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2011.01.03

映画『死刑台のエレベーター』

沖縄は顔抜きの宝庫だったの記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 最近はあまり更新できていませんが、実は、顔抜きのはなしの姉妹サイトとして、ポストのはなしというブログも綴っています。こちらもまた、あちらこちらを訪れ、その土地の象徴的な観光名物が乗っかっているポストを撮影したものです。

 本作を鑑賞したのは、十月二十六日のことである。確かオリジナルはフランス映画だったはずだが、本作は日本を舞台にしてリメイクされた邦画である。リメイク前のオリジナルの作品は鑑賞していないのだが、オリジナルの作品の評価がとても高いので、私は本作の公開を楽しみにしていた。

 思い切って、仕事帰りに本作が上映されている映画館に立ち寄ったところ、携帯電話の映画サイトに掲載されていた十九時台の作品上映が行われていないことがわかってしまった。映画館で、実際の上映スケジュールを見て青ざめた私が、しきりに首をかしげながら携帯電話を操作して上映スケジュールを再確認していると、親切な劇場スタッフが私に声を掛けてくださった。私は、携帯電話の映画サイトに掲載されていた上映スケジュールによれば、十九時台に本作が上映されることになっていると劇場スタッフに告げた。すると、劇場スタッフは、
「申し訳ありません。ご参考までに、どちらのサイトでしょうか?」
と尋ねてくださった。そこで私は携帯電話に表示されている映画サイトを劇場スタッフに見せた。劇場スタッフは私の携帯電話に表示されている劇場名と上映スケジュールを確認し、
「誠に申し訳ありませんでした」
とおっしゃった。

 確かその映画館では、以前にも同じようなことがあったと記憶している。やはり、携帯電話の映画サイトで、十九時台に上映されているはずの作品を鑑賞しようとその映画館に足を運んだところ、上映されていなかったため、鑑賞したいと思っていた作品を鑑賞することができなかったのだ。今回も同じような状況に陥ってしまったことを考えると、劇場から映画サイトに通知する上映スケジュールに誤りがあったか、途中で変更になったかのどちらかだろう。しかし、上映されていないことを確認したあとで、携帯電話を使って別の映画サイトにアクセスして同じ映画館の上映スケジュールを確認してみたところ、やはり上映されていないスケジュールが表示されていたので、私が最初に参考にしたサイトが上映時間を間違えて掲載していたのではなく、劇場からのもともとの情報が間違っていたことになる。

 しかし、その翌週、同じ映画館でやはり十九時台に本作が上映されるとの情報を得たので、私はその映画館の公式サイトで上映スケジュールを確認し、性懲りもなく再びその映画館に足を運んだ。実際に鑑賞してみてわかったのだが、上映スケジュールの掲載ミスという形でわざわざ私の足を遠ざけたのは、それなりの理由があったようだ。というのも、オリジナルの作品の評価が高いために本作に期待していたのだが、まったくの期待はずれの作品だったからだ。すなわち、上映スケジュールの掲載ミスは、私に貴重な時間を無駄にしてはいけないという警告を与えてくれていたのではないかという気がしている。しかし私は、せっかくの警告を無視して鑑賞してしまったのである。

 繰り返しになるが、私はオリジナルの作品を鑑賞していないので、オリジナルの作品がどれだけ素晴らしいかは良くわからない。しかし、多くの人たちが鑑賞している中で、五点満点の評価で四よりも高い評価が付けられているのだから、信憑性は高いだろう。そして、邦画にリメイクされた本作の評価は、同じく五点満点で二ちょっとというとても低い評価が付けられている。明らかに、オリジナルとの差は大きいと考えられる。

 オリジナルの素晴らしさは語れないので、本作を鑑賞した感想を率直に述べさせていただくと、やはりストーリーがはちゃめちゃであることが本作を鑑賞してがっかりした要因の一つである。まるで小説を書き始めたばかりの素人が、ほとんど構想を練らずに、突拍子もない物語を書き上げてしまったかのような展開なのだ。おそらく多くの人たちが、鑑賞し終えたあとは、「これはいかんだろう」とつぶやきたくなることだろう。

 ストーリーは、不倫をしている女性が夫の存在を邪魔に思い、不倫相手の男性に夫の殺害を依頼するというものである。不倫相手の男性は、女性の夫を殺害するのだが、逃走中にエレベーターが停止してしまい、エレベーターの中に長時間閉じ込められたままになってしまう。

 私の中にある不倫に対する偏見を度外視したとしても、本作の二人の不倫は応援したくない。どう見ても、切なく愛し合っているようには見えないからだ。しかも、夫を殺して不倫相手と幸せになろうとするなんて、どこかに心の冷たさを持っていると感じる。その心の冷たさは、どんなに不倫相手への想いが熱かったとしても、温かさには至らないのである。

 更に良くわからなかったのが、玉山鉄二くん演じる警官である。警官であるはずの彼は、正義の味方なのか、それともチンピラなのか、一見すると区別がつかない。更には、りょうが演じていた娼婦と警官との関係も謎である。いや、仮に私がどんなに駆け出しの小説家だったとしても、本作のような展開には絶対に持ち込まないだろう。それくらい本作は、首を傾げたくなるようなぐちゃぐちゃなストーリーがてんこ盛りなのだ。有り得ないような話が次々に生まれるために、話に現実味がなく、のめり込まない。有り得ないような展開でも、観客を楽しませてくれる面白い話はたくさんあるのだが、本作の場合、観客を飽きさせてしまうのだ。ドリフターズのいかりや長介さんがご存命であったならば、「だめだこりゃ」と一言残して、映画館を去ってしまったかもしれない。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 映画サイトでも酷評されている作品ですね。(苦笑)誰しも、映画館で映画を鑑賞するからには、どこかで心を動かされたいという願望を持っていると思いますが、私は本作を鑑賞して、どこにも心が動きませんでした。過去に高い評価を得ていた作品がリメイクされて、再び高い評価を得た作品はたくさんあると思うのですが、本作はその逆を行ってしまいました。全体的に血の通っていない作品に仕上がってしまっていると思います。どこかに温かいものを感じさせて欲しかったですね。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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