日の夜の美術館

ホットヨガ(二二六回目)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。一連の四つん這いのポーズの中で足りないポーズがあったので、レッスンのあとでインストラクターに、「足りないポーズがありましたね」と言おうかどうしようか迷っていました。骨盤コースのレッスンを作ったと言われている南森町店のインストラクターのもとで骨盤コースのレッスンを受けていた私としては、ひどく気になりますから。(苦笑)結局、言わなかったのですが、何故、ポーズが省略されてしまっているのか謎ですね。(苦笑)

 もう何ヶ月も前のことだが、去年の夏休みにガンモと出掛けたオランダのアムステルダムでゴッホ美術館に行きそびれてしまったので、昨年末まで兵庫県立美術館で開催されていたザ・コレクション・ヴィンタートゥールに足を運ぶ予定であるとここで宣言していた。皆さんへのご報告がすっかり遅れてしまい。恐縮だが、年末のある金曜日の夜に、ようやくこれが実現した。

 私は、このザ・コレクション・ヴィンタートゥールの前売券を早々と金券ショップで購入していた。金券ショップは、青春18きっぷを購入したり、劇場で販売されている前売券よりも安く売られている映画の鑑賞券を購入したりするのにしばしば利用している。しかし、金券ショップでザ・コレクション・ヴィンタートゥールの前売券を購入していたにもかかわらず、財布の奥のほうにしまっておいたために、私は前売券を購入していることをすっかり忘れてしまっていた。そして、この企画展が終わる少し前になってようやく前売券を購入していことを思い出し、慌てて仕事帰りに兵庫県立美術館へと立ち寄ったのである。

あらかじめ、金券ショップで購入していた前売券

 いやはや、仕事帰りに立ち寄ったと簡単に書いたが、実は、兵庫県立美術館がどこにあるのか、おおよそは把握していたものの、実際に足を運んだのは初めてのことだったので、辿り着くまでに時間が掛かってしまった。というのも、兵庫県立美術館は神戸の繁華街からは少し離れたところにあるからだ。私は、三宮から路線バスを利用したのだが、路線バスの乗り場がわからず、あちらこちらをうろうろ歩き回ってようやく見付けて路線バスに乗り込んだ。金曜日の夜を選んだのは、開館時間が金曜日の夜だけ二十時まで延長されていたからだ。

 路線バスを降りて少し歩くと、裏口のようなところがあったので、そこから入った。見ると、前売券と同じゴッホの絵が描かれたポスターが貼られていた。

裏口のようなところに貼られていたポスター

 兵庫県立美術館の企画展室は、コンクリートの空間で出来ていた。吹き抜けの階段で昇る高いところにあり、企画展室の入口に辿り着くまで階段になっているので、高所恐怖症の人はちょっと辛いと思う。

三階まで階段を昇って行く

 さて、中に入ってみると、そこには明るく、そして広い空間が広がっていた。しかも、平日の夜だからだろう。利用客はそれなりにいるものの、作品を鑑賞するのに差し支えない程度である。これまでに二回ほど足を運んだ神戸市立博物館は、作品保護のために館内も暗く、作品の前にも近寄れないほどの混雑ぶりだったが、平日の夜の兵庫県立美術館は穴場的存在だと思った。

 ただ、今回足を運んだザ・コレクション・ヴィンタートゥールは、ゴッホの作品がいくつも展示されているわけではないことに気が付いた。ほとんど、前売券に印刷されている作品だけだったように思えた。そのため、「これはやられた!」と思ったのだが、ゴッホ以外にも様々な近代画家たちの作品を鑑賞することができた。しかも、作風の異なる作品が多く、短時間のうちに様々な世界をトリップしたような感覚に陥った。

 私が最も気に入ったのは、ジャン・ブロエ・ニーストレという画家の『湿原のアカアシシギ』という作品だった。絵としての密度の高い作品の前に立ち尽くし、しばらく見入ってしまった。一体この作品の描き手は、何時間くらい、キャンバスに向かってこの絵を描き続けたのだろうと思った。

 他にも気になったのは、ルネ・マグリットの『失われた世界』という作品だった。物が実際に何であるのかは、名前によって現されるものではないというコンセプトのもとに描かれた作品である。ルネ・マグリットというと、これまた皆さんにご報告していなかったが、二年前に訪れたベルギーで、マグリットのアトリエだったルネ・マグリット・ミュージアムを訪れている。そのことについて、いつか皆さんにご報告したいと思いながらも、二年の歳月が流れてしまっている。

 インパクトがあったのは、アンリ・ルソーの『赤ん坊のお祝い!』で、この記事の三枚目に貼り付けている写真の絵である。手にプレゼントを抱えているはずなのに、何故、ここに描かれている子供は不機嫌なのか、想像力を掻き立てられる作品である。本当はプレゼントをもらってうれしい瞬間のはずなのに、直ちに絵の被写体にされたからなのだろうか。会場で売られているいくつかのグッズには、この絵が入っているものがあったので、私はチケットを収める小さなクリアファイルとバッグを購入した。

 ザ・コレクション・ヴィンタートゥールは、近代美術を中心とした企画展で、これまでまとめて鑑賞することのできなかったと言われている九十点の作品が展示されていた。ただ、やはり美術館の企画展として成り立つ規模なので、実際にヨーロッパの美術館を訪れて鑑賞するよりもずっと規模が小さい。そのため、日本には厳選された九十点がやって来ているはずで、それだけに、それら九十点の作品の中から全体を感じ取るのは、私には難しかった。また、金曜日の夜は開館時間が二十時までだったとは言え、路線バスに乗るまでに時間を費やしてしまったために、実際に館内で過ごしたのは一時間足らずだったように思う。美術館は、駆け足で回るものではなく、ゆったりとした時間を過ごすために出掛けて行きたいものである。しかし、やはり日本でそれを実現するのは難しいような気もしている。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m この企画展の終了間近に足を運んだことと、平日の夜だったことで、これまでの慌ただしい感覚からすると、比較的ゆったりと鑑賞できたと思います。何しろ、神戸市立博物館では、作品に近付くことすらできませんから。(苦笑)神戸市立博物館と違い、兵庫県立美術館は、館内も明るくて良かったのですが、やはり企画展という小さな規模ではなく、もっと多くの時間を費やして、もっと多くの作品に触れたかったと思います。できれば美術品を鑑賞するだけのたくさんの時間があり、館内には大きなソファが用意されていて、ため息をつきながら贅沢な時間を過ごしたいと思いました。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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