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2011.02.08

映画『リミット』

ホットヨガ(二二一回目)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 同じ曜日の同じ時間のレッスンに同じ方が参加されていると、何だか安心しますね。そう言えば、まだ神戸店のスタジオがあった頃、しばらくの間、九十分のベーシックコースのレッスンに通い続けていたことがありました。その頃、レッスンに参加されている方たちがほとんど毎回、同じ顔ぶれだったのを思い出し、懐かしくなりました。とは言え、最近は六十分のレッスンに参加することが多いので、もはや九十分のレッスンに参加するのはきついでしょうね。(苦笑)

 本作を鑑賞したのは、十一月十一日のことである。確か、戦場カメラマンの渡部陽一さんが予告編に登場していたのを覚えている。

 あるとき男が気が付くと、彼は棺(ひつぎ)の中にいた。彼はイラクでトラックの運転手として働くアメリカ人だったが、いつの間にか拉致され、棺ごとイラクの土の中に埋められてしまったようだ。やがて棺の中には、携帯電話やライトなどの道具が用意されていることがわかった。間もなく携帯電話が鳴り、自分がどのような状況に置かれているかを、彼を拉致した犯人から知らされる。彼は棺の中にある道具を使いながら、何とか脱出を試みようとする。

 まず彼は、携帯電話を使って外部と連絡を取ろうとする。しかし、何ともおかしいのが、彼がアメリカ人であるのに対し、棺の中にある携帯電話はアラビア語メニューの携帯電話だった。英語のメニューならともかく、アラビア語のメニューでは、彼は携帯電話を思うように操作することができない。しかも、番号案内に電話を掛けて誰かの電話番号を調べてもらったとしても、その情報を書き留めることさえ一苦労である。普段、私たちが生活している上ではほとんど苦労を感じないようなことが、棺の中という限られた空間の中ではなかなか実現できないのだ。

 例えば私たちは、電気さえあれば、明るいところで長時間パソコンに向かうことができる。酸素もふんだんにあり、携帯電話の電池が切れかけたとしても、充電しながら繰り返し使用することができる。しかし、土の中に埋められた棺の中ではそうはいかない。限られた時間だけ使用することのできるライターやライトで棺の中を照らし出し、携帯電話の電池残量を気に掛けながら外部と連絡を取り、助けを求めようとする彼。しかし、土の中に埋められた棺の中で、どのようにして自分の位置を知らせばいいのだろうか。

 すぐに思いつくのは、最近の携帯電話に付属のGPSの機能を使うことだろう。しかし、その携帯電話がアラビア語のメニューならば、例え手元に携帯電話があったとしても、GPSの機能を使うことは難しい。アラビア語がわからないために、携帯電話の操作を繰り返していると、電池をどんどん消耗してしまうことにもなる。せっかく文明の利器があるというのに、充電できない状況にあったり、使い慣れたものでなければ、限られた時間内に活用することは難しいのだ。これは、私自身も普段からノートパソコンを持ち歩いたり、携帯電話を持ち歩いたりするときに感じていることである。私の持ち歩いているノートパソコンの電池は三時間しか持たない。携帯電話の電池はいくつか予備があるが、充電できない状態にあると、かなり節約しながら使うことだろう。しかも、携帯電話のメニューがアラビア語だったとしたら、一体何をどうしたらいいのか、途方に暮れてしまうことだろう。これらの道具を用意したのは、彼を拉致した犯人なので、犯人からの挑戦ということになるのだろう。

 スクリーンには、棺の中にいる彼がメインで映り、ごく稀に棺の外部に映像が切り替わるくらいだ。予算から言えば、ずいぶん安上がりな作品と言っていいのかもしれないが、観客を楽しませるアイディアはたっぷり詰まった作品である。特に、狭い棺の中に○が出て来たときは、手に汗握るほど驚いた(○については、敢えて書かないでおく)。

 本作は、狭い棺の中という限られた空間の中で、次々に襲い掛かって来る難題に立ち向かって行く男の姿を描き出したものであるが、ある意味、こうした試みは、監督の挑戦でもあったのではないだろうか。ちなみに本作の監督は、ロドリゴ・コルテスというスペインの新鋭監督だそうだ。アメリカ人の男が主人公なので、てっきりアメリカ映画だと思っていたのだが、どうやら違っていたらしい。緊迫したシリアスな展開に対し、ちょっとお茶目なラストで緊張感を解いてくれる。

 原題はBURIED(墓に置かれる)だが、邦題は『リミット』となっている。どちらもしっくり来るタイトルではあるのだが、携帯電話の電池や空気など、限られた資源を利用するという意味においても、『リミット』という邦題は珍しくフィットしていると思う。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 鑑賞中も、棺の中からほとんどシーンは切り替わりませんが、それでも最後まで観客を飽きさせないだけの魅力が本作には備わっていると思います。携帯電話があったてしても、大して役に立っていないところがおかしいですよね。こういう映画の創り方もあるのだなあと、勉強になりました。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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