« 映画『死刑台のエレベーター』 | トップページ | 高エネルギーの同窓会(2) »

2011.01.04

高エネルギーの同窓会(1)

映画『死刑台のエレベーター』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m マイクロソフトが「プリンター」を「プリンタ」などと表記して、語末の長音を省略していたため、世の中の流れがそれに倣っていましたよね。しかし、最近の新しいOSでは、再び「プリンター」という表記に戻っているそうです。本作のタイトルである『死刑台のエレベーター』を記事のタイトルに入力したとき、これまで「エレベータ」と表記していたのに「エレベーター」と伸ばすのは何だか違和感がありました。しかし、マイクロソフトが語末の長音を卒業したのだから、発音通り「エレベーター」でいいんですよね。それでもやはり、違和感を感じてしまうのは私だけでしょうか。

 三十年前に分かれた道の記事に書いた中学校の同窓会に参加するため、私はガンモの運転するカングーに乗り、愛媛にある私の実家に帰省した。ガンモも私も四日が仕事始めの予定だったのだが、同窓会は三日の夜に開催されることになっていたため、私は仕事始めとなる四日は休暇を取得していた。一方、仕事の待機要員のために四日から出勤することになっていたガンモは、私の実家に一泊だけして自宅に戻って行った。

 同窓会は、市内の居酒屋で開催されることになっていた。私の実家からその居酒屋までは少し距離があるため、友人のMちゃんが私の実家まで車で迎えに来てくれることになっていた。同窓会当日の午前中、実家に戻って来た報告とともに「今日はよろしくね」とMちゃんの携帯電話にメールを入れておいたところ、午後になってからひどく慌てた様子でMちゃんからメールが届いた。Mちゃんからのメールには、娘さんがとても可愛がっている動物の容態が悪くなり、携帯電話も持たずに、お正月に営業している動物病院を探し回り、わざわざ自宅から少し離れたところにある動物病院まで出掛けていたのだそうだ。獣医さんに診てもらい、容態が悪くなった原因もわかり、それに対する適切な処置もしていただいたそうなのだが、あとは動物の体力にかかっていると獣医さんに言われたそうだ。

 娘さんがとても可愛がっている動物であるため、娘さんを自宅に残して同窓会に出席するのははばかられるが、同窓会に参加しないことに決めるにしても、幹事さんには直接会って一言言っておきたい気持ちがあることや、私をお店まで車で運んでくれると約束しているので、その約束は果たすとMちゃんからのメールには書かれていた。

 それに対し、私は、娘さんがとても可愛がっている動物ならば家族も同然なのだから、無理して同窓会には参加しないほうがいいこと、そして、お店まで私を車で送ってくれることに関しては、実家に父がいるので心配はいらないと返事した。ところが、携帯電話のメールでそんなやりとりをしているうちに、Mちゃんから電話が掛かって来た。Mちゃんは電話で、とても悲しいことを私に伝えた。それは、娘さんがとても大切にしていた動物が、たった今天国に旅立ってしまったというものだった。

 娘さんの心のケアもあるため、Mちゃんはすぐに電話を切ったのだが、その後、Mちゃんからメールが届き、娘さんに何と声を掛けてやればいいのかわからないと書かれていた。私は、「まやかしの言葉を掛けるならば、真剣に死と向き合う機会を逃すことにもなるから難しいね」と書いた。そして、最近観た映画の中で、迫り来る自分の死に対し、正面から向き合うことができずに逃げてばかりいる余命いくばくもない少年に対し、死は誰にでも平等に訪れることを教えた人がいて感動したことをメールに書いて送った。更に、同窓会の幹事を務めているOくんの携帯電話に電話を掛けて、Mちゃんが同窓会に欠席することを伝えたことを報告すると、Mちゃんからは感謝の言葉が綴られたメールが届いた。

 不思議なことに、Mちゃんへのメールの返事を書いているときに、Mちゃんの娘さんが可愛がっていたという動物のことを思うと泣けて来た。私はその動物に会ったこともないのに、その動物がMちゃんの娘さんにとてもかわいがられていたというだけで泣けてしまったのだ。とは言え、決してもらい泣きしたわけではない。おそらく私が、Mちゃん家の事情に沿って、MちゃんやMちゃんの娘さんとほぼ同じスピードで、その動物の死を受け入れることができたからだろうと思う。私がMちゃんやMちゃんの娘さんよりも時間を速く進めてしまえば、涙は出なかったと思うのだ。人間の感情というものは、そういうものではないだろうか。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 私には子供がいないので、今回の出来事を通して、母から娘への愛情の示し方について学ばせてもらっている気がしました。Mちゃんは娘さんに対して、いつも絶対的な愛情を注いでいるのだなあと感動してしまいました。Mちゃんが娘さんに愛情を注ぐから、Mちゃんの娘さんもまた、飼っていた動物に対してたっぷりの愛情を分けてあげることができたのかもしれませんね。本流から注がれた絶対的な愛は、やがて支流へと注がれて行くのでしょうね。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

哲学・思想[人気blogランキング]に

上記ボタンをクリックしてくださいますと、一日に一回、ランキングのポイントに加算されます。もしも毎日のように「ガンまる日記」を読んでくださっているならば、記事に共感したとき、あるいは応援してもいいと思ったとき、ポチッと押してくださると、大変うれしく思います。

|

« 映画『死刑台のエレベーター』 | トップページ | 高エネルギーの同窓会(2) »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/18521/50496088

この記事へのトラックバック一覧です: 高エネルギーの同窓会(1):

« 映画『死刑台のエレベーター』 | トップページ | 高エネルギーの同窓会(2) »