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2011.01.12

映画『雷桜』

アユタヤ紀行(2)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。四日振りに出勤しましたが、前日までタイにいたのに妙な感じです。(笑)今の日本の寒さとタイの暑さを足して二で割りたい気分ですね。この続きはまた週末にお届けすることにして、今回は久し振りに映画のレビューを書かせていただきます。

 私にとって、本作を鑑賞したのは比較的最近のことのように思えるのだが、ノートに書き記した鑑賞日を確認してみると、十月二十九日と書かれていた。

 本作は、若い男女の身分違いの恋を、時代劇の形で描いた切ないラブストーリーである。身分の高い徳川家の息子として生まれた斉道を演じているのは、岡田将生くんである。斉道は心の病を治すため、瀬田村で静養していた。斉道は瀬田村で、蒼井優ちゃん演じる、村人から天狗と呼ばれている娘・雷と出会い、激しい恋に落ちる。驚いたことに、小出恵介くん演じる斉道の家臣・助次郎は、雷が二十年ほど前に誘拐された自分の妹だと斉道に言う。

 身分違いの恋は、決して珍しい話ではない。そういう意味では、心に余裕を持って鑑賞することができると言える。しかし、こうしてレビューを書くにあたり、本作の流れを思い出してみると、心に熱いものがこみ上げてくる。身分違いの男女が互いに惹かれ合い、激しい恋に落ちた。二人はともに、第三者に対しては頑ななはずだったのに、互いに対してだけは心を開いた。それは、これまで誰も招くことのなかった領域に、相手を招いたからだ。

 おそらくその領域は、無責任に接して来ようとする人たちに対しては閉じている領域である。しかし、相手の中に本当の愛があることがわかると、次第に開かれて行く領域なのだ。すなわち、二人は互いに対して、特別な領域を開くための鍵を持っていたことになる。それだけに、繋がりも特別で深くなる。それなのに、二人は身分違いを理由に引き離されようとしている。しかし、二人を引き離そうとするのは、まだ愛を知らない人たちであると言ってもいいだろう。何故なら、愛の尊さを知った人たちならば、身分の違いが二人の愛を引き裂くものではないと知っているからだ。

 私は本作で、蒼井優ちゃんの素晴らしい演技力に改めて注目した。これまで彼女の出演する作品をいくつか鑑賞して来たが、彼女は毎回、その役になり切っている。しかも、一つのキャラクターに固定していない。どんな役でもこなせるフレキシブルな女優さんと言っていいだろう。

 また、本作で「おおっ」と思ったのは、柄本明さんと岡田将生くんの共演である。何故なら、少し前に鑑賞した映画『悪人』の中で、娘を殺された柄本明さんは、娘を殺さないまでも、車から無理矢理降ろして蹴り上げた岡田将生くんのことをひどく憎んでいたからだ。そんな柄本明さんが、本作では岡田将生くんの忠実な家臣であるという設定に苦笑いしてしまった。

 それだけではない。柄本明さんの切腹のシーンにも目を見張るものがあった。何しろ、見る見るうちに顔が赤くなり、柄本明さんが演技のためにお腹に力をこめているのがわかったからだ。こんなに顔が赤くなっていれのに大丈夫だろうか。撮影のあと、倒れたりしなかっただろうかと心配になってしまったほどだ。

 とにかく、作品としての評価はそれほど高くはないものの、見どころの多い作品であることは間違いない。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m こういう作品に続きがあれば、輪廻転生の仕組みについて分かり易いのにと思います。この時代に結ばれなかった二人は、別の時代に再び巡り合って惹かれ合い、本作の二人と同じように、愛し合っているのに環境に引き裂かれてしまう愛を体験することでしょう。しかし、輪廻転生を重ねて行くうちに互いの問題を克服し、二人の間に邪魔が入ることなく愛し合うことができるようになるという、いくつもの時代を経て、一組の男女の愛が完成して行く壮大なラブストーリーが出来上がりそうですよね。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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